福岡ぶらり歩き　門司港

2016/08/05 - 2016/08/09

今回の九州旅行の目的は、熊本で友人に会うことと都府楼を訪ねることの２つだったが、福岡県の観光案内書を読んでいると、門司港がとても魅力的に感じた。

海がない奈良在住なので、港町に憧れのような感情を持つ。そして、港町は瀟洒な洋館がよく似合うが、門司港にもありました。潮風を頬に感じながら、遊歩道を歩き、その洋館を眼に収める。贅沢な時間の過ごし方です。

また、門司港は歴史的にも興味深い土地なのである。源氏と平家の最後の戦いである「壇ノ浦の戦い」、宮本武蔵と佐々木小次郎が戦った「巌流島」、また明治維新を迎えるに当たって、幕末では数々の産みの苦しみを経験したが、その一つ、長州藩が自らの非力を顧みず、外国の船を２度に渡り、砲撃した「馬関戦争」の舞台は、関門海峡だが、それぞれ門司港と眼と鼻の先だ。

その門司港に着いたのが、土曜の夕刻だ。

門司港の夜景も捨てがたいが、これまで一度もうまく撮れたことがない。しかし、性懲りもなくシャッターを押すと、会心の一枚が撮れました！理由は簡単。丁度眼の高さに箱があったので、カメラをその箱に置き、シャッターを切っただけ。手振れのため、これまでのものは、全滅だった訳です。今回、その写真を表紙に使わせてもらいました。カメラの達人には、開いた口が塞がらないくらいの低レベルな写真かも知れませんが、私にとっては記念すべき一枚です。これで、夜景を撮る極意が分かったような気分になりました。

翌日の日曜日には、「関門海峡クローバーきっぷ」を使い、トロッコ列車、バス、船といろんな乗り物に乗った。関門トンネルを歩いて渡ったが、福岡県と山口県の県境には線が引かれ、それを渡るときは、何ともいえない爽快感を感じた。

楽しみの昼食は、「唐戸市場」で「よくばり海鮮丼」を食べようと考えていたのですが、どれが「よくばり海鮮丼」かよく分からず、金1000円也の海鮮丼を選んだ。やはり港町の海鮮丼です。間違いはなかったですよ！

エリア 門司・関門海峡(福岡)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JRローカル 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

旧大阪商船　8月6日夕刻撮影

北九州市旧大阪商船 美術館・博物館

旧門司税関　8月6日夕刻撮影

北九州市旧門司税関 名所・史跡

門司港レトロ展望室　8月6日夕刻撮影

門司港レトロ展望室 名所・史跡

旧門司三井倶楽部　8月6日夕刻撮影

旧門司三井倶楽部 名所・史跡

門司港ホテル　8月6日夕刻撮影

プレミアホテル 門司港 宿・ホテル

関門橋　8月6日夕刻撮影

門司港　8月6日夕刻撮影

門司港　8月6日夕刻撮影

門司港　8月6日夕刻撮影

門司港　8月6日夕刻撮影

右に関門橋が見え、対岸の中央あたりに下関・唐戸市場が見えます。

門司港レトロ案内MAP 8月７日午前中撮影

まずは、案内マップを御覧あれ。といっても、別に余裕がある訳でもなく、門司港の目覚めが遅すぎるため、案内マップでも見ようか、という気分になったもの。

ホテルから門司港に9時に来たのだけれど、トロッコ列車の始発は、10時。高いところに上ろうか、と門司港レトロ展望室（31F）を目指すも、10時にならないと、オープンしないとのこと。「はね橋」も10時にならないと開かない。何でも10時スタートだ。

