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酷暑の日、湖畔の遊歩道の木陰は、湖畔からの涼しい風が吹いていました。今年7月から公開されたばかりの旧イギリス大使館別荘は、思った程混んでいませんでしたが、これから混むのではないでしょうか。湖畔に建つ2階建ての別荘は、それ程広くはないので、玄関でスリッパに履き替えるのですが、スリッパがなくなると、玄関で待つことになります。外国人の姿も見掛けられ、人気のあるところなんですね。この先にある旧イタリア大使館別荘では、湖に入ることが出来るため、泳いでいるイタリア人の若者達がいました。表紙の写真は、中禅寺湖から三段に積み上げられた石段の上に建つことから三段テラスと呼ばれている別荘前のテラスを言います。<br />2階でお茶を飲めるスペースがありますので、目の前の景色を眺めながら、ゆうくりとお茶を飲んでみてはいかがでしょう。

中禅寺湖畔散策・旧イギリス大使館別荘

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2016/07/29 - 2016/07/29

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belledune

belleduneさん

酷暑の日、湖畔の遊歩道の木陰は、湖畔からの涼しい風が吹いていました。今年7月から公開されたばかりの旧イギリス大使館別荘は、思った程混んでいませんでしたが、これから混むのではないでしょうか。湖畔に建つ2階建ての別荘は、それ程広くはないので、玄関でスリッパに履き替えるのですが、スリッパがなくなると、玄関で待つことになります。外国人の姿も見掛けられ、人気のあるところなんですね。この先にある旧イタリア大使館別荘では、湖に入ることが出来るため、泳いでいるイタリア人の若者達がいました。表紙の写真は、中禅寺湖から三段に積み上げられた石段の上に建つことから三段テラスと呼ばれている別荘前のテラスを言います。
2階でお茶を飲めるスペースがありますので、目の前の景色を眺めながら、ゆうくりとお茶を飲んでみてはいかがでしょう。

旅行の満足度
4.5

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  • 気持ちの良い湖畔の道を歩いていくと見えて来ました。

    気持ちの良い湖畔の道を歩いていくと見えて来ました。

  • 7月から公開されているので、これから混んで来るのでしょうね。

    7月から公開されているので、これから混んで来るのでしょうね。

  • 湖畔に建つ旧英国大使館別館です。<br />この湖畔沿いの道をまっすぐ進むと、間もなく旧イタリア大使館別荘が見えて来ます。<br />

    湖畔に建つ旧英国大使館別館です。
    この湖畔沿いの道をまっすぐ進むと、間もなく旧イタリア大使館別荘が見えて来ます。

  • 建物前の「三段テラス」です。

    建物前の「三段テラス」です。

  • 説明の案内がありました。湖畔から見上げるとこんな具合に見えます。

    説明の案内がありました。湖畔から見上げるとこんな具合に見えます。

  • 内部の説明によると、こんな地形になっています。

    内部の説明によると、こんな地形になっています。

  • テラスからの眺望です。

    テラスからの眺望です。

  • 雲がなければ、この方角に白根山が見えます。

    雲がなければ、この方角に白根山が見えます。

  • 1階の見取り図です。

    1階の見取り図です。

  • 2階の見取り図。

    2階の見取り図。

  • 1階の展示室は、英国外交官アーネスト・サトウが、明治5年(1872)に初めてこの地を訪れ、この地をとても気に入り、ガイドブック「日光案内」を刊行しています。明治29年(1896)に自分の山荘を中禅寺湖畔の南岸に建てて、登山や植物採取をしていました。後に、その山荘は英国大使館別荘となり、平成20年(2008)まで使われていました。

    1階の展示室は、英国外交官アーネスト・サトウが、明治5年(1872)に初めてこの地を訪れ、この地をとても気に入り、ガイドブック「日光案内」を刊行しています。明治29年(1896)に自分の山荘を中禅寺湖畔の南岸に建てて、登山や植物採取をしていました。後に、その山荘は英国大使館別荘となり、平成20年(2008)まで使われていました。

