パンケーキ、美術館、そしてコロッケ　　＠アムステルダム・後編～2016夏（2）

2016/08/21 - 2016/08/21

前日の朝、アムステルダムに着いて１泊。翌朝ホテルをチェックアウトして今度はイギリスのマンチェスターに向かいます。

アムステルダムはちょうど２４時間ほどの滞在でしたが、なんていうか自由というか、ゆるいというか、束縛しないというかそんな印象の街でした。

アムステルダム１日目の夕ごはんから、マンチェスター到着までを記します。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

◇ 8/20(土)成田発　香港経由
　　　
◇ 8/21(日)アムステルダム街歩き
　　　　　　　　　　　泊）アムステルダム
◆ 8/22(月)Ams.発　 マンチェスター着 レンタカー湖水地方
　　　　　　　　　　　泊）ボウネスオンウィンダミア
◇ 8/23(火)ニアソーリー村、グラスミア、ウィンダミア
　　　　　　　　　　　泊）ボウネスオンウィンダミア
◇ 8/24(水)ハドリアヌス城壁
　　　　　　　　　　　泊）ハウズ・ヨークシャーデールズ
◇ 8/25(木)リブルヘッド高架橋・チャッツワースハウス
　　　　　　　　　　　泊）ベイクウェル
◇ 8/26(金)BBCプロムス
　　　　　　　　　　　泊）ロンドン
◇ 8/27(土)モルトビーマーケット・大英博物館
　　　　　　　　　　　ロンドン発　香港経由、羽田着

エリア アムステルダム(オランダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: KLMオランダ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

アムステルダムの市内観光からいったんホテルに戻ってきた。

ホテルの４階からの眺め。

１７時ごろだと思うがまだまだ結構明るい。

インテル ホテルズ アムステルダム センター ホテル

部屋のフロアライト。

都会的なシンプルなデザインだけど温かみがあって良いなと思った。他にも”これってダッチデザイン？”があったりで快適な部屋だった。

さて、着替えて夕ご飯に出かけよう。

インテル ホテルズ アムステルダム センター ホテル

どこかの街でも思ったのだけど、放射状に広がっている街の街歩きは苦手だ。

アムステルダムは中央駅をまんなかに扇状に街が拡がっているそしてそこを同心円状に横断する運河。

夕ご飯は、行くのが難しくなさそうなオランダ料理の店に行くことにする。

ハーシェクラース、オランダ料理のレストラン。

トラム駅から街の外側に向かって運河を二つくらい渡ったかな。

この”運河をいくつ渡って右とか左”って把握するのがポイントなのね、アムステルダム。

１８時前、お客もまだ少ないし、なかなか雰囲気のよいお店。

スターターをパスしてメインだけ頼む。もちろんコロッケでしょう。

小エビのはいったクリームコロッケでした。エビの味がしっかりしていて美味しい。

しかーし、、びっくりしたな、日本の冷凍食品コロッケ並みのサイズのがたった２つっきりしか乗ってなかったのには。

ヨーロッパでコロッケといえば、スコットランドで食べた「フィッシュケイク」と呼ばれる鮭フレーク入りの大きなコロッケのイメージがあったもので。

サラダたっぷりは有難いとしてもコロッケがささやか過ぎるだろー。これがメインコースの料理の１品だなんて、アジア人はまだしもヨーロッパ人には絶対足りないんじゃ。でもコロッケの形が俵型なのはなんだか良いよね、和むわ。

奥に写っている黒いパンは、カボチャの種なんかの穀物がふんだんに入ったパンで自然な甘みと適度な噛みごたえがとても美味しかった。

ハーシェ クラウス 地元の料理

小エビちゃんのコロッケが美味しかったから、他のものを追加で取っても良かったのだけど、、、実は、席を担当した女性が感じ悪かったからやめておく。

他のスタッフはみんな感じ良かったからハズレちゃったみたいだ。

美味しいパンは食べきれなかったから持ち帰ることにする。

さて、ホテルにまっすぐ戻るにはまだちょっと明るい気がした。

といっても、これでもう夕方の６時くらい。

「ナインストラーチェス」と呼ばれるおしゃれなお店が集まるエリアに行ってみる。

でも日曜のこの時間、外は明るくても６時は６時。

お店はだいたい閉まってました。

トラムでホテルに戻ってみたものの、この明るさではまだふらついてみたくなる。

”そうだ旧教会を見に行ってみよう”

