戦国武将石田三成を偲ぶ旅その二♪　初めての滋賀県長浜で一泊

2016/08/11 - 2016/08/12

その一に続きその二です。
その一の公開からずいぶん時間が経ってしまいましたが、やっとその二を書き上げて完結いたしました。

その二は宿泊した国民宿舎「豊公荘」のお食事、
そして二日目からの長浜城歴史博物館、昼食の焼鯖そうめんの「翼果楼」さん、南浜水泳場、夕食の「長濱浪漫ビール」さんなどを紹介します。

石田三成の出生地石田町が一番の目的で訪れた長浜だったのですが、
他にも戦国時代のスポットが多く、
また古い建物が残り風情ある街並みや景色があり、
鮒寿司や近江牛を始め食べ物やお土産も盛りだくさんでとても発見の多い旅行でした。

ぜひぜひ多くの方々に訪れてほしいです!

エリア 長浜(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

一日目の石田町観光を終えて、
今日宿泊の国民宿舎「豊公荘」に帰って参りました。
「豊公荘」のお風呂は、もちろん温泉♪
ひと風呂浴びて、食堂へ。
夕食も朝食も、食堂でのお食事でした。

一番美味しかったのが、近江牛の鍋。
霜降りでもないのに、いくら煮ても硬くならない！
さすが近江牛です～！

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

琵琶湖産の鮎の塩焼きと小鉢に入っているのは、
これまた琵琶湖産のアユの甘露煮と滋賀県名物の赤こんにゃく。

赤い四角いのが赤こんにゃくですが、
わたしは赤こんにゃくの存在を知らなかったので、
何も知らずに食べてみましたが、
こんにゃくと解りませんでした・・・・
聞いてみて初めてこんにゃくと解り、
そう思って食べると、確かにこんにゃくの味が！

鮎の塩焼きは、残念ながらあまり脂がのっていなくて、
ちょっといまいちのお味でした。

子鮎の甘露煮も、やっぱりいまいちだったので、
琵琶湖産の鮎はあまり美味しくないのだろうか・・・
と思いました、
お土産に買った小鮎の甘露煮は美味しくいただいたので、
そういう訳ではないみたいです。

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

手前のお皿がお刺身で、
白い丸い小鉢がタコともずくの酢の物です。

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

滋賀のお酒「七本槍」を追加で注文しました。
わたしは、水っぽい感じのお酒が好きなのですが、
「七本槍」は、ざ・日本酒というお味で、
ちょっと私好みではなくて残念でした。

もともと「七本槍」と言うのは、
織田信長亡き後、秀吉と柴田勝家が信長の後継者争いとして戦った「賤ヶ岳の戦い」で、
勝利した秀吉配下の武将で功を上げた七人を呼んだもの。

そこからお酒の名前を付けただけに、
武士らしく、ざ・日本酒のお味なのかもですね。

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

翌日二日目です！
朝食も食堂でいただきました。
温泉卵とかサラダとか、おかずいろいろ。
それなりのお味でした。

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

ご飯とお味噌汁。
お食事は、全体的に、ご当地のものにこだわって出していらっしゃる、
という印象でとても好感が持てました。

長浜太閤温泉 国民宿舎 豊公荘 宿・ホテル

お宿をチェックアウトして、
豊公園内にある「長浜市長浜城歴史博物館」へ行ってきました。
こちらのお城が博物館ですが、
秀吉が築城した長浜城を想定して、昭和58年に建てられたものだそうです。

ちょうど特別展「石田三成と西軍の関ヶ原合戦」をやっていたので、
三成好きのわたしには嬉しい限り♪
三成自筆の書状も見れましたし！
と言っても、何が書いてあるか全く解らず、
ミミズがのたくったようにしか見えませんでした・・・

展示品の多くはいろんな武将の方々が書いた書状だったのですが、
中でも今回の目玉は、近年発見されたばかりの三成家臣島左近の書状とのこと！
ありがたく拝見してきました。

そして、多くの書状の中で国宝が一つ！
ちょっと記憶が曖昧ですが、
確か三成の父、石田正継から上杉景勝に宛てた書状で、
内容は、節句のお祝いのお礼と、大阪城の普請の様子のお知らせ
と、いったものだったと思います。
お二人とも戦国時代ではちょっとマイナーな方々ですし、
内容もこれと言って重要ではなさそうですし、
どうして国宝？？と。
調べてみると、「上杉家文書」と言うのが国宝になっているので、
たぶんその文書の一つかと思いました。

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

博物館の最上階は、展望台になっています。
北側からの眺めで、
前に広がる湖はもちろん琵琶湖！

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

西側からの眺め。

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

南側からの眺め。

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

そして最後に東からの眺め。
長浜駅方面でビルの向こうには長浜市街が広がっています。

長浜城歴史博物館 美術館・博物館

博物館見学の後は、昼食を食べに
長浜名物”焼鯖そうめん”で有名な「翼果楼（よかろう）」さんへ。
フォートラベルの長浜グルメレストランランキングで見事一位だったので、
ぜひ行ってみたいとチェックしてました。