  • Ernest Satow という姓「サトウ」は、父方のスラヴ系の希少姓だそうです。サトウという姓から佐藤、又は薩道という漢字を使って表し、名前も愛之助と名乗っていました。彼は、ドイツ人の父と英国人の母の三男として、倫敦で生まれました。<br />1843年、日本に来てから日本語を習得し、会話、習字を学び、半年後には幕府からの書簡をほぼ正確に訳すまでになっていました。<br />英国での日本学の基礎を築いた人物で、明治14年(1881)には、奈良時代からの日本印刷文化史を纏めた「日本古印刷史」を英文で上梓しています。

    Ernest Satow という姓「サトウ」は、父方のスラヴ系の希少姓だそうです。サトウという姓から佐藤、又は薩道という漢字を使って表し、名前も愛之助と名乗っていました。彼は、ドイツ人の父と英国人の母の三男として、倫敦で生まれました。
    1843年、日本に来てから日本語を習得し、会話、習字を学び、半年後には幕府からの書簡をほぼ正確に訳すまでになっていました。
    英国での日本学の基礎を築いた人物で、明治14年(1881)には、奈良時代からの日本印刷文化史を纏めた「日本古印刷史」を英文で上梓しています。

  • 駐日英国大使館の桜並木はサトウが植樹を始めたものだそうです。入籍はせず、武田兼と内妻として、3人の子供がいました。倫敦に呼び寄せた次男は、植物学者となっています。1862年〜1883年は、通訳、駐日公使を務め、2度目の来日は、1895年〜1900年で、駐日特命全権公使でした。1900年〜1906年は、駐清公使を務めています。その後、一旦帰国しますが、日本で暮らそうとした頃、病に倒れ、亡くなりました。家族に宛てた日本語の手紙は、横浜開港資料館に所蔵されています。その内、見に行ってみようと思います。

    駐日英国大使館の桜並木はサトウが植樹を始めたものだそうです。入籍はせず、武田兼と内妻として、3人の子供がいました。倫敦に呼び寄せた次男は、植物学者となっています。1862年〜1883年は、通訳、駐日公使を務め、2度目の来日は、1895年〜1900年で、駐日特命全権公使でした。1900年〜1906年は、駐清公使を務めています。その後、一旦帰国しますが、日本で暮らそうとした頃、病に倒れ、亡くなりました。家族に宛てた日本語の手紙は、横浜開港資料館に所蔵されています。その内、見に行ってみようと思います。

  • 室内に展示してある中でも、こういうシニカルなものが好きです。

    室内に展示してある中でも、こういうシニカルなものが好きです。

  • 2階の英国文化交流室となっているスペースでお茶を飲むことが出来ます。

    2階の英国文化交流室となっているスペースでお茶を飲むことが出来ます。

  • ということで、私はミルクティーを、お友達はヨークシャーティーを注文しました。この茶器はイギリスの年代物なので、割らないようにしなければ...

    ということで、私はミルクティーを、お友達はヨークシャーティーを注文しました。この茶器はイギリスの年代物なので、割らないようにしなければ...

  • 目の前の薔薇の花はイギリス大使館から寄贈された特別種だとか。

    目の前の薔薇の花はイギリス大使館から寄贈された特別種だとか。

  • 玄関入口にあった昔の中禅寺湖畔の写真です。

    玄関入口にあった昔の中禅寺湖畔の写真です。

  • 昭和22年(1947)に建てられた中禅寺湖畔のボートハウスです。日光観光ホテル(現・中禅寺金谷ホテル)の附帯施設で、アメリカのリゾート施設をモデルにしています。中禅寺湖には昭和初期に欧米諸国の外国人が避暑に訪れて、魚釣りや船遊びを楽しんでいました。夏は外務省が日光へ移ったと言われるほど、賑わったとか。

    昭和22年(1947)に建てられた中禅寺湖畔のボートハウスです。日光観光ホテル(現・中禅寺金谷ホテル)の附帯施設で、アメリカのリゾート施設をモデルにしています。中禅寺湖には昭和初期に欧米諸国の外国人が避暑に訪れて、魚釣りや船遊びを楽しんでいました。夏は外務省が日光へ移ったと言われるほど、賑わったとか。

  • 2階デッキからの眺めです。

    2階デッキからの眺めです。

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