晴れおじさん旬を食べる　その１

2016/07/31 - 2016/07/31

ＢＳの民放では、毎日、様々なサプリメントのプロモーションが流れ、「３０分以内に電話された方に限り、○○円の特別価格でご提供します。」のお決まりの文句に釣られて購入した経験は、多くの方がお持ちでしょう。
どうも、農産物や水産物も、旬の一定期間内に食べた方に限り、栄養価を超えた不思議なパワーがチャージされるように思えてなりません。
体力の衰えを感じ始めた還暦の晴れおじさんが、旬の食べ物を求めて東奔西走した体験を御紹介していきます。

エリア 鳥海山（山形側）(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

今日のドライブのスタート地点です。

石段を登って行きます。

高麗館。山形県戸沢村の道の駅です。
以前、この村に韓国から沢山の花嫁がやって来たことから、コリアンテイストたっぷりの、レストランや売店を備えたこの建物が造られました。

国道４７号線沿いにあり、向かい側を最上川が流れています。

売店には韓国の輸入食料品が並び、

中庭には、トルハルバンが鎮座しています。

でも、もちろん今日食べに行く旬の食べ物は、韓国のものではありません。
とはいえ、ココナッツパウダーとゴマが入っているという韓国クッキーが美味しそうだったので、つい買ってしまって、

私も妻も１枚食べてから、スタートします。

国道４７号線を西に少し走ったら、川船が展示されていました。

戸沢藩船番所。ここが、最上川船下りの乗船場所になっています。

３０分ごとに出発して、乗船時間は１時間のようです。

最上川を右手に見ながら、しばらく走ると、

下船場所の近くに産直の店がありました。

焼たまご。
「ここでしか買えませんよ。」「それじゃあ、買って見ますか。」

白身が茶色になっていて、燻製のようでした。味は、まずまず。

さて、道草ばかりせず、先を急ぎましょう。

赤い橋を北側に渡り、

最上川の右岸を走っていくと、左手に庄内町の風力発電施設が見えてきました。

前を赤いピックアップトラックが走っていて、外国のような雰囲気が漂います。

鳥海山が右手にだんだん迫ってきます。

遊佐町に入りました。黒い瓦屋根の家が続きます。

目的地が見えて来ました。

道の駅鳥海「ふらっと」に到着。ふらっと、入ります。

ありました。天然岩牡蠣。

二つ買って殻を剥いてもらいます。

おじさんが手際よく刃物を使って

殻を剥いたら、隣りのおばさんが綺麗に洗って、レモンスライスを添えてくれます。

あれ、三浦友和さんも食べに来たのかい？
良く見たら、お笑いタレントの三浦友加さんの色紙でした。なーんだ。

庄内産天然岩かき。正に旬。醤油差しに入っているタレを少しかけて、

同じ建物の食堂に持って行き、ご飯セットと組み合わせて岩牡蠣お膳の出来上がり。
しめて1500円。

妻は、牡蠣の卵とじ丼を注文。
小ぶりの牡蠣が5個入っていて、850円。

もちろん、半分ずつシェアして食べました。やはり、天然岩牡蠣の新鮮さが際立ちます。ミルクのような深い甘味もありました。期待した通りの｢旬｣をいただきました。満足、満足。
食堂の中は、次々に客が入ってきて満席です。

新鮮な岩牡蠣を育てた庄内の海を見なくては。
少し北に走って、海水浴場に向かいます。

駐車場の案内板に鳥海山の湧水が紹介されています。

湧水の場所が写真に示されています。

本当の景色はこれ。

浜に降りて見ます。

湧水が混じった海水は、とても澄んでいます。これが美味しい岩牡蠣を育てているのでしょう。

小さい子供のいる家族で賑わっています。
私ら夫婦も、ずうっーと前、幼稚園児の長女を連れて海水浴に来たことがありました。

孫　｢あっ、おじいちゃん。貨物列車が来た！｣

私　｢おぅ、本当だ。昔、ママも見て喜んだんだよ。｣

孫　｢長い、長い。｣

私　｢うん、長いね。なあ、ばあさん、昔を思い出すねぇ。｣
妻　｢何言ってるのよ。子供達は、まだ結婚していないじゃない。｣
私　｢そうでした。｣

さて、帰る前に鳥海山の神様にお参りをしましょう。

鳥海山大物忌神社(ちょうかいさん おおものいみ じんじゃ)。
出羽一の宮で、由緒正しき神社のようです。

スタート地点の高麗館の狛犬に比べて、こちらの狛犬は真面目な顔つきをしています。

かなり長い石段を登って、

参拝しました。

本殿には、「鳥海山の神」と「月山の神」の両方が祭られています。
両所の宮と呼ぶようです。

さて、しっかりお参りを済ませて帰り道をかなり走ってから、酒田市松山地区(旧松山町)の眺海の森から夕日を見ようと思い立ち、脇道に入りました。
松山城跡を過ぎて、坂道を登って、眺海の森の駐車場に車を停めて、しばらくすると、

日本海が夕日に赤く照らされて来ました。

日本海のアップ。手前の水溜まりは、蛇行する最上川です。

目を北西に向けると、鳥海山が悠然と日没を待っています。
恵み多き神の山。山形県に生まれて良かった。妻もそう感じている様子が伝わって来ました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

完

この旅行記へのコメント （2）

• kobapyさん 2016/09/24 09:46:33

  釜磯は綺麗な海ですね！

  アジア好きの晴れおじさん様、おはようございます。
  
  初めまして、kobapyと申します。
  
  この度は当方の旅行記にご投票して戴き、ありがとうございます。
  さらにフォローまで戴きうれしいです。
  
  先ほど山形・庄内旅行記拝見いたしました。
  ”晴れおじさん”の名の通りお天気の良い旅行記で、
  曇りor雨男の私としてはうらやましい限りです。
  
  この旅行記で釜磯の海岸湧水地、初めて知りました。
  海岸に水が沸いているなんて珍しいですよね。
  （温泉が沸いているのは何カ所か知っていますが。）
  
  きっと綺麗な水質が美味しいカキを育んでいるんですね。
  
  山形の海沿いはまだ行ったことがないので、
  いつか行って旬なカキを食べてみたいと思いました〜。
  
  私もフォローさせていただきますので
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  
  
  

  アジア好きの晴れおじさんさん からの返信 2016/09/24 15:56:12

  RE: 釜磯は綺麗な海ですね！

  御丁寧なメッセージをいただき、誠に有難うございます。
  
  昨年秋から投稿を始めましたが、歳をとって来たせいか、郷土自慢のような口コミや旅行記が多くなりがちです。しかし、多少の脚色はあるものの、全て私自身の感動をベースにしていますので、お訪ねいただいて期待を裏切ることはないと思います。機会があれば、ぜひ山形県も観光してください。
  
  夜行がお好きとのこと。私も、夜行寝台などの旅に未だに憧れを抱いています。
  １泊５日など、自分では実行しがたい旅行を、旅行記をフォローさせていただくことでバーチャル体験させていただきたいと思います。御投稿を楽しみにしております。