8月12日金曜日とお盆休みだったせいか、
観光客も多く店の前にはけっこうなお客さまが並び、
20分くらいは待ったでしょうか。

セットものもいろいろあったのですが、
シンプルな単品”焼鯖そうめん”を注文。
美味しかったです～♪

翼果楼 グルメ・レストラン

長浜駅の東側には、南北に北国街道、東西に大手門通り
という二つの通りがありますが、
その二つの通りが交わるあたりに江戸時代から明治時代の古い建物が残っていて、
「黒壁クスエア」と呼ばれて観光スポットになっています。

そして、大手門通りはアーケード商店街にもなっているので、
お土産ささんやお食事処などがいっぱい。
「翼果楼」さんから大手門通りはすぐそこだったので、
ぶらり歩いてみることに。

歩いていくと、ちょっと気になるお店「豆吉本舗」さんが。
お豆の専門店で、入るといろんな味のお豆が並び、
とってもきれいです！
しかも試食し放題！
いくつか買ってみることに。
と、購入後裏を見ると、なんと岡山県のお店でした・・・
長浜のお店だと思って買ったのに、く～～やられました～～

豆吉本舗 長浜店 グルメ・レストラン

大手門通りの東の端にある大手橋から、
大手門通りを横切る米川を。

長浜大手門通り商店街 市場・商店街

せっかく琵琶湖に来たのだから、
海水浴場に行こう！
ということで、長浜駅から一番近いと思われる「南浜水泳場」へ行くことにしました。
車もないので、朝からレンタル自転車を博物館に行く前に借りておりました。
西口駅前の自転車レンタル屋さんで借りましたが、
そこのおじちゃんは長浜弁でとても味のあるお方でした。
おじちゃんお勧めのギア付き高性能の電動自転車です！

琵琶湖に沿って走る湖岸道路を、長浜からひたすら北へ自転車で。
そして行けども行けども続く湖岸道路・・・
淡々と似たような風景が続く中、突如？！工場か会社の正面玄関らしきところに巨大地球儀があったので、思わず一枚。

びゅんびゅんと飛ばす車が走るほかは、ほとんど人通りもなく、またひたすら自転車を漕ぐ・・・

30分以上かけてやっと「南浜水泳場」に到着♪
炎天下の中、単調な道でけっこうしんどかったです。

パラダイスの海水浴場かと思いきや、
海の家、売店などもなく、
そして当然のごとくシャワー設備もあるはずもなく、
穏やかな湖のみが広がっていました。

海ではないので、シャワー設備も必要ないということなのかな。
トイレはあったけど・・・

穏やかな湖・・・

そしてまた穏やかな・・・

ご近所の小さな子供連れのファミリーがちらほら、
という感じでした。

もちろん泳がず、穏やかな湖を眺めて帰って参りました。

ちょっと期待外れだった海水浴場ですが、
「南浜水泳場」の看板の向かいには、
なんと産地直売所産直びわ「みずべの里」が！！
旅行先で道の駅や直売所巡りが大好きなわたし♪
テンション上がりました！
来てよかった。

産直びわみずべの里 お土産屋・直売所・特産品

海水浴場から長浜駅まで戻ってまいりました。
夜には米原から新幹線に乗り、大阪へ出発です。
その前に、長浜駅近くの「長濱浪漫ビール」でビールを飲みながら夕食～♪
と行ったのはいいのですが、17時開店で入れず。
周辺をぶらり散歩することにしました。

初日に乗った「三成バス」のガイドのおばちゃんが紹介してくれた
「旧開知学校」の近くまで行ったので、写真をパチリ。

開知学校 美術館・博物館

そして「旧開知学校」を望遠でもパチリ。

開知学校 美術館・博物館

レストランに戻り夕食♪
川の左側にある建物がお目当てのレストラン「長濱浪漫ビール」。
昔の米蔵を改築したものだそうです。
そして、この川は米川。
長浜城の外堀でもあったそうです。

お店の中は、開店したばかりだというのにほぼ満席。
地ビールのなんと生ビールをいただきましたが、
これまで飲んだビールの中で、
一二を争うくらい美味しいビールでした！
また、自転車で走った後だけに格別～～～♪

夕食後は、駅前の「モンデクール長浜」でまたお土産を購入♪
鮒寿司を食べたことがなかったので、
どうしても買いたかった！

最後に、長浜はあまり知られていない町だと思っていたのですが、
わたしが訪れた日は、観光客がいっぱいでちょっとびっくりでした。
でも、戦国時代の名所スポットも多く、
江戸時代から明治時代にかけての古い建物も残り、
とても昔なららの懐かしい雰囲気を残し趣の漂う街で、
わたしはとても気に入ってしまいました。

まだまだ見たい名所形跡も多いので、再訪したいと思っています。

長濱浪漫ビール グルメ・レストラン