2016/08/16 - 2016/08/16
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aquamarine_324さん
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2016年の夏季休暇の目的地は、ウズベキスタンを選びました。
4トラの楽しそうな旅行記を拝見し、単純に、全く未知の世界に足を踏み入れてみたくなった、そして英語が通じないとされる国でどこまで個人旅行ができるのか、身を張って試してみたかった。理由は他にありません。
先に結論を書いておくと、毎度の如く、本当に行ってよかったと思います。
夢のような1週間でした。
もともとカザフスタン→キルギス→ウズベキスタンで約2週間の予定が、仕事がトラブった影響で、前半の1週間をカットし、観光ビザを取ってあったウズベクだけに絞り込む旅程となりました。
もっともっと旅していたかったですが、内容があまりにも濃くて(特に前半)、日本に帰ってきたとき、とても1週間しか旅していなかったとは思えない感じでした。
結果的に、ちょうどよかったかも。
ウズベクは旅をするにあたって最低限の知識が必要となるため、今回は冒頭に簡単なガイドを入れました。
そして、悪名高いタシケント国際空港からの入国!
「世界の空港 ランキング ワースト」とかでググってみてください。ウズベキスタンの首都、タシケントの国際空港は、どのページを見ても必ず世界のワースト5以内にラインナップする安定感wを見せています。
そんな空港でも、事前にしっかりやることをやっていけば心配ご無用です。
■8/16 成田→(ソウル)→タシケント
■8/17 タシケント→ブハラ ※空路移動
□8/18 ブハラ→サマルカンド
□8/19 サマルカンド
□8/20 サマルカンド→(ウルゲンチ)→ヒヴァ ※夜行列車移動
□8/21 ヒヴァ→(ウルゲンチ)→タシケント→… ※空路移動
□8/22 …→ソウル→成田
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《真夏のシルクロード ~自力でウズベキスタン1週間~ 目次》
#0 世界ワーストランキング常連、タシケント国際空港を攻略せよ!(旅の準備と入国まで)
http://4travel.jp/travelogue/11158063
#1 「ねぇ、なんで日本人はそんなにウズベキスタンが好きなの?」 @ブハラ
http://4travel.jp/travelogue/11158066
#2 「ねぇ、日本人はガイジンが嫌いなの?」 @サマルカンド(前編)
http://4travel.jp/travelogue/11158067
#3 レギスタン広場はウズベク人との社交場だ! @サマルカンド(後編)
http://4travel.jp/travelogue/11158068
#4 ここが、星の降る砂漠のオアシスだ! @ヒヴァ
http://4travel.jp/travelogue/11172307
#5 旧ソ連三大美食都市で食べるプロフのお味は? @タシケント
http://4travel.jp/travelogue/11172310
(番外編)仁川国際空港の無料トランジットツアーで初ソウル
http://4travel.jp/travelogue/11158070
【参考書籍】
○ウズベキスタンの桜 (著)中山恭子
○ウズベキスタンと現代の日本 (著)胡口靖夫
○蒼き狼 (著)井上靖
○キルギス大統領顧問日記?シルクロードの親日国で (著)田中哲二
○日本兵捕虜はシルクロードにオペラハウスを建てた (著)嶌信彦
○オリガ・モリソヴナの反語法 (著)米原万里
- 旅行の満足度
- 2.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【旅のルート】
ウズベキスタンには4つの世界遺産の町があります。
