2016/08/21 - 2016/08/25
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mochaさん
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再びのバスクへの旅。
今回はビルバオの友人宅へホームスティ。
外国人にはなかなか旅行しにくいバスクの沿岸地区&ビルバオの祭り&リオハを案内してもらいました。
スペイン人のライフスタイルは日本人とは全然違って私たちは仕事ばっかしてて損してると思わずにはいられない。
人生を楽しみ、家族を愛し、友人と助け合う。
後進国ではないけれど、先進国になろうともしていないそんなスペインが大好き。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
羽田の早朝便利用だったので、蒲田で前泊。東急ステイ蒲田です。東京でお部屋を探すとき、ここおすすめですよ。京急蒲田から徒歩3分。コンビニとアパホテルも近所にありました。京急蒲田から羽田は10分もあれば着く。ロケーションいいですね。入り口でコーヒーや新聞のサービスもある。バスルームもなかなか広くてちゃんとお風呂には入れたのがうれしい。
一番気に入ったのは、部屋にレンジと洗濯機があったこと!!わあ、すっごい便利。一人旅や節約旅行、そうでなくても、デパ地下やコンビニでおやつ買ってリラックスしたいとき、温められるって安心です。そして!私は洗濯が好きで、旅行中であっても洗濯物をためたくなくてランドリーを探し歩く人なのでとっても魅力的でした。残念ながら、この日私は家を夕方出て、夜泊まっただけなので使いませんでしたが。洗剤はフロントでもらえるので心配いりません。
羽田に前泊したい日はまたここを使いたいな。
翌朝、4時半起床5時過ぎに出発。実はこの日台風も近づいていました。ラッキー、まだふっていませんでした。私の飛行機は7時半のエールフランス。30分遅れになりましたが、無事飛び立ってくれました。その後、関東地方には台風が直撃し、うちの近所の道路は冠水、午後には電車も止まったとか。危ない危ない。 -
台風の影響で東京付近は揺れましたがその後は順調にフライト。
3人席で隣りも一人旅同士、パリまでのフライトはずーっとおしゃべり。こんなの珍しい。はしゃいでお菓子やアイスのお代わりもフライトアテンダントからもらいまくり。得したね。 -
隣の席の人とはパリでお別れ、私はビルバオ行きの飛行機のターミナルへ。空港の隅っこの小さなターミナルでした。大昔のゲームの筐体が置いてあった。これは・・・「ぷーやん」!遊んでみたいが手持ちのコインなし。
ビルバオに夕方5時頃着きました。友人が迎えに来てくれてました!ほっ。ビルバオの空港はスペイン人建築家カラトラバさんのデザインでモダンで格好良かったです。 -
到着した翌朝、天気もいいし、まずはビーチにドライブ。海なし県に住んでいるのでビーチはうれしい。スペイン人と一緒じゃなくても道は難しくないのでレンタカーで来れますよ。
行き方。ビルバオから東に25キロ行くと、ゲルニカ。空襲を描いたピカソの絵で有名になった町です。小さくて可愛い町です。前回来た時は夜だったので「ゲルニカの木」を見ていないから立ち寄りたかったんですが、好天のせいか人出が多く駐車場が見つけられず断念。ゲルニカはビルバオから電車でも来れるからそれもいいかも。renfeではなく私鉄です
ゲルニカからさらに北上すると海沿いに出ます。ウルバイダイでやっと停められました。トイレ休憩をかねてお散歩。きれーい。対岸はムンダカという漁村です。世界的サーフィンの聖地の一つ。確かに波がくっきりと! -
青く美しいビスケー湾。美味しい魚で有名です。「ビスク」という魚介料理の名前の由来。海岸の漁村のバル巡りも楽しそう。
対岸をさらに進むとサン・ファン・デ・ガチェルガチェです。前回のバスク訪問時に訪れています。テンプル騎士団の作ったという神秘的な島の教会。そちらも電車でもいけますので、ぜひ。 -
坂を下ってウルバイダイへ。
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ここはユネスコ指定の生物保護区。アフリカから北ヨーロッパへの渡り鳥の休憩地点だそう。
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大きな中州がありますね!ここで鳥さんが休むんでしょうか
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潮が引いているときは対岸までわたれるビーチ。なんていうか大胆
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ドライブ再開。次はエランチョベです。aの文字といい、txoでチョと読む実にバスクらしい地名。
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かつては鯨漁で栄えた、今は小さな港町。こぢんまりとして、高低差のある街並みがいい感じ。
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バスクの集会場
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潮風から家を守るファサードの付いた家