中央駅を正面にのぞむ道路を横断する。

旧教会に行くまでの道沿いにはお店がたくさん。

「シュミットサライ」ってトルコのパン屋チェーン店だ、見知ったロゴに思わず１枚。

その界隈はトルコ系のお店が多かったように思うんだけど、こんな美味しそうでボリュームたっぷりのお惣菜パンが。奥にはケバブもあった。

派手な感じの店だなーと、、、

いやいやよくみると” Coffee Shop”って書いてるじゃん。

これって、麻薬を置いてるお店よね、確か。

おぉ、サラっとびっくり。

旧教会。

辿りついたけれど閉まっていた。

オランダとベルギーはキリスト教でも宗派が違うから別れて別の国になったのではなかったかな。オランダのプロテスタント教会がちょっと見たかった。

そしてこの教会のある界隈は、なんと例のあの地区なんですね。

旧教会 寺院・教会

知っているひとは知っている、「飾り窓」と呼ばれる日本で言えば時代劇で出てくる「吉原」といえばよいのか。

が、しかし。

その活動時間が来る前に訪れたとはいえ、見てみるもんだなと思ってしまった。

なんかあっけらかんとしていてゴージャスなの。

小さく仕切られた全面ガラス張りの小部屋にその筋の女性が入って客引きするんだろうな。ピンヒールとか履いちゃって。

３時間ほどのツアーがあったのは知っていたが男性向けなのだろうと、自分は興味”ないない”だった、だけどここへ来てちょっと見てみたいなと思った。

あの小さな小部屋でマドンナのようなパフォーマンスをするのだろうか？

それともただ座って背中で魅了したりして。

さて、”コワクの窓”は沢山あって

眺めていてもキリがないので

ホテルに戻ることにする。

ホテルへの道すがら人の列に突き当たる。

マネケンピス・・・？　あ、ベルギーのポテトフライ「フリッツ」のお店だ。

大きな機械で大量にジャガイモを揚げている、美味しいに違いない。

しかし、そのサイズは日本のメガホンを逆さにしたサイズですよ。

ほら、この男の子の顔くらいあるでしょ。

１個でいいんだけど、”ひとつちょーだい”なんて言えないよね。


（よくみたらカラスみたいのが飛んできたのが写ってしまった１枚。）

ホテル横の路地裏。

なんとも懐かしい感じがする小さな通り。

今朝雨の中ここを通ってきたのだけど、結構前に感じるな。

一方、大きな通りに面したこのバーには男性がいっぱい。
なんで、そんなに密集？

ここは男性同士が知り合う場所なのかと何気なくウォッチングしてみた。本当のところは不明。ホテルのフロントにひとにちょっと聞いてみたりもしたんだけどもね（聞くなよなー）。

ただ、オランダ人のイケメンが何人か紛れていたのは間違いない。

旅の１日目が終了、

早めに就寝。

インテル ホテルズ アムステルダム センター ホテル

起床。　

・・・まだ５時半かい。

飛行機のチェックインから始まる旅先の朝。



本日はオランダからイギリスに移動。

ホテルの部屋で朝ごはん。

昨日のレストランから持ち帰ったパンは時間が経っても美味しかった。そしてガリガリと固い桃とヨーグルト。

このホテルのビュッフェスタイルの朝ごはんにパンケーキがあるのかどうかが気になったけど、食べもしないのに偵察だけに行けないよね、と断念。

どうなんでしょう。

面白い部屋で、人種も表情も違う誰だか知らないふたりの写真が組み合わせて貼ってあります。

ホテルを選んだ時には”なんだか邪魔くさいな”と思ったんだけど、実際に滞在してみるとこれが案外いい。

左のおばさまは「いいんじゃないの？」となんでもOKしてくれそうだし
一方で右のおねえさんは「でも一度立ち止まって考えてみて」と慎重な意見をくれる感じ。

一人旅に向いている部屋？


ホテルをチェックアウト。

７：３０

トラムに乗って中央駅に向かいます。

２４時間トラムカードがぴったんこな滞在でしたな。

オランダ中央駅。

また小雨がちらほら。

駅のすぐ前にある運河をアムステルダムの最後に見納めしておく。

前日、”駅のすぐ目の前”にいきなり運河があって戸惑ったことを思い出す。

どこがメインストリートで何通りなのか、運河を渡ってみないとわからないって所が予想外だった。おまけに前日は雨降りだったから一気に余裕がなくなった。
「着いてから考えればいいや」が効かなかったという。

時刻は８時１０分前、中央駅からスキポール空港に向かいます。

”アムステルダム、さようなら。本当に２４時間滞在だったなー”と
ちょっぴり感慨に浸りながら写真を一枚、

発車時刻になりドアが閉まって列車が動きだす。

”あら、なんか思っている方と違う方向に体が揺れたな”

