羽曳野の温泉と羽曳野でがんばる若い無農薬農家「角田農園」　

2016/07/25 - 2016/07/25

大阪の羽曳野で５年前から夫婦で無農薬農家を営んでおられる角田農園。もともと別の会社で働いていたのを、「好きなことをしたい」と農業大学卒業後農家の高齢化のために栽培されなくなった休耕地だったところを地主から借りて複数の農地で無農薬の野菜を栽培されている農園を見学に行ってきました。

エリア 富田林・羽曳野(大阪)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

富田林の寺内町見学の後に立ち寄ったのは古市駅。
ここから、日帰り入浴可能な温泉を目指します。

こちらです。大阪の鶴橋にも支店があってそちらはよく行きますが、羽曳野の本店初めて利用します。送迎バスに乗り込みます。

到着した横にはパチンコ屋がありました。

その隣に施設があります。スーパー銭湯といわれるものになりますが、
掘って湧き出ている、天然温泉もありました。

一風呂浴びてから、駐車場である若い農家さんと待ち合わせをしていました。
こちらはその途中にある野菜の直売所です。

農家さんの農園「角田農園」に到着しました。
複数の畑をお持ちのことでそのうちのひとつがこちらです。

脱サラして5年若い農家さんです。

小さな花のつぼみがありました。

こちらが角田農園の角田さん。畑の案内をしてもらいながら、
いろいろな疑問を説明してくれました

もともとサラリーマン生活していたところ、農業への思いが強くなり
農業大学に入って学ばれたそうです。

普段都会の街中に住んでいるとこういう緑を見ると安心します。

農業用水があります。この水路があるかどうかは想像以上に大事なことなのだそうです。

多くの作物が植えられています。

小さな花が咲いていました。

実がなっています。こちらは無農薬で野菜を栽培しています。

この黒いシートは「マルチ」と呼ばれるもので、雑草が生えて
本来の作物に栄養が取られないようにするための工夫なのだそうです。

このゴムホースは水をまくためのもの

取れたての野菜を味見させてもらいました。

休耕地を任されて栽培されていますので、土地が入り組んでいます
すぐ近くに別の農家の人の土地があり、水田がありました。

水田の稲が青々と生長しています。

ビニールハウスがあります。無農薬野菜は自然農法とは違いますので
こういうビニールハウスも必要に応じて活用します。

中にはトマトが栽培されていました。

見た目からおいしそうなトマトができています。

こちらはまだ熟れる前の実ですね。

トマトについて話を伺います。

こちらは肥料に使われます。

実は、農薬を使わないためにある病原が入ってしまうと全滅に近い状況に
なってしまうそうで、こちらがそういう運命にあってしまいました。
ということで商品にならないと、いうことで好きなだけもって帰ってもよいと
いわれました。

がんばってとったトマト。まだありますがキリがありません。
このトマトはソースにすることにしました。

この病原がはいると、このようにいっせいに葉が枯れてしまうそうです。

さらに別の畑を案内してくれました。

途中、このような花が咲いていました

畑の外は竹林が生い茂っていました。

こちらの畑で、苦労話などを伺いました。
想像以上に過酷で大変な農作業ですから、志を持ってはじめた若い農家さん
の多くは、しばらくして挫折してすぐにやめてしまうそうです。
角田さんもそうなりかけることも多いそうですが
その時にはしゃがんで、小さな虫たちを見ながら
モチベーションを維持されるそうです。

自然のものと文明の人工物の2ショットです。

小さなみかんがありました。

別の畑を案内してくれました。こちらは広々とした空間が広がります。

農業用水の水門です。

今は何も植えていないそうです。
しばらくしてからまた新しい作物を作るために植えるそうです。

それぞれの土地には地権者がいるそうですが、その方が一部を自分のために
農作物を植えておられました。

最後に川沿いの小さな畑を案内されました。ここは初めて作物を植えた思い出の地なのだそうです。

なすびが成っていました。

元々は「なすびの農家」という角田農園さん
の原点はここにあるそうです。

すぐ近くに小さな川が流れています。

小さな花が咲いていました。

今回はいろんなお話をうかがうことができました。

農業は大変ですが、がんばる若い人が増えればまだまだ可能性はあるかもしれませんね。

古市の駅まで送ってもらいました。ここから電車に乗って帰りました。