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バスク建築の家がどれもこれもかわいい。たまらん。
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見下ろせばマリーナが。漁船と言うよりは観光ぽいかしら
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マリーナの横が天然のプールになっています。外海では泳げないのでいいアイデアですね。子ども達おおはしゃぎ
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それにしてもこの階段を登るのは大変そう。洗濯物が落ちたら困りそう
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ここが町の広場でしょうか。
この脇の道を上っていくと教会があったり、ハイキング道にでます。
この広場も見所です。黄色い星印の上にバスが乗ると・・・ -
このようにくるーっと床が回転しUターンできます。
海水浴帰りの家族も大喜び。バスはビルバオまで行くようです。 -
また少しドライブしてEaの町。アルファベット2文字の地名って珍しくないですか。エアと読むのかイアと読むのか忘れました。この古い建物は観光案内所。
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ここは友人がサマーハウスが欲しいと物件探しをしたことのある町だそうで、確かにいい感じ。
住宅地を抜けると・・・ -
ビーチ。干潮時なので、砂浜が広いです。
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海へと向かう川沿いの並木道の木陰には気の利いたバル。
左側の女性が立っているカウンターはバケット売り場です。バル兼パン屋さんなんですね。ここでバケットを買ってビーチで食べても、このバルのテーブルで食べても良し、もちろん持ち帰って夕食に食べて良し、と便利なんです。特に夏はこの国バル以外のお店があまり開いていないので。コンビニも全然見かけませんでした。でもトイレを借りて、バケットと水を買うというコンビニでしたいことはバルでできます。バケットは持ち歩いて小腹が空いたときにちぎって食べます。私たちにとってのおにぎり感覚? -
このバルで注文したピンチョとトニックウオーター。
ピンチョは一つ一つが小さくて色々食べられるから楽しい。食いしんぼなバスク発祥の形式です。ピンチョとは串という意味。
ハンバーグ、ロシア風サラダ(ポテサラ)、スペインオムレツのピンチョ。
友人に教わってオムレツ、ロシア風サラダの作り方をクックパッドにあげています。オムレツのID:4052118 ロシア風サラダ ID:4066981 -
友人。顔出しNGで。
居心地が良くていつまでもここにいたい。
寛いでいたらこの町に住んでいる友人の同僚が通りかかりました。秋には赤ちゃんが産まれる妊婦さん。ハッピーオーラでこっちまで幸せになれちゃう。 -
夏の間はここに住んで昼まで泳いで、疲れたら家に帰って昼寝して、バルで親しい人とおしゃべりを楽しむという暮らしに憧れているそう。私も憧れちゃう。
ただ住もうとするとこの町の問題点は家が川沿いに建っているから湿気があることだとか。でも友達も住んでるし、物件の張り紙を見ながら歩いていたのでまだあきらめてないのかも? -
Eaの古いお家。職業を表す紋章が付いています。歴史を感じます
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ドライブの最後の目的地レケイティオ。今までの町よりは大きくちゃんとしたホテルもある!
この町にも友達の友達がいるのでパラソルと椅子を貸してもらい、海水浴へGO -
ここはこんな感じの港と
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砂浜があり、泳げます。きれいで素敵なビーチです。
前方に見える島へは干潮時に渡れる道があります。島の中は道が険しいので靴を履いていく必要があるけど、潮が満ちたら靴を履いて帰れない 笑
私は潮が満ち始めてから海の中の歩道を裸足で歩いてみました。海の中を歩いてるみたいでなかなかロマンティック。
河を隔てて2つのビーチがあり、干潮時には行き来できます。
ほぼ地元の人のビーチなので。水着が小さい。まあ男性は履いてるんですが、女性はビキニが基本でトップレスの人もいっぱい。海に着くまで着てるのに砂浜では脱ぐ人も多いんです。同性でもドキドキします。こんなにたくさんの外国人の女の人の裸を一度に見たことはなかったなあ。段々自分もどうでも良くなり、帰る間際に上は普通に脱いで着替えちゃいました(^^;) 秘密です。 -
レケイティオはイザベル二世が夏を過ごした由緒正しいリゾート。
ゴシックの傑作サンタマリア教会。開館時間が決まっていたので見れず。この旅行中あちこちで見ましたが、ここでも難民チャリティコンサートの掲示が貼ってありました。私はもうここにいない日だったんだけど「面白そうだし、支援のためにも皆で行くつもり」と言ってました。こちらの人達ってチャリティが凄く上手なんですよね。自分たちも楽しみながら人のためになることをする。