トロッコ列車乗り場

トロッコ列車　時刻表

門司港散策

門司港散策　連絡船のりば

門司港散策　関門橋

門司港散策　はね橋

門司港散策　旧門司税関

門司港散策　門司港レトロ展望室

門司港散策　門司港レトロ展望室

門司港散策　門司港レトロ展望室

奈良在住ですが、生まれは大阪。大阪のおっさんからしたら、観光地で朝の10時から仕事を始めましょうか、というのは信じられないことです。それも当日は日曜日です。稼ぎが見込まれる絶好の日なのです。「もっと気張らなあかん」とぶつぶつ文句をいいながら、歩いておりました。

門司港散策　かいもん市場

門司港散策　

右奥は遊覧船のりばで、中央の建物が「海峡プラザ」。食事処や土産物屋が入っている。

門司港散策　国際友好記念図書館　（手前の建物）

門司港散策　旧門司三井倶楽部

トロッコ列車

やっとトロッコ列車に乗れます！2両編成で、定員100名。「九州鉄道記念館駅」から乗り込み、「関門海峡めかり駅」を目指す。所要時間は10分。日本で一番短いトロッコ列車とのこと。

ちなみに、「関門海峡クローバーきっぷ」は、おとな800円です。

トロッコ列車　車内風景

「一人一回クジを引いて下さい」とのことで、乗車するときに引き、トロッコ列車乗車記念のハンカチ・タオルをいただきました。

トロッコ列車　車窓風景

トロッコ列車　九州最北端の駅

関門トンネル付近

さて、歩いて関門海峡を渡ります！

関門トンネル付近

写真中央部の茶色の建物が、昼食を摂ろうと考えている唐戸市場。左側の丸みのある建物は水族館で、ひょろ長いのが、「海峡メッセ下関・海峡ゆめタワー」。

関門トンネル人道入口

関門トンネル

まずは、エレベーターを使わせてもらいます。

関門トンネル

トンネルの中はこういうようになっております。歩行者用トンネルは、780Mとのこと。

関門トンネル

福岡県から山口県にひょいと渡ります。もう少し若ければ、そして友人と一緒ならば、この線を行きつ戻りつしたことでしょう。一人旅では、気恥ずかしくてできません。

関門トンネル人道入口（下関側）

関門トンネル人道入口（下関側）

関門トンネル人道入口付近（下関側）

みもすそ川公園付近。勇ましい銅像が二体あります。一つは、壇ノ浦の合戦で、八艘飛びを披露した源義経で、もう一つは、平家の大将である平知盛。

みもすそ川公園付近

こちらが、平知盛の銅像です。

みもすそ川公園付近

八艘飛びを披露した源義経の銅像。

みもすそ川公園付近　安徳帝御入水之処

みもすそ川公園付近

潮の流れの速いこと！1日4回潮流が変わり、その速さは時速18キロとのこと。

みもすそ川公園付近

砲台もありましたが、暑さのため、足が動こうとしません。暫し木陰でバスを待ちます。

唐戸市場付近から

対岸は門司港です。

唐戸市場付近から

巌流島の方角を望む。

巌流島には、唐戸桟橋と門司港の連絡船のりばの2ヶ所から船が出ている。

唐戸市場

唐戸市場【活きいき馬関街】 市場・商店街

唐戸市場

昼時だったので、けっこうな人出です。

唐戸市場

「よくばり海鮮丼」を探しましたが、それらしきものがありません。

人に聞けばよいのですが、”よくばりXXX”と言えますか？代わりに、切り身がたっぷりのった海鮮丼を選びました。

唐戸市場

切り身たっぷりの海鮮丼とふぐ汁。計1400円。もう一度食べたい！

難点は、察しのいい人はもうお気づきでしょうが、海鮮丼とふぐ汁が何故椅子の上にあるかです！優雅さと真逆の環境で食事をしなければなりません。「優雅さ」をとるか、「味」に比重を掛けるか。思案のしどころです。

唐戸桟橋

唐戸桟橋

お腹も一杯になったことですし、門司港に戻ります。日中は移動時間に当て、本日宿泊するホテルのある博多へJRで向かいます。明日の訪問先は「都府楼」です。