2016年8月 ラオス・タイ旅行記 (2)

2016/08/13 - 2016/08/13

【今回の旅行の概要】
　2016年の夏。お盆休みにラオス南部を旅行することにしました。航空券はバンコク経由でウボンラチャナニまでの往復を手配し、ウボンラチャタニから陸路でラオスに入ります。ラオスではメコン川流域の観光スポット、シーパンドンを訪問をメインに考えます。

【第2回の概要】
　タイ北東部の都市、ウボンラチャタニから国際バスを利用してラオスに入国した私はパクセに1泊することにしました。翌日のシーパンドンへの移動に備え両替をしたり旅行会社でチケットを購入し、街中を散策したりして一日を過ごしました。

エリア パクセ(ラオス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

【2016年8月13日】
　タイ・ラオス国境にて。タイ側のチョンメックで出国手続きを済ませラオス側（ヴァンタオ）に入ります。200メートルほど歩いた先にある建物で入国手続きを済ませます。バスは一足先に国境を越えて事務所の前に停まっていました。
　入国手続きを済ませバスに乗って出発を待っているとバスの車内まで物売りがやってくる。SIMカードを売る人が多いが、中には両替をするという人もいました。レートを聞いてみましたが、それが良いレートなのか悪いレートなのかわからなかったのでやめておきました。

　バスは再び田舎道を走ります。これまでの左側通行から右側通行になりラオスに入ったことを実感します。やがて雄大なメコン川にかかる橋を渡るとパクセの街に入ります。しかしバスは市街地からどんどん離れ、なんだかよくわからない空き地のようなところに停まりました。
　ここはパクセ市街から８キロ離れたところにあるバスターミナルでここから市街へはトゥクトゥクなどで向かうしか方法がないようです。なんとも不便です。すぐに近づいてきたドライバーは避けていったん隣接するバスターミナルを見学することにしました。

　このバスターミナルはこじんまりとしていますが人は多くそれなりに賑わってはいました。停まっている車両を見るといわゆる普通のバスはなく、トラックの荷台を改造したソンテウやマイクロバス、あるいはトゥクトゥクばかりです。
　市街へ向かう車がわからないので周囲の人に聞いてみると、結局ソンテウのドライバーが現れ市街地まで100バーツなどと言ってきます。値段を交渉してみましたがどうも強気です。ここで私はあきらめて100バーツで彼のソンテウに乗り市街地へ向かいました。あとで知ったところではやはりこの金額は相場の倍近い額だったようです。

　宿泊するホテルを決めていたわけではありませんでしたが、適当に名前を知っているパクセホテルで降ろしてもらうことにしました。
　パクセホテルは古いですが１階のフロントなどは歴史を感じさせる造りでよい雰囲気があります。最初はまず様子を見るだけと思っていましたが、このホテルに泊まりたい気になってきました。部屋が空いているか尋ねてみると最も安い部屋があいているということでしたが、部屋を見せてもらうと窓の無い部屋でした。あいにくもう少し高いスタンダードは満室。しかし、デラックスルームを20%ディスカウントしてくれるとのこと。それを聞いてこのホテルに宿泊することを決めました。

パクセ ホテル & レストラン ホテル

　案内された部屋は写真のとおり。なかなか良い部屋です。4階なので遠くを見渡すには高さが足りませんが、それでも遠くにメコン川の流れとそれをまたぐ橋がかすかに見えます。

パクセ ホテル & レストラン ホテル

しばらく部屋で休んでいましたがいろいろやるべきことがあるので出かけることにします。まずは両替です。以前、ラオスを旅した時は両替できる場所がさほど多く無かった記憶があります。しかも今日は土曜日です。しかし心配は不要でした。ホテルのすぐ目の前に両替屋があり3,000バーツを720,000キップに替えることができました。パクセの中心部は両替できるところがあちこちにあります。
　次は旅行会社を探します。私はカンボジア国境近くのシーパンドンに行くつもりでしたが、そのチケットを買いたかったのです。最初に見つけた写真のパクセ・トラベルで話を聞くことにしました。シーパンドンでも行先の島によって多少値段が異なります。メジャーなのはドーン・デット（デット島）とドン・コーン（コーン島）。私はドン・コーンへのチケットを75,000キップで購入しました。出発は朝の8時だということです。

　これで本日やるべきことは完了です。あとは町を散策して食事でもしようと思います。旅行会社の目の前の国道13号線は交通量の多い幹線道路。少し先を眺めると橋が見えています。この橋はメコン川の支流、セドン川にかかる橋でフランスの支援で建設されたことからフレンチブリッジと呼ばれているようです。
　橋の上から眺めるとセドン川とメコン川の合流地点が見えました。雨季らしく茶色く濁った水が渦を巻くように流れています。

フレンチ ブリッジ 建造物

　橋の袂にはワット・ルアンという寺院がありました。入口のあたりでは若い僧侶が数人で掃除をしていましたが、境内はひっそりとしていました。

ワット ルアン (パクセ) 寺院・教会

　少し遅くなりましたが昼食をとります。ダオリン・レストラン・カフェ（DaoLin Restaurant and Coffee）に入り、ケーンノーマイ（タケノコスープ）とカオニャオ（もち米）を食べました。
　ここは雰囲気もよくWifiが使えるので多くの旅行者が食事をしたりくつろいだりしています。

ダオリン レストラン カフェ アジア料理

食事を終えた頃、スコールがやってきたのでコーヒーを追加オーダーし雨宿りしました。コーヒーは下の方に練乳が沈んでいました。

ダオリン レストラン カフェ アジア料理

　雨が上がったので店を出て再び街中を散策しつつホテルへ戻りました。再び空が暗くなり風も強くなってきました。あまり外に出歩かない方が良いと思い部屋で昼寝をしたりして過ごしました。
　夜になり天気は落ち着いてきたようなので夕食をとりに外へ出ることにします。ホテルのすぐ近くに庶民的なレストランがありました。このあたりの建物は歩道にまで軒が張り出していてそこにテーブルを並べて食事ができるようになっています。庶民的な雰囲気ではありますが客の半分は欧米人バックパッカーでした。店の名は、スアンマイ・レストラン(Xuan Mai Restaurant)のようです。

　メニューを見るとベトナム料理やタイ料理などが多いようです。私はビールとヌードルスープをオーダーしました。ビールは地元のビアラオ。ヌードルスープは米麺のフォーのようなものです。大量のパクチが一緒の出てきました。癖がなくおいしい料理でした。
　料理を済ませてホテルへ戻るとシャワーを浴びてすぐに眠ることにします。明日はシーパンドンへ向かいます。