2016/07/06 - 2016/07/21
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motogenさん
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旅の達人センさんは、安くて美味い店を探し出してくる才があって、センさんに連れられて食事に行くことが多い。
この人がいるために、初めてのデット島でも食べることには困らない。
この島のレストランは、少々割高だ。
島の外から食材を運んでくる事情を考えると、仕方ない。
だが、観光客価格という面も大いにあり、我々は安い店を探して裏通りを歩く。
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「美味いヌードルスープを見つけたぞ。」
普通15000キップ(200円)はするものが、10000キップだったと言う。
さっそくその店に出かけることにした。
場所はサンセット通りだ。
サンセット通りというと聞こえは良いが、水溜りがあり草も生え、バイク同志がやっとすれ違える細い路地だ。 -
ヌードルスープを注文すると、もうそれは売り切れで、仕方なくカオパット・チキンにする。
それにバナナシェイクを加えて、22000キップ(280円)と、この島にしては安い。
バナナシェイクもとろりとしていて、美味かった。
店もこざっぱりしていて清潔そう。
この店のメインはライトドリンク類のようで、黒板メニューの大半はそれらで埋まっていた。 -
次の日に食べることができたヌードルスープは野菜たっぷり。
麺は春雨のように、半分透き通ったものだった。
あっさり味だが出汁がよく効いていて、10000キップ(130円)にしては上出来だ。 -
夜になると外人さんたちが集まってきて、交流の場となる。
右側に立つお兄ちゃんがこの店のマスターで、対応も丁寧、都会のバーテンダーの雰囲気を持っている。
ただ計算が苦手で、お釣りの計算を時々間違える。 -
チキンスープにライス、ビールにバナナシェイク、これで38000キップ(490円)。
食器もこの島のレストランではお洒落だ。 -
センさんはラープ(ひき肉炒め料理)が好きみたい。
アルコール類はほとんど飲まず、見た目と違って酒飲みおっさんではない。
バナナはカリウムが多いので医者から禁止されていると、食事制限を受けている。 -
シーズンオフのこの路地は、夕方になると静かなものだ。
客が集まっているのはこの店だけ。
ここで2リットルの水を買うと6000キップと、我がゲストハウスの10000キップとは大違い。
水の種類が違っているんだろうが、センさんも私も水はここで買う。 -
看板もメニューも何もない飯屋を、センさんが見つけてきた。
ライトドリンクの店より2〜30mほど南にある。
「観光客の店でない・・」とセンさんは言う。
「食べていたのは地元の人だけで、英語はさっぱり通じない・・」とも言う。
地元民の白い麺を指差して、同じものを注文すると、これが美味くて、たったの8000キップだったらしい。
細かな金が足りなくてもたもたしていると、5000キップ(65円)で良しとしてくれたそうだ。 -
翌朝、2人でやって来て声をかけると、中からお姉さんが出て来て困った顔をしている。
観光客相手は苦手なようだ。
それでもセンさんが変なラオス語で注文すると、奥に入って調理を始めてくれた。
できる料理は麺料理一品のみのようだ。 -
調理場は開けっ放しなので、遠慮しながら見に行くと・・
冷めたお湯を暖め直している。
食材も今から用意するところだ。 -
しかし、そのお姉さんの足元で、こんな赤ちゃんのネコがウロウロしてるではないか。
-
抱き上げようとすると逃げてしまい、追いかけっしながら奥へ入っていくと・・
おやおや子ネコは一匹だけではない。
この家は高床式で、1階部分の土間には生活用品がごたごた置いてある。
そこに現れたのは、可愛いお嬢ちゃんだ。 -
逃げ惑う子ネコをさっと捕まえて、「どうぞ・・」と私に渡してくれる。
-
お嬢ちゃんと仲良くなって、床下の広い土間で遊んでしまう。
お爺ちゃんも出てきたが、
「お前は誰だ・・?」などと怪訝な顔もせずに、にこにこしているばかりだった。 -
麺が運ばれてきた。
-
ベトナムではフォー、タイではクッティオと呼ばれる米の麺だ。
各種の調味料の壜も出されたが、そんなものは必要なし。
熱いスープの中に、キャベツと紫蘇の葉をたっぷり入れて、もりもりと食べる。
かなり美味い。
裏道のようなサンセット通りには、こんな庶民価格の店があるようだ。 -
店の前には雑貨屋さんがあって・・
-
焼き鳥も売られているので、センさんはここで焼き鳥を買って持ち帰る。
これがセンさんの昼飯だ。 -
