2016/07/23 - 2016/07/23
5位(同エリア780件中)
旅猫さん
中止になった千畳敷カールへの旅の代わりに訪れた奥日光。
二日目は、金精峠を越えて上州片品村の丸沼高原へ行く予定。
しかし、前の晩は雨模様。
天気予報も微妙な感じだった。
でも、最近、旅先では結構晴れることが多いので、実はなんとかなると思っていたりする。
さて、日光白根の神様は、快く迎えてくれるだろうか。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝、目が覚めて窓の外を見れば、青い空!
昨夜の雨が嘘のような、気持ちの良い朝だった。 -
朝食は、微妙な品揃え。
鮭と海苔があったのは嬉しいが、サラダとスイカはいらなかったな。
ご飯が美味しく、久しぶりに三杯も食べてしまった。
軽くなので、普通の一杯半ぐらいだけど。湯元 板屋 宿・ホテル
-
宿を辞して、バスターミナルへ。
8:40発の丸沼高原行無料シャトルバスは、バスターミナルの向かいにやってきた。
このシャトルバスは、丸沼高原の直営施設を利用する人だけが利用できる。
今回、丸沼高原のゴンドラを利用するので乗ることにしたのだ。
そして、初めて金精峠を越えるので、ちょっとワクワク。 -
バスは、湯元温泉から峠へと向かう。
つづら折りの道からは、湯ノ湖や男体山の姿が見えた。
峠を金精トンネルで抜けて上州へ。
そして道沿いに菅沼と丸沼を見ると、丸沼高原スキー場のセンターハウスに到着した。
湯元温泉からは、40分足らずだった。丸沼高原スキー場 スキー場
-
センターハウスの隣から、ゴンドラリフトに乗り、しばしの空中散歩。
眼下には、丸沼が見えてきた。丸沼 自然・景勝地
-
ところが、途中から深い霧の中へ。
これでは何も見えないなとがっかりしていたら、また視界が晴れてきた。
このゴンドラリフトの全長は2,500mあり、高低差は600m。
下界は曇っていても、上の方は晴れていることが多いようだ。日光白根山ロープウェー 乗り物
-
約15分の空中散歩で山頂駅に到着。
外へ出てみると、『天空の足湯』の文字が。
足湯は苦手だが、『天空の』と付くとちょっとは気になる。
行ってみると、展望台に足湯があった。
もちろん、入らなかったが、こんな高い場所に足湯があるとは驚いた。
しかも、目の前の景色が素晴らしかった。 -
右手奥には、ゴンドラリフト越しに、名峰燧ケ岳が。
-
正面には、至仏山から笠ヶ岳への稜線が続いている。
-
そして、その左手には武尊山も。
もっと雲が無ければ、浅間山や草津白根、谷川岳なども見えるそうだ。
日本百名山の内、10座が見えるという好展望地だ。 -
振り返れば日光白根山の雄姿がどんと聳えている。
手前はロックガーデン。
黄色の建物がレストハウスで、その背後の森の中に遊歩道が続いている。
天気も良いので、その遊歩道を歩いてみることにした。日光白根山 自然・景勝地
-
遊歩道の入口には、二荒山神社が鎮座していた。
平成15年に建立された新しいお社だが、その前身は、永享元年(1429)に日光白根山の山頂に建立された白根山神社。
荒廃し倒壊していたこの神社に代わり、改