サマルカンド、シャフリサーブズ、ブハラ、ヒヴァの4つです。
一番大きな観光地はサマルカンド。場所的にヒヴァだけが西に離れています。
しかしながら、サマルカンドが一番良いという旅行者は(私の周りでは)一人もいませんでした。
詳細は、サマルカンドの回にて後述。
シャフリサーブズはサマルカンドから車で片道2時間ほどの場所にあり、ここだけは鉄道が通っていません。
チンギス=ハンによって破壊された町を再興した英雄、アミール・ティムールの生誕地として有名ですが、日程が限られる場合はカットされることも多いようです。私も行けませんでした。
国際空港は首都タシケントにしかなく、空路であれば必ずここから入ります。
今回の私の旅程は
タシケント→空路でブハラへ→鉄道でサマルカンドへ→夜行列車でヒヴァへ→空路タシケント というルート。
ブハラとサマルカンドの順番が逆では?と思う方が大半でしょうが(実際、現地で同じことを何度も聞かれた)、これは別に間違ったわけではなく、敢えて意図的にこの順番にしました。
この件については追って書きたいと思います。 -
【書籍】
基本は、地球の歩き方「中央アジア」です。
日本人ツーリストが皆これを持っているので、もはや現地の人にも有名です。
この本、ウズベクは他の国と比べると情報量が多い方ではありますが、そうはいってもページ数が少なくやはり限界があるので、今回はLonely PlanetのCentral Asiaを買いました(あまり読まなかったけど)。
また、ウズベクは旧ソ連圏であり英語が通じない、ロシア語が必須だと聞いていたので、旅の指さし会話帳ロシア語も購入。まぁこれもあまり使わなかったんですが。。 -
【ビザ】
ウズベキスタン入国に際しては、事前の観光ビザ取得がマストです。
といっても日本人は審査が緩いようで、必要事項を記入して代行業者にパスポートを預ければ、大使館へ行って手続きをしてくれて、2週間前後で手元に返ってきます。
中国なんかだと推薦状を書いてもらわねばならないとか手続きが煩雑なのだそうです。
追って書きますが、現地に着いてみるとアジア人に占める日本人旅行者の比率がやたらと高いのは、これが理由の模様。 -
【通貨】
ウズベキスタンの通貨は「スム」です。
現地では原則として日本円からの両替はできず、米ドルが基本となります。
さらにATMもないので、事前に必要額をざっと計算し、米ドルを持っていく必要があります。
米ドルとスムの為替レートは、闇レートで2016年8月現在、1ドル=6,300スムぐらい。
闇レートについては追って書きますが、現在は1ドル=100円ぐらいなので、100円=6,300スム、つまり1,000円=63,000スムとなり、日本では千円札1枚で済むものが、現地では1,000スム紙幣を63枚出さねばなりません。
したがって両替すると、このような大量の札束を渡されます(これでたったの50ドル)。
当然ながら財布に入り切らないため、私は常に10枚だけ財布に入れておき、残りはバックパックに札束ごと裸で放り込んでいました。 -
【税関申告書】
ウズベクは、この税関申告がクセモノです。
入国時に保有している現金を、通貨ごとに正確に記入する必要があるほか、PCやカメラ、スマートフォンなどの高額な電子機器を持ち込む際も、それを申告しなければなりません。
同じものを2枚提出し、1枚は返却されるので、それを出国まで失くさずに持っておかないと、出国時にトラブルになります。
出国時に現金が増えていると、不法就労などを疑われ、逮捕・拘禁されることもあるとか。
ルールを正しく守れば大丈夫ですが、今までの旅で一番入国・出国が緊張しました。 -
【旅行1日目:8/16(火)】
さて、ここから旅行記スタートです。
夏期限定(かつ曜日限定)で成田からタシケントへウズベキスタン航空が直通便を飛ばしていますが、私はソウル(仁川)経由、アシアナ航空でのタシケント入りを選択。
成田で出発便の案内を見たら、なんとタシケント行きの直行便が欠航になっている!