パラソルを貸してくれたお友達とこの教会の側のカフェで合流。どんどん知り合いが集まり、老若男女20人くらいの団体に。誰かの差し入れのpalmera(チョコレートのかかった大きな源氏パイのような菓子パン)をもらう。遠慮しないでどんどん食べてって。大人達はCafe Cortado(カフェラテ)を、子ども達はモストというワインの前段階の甘いブドウジュース(すっごく甘くてオリーブが1粒浮いていて食べながら飲む)。友達のお母さんとその友達のご老人とワイワイお茶を飲む機会は日本だとそんなにないよなあ。
この国に生まれていたら寂しくないね。日本より不便なことがたくさんあるけど、すごく助け合って生きていると思いました。 -
ここで事件が。海からの帰り道、車をぶつけてしまいました。ショック。イギリスもそうなんですが、日本と比べ車道の街灯は少なく夜道は暗いです。国道が山道に入る箇所があり、運転しづらかったんです。山を抜けてほっとしたところでやってしまった。
ヘッドライトが割れてしまいました。夏の間は自動車修理工場も休みだそうで、直せるのは9月以降。今はもう8月の終わりだからいいけれど、7月の終わりだったら1ヶ月直せない。大変。「しょうがないわ、夏だから」
全ての説明が「夏だから」で済むのは面白い。休日返上で働く日本人と足して二で割るといいんじゃない? -
最後にバスクでホームスティってどんな感じかもお見せします。
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友人はビルバオ郊外の町のマンションに住んでいます。同じ町内には兄弟も。町を歩いていると親戚や友人と会うこともしばしば。お父さんの友人というおじさんとバルで話し込むこともあり人情に厚いなって思いました。私、父の友人とこんなに親しく話すかしら。夏休みだからって(年金生活?)朝からバルで一杯やってるおじさん達の暮らしぶりもいいね!
実家の農場も車で10分。ここにはお父さんと弟夫婦、子どもが住んでいます。 -
昔からの農場。玄関を入ったところは土間のようになってます。
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リンゴも野菜も鶏に羊だって飼ってる。玉子も野菜も自給自足。
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庭にブドウ棚もありました
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番犬。田舎暮らしには欠かせない?
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朝食はバケットとお手製のジャム。プラム、苺、イチジク。プラムは庭でなったもの。スローライフだなあ、素敵だな。手作りジャムっていいですよね。作り方はクックパッドID:4083604に載せています。スペイン流の雑なものですが。
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バスクは漁業が盛んで豊富です。但し!夏場は魚屋はずっと(一ヶ月)休みの店もあり、近所では一軒が半日開いてるだけ、と。魚介で日本食を作る!と宣言してたのでバカリャウとアンチョーベを購入。冷凍じゃない新鮮な魚です
スーパーマーケットにも長ーいシエスタがあり、12時頃行くと「もう閉めるから早く買って」と急かされます 笑 次は夕方に開けるらしい。この勤務体系ならスーパーで働きたいです -
バスクはスペイン全土と同じく昼がディナー。メインの食事です。食べる時間は2時から4時。張り切って調理して、のんびり食べて、ワイン飲んで、昼寝。なんて幸せなんだ!ビーチは別ですが、基本、日が出てる間は暑すぎるので皆、出かけません。そして夕方から外に出始め、真夜中の12時だって小さい子どもが外で遊んでいます。面白ーい。夕食の時間は10時過ぎですが、お昼に比べ軽く済ませます。
ある日の昼食。スターターはサラダ。農場からの完熟トマトが本当においしい -
セコンド、ズッキーニのポタージュ。家でもコースで出していきます。ズッキーニも実家の農場産。夏中、採れるそう。
私のアイデアで日本から持って行った味噌を入れたところ大好評!
別の日になすの味噌炒めを作ったら気に入ってその後、彼女もリピしてくれたそうです。 -
メインディッシュにバカリャウ(タラ)の炊き込みご飯とアンチョーベ(カタクチイワシ)の揚げ焼き。炊き込みご飯は私作。日本風に研いで、浸水させ、水の量をきっちり量って炊くとやっぱり驚かれます。持ってきた醤油とスペインのお酒で調味しました。おいしかったです。バカリャウが美味。アンチョーベの揚げ焼きもクックパッドID:4078389に載せています。よろしかったら見て下さい。
バスクは米食文化です。週に2,3度は食べるそう。パエリアではなく具のないピラフのような炊き方でおかずに添えたり、トマトソースをかけて食べます。この「白いご飯」に目玉焼きとトマトソースがスペイン式卵かけご飯ですよ(^O^) -
自家製トマトソース。材料は実家の畑で完熟したトマトと塩、ひまわり油のみ。夏の間に1年分作るそう。そういう暮らしって憧れるわ。トマトソースID:4057790
この続きは②で。シエスタの後、夕方からビルバオの祭りに繰り出します。
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