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 よく見れば なずな花咲く 垣根かな  (芭蕉)<br /><br />「目立たないぺんぺん草だけど、よく見ると垣根の下に咲いていることよ」という散文的な説明の句になってしまってるんだよね。<br /> <br /> 季語はナズナだけれど「垣根かな」と詠嘆することによって垣根のほうが強調されてしまっています。季語を主役にしてあげてよ。<br /><br /> さらに残念なことに無駄な言葉もあります。「なずな」「花」と来れば咲いているでしょうよ。咲かない花があったら持って来いだよ。「咲く」は要らない。<br /><br />「凡人です」って芭蕉の句をまさか採点、添削したりしないだろうけど、プレパトの夏井先生の話を毎回聞いていると名人や特待生でなくとも批評したくなる。<br /><br /><br /> 芭蕉の句は今回の旅行と何の関係もないのだが、話の枕として最近気になっている夏井先生のパロディを紹介してみたかったのである。<br /><br /> さて今回、山登り特待生昇格試験に挑戦したのは鳥取県にある三徳山三佛寺の投入堂。日本一参拝のむつかしい国宝建築物である。<br />

よく見れば 崖に張り付く お堂かな (三朝温泉三徳山三佛寺一人じゃ参拝できません)

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2016/08/23 - 2016/08/23

4位(同エリア298件中)

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熟年ドラゴン

熟年ドラゴンさん

よく見れば なずな花咲く 垣根かな  (芭蕉)

「目立たないぺんぺん草だけど、よく見ると垣根の下に咲いていることよ」という散文的な説明の句になってしまってるんだよね。
 
 季語はナズナだけれど「垣根かな」と詠嘆することによって垣根のほうが強調されてしまっています。季語を主役にしてあげてよ。

 さらに残念なことに無駄な言葉もあります。「なずな」「花」と来れば咲いているでしょうよ。咲かない花があったら持って来いだよ。「咲く」は要らない。

「凡人です」って芭蕉の句をまさか採点、添削したりしないだろうけど、プレパトの夏井先生の話を毎回聞いていると名人や特待生でなくとも批評したくなる。


 芭蕉の句は今回の旅行と何の関係もないのだが、話の枕として最近気になっている夏井先生のパロディを紹介してみたかったのである。

 さて今回、山登り特待生昇格試験に挑戦したのは鳥取県にある三徳山三佛寺の投入堂。日本一参拝のむつかしい国宝建築物である。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  •  参拝の前にまずは不老長寿の水を飲んで元気をつける。

     参拝の前にまずは不老長寿の水を飲んで元気をつける。

  •  「みとくさん」と読む。<br /><br /> 三つの仏を祭っている.<br />

     「みとくさん」と読む。

     三つの仏を祭っている.

  •  参道は長い階段で始まる。

     参道は長い階段で始まる。

  •  入山料を払い靴底のチェックを受ける。<br /><br /> 滑りやすい靴では参拝できないのだ。不合格の人は草鞋を買って履き替える。

     入山料を払い靴底のチェックを受ける。

     滑りやすい靴では参拝できないのだ。不合格の人は草鞋を買って履き替える。

  •  急斜面に建つたくさんのお堂を経て投入堂にたどり着く。

     急斜面に建つたくさんのお堂を経て投入堂にたどり着く。

  •  ここで靴のチェックを受け入山届。<br /><br /> 過去に滑落死した人も出るほど危険なため一人では入山できない。一人で来てしまったら、他の人に同行をお願いしなければならないのだ。

