2005/09/03 - 2005/09/06
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Dwind_999さん
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トルコツアーの後半です。
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- ツアー(添乗員同行あり)
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9月3日(土)、5日目。
8時に「リッチモンド・パムッカレ・サーマル・ホテル」を出発して約15分、紀元前2世紀頃に栄えた古代都市「ヒエラポリス」の遺跡見学に来ました。
現在も発掘調査が行われています。パムッカレ ヒエラポリス 史跡・遺跡
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北大浴場の隣にある、ドミティアヌス帝を称えて造られた3つの連続アーチのドミティアン門。
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ドミティアン門から続く、当時のメインストリート「アルカディア通り」。
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次に、ヒエラポリスのすぐ近くにあるパムッカレの石灰棚に来ました。
トルコ語で「綿の城」と呼ばれるパムッカレ。
カルシウムと二酸化炭素を含んだ温泉が石灰質の白い棚を形成している。 -
遠くからは雪山のように見えるパムッカレ。
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ツアーなのであまりゆっくりしていられない。
パムッカレをあとにして、バスはコンヤへ向けて平原地帯を東へ走る。 -
変化に乏しい高原の風景が続きます。
バスで移動中、ガイドのムラッツさんが庄野真代の「飛んでイスタンブール」や江利チエミが歌う「ウスクダラ」「シシカバブ」などの曲を流してくれました。
シルクロード、中東をイメージする久保田早紀の「異邦人」も聞きたかったな。 -
のどかな風景を車窓に見ながらバスはひた走る。
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16時頃、ようやくコンヤの街に近づいてきました。
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街の中心を少し外れると、のどかな光景が見られる。
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16時過ぎ、メヴラーナ博物館に到着。
ここで1時間の見学。メヴラーナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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敬虔なイスラム教徒は建物に入る前に手や足を洗いますが、私たちは用意された青いビニールを靴にかぶせて入りました。
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音楽と目が回るような踊り(旋回舞踊)によって神と一体化することを目指すメヴラーナ教は、イスラム神秘宗教の一つで、現在は解散しているが、創始者メヴラーナの霊廟、僧院が博物館となっています。
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メヴラーナ博物館の中。
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人形などによって僧の生活が再現されている。
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コーランの教えに「女性は身体をおおい隠すべし」とあり、イスラム圏で唯一の政教分離の国トルコでも、敬虔なイスラム教徒の女性は、アバヤと呼ばれる黒いガウンを身に着け、へジャブといわれるスカーフで髪の毛を覆い、さらにブルカと呼ばれる黒布で顔を隠す。
肌や髪の毛を隠して、体の線も出ないようにする。
手先と両の目だけが出ていて、強調されたその濃いアイラインの大きな目で見つめられるとドキリとします。 -
17時半前、ホテル近くの通り。
信号機の数字がカウントダウンする。 -
17時半、コンヤのホテルに到着。
今夜のお宿は「オズカイマック・パーク・ホテル」。オズカイマック パーク ホテル ホテル
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夕食後、暇つぶしにホテル近くにあるショッピング・センターに行きました。
ここは2Fのフードコート。
一緒にぶらついた中年男性は、「安いですねぇ」、と言ってお菓子などをいっぱい買いこみました。 -
一度ホテルに戻ったあと、21時半から一人で夜の街歩き。
海抜1000mあるコンヤの街、夜になると少し肌寒くなってきます。
路面電車が走っていたので、ちょっとした冒険のつもりで、三つか四つ先の少し賑やかそうな停留所まで乗ってみました。
料金は60クルシュ(\52)。 -
ケバブなどを食べさせる店。
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帰る方向に少し歩いて行くと、人もまばらな遊園地があり、22時過ぎだけどまだ営業していました。
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コンヤの街を走る路面電車。
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ライトアップされたモスク。
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帰りの電車の車内。
乗るときに運転手に1TL(トルコリラ)コインを渡すと、小銭の釣りを渡しやすいように、運転席の横におつりがいくつも積まれていて、その中から小銭を一つまみ渡してくれました。
3種類のコインで40クルシュのお釣り。
急ブレーキでもかけたら、バラバラと小銭が床に落ちそうな気がするけど、なんとものどかな電車である。 -
ホテルそばのショッピング・センター前。
帰りは電車を一つ乗り過ごしてしまい余計に歩くはめになりましたが、23時頃に無事ホテルに戻りました。 -
9月4日(日)。
9時、カッパドキアへ行く途中にあるスルタンハヌの街。
昔、ここにはキャラバン・サライ(隊商宿)があった所。 -
11時、トルコ中部の中央アナトリア高原地帯に広がる、世界遺産カッパドキアに到着。
ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 国立公園
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魔除けの目玉(ナザールボンジュウ)を売るお土産屋。
ギョロ目の魔除けだからといって、ギョレメ国立公園という名前とは何の関係もないけど。 -
お土産屋の前を歩いて行きます。