”来るときと違う方向から空港に戻るのかな？”

・・・んなわけない。自分にツッコミを入れつつ隣に座っていた女性に聞くと

「これは空港行きじゃないから次の駅で乗り換えないと」と。

やってしまった。

アムステルダムなんとか駅、、、

間違えた方向の列車に乗ってしまったんで、ここで降りて空港行きに乗り直さなくては。

乗り間違えは割にしょっちゅうやってるので（いいのかそれで）、あまり焦らない。それと間違えたおかげで車窓から水車がちょっと見えた（！）のも良かった。

しかし”写真に気を取られてるから乗り間違えるんだ”って反省すべきだなと思ってたところだったんで、水車を写真におさめるのは諦めることにする。
また乗り過ごしたりすると大変だし。

スキポール空港、8:45着

10：15発のKLMオランダ航空にのってイギリス、マンチェスターに向かいます。

スキポール空港 (AMS) 空港

空港の時計。

これが面白くて、時計のなかにヒトが入っていて針を描いているように見える。

オランダってユニークな所らしくて、建物も（街に馴染んでいるかどうかはおいといて）へんな形の個性豊かな自由だなぁーっていうのが結構あった。

おしゃれ過ぎないヨーロッパの街って感じが、気楽でいいかも。

チースが沢山。

ゴーダチーズが試食で置いてあって、１個摘んだら激ウマ。

チーズがそんなに好きじゃない自分が旨い！って思っちゃったくらいだったが、要冷蔵だし買えないよね。

案外みかけなかったのはミッフィーちゃんです。

これはアムステルダムで唯一みかけた子です。

職場でミッフィー好きな方がいるんで土産に買っていて驚いてもらおっかなーと思っていたのでちょっと残念。　

って、この話を帰ってきてその方にしたら
「ユトレヒトに行かないとないんじゃない？」と言われた。

そうなんだ。ミッフィーってオランダでは”ご当地もの”ってこと？

オランダに来たからには

チューリップの球根はやっぱり買っとかないと。

母「もう要らないって言ったよね」
私「や、どこかちょっとあるでしょ、チューリップ咲かせたいところさー」

というやりとりが既に思い浮かぶが、それでもいちよう。


スキポール空港のお店は、期待したほど大きくなくてサラっと見て終わった。

搭乗口には早々着いて待っていた。

ビジネス、プレエコ、とクラスごとにお客さんが搭乗していく。

エコノミーは最後だなーと待っていた。

するとグランドスタッフが話していて
「日本人らしいんだけど○○○○○って名前の客が来てないよ」と聞こえてきて

”え、その○○○○○は、ワタシです”ってビックリして思わず立ち上がる。

搭乗口表示のサインが「ビジネス」のままで「エコノミー」に変わってなかったからまだかと思った。どうやら最終搭乗客となってしまったようだ。

KLMのグランドスタッフがそんな私に日本語で「ダイジョウブ」と言ってくれたのにはちょっと救われたけど。

アムステルダム、スキポール空港を定刻10:15に離陸。

マンチェスターまでは１時間半。

すると、こんなかわいらしいパッケージに入ったお菓子が配られた。
コーヒーの注がれた水車の紙コップもいい。

白地に青で描かれていてデルフト焼きをイメージしてるのかな。

そろそろマンチェスター到着。

飛行機は街の写真が撮れるくらいに下がってきた。

と、ここで

機首が上がったような感じがした。


うん・・・？　　




（マンチェスター発、湖水地方ドライブ編「M６にのって」に続く）

この旅行記へのコメント （2）

• ひびき５６さん 2016/09/29 15:54:20

  24時間滞在でも中身濃ゆい

  乗り継ぎ空港でこれほど楽しめるとは、マネできません。
  
  荷物も普通にトランクを持って歩いているとわかり尚更そのパワーに敬服。
  
  美術館に食べ物、あ〜食べたい。

  sallyさん からの返信 2016/09/29 20:10:03

  RE: 24時間滞在でも中身濃ゆい

  感想ありがとうございます。
  
  アムステルダムは雨の似合う、オシャレすぎないヨーロッパの街、といった感じでした。
  （すでに行かれたことがありそうですが、パリみたいにオシャレすぎない所が良くないですか？　へんに前衛な建築物があんまり馴染んでないところとか。や失礼かもしれませんが）
  
  ひびき５６さん、今回のプラハは旅行記を作らないのでしょうか？　ひそかに楽しみにしています。