カシミール高原縦断 山と花と人と

2016/07/09 - 2016/07/23

インド最北の地、ジャンムー・カシミール州とヒマーチャル・プラデーシュ州の山岳地帯を、４輪駆動車で南から北に縦断するアドベンチャートラベルです。都市としてはデリーからシムラー、キーロンを経てレイまでになります。
このコースはヒマラヤ山脈の西部に当たり、最高地点はタグラン・ラ峠の５４００ｍです。
見所はなんと言っても圧倒的な迫力の山岳風景です。またこの地帯はチベット文化圏の西端にあたり、多くのゴン（チベット仏教寺院）とそこに納められた貴重な絵画や仏像も見ることができます。
また季節は高山植物の花季にあたり、ブルーポピーを始めとして、多くの高山植物の花を楽しむことができました。

エリア その他の都市(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

ヒマーチャル・プラデーシュ州ラホール谷の中心地
キーロン（３０００ｍ）の早朝、
ほんの１０分間だけガスが晴れ・・・

６６００ｍのピークが真っ赤に焼けました。

間もなくまたガスに包まれていきました。

今日の移動開始！
もちろんガードレールなんてありません。

チベット仏教の寺院、
グンリゴンパ。
たまたま祭礼の日でした。

少年僧と尼僧（１０代？）

この祭礼のクライマックス、
腹上大石割り！
横たわった信者の腹上にまるめた毛布。

その上に大石。
手前の丸石がハンマー代わり。

この男性は僧？行者のような人？
丸石を振り上げ、
腹上の石を真っ二つに割ります。

この通り。

予め撒いてあった生米。
無病息災の御利益があるそうです。
少しもらってきました。

先ほどの尼僧。
ニコニコして可愛い女性です。

そばかすがすごい。
標高４０００ｍとすると、
上空の空気の厚さは平地の半分近く。
空気の密度考えると、半分以下。
日射は強烈です。

可愛い笑顔！

移動！
この道路、日本なら一般車両は通さないでしょう。

「インド」が遠くからやってきて、
ユーラシア大陸にドンとぶつかり、
今もグイグイ押しています。
ユーラシア大陸は押されて盛り上がり、
ヒマラヤ山脈となり、
その証拠が曲がりくねった地層に現れています。

巨大な力の持続！

キーゴンパ、
寺院は上部にあり、
下の沢山の棟は僧房がほとんどです。
スピティー谷ではゲルク派最大の僧院で、
２５０から３００人の僧がいます。

キーゴンパ下の集落に住む女性。
息子は病死、娘はアメリカに留学後、
アメリカで就職したいと言っている、
と嘆いていました。

小雨のなか、ロータンパス（３９８０ｍ）周辺で、
フラワーハイキングを楽しみます。

これはトラノオ（タデ科イブキトラノオ族）の大群落。
ビストルタ・ロンギピスカタ

これはブルーポピーではありません。

シオガマギク族？

花、花、花、ずっと花畑けが続いています。

別の２地点で見つけたブルーポピー。
見ごろです。
自然の色なのにこの青！

花弁は、カサカサした質感です。

一帯に何株か咲いています。

これもブルーポピーですが、
まだ花がしっかりしています。

これもブルーポピー、
花弁の色が元々すこし違うのか、
写り具合か？

こちらは涼し気な色合いの花。

クンザン・ラ（４５５１ｍ、ラ＝峠）

移動、常に崩れている大斜面！

ここはヒマラヤ山脈の西端に当たります。

スケールの大きな山岳風景です。

氷河地形であるカール、
あのスキーやスケートボードの競技ハーフパイプと似ています。

移動
よく見ると先行する仲間の4輪駆動車が写っています。
すれ違いは命がけ！

標高４２００ｍの湖パンゴッソ。
インド・中国の国境にもなっています。

写真のこの場所、日本でもヒットしたインド映画「きっとうまくいく」の
ラストシーンのロケ地です。↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%80%81%E3%81%86%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%8F

http://movies.yahoo.co.jp/movie/%E3%81%8D%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%80%81%E3%81%86%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%8F/345047/