湯の山温泉_Yunoyama Onsen　関西の奥座敷！鹿と折鶴の伝説を持つ温泉地

2015/12/29 - 2015/12/30

三重県北西部、鈴鹿山脈のひとつ御在所岳の麓にある湯の山温泉を訪れました。開湯は古く、関西の奥座敷として盛衰を繰り返してきた温泉地です。
★自然に囲まれ喧噪が少ない温泉地の老舗旅館でゆったり。
★桑名の「なばなの里」まで足を延ばして。
★伝説の滝へのハイキングも含め、周辺の見どころを散策。

エリア 湯の山温泉・御在所(三重)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日の宿泊地である南知多から伊勢湾自動車道を経て、東名阪自動車道経由で四日市方面へ向かいます。

四日市ＩＣで下り、御在所山方面へ。

ＩＣから約6km、御在所山の東の麓に佇む湯の山温泉に到着。

ご覧の様に、三滝川の渓谷沿いに連なる小さな温泉集落です。

川沿いの「大石公園」にある大石。

公園内川のプール。
湯の山温泉は、養老2年（718年）に発見された古湯で、傷ついた鹿が癒していたことから鹿ノ湯ともいわれていたそうです。

元禄時代には八軒の湯治宿があり、古くから東海や近畿の奥座敷として発展してきたとのこと。

湯量が少なく涸渇があり明治時代に廃れたものの、自然と景観の良さに目をつけた近鉄が鉄道を繋ぎ、奥座敷としての地位を復活させたのだとか。

さて、本日の宿「寿亭」にチェックイン。

明治創業の老舗旅館です。こちらは新館ですが、昭和4年に建てられた別館「水雲閣」が国登録有形文化財に指定されているそうです。

エントランスとフロント。

ラウンジ。

広さは充分の和室。

広縁。

風呂付き。

部屋の窓からは、御在所山が望めます。

さっそく温泉へ。こちらは内湯。

露天風呂。御在所ロープウェイが見えます。
これといって特徴のない温泉。深さが随分浅い...

温泉の後は夕食。

創作っぽい料理ですが…

…が、ちょっとコメントしづらい…

老舗だけに、奇をてらわずとも定番をしっかり仕上げる方が良い様な…

夕食後、湯の山温泉から東へ二十数キロの桑名市にある「なばなの里」へ足を延ばしてみました。

イルミネーションで知られるテーマパークですね。

ということで、夜のイルミネーションだけを目的に訪れてみました。

時間は遅めでしたが結構な人出。

紅葉のライトアップもキレイでした。

光のトンネル。

私達が訪れた際は、「スイスアルプスと大自然」がテーマのイルミネーションを開催中。

これを、プロジェクターではなくて、LEDとプログラミングで作り上げるとは…

これは手間がかかってそうな企画です。BGMと登場キャラはハイジです。

鏡池を鑑賞し、なばなの里を後にします。

翌朝…御在所山には薄っすらと雪が積もっていました。

朝食会場。

朝食ビュッフェは良かったです。

朝食後は大石公園からハイキングコースへ。

このあたりは鈴鹿国定公園に指定されていて、関西/中京都市圏からアクセスが良い自然公園でもあります。コースの途上にある滝へ行ってみましょう。

「蒼滝（あおたき）」。江戸時代、大商人の娘と使用人が結ばれぬ恋に悲観しこの蒼滝に身を投げようとしたところ、ある僧兵から励まされて温泉に入って気持ちが落ち着いたそうな。

翌朝、二人は僧兵にお礼をと折った折鶴が飛び立っていったとか。先の僧兵は実在せず、仏様の仮の姿だったとのことらしい。

御在所ロープウェイ。

温泉街へ戻って来ました。

湯の山温泉を後にし、温泉近郊にある「菰野(こもの)陶芸村」へ。

陶芸家が数軒集まる一画、展示販売をしているその内の一軒へ。

お皿を購入。

更に、これまた温泉からそう遠くない場所にある「アグアイグニス」へ立ち寄り。

源泉かけ流しの片岡温泉に、パティシエの辻口博啓シェフのお店など、「癒やしと食の総合リゾート」として人気のスポットになっています。

この日も、沢山の人で賑わっていました。

私達もこの有名シェフ監修のパン屋で、少し甘いものでもいただくことにしましょう。湯の山温泉界隈は、都市圏に近い温泉地ならではの賑わいですね。