ソウルからタシケントへ飛ばなかったらどうしよう…と、少し不安に苛まれながらの出発。 -
成田12:30(OZ101)→仁川15:00
初のアシアナ航空です。 -
機内食はマズくはないものの、ウマくもないという印象。
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入国せずに乗り継ぎ
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仁川空港の出発案内では、日本語も表示されます。
-
無料で鑑賞できる韓国伝統芸能
初めての利用でしたが、この空港は、世界の空港ランキングでだいたい2位になってます(1位はシンガポールのチャンギ)。
世界トップ2から世界ワースト5への乗り継ぎというのも
ネタとしては良いかも。 -
出発ロビー(出国後)のど真ん中の店でやっています
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大きなパンダがいる
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仁川16:50(OZ573)→タシケント20:20
乗客の国籍を興味深く眺めていましたが、ウズベク人と思われる人だけでなく、朝鮮系の顔の人(日本人とあまり変わらない感じ)もいて、掴みどころのない感じでした。
日本人も何人かはいらっしゃいました。 -
よくこんなに荷物を持って歩けるなと呆れてしまう量の荷物が私の隣の席に置かれましたが、当然のことながらCAに注意され、持ち主の女性が渋々収納スペースを求めて探し回っていました。
爆買いはソウルでも行われているということでしょうか。
この路線、8時間も飛ぶ立派な長距離路線なのに、座席モニターすらありません。
明らかに成田−仁川の2.5時間のほうが立派な機材でした。 -
Boarding Gateからの搭乗時刻はチケット記載通りの16:20でしたが、乗り込んでから全然動く気配がなく、結局動き出したのは17:15でした。
離陸したのはもっと後。
ベルト着用サインが消えると、機内食ではなく税関申告書が先に配られました。
英語版もあります。 -
5.で、日本円とUSドルの金額を記入。
タブレットPC、カメラ、スマホも持ち込むので、これも6.で記入。 -
裏面も記入欄があります。
日付を記入し、パスポートと同じサインをします。
今は8月なのに、なぜかJanuaryと印字されたものが配られてきました。。
事前に予習しておけばバッチリです。 -
税関申告書を書き終わった頃、機内食が出てきました。
-
さっきも書いた通り、マズくはありませんがウマくもありません。
時差ボケを防ぐため、8時間全く寝ないで乗り切りましたが、途中、真っ暗な機内で突然乗客同士が大声でケンカを始めて周りの客が叩き起こされるなど、機内ルールもへったくれもない、カオスなフライトでした。 -
ドリンクはもちろんビール。
これが韓国でシェア1位のブランドだそうです。
出発が遅れたような気がした割には、タシケント到着は定刻通り。
この空港は入国審査の行列に並ばされると膨大な時間が掛かることで有名で、それが世界の空港ワースト5にもランクインしている理由の一つ。
最悪の場合、飛行機を降りてから3時間ぐらい掛かるとか。
そう聞いていたので、私はあらかじめ前のほうの席を取り、ダッシュで出口へ向かい、預け荷物もないため、前から5番目ぐらいで無事に入国完了。
といっても、入国審査は今までで一番緊張しました。 -
ウズベキスタンは、空港敷地内では写真を撮れないため、次がいきなりホテルの部屋の写真になりますw
空港ではホテルまでの送迎をAdvantourという旅行会社にお願いしていましたが、ドライバーも敷地内には入れないので、カオスな客引きの中に紛れて待っています。
それを知らず、到着ロビーに誰もいないので焦ってしまい、ガイドがいない!と空港職員に声を掛けまくり、空港を出るのに無駄な時間を要しました。
「ここにはいないから外に出ろよ」と言ってくれれば良かったのに。
たぶん英語が通じていなかったんですね。
なお、到着ロビーに両替所はありません。
ホテルはВo'ston Hotelという、空港から近くリーズナブルで評判の良いところをBooking.comで押さえていきました。
静かな住宅街にあるので、ぐっすり寝られてよかったです。 -
【旅行2日目:8/17(水)】
前夜は、ウエルカムドリンクならぬウエルカムフルーツがありました。
ウズベクは、メロンやスイカがおいしい。
朝食も、テーブルにカットされたメロンが置いてあったので、Black Teaを入れてもらい、ウマイウマイと食べていました。 -
そうしたら、朝からボリューミーなブレックファーストが。
美味しいですが、全体的に油多め。
いきなりウズベクの洗礼を受けた気分 -
ナン。いわゆるパンです
ふんわりした食感という概念はなく、ずっしり重く固い感じ。
一切れでさえ食べ切るのが大変。
宿からは6ドルで空港(国内線ターミナル)まで送ってもらうことにしました。
15分ぐらいです。 -
空港まで送ってくれた兄ちゃんが言うには
「観光シーズンは春と秋だけど、まぁ今(8月下旬)も2週間前と比べればかなり涼しくなってきたから大丈夫。良いときに来たな、8月上旬だと気温が45℃ぐらいまで上がるから大変だよ」
とのこと。
それでも十分暑かったし、真夏であることに間違いはないですが。。
この空港の前には、ゼネラル・モーターズの工場がありました。
ウズベク政府がGMに掛け合って、国家発展の一助とするため誘致したのだそうです。
空港敷地内は撮影禁止なので、車内からこっそり撮影。
ここから、ウズベキスタン航空の国内線でブハラへ飛びます。
ウズベクは旅のスタート地点に立つまでが大変です。
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#1 ??? @ブハラ へ続きます。
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