高いけど、たまにはサンライズ通りのレストランにも出かける時もある。
舟着き場のすぐ隣にお洒落な店があって、仲良くなったタイ人のこの二人が
「わりかし美味しいよ・・」と推奨するので、食べてみることにした。
レストランはこの二人の背面にあるカラフルな店だ。 -
お人形さんのような可愛い娘さんがカウンターにいて、注文を受け付けている。
-
ここにもネコがたくさんいて、テーブルの上に飛び乗って残り物をねだってくる。
メニューの中身は洋食系なので、チーズサンドイッチとスクランブルエッグ、それにフルーツシェイクを注文したが、センさんはピザを注文し、店の外でソムタムを買い込んできた。
私の分は40000キップ(520円)と、やはり高かった。 -
残り物はネコがきれいに片付けてくれる。
-
舟着き場から800m南に(サンライズ通り)、中国レストランがあるらしい。
通りに宣伝看板に立っている。
そこまで歩くのは大儀だから、機会があったら見てきて欲しいと、センさんから頼まれた。
マーボ豆腐を食べたいのだそうだ。
見つけにくく、二度目に通った時にやっと発見できた。
こんな木に看板が取り付けてあった。
その脇の物置小屋のような家屋には、テーブルも椅子もない。 -
店はつぶれたのだ・・・
と通り過ぎると、斜め向かいの川沿いに、『CHINESE RESTAURANT』と書かれた店があった。 -
メニューが張り出されている。
マーボ豆腐らしきものはない。
尋ねようかと思ったが、人がいなかった。
店主はどこかで昼寝でもしているのだろうか。
ゲストハウスが集まる場所から離れたこんな場所にも、レストランは点在している。
デット島は島全体が観光地なのだ。 -
この時期の夜の通りは、人はまばらで騒いでいる者はいない。
-
客が入っている店は限られていて、大多数の店は閑古鳥が鳴き、店のオーナーはぼんやりしている。
-
そんな中、欧米人たちで満席の店があった。
満席なのに静かだ。
食事をしているのでもなく、酒を飲んでいるのでもなく、ただ寝転んで、トロンとしているだけだ。
センさんは奥にいるオーナーの所に行って、何やら交渉を開始した。
しばらくして出てきたセンさんは
「ここはハッピー料理の店だ・・・」と教えてくれたが、何のことやら理解できなかった。 -
ハッピーが幻覚キノコのことだと分かったのは、バンガローに戻ってからだ。
そのキノコを飲み物やピザや料理に混ぜて、あの店では提供しているんだと、センさんが言った。
大麻も売られていて、センさんはその葉っぱを買ってきたと言う。
紙巻き煙草にして吸うのだそうだ。
大麻はそんなに危険なものではなく、この島ではハッピーも大麻も取締りを受けていないから大丈夫と言うが、私は驚きを隠せなかった。
さすがジュライ時代を謳歌してきたがセンさんだ。
やることが違う。
でも後遺症は出ないのか?
本当に取締りを受けないのか? -
近くにスーパーもあって、ここの飲み物や食品類はかなり安いことが分かった。
探せば色々な店があるものだ。 -
でも私が一番気に入っていたのは、最初に食べたインドカレー屋さんだった。
暑い暑いラオスには、辛いカレーが最高に似合っている。 -
レストランのほとんどが、無料Wifiを備えていて、それを目当てにレストランで休憩している客がいる。
ゲストハウスでも、多数がWifiを使えるだろう。
でも時間によってはそのスピードが落ちる時があり、時間によっては止まってしまう時もある。
その点、3G通信は素晴らしい。
スピードもWifiよりも速く感じる。
こんな田舎で3Gか使えるとは、ラオスのインフラも急速に発展しているものだと感心していた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2016/08/25 14:18:00
- ここを観光地と呼ぶmotogenさんに脱帽!
- まっ確かに幾らかの欧米人が写っていますが東洋人にはご用達は無いでしょう(^o^)
センさんなる人物に同行して庶民生活に潜り込むmotogenさんはラオス語が出来ないって言ってたでしょう、、、、英語が彼らに通じるとは思えないし?
何とかなるものですねぇ〜。
- motogenさん からの返信 2016/08/25 17:23:52
- RE: ここを観光地と呼ぶmotogenさんに脱帽!
- ラオス語はイサーン語ですから、タイ語の一つの方言かと・・
またラオス人はタイのテレビ番組見てますから、タイ語が何とか通じるのです。
そのためフィリピンやベトナム、カンボジアに居るのと違って、どこか安心。
親近感も湧いてきて居心地がいいんです。
でも今回はセンさんがいたため、ラオス語の中に放置されている状況とは違って、ラオス語は全く上達しませんでした。
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