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溶岩や火山灰が長い年月をかけて浸食され、奇岩を作り出しているカッパドキア。
この岩山に穴を掘った住居跡が無数にあります。 -
道路沿いのちょっとした高台からカッパドキアの渓谷に広がる大奇岩地帯を望む。
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紀元前8000年頃には人間が定住していたといわれるカッパドキア。
土と岩に囲まれた自然と共存する生活って、いったいどんなものなのだろうか。 -
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誰かが石の帽子を乗っけたような、ほんとに奇妙奇天烈な光景。
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カッパドキアの奇岩を見たあと、ツアーお約束のトルコ絨毯の店に来ました。
絨毯を織る女性たち。 -
巧みな日本語を駆使して面白おかしく喋りながら、何枚ものトルコ絨毯を広げて宣伝する。
ツアー参加者の中には、数十万円もする絨毯を買った人もいるから驚きます。 -
16時過ぎ、地下都市カイマクルにやってきました。
地下都市の入口へと続く道の両側にお土産屋さんが並んでいますが、しかし、お土産を「買いまくる」人はあまりいない。 -
イスラム教徒の迫害から逃れるためにキリスト教徒が住んだ、地下8階まである巨大な地下都市で、1万5千人が生活できたという。
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カイマクルの地下都市、中は狭いうえに見学者も多くてゆっくり見ることができませんでした。
地上に戻ってきて、お土産屋の間を通ってバスに戻ります。 -
18時過ぎ、ネヴシェヒルにある、ちょっと変わった作りのペリ・タワー・ホテルに到着。
ペリ タワー ホテル ホテル
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ぺリ・タワー・ホテルの部屋の窓から見る、夕陽に染まる家並み。
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9月5日(月)、7日目。
午前中のオプショナルツアーに参加(大部分の人が参加)しないので、朝食を終えると、9時頃にホテルを出て楽しみの一人歩き。
ツアーでも出来るだけ時間を見つけて、町や村を歩くのが好きです。 -
ヤギと遊ぶ子供。
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ペリ・タワー・ホテルを出てから左に歩いて幹線道路のところまで来ると、 荷馬車に乗った老夫婦が馬に引かれてやってきました。
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手を振ると、お婆さんがにこやかに手を振って答えてくれます。
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老夫婦の馬車は、町の水場で水汲み。
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滅多に車が通らない、のどかな高原の町の幹線道路。
道の右手前方にペリ・タワー・ホテルが見える。 -
引き返して、先ほどとは反対方向に歩いてみました。
パカパカとヒヅメの音を立てながら馬車がやってきたので、写真を撮っていいかとカメラを構えて意思表示すると頷いてくれたので、一枚パチリ。
日本ではもう見られない光景。
道のところどころに馬やロバの糞が落ちていました。 -
屋根の上に太陽熱を利用した温水器のドラム缶のようなものがある家が多い。
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風景を写していると、2階のおばちゃんが興味を持って私を見ていたので、写真を撮っていいかと聞くと頷いて、自分が写りやすいように、その太い腕で3本のヒモを束ねて掴んでくれました。
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ワインでも作るのだろうか、たくさんのブドウが日干しされていた。
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道路脇にあるモスク。
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道の両側に小さな雑貨屋が3軒ありました。
日本人の私にも馴染みやすい、どことなく懐かしい風景。 -
ブドウ棚のある雑貨屋。
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店の前で写真を撮っていると、店のおじさんが出てきて、入口の棚にぶら下がっているぶどうを食べてみるように勧められ、一粒口に入れてみました。
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「オイシイ」というような表情を見せると、おじさんは台に乗って、上の方にある熟れたぶどうを一房もぎ取ってくれました。
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座って食べなさい、とぶどうを皿に入れてきてくれました。
言葉も通じない、トルコ中部のカッパドキア(ネヴシェヒル)で、素性もわからない日本人をもてなしてくれる。
「ジャポン」と「ペリ・タワー・ホテル」の言葉しか喋らなくても、ちょっとしたコミュニケーションがとれる。 -
左端の男がいつの間にかやってきて、写真を撮ってくれというので店の前で一枚写しました。
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ホテルに帰ってゆっくり食べようと思い、ぶどうをいただいて帰ろうとすると、おじさんがビニール袋に入れてくれました。
お礼に何か買ってあげればよかったな。 -
パンダのマークがかわいらしい店。
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石や土やレンガ壁といった、トルコ中部高原の町らしい雰囲気が漂う光景。
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近所の悪ガキたち。
カメラを向けると仲良く並んで写る。
しかし、そのあとで「マニー、マニー」金をくれ、と要求してきます。
もちろんあげたりはしないけど。
しばらく歩くとまた二人組の悪ガキたちに遭遇。
仲良しこよしの子どもたち、こちらでは肩を組むのがお決まりのようで。
やはりマニー、マニーと言ってくる。
そして、カメラを持たせてくれとカメラを掴もうとしますが、持ち逃げされたら大変なのでノーノーと言って、相手に渡すことはしません。 -
昼頃になって迎えのバスでペリ・タワー・ホテルを出る。
12時20分、ゼルヴェを通りオプショナルツアー参加者と合流するためにギョレメへ向かいました。 -
ギョレメ国立公園そばのお土産屋。
ここでしばらくオプショナルツアー参加者を待ってから昼食に向かいました。 -
「BORAという名前のレストランだけど、魚のボラはでません」とガイドのムラッツさんがみなを笑わせます。
何か知らない焼き魚が出てきました。 -
14時過ぎ、トルコ石の宝石店。
ツアーなので興味がなくてもお付き合いしないといけません。 -
15時過ぎ、ゼルヴェ屋外博物館にやってきました。
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「ゼルヴェ屋外博物館」は博物館といっても、ゼルヴェ渓谷の岩山にたくさんある住居や聖堂跡で、数十年前までは村人が住んでいたそうです。
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ゼルヴェのキノコ岩。
数千年前に繰り返し起きた火山の噴火により、火山灰と溶岩が積み重なった地層ができ、やがて雨や湧水などによって長い年月をかけて地層が浸食され、柔らかい凝灰岩層は早く削られ、固い溶岩層は浸食が遅く、そのため、硬い溶岩がキノコの帽子のように取り残されたそうです。 -
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岩に穴を掘って人が住みつき、かつてはキリスト教徒とイスラム教徒が同じ場所に共存していたといわれるゼルヴェ渓谷。
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観光客を乗せてゼルヴェ渓谷を一回りするラクダもいます。
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ゼルヴェを後にしてトルコの首都アンカラへと向かいます。
16時前、バスの車窓から見えた岩場の家。 -
バスの車窓から見る、昨日宿泊した「ペリ・タワー・ホテル」。
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アンカラへ行く途中の18時半頃、道路の左側に広がる広大な塩湖(トゥズ湖)を見学。
トゥズ湖 滝・河川・湖
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夕陽に染まる塩湖の塩の粒。
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21時20分、ツアーバスはアンカラ駅に到着。
アンカラ駅 駅
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寝台特急のアンカラ・エクスプレス。
イスタンブールへ向けて22時半出発。 -
3号車の3号室。
一人参加で6万円も余計に払っているので、寝台列車(2段ベッド)も一人で一部屋を占有。
ゴトゴト揺れる列車での一夜は疲れますが、旅をしているのだという実感を体ごと味わえる。 -
9月6日(火)8日目。
6時半、列車内から見る夜明け。
進行方向の左(この写真では右)はマルマラ海。 -
7時50分、列車はイスタンブールの街に入ってきました。
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イスタンブールの駅到着間近。
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8時、イスタンブールのハイダルパシャ駅に到着。
9時間半の列車の旅でした。ハイダルパシャ駅 駅
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アジアサイドにあるマルマラ海に面したハイダルパシャ駅を出て再びバスで移動。
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イスタンブールの街は朝の交通ラッシュが始まっている。
ボスポラス海峡にかかる第1ボスポラス大橋を渡っていきます。
向こうに見えるのは第2ボスポラス大橋。 -
第1ボスポラス大橋を渡ってヨーロッパサイドに行きます。
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渋滞が激しいヨーロッパサイドの街。
向こうにテオドシウスの城壁が見える。 -
10時半、ヨーロッパサイドに入ってレストランで遅い朝食をとりました。
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ヒポドローム(大競技場)跡にあるテオドシウスのオベリスク。
元は紀元前15世紀にルクソールのカルナック神殿にあったトトメス3世が奉納したオベリスクで、それが当時のコンスタンチノープル(現イスタンブール)に運び込まれ、テオドシウス1世の命で390年にこの地に立てられたそうです。
現在の高さは約20m。 -
11時前、ブルーモスク(スルタンアフメト・モスク)見学に来ました。
1616年に完成したブルー・モスクは高さ43m、直径23.5mの大きなドーム。スルタン アフメト モスク 寺院・教会
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内壁は2万枚もの青色のイズミックタイルで飾られ、260もの窓すべてにステンドグラスがはめ込まれたブルー・モスク内部。
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12時、グランド・バザールで1時間の自由行動。
グランド バザール 市場
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鮮やかな色の皿などがいっぱい。
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世界有数のお茶の国トルコでは、一日に何杯も紅茶(チャイ)を飲むといわれ、茶器をあつかう店も多い。
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ここにも、ナザールボンジュウ(魔除けの目玉)がある。
トルコでは昔から、悪意を持った視線(邪視)にあうと災いがふりかかると信じられ、ガラスの目玉によってそれを跳ね返すそうで、お守りとして身に着けたり、玄関に置いたりするらしい。 -
グランド・バザール出口のところをちょっと脇に入ると、地元の男たちが何かのボードゲームをしながら午後のティータイムを楽しんでいました。
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自由行動が終わって13時半にお昼ご飯。
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15時、イスタンブール最後の観光、「スュレイマニエ・ジャーミィ」を見学。
7年の歳月をかけ1557年に完成した、高さ53mのドームをもつモスク。
これにて1週間のトルコ観光を終え、このあと飛行機に乗ってエジプト・カイロに向かいます。スレイマニエ モスク 城・宮殿
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オズカイマック パーク ホテル
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ペリ タワー ホテル
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