     ここで靴のチェックを受け入山届。

     過去に滑落死した人も出るほど危険なため一人では入山できない。一人で来てしまったら、他の人に同行をお願いしなければならないのだ。

  •  ご神木の脇を通り。

     ご神木の脇を通り。

  •  いよいよ修験の参道へ。

     いよいよ修験の参道へ。

  •  橋を渡ったら苦行の道が待っている。

     橋を渡ったら苦行の道が待っている。

  •  いきなりの急斜面。

     いきなりの急斜面。

  •  雨でぬれた斜面は滑りやすい。

     雨でぬれた斜面は滑りやすい。

  •  木の根を掴んで攀じ登る。

     木の根を掴んで攀じ登る。

  •  木の根が頼りの急斜面。

     木の根が頼りの急斜面。

  •  むき出しの根がなければ到底登れない。

     むき出しの根がなければ到底登れない。

  •  斜度80度の岩場、ここで落ちたら参拝せんでも「往生しまっせ」。

     斜度80度の岩場、ここで落ちたら参拝せんでも「往生しまっせ」。

  •  下から見るとこんな感じ。

     下から見るとこんな感じ。

  •  上から見るとこんなだ。

     上から見るとこんなだ。

  •  絶壁に張り出す地蔵堂。

     絶壁に張り出す地蔵堂。

  •  3トンもある鐘をどうやって運んだか、謎である。

     3トンもある鐘をどうやって運んだか、謎である。

  •  馬の背、牛の背を経て。

     馬の背、牛の背を経て。

  •  ついに「投入堂」制覇。<br /><br /> 同行の師匠と山仲間。

     ついに「投入堂」制覇。

     同行の師匠と山仲間。

  •  下りも滑りやすく滑って尻餅もついたが大事には至らない。日頃の善行のお陰である。

     下りも滑りやすく滑って尻餅もついたが大事には至らない。日頃の善行のお陰である。

  •  頭を撫でるとご利益が。

     頭を撫でるとご利益が。

  •  下山の後は三朝(みささ)温泉で汗を流す。

     下山の後は三朝(みささ)温泉で汗を流す。

  •  「安心してください。ちゃんと隠してますよ」

     「安心してください。ちゃんと隠してますよ」

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この旅行記へのコメント (8)

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  • わんぱく大将さん 2016/08/30 22:56:12
    天狗が投げ入れたお堂かな
    熟年ドラゴンさん

    何年か前は毎年、三朝温泉に行ってましたが、このお堂には未だいけていません。とにかく旅行記でも記されてある如く、亡くなった方もあるので、これは舐めては行けん所です。 ほんまに、あんな所にどうやって運んだのだか? 天狗がいて、下から投げ入れた御堂のようですわ、全く。

     大将

    熟年ドラゴン

    熟年ドラゴンさん からの返信 2016/08/31 08:22:51
    RE: 天狗が投げ入れたお堂かな
    天狗がいて、下から投げ入れた御堂のようですわ、全く。


     役小角がお堂を手のひらサイズにして崖の窪みに投げ入れたということになっています。

     重たい釣り鐘を鎌倉時代にこんなところまで引き上げたほうが不思議です。自分の身一つでも大変なのに。
  • fuzzさん 2016/08/29 22:56:16
    hahahahahahaha
    ドラゴンさん〜♪

    最後の写真と一言コメントに大笑いしましたよ(*^▽^*)

    最高っす。

    fuzz
  • trat baldさん 2016/08/29 06:51:29
    別ルートは無いの?
    参拝どころか修験者の世界だね、昔になにかいわれが有って建立したんだろうけど命懸けだった事でしょう。
    それにしても3tonの鐘はいつの時代なのか、はたまた機械を使えたのか不思議だね。

    熟年ドラゴン

    熟年ドラゴンさん からの返信 2016/08/29 19:04:50
    RE: 別ルートは無いの?
     どうやって建てたのか謎のようです。

     今でも参拝するだけでも滑落して死ぬ人もいるらしいです。

     山登りしていていつも思うのは、上のほうに重たい石像や釣鐘があったり、登山道を誰がどうやって整備してくれているのか感謝しつつも不思議です。
  • olive kenjiさん 2016/08/25 09:02:30
    よく見れば 目に張り付く 旅行記ばかりかな
    熟年ドラゴン様 
    初めまして 私の三徳山旅行記にいいねありがとうございました。
    どのような方かと旅行記読ませて頂きましたが・・・・・
    ドラゴンという強いイメージではなく、不思議な方・・失礼しました。
    私、今まで4トラベルを旅行記として見ていましたが、この頃こんな個性的というか変わった人達が日本にいるんだという出会いが楽しみになってきました。
    同じ世代かと思いますが、いかに自分が凡人で面白くないか痛感します(よって、フォロアーなんか全然増えないですね)
    全部は読めませんが、ちょこちょこ気にとまった旅行記あればコメントまたさせて頂きます。
    これからも よろしくお願いします。  olive kenji
  • ecchanさん 2016/08/24 22:01:12
    難所と知らずに三徳山挑戦しました〜
    熟年ドラゴンさん、こんばんは。いつもありがとうございます。

    10年前の秋、三徳山に登り投入堂を拝観したのを思いだしました。

    日頃から山登りは慣れておられる熟年ドラゴンさんと違って
    メチャ苦手で自分から山登りなどしようと思わない私が、
    あんなスゴいところとは知らないまま、娘のような30代の女性2人に
    励まされ・おだてられて登り切りました〜50代の奇跡です(笑)

    鎖の岩場を登ったことと地蔵堂からの眺めが、今でも1番印象に
    残っていて懐かしくて誇らしい思い出です。二度とはありませんが(笑)

    残暑というより猛暑が続き、複数の台風がきたり、局地豪雨だったりと
    不安定な天候ですが、どうぞお身体ご自愛くださいね。

    ecchanより

  • ソウルの旅人さん 2016/08/24 17:35:48
    大峰山が残ってる!
    葛城山で遭難しかかったのもつかの間、今度は鳥取県ですか。
    そうだ、あとは本命中の本命である、大峰山が残っています。
    体力が残っている内に、挑戦してください。旅行記が
    楽しみです。

熟年ドラゴンさんのトラベラーページ

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