ハイエイタス・カイヨーテを聴きにブルーノート東京へ

2016/08/22 - 2016/08/22

しばらく音楽ネタが続きます。
ハイエイタス・カイヨーテ（Hiatus Kaiyote）は、「メルボルンで結成されたフューチャー・ソウル・ユニット」とウィキペディアでは紹介されていますが、自らは「マルチ・ディメンショナル・ポリリズミック・ギャングスタ・シット」と称しています。
5月のグリーンルーム・フェスで偶然彼らの存在を知り、そのアヴァンギャルドな音楽に瞬殺されました。私の知る限り最先端で最高の音楽、とりわけライブではそのグルーヴ感に打ちのめされます。
もう一度、彼らのライブを聴きたいと思っていたところ、このコンサートを知り、勇躍出かけました。

エリア 青山(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

ネットで今回のコンサートを知り、早速予約します。音楽に関しては雑食系を自認していますが、ジャズはあまり聴きません。なので、初めてブルーノート東京・インターネット予約システムに登録し、予約開始の6月15日当日に予約しました。
一番安い自由席、受付番号10をゲットしました。老人ですので1日2公演の1st.ショーを選択しました。

前日に予約状況を再確認したところ、2公演ともソールドアウトのようです。

ブルーノート東京は初めてですので、システムがよくわかりません。eチケットがあるわけでもないので、HPから当日の流れを予習します。
自由席は開場の5:30に受付番号順に呼び出されるようです。

その後、席に案内されドリンク・軽食をオーダー、閉演後、飲食代を精算する流れのようです。

折悪しく台風９号が接近、屋外は暴風雨です。ただし、台風上陸は午後１時頃、家を出る３時頃には遠ざかりつつあるようです。
交通トラブルを想定して、やや早めの3時半頃に家を出発、東急バス・電車を乗り継いで表参道駅に向かいます。
案の定、電車は減速運転で遅れています。
多摩川は増水して、濁流が河川敷のグラウンドに流れ込んでいます。

無事、表参道に到着、A5出口を目指します。

表参道駅 駅

A5出口を出ます。
この辺りは以前の職場の福利施設があったこともあり、多少の土地勘があります。

場所柄、ファッショナブルな店が並んでいます。

こんな建物も。

これも。
さながら商業ビルの展示会です。

根津美術館前を右折します。

こんなショッピングモールもありました。

午後4時半過ぎにブルーノート東京に到着。
強風の中、傘をさしながらiPhoneで撮影したので、ブレています。
先着は一人だけ。

ブルーノート東京 祭り・イベント

今晩のショーが紹介されています。

これはカミング・スーン。

ブルーノートの庇の下で雨宿りしながら、開門を待ちます。
向かいは結婚式場のアルカンシエル南青山。L'Arc-en-Cielとは関係なさそう。

5時に正面玄関がオープンし、地下一階のフロントでチェックインします。

フロントのスタッフに名前を言うと、整理番号の入ったコースター型のチケットがもらえます。

そのコースター。

クロークもありますが、手ぶらで来たので使いません。

物販のショーケース。
アーティストの物販は1回目閉演後に設置されていました。

徐々に観客が集まってきます。

まもなく5時30分の開場時間です。壁際の立派な革張りソファに座って待っていました。

まず指定席の観客が入場し、その後自由席の客が受付番号順に呼び出されます。
スタッフが地下2階のクラブに案内してくれます。早い番号だったのでステージ前の好位置を確保できました。

指定席の客はまださほど入っていませんが、開演直前に満席となりました。
クラブの収容人数は300人、ソールドアウトで立ち見が出て310人程度だそうです。

そのステージ。スクリーンに過去の公演が映し出されています。

両サイドには小さめの液晶モニター。

クラブ内の様子。
以前、WOWOWライブで華原朋美の20周年コンサートを見たので、大体の勝手は分かっています。

バーコーナーかな。音楽を聴くには贅沢なしつらえです。

席の前はドラムス。暗いので手ぶれでごめんなさい。

キーボード（画面左）とベース。アーティストの撮影は禁止です。
キーボードは上からKORG、Roland、KRONOSの3段になっていましたが、このうちRolandのジャックが外れていることが1曲目でわかり、慌てて挿し直していました。

上手の自由席も満席ですが、指定席はまだ来場していないようです。

スタッフがオーダーを取りに来たので、とりあえずハウスワイン950円。食事はパス。
コースターを入れたホルダーで閉演後精算します。

トイレに立ったら、通路にワインがずらり。贅沢なお店です。

大勢のスタッフが忙しく仕事しています。贅沢といえば良いのか、労働生産性が低いといえば良いのか？
普通のコンサートとは異質の世界です。

ワンオーダー制とのことでしたが、追加でモヒート1,300円を頼んだら、問題なく受け付けてくれました。
トイレから戻るまで待って、着席したらすぐに持ってきてくれます。この辺の対応は高級ホテル並みです。

私の自由席は6人席ですが、みんなソロで来ています。
開演直前まで全員無言で飲食していましたが、私の隣席の女性がたまたま受付番号1番だったのでそれを話題に話しかけてみると、一気に座が打ち解けて話が盛り上がりました。
みんなハイエイタス・カイヨーテの熱心なファンです。1st.2nd.両公演とも予約済みの人がほとんどだし、一昨日のサマソニに行った人も2人いました（私はゴルフの予定があったので行けませんでした）。

演奏中の写真は禁止です。なので、ポスターを貼っておきます。ガラスの反射で見えにくくてすみません。
メンバーは、ナイパーム（ボーカル、ギター）、ポール・ベンダー（ベース）、サイモン・モノシリ（キーボード）とペリンモス（ドラム、パーカッション）の4人です。

変拍子に緩急自在のテンポ、意表をつくコード進行。誰かが言っているように「圧倒的な存在感、独創性、高い演奏力とぶっ飛んだ感性」、ジャンルを超えた全く新しい音楽です。
セトリは分かりません。５月に知って以来、YouTubeで何度も見ていますが、新曲が多かったようです。
6時30分から7時40分頃まで、熱演に酔いしれた1時間があっという間に過ぎてしまいました。

ご参考に、代表曲の'Breathing Underwater' のYouTubeリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=yp1hmzO_B0U

閉演後はコースターケースを持って、クラブ片隅のレジに並びます。
大半の客が引き続き2nd.公演に残るようです。

ロビーではアーティストの物販に行列ができています。

台風一過、店の外は雨が上がっていました。

街に出て遅めの夕食。

小笠原流会館地下1階の台湾風家庭料理「ふーみん」です。事前に食べログで調べておきました。

中華風家庭料理 ふーみん グルメ・レストラン

店内はこんな感じです。一人なのでカウンター席に案内されます。

オープンキッチン。

オススメの中華丼1,550円。
学生時代、餃子の王将で毎日のように食べていたメニューですが、値段が5倍くらいします。でも50年も前の話です。
具が盛りだくさん、美味しくいただきました。

表参道駅に出て、田園都市線で帰宅します。
台風の影響でみんな早帰りしたのか、いつもより混み具合が少なかったです。サラリーマンの皆さん、ご苦労様です。

表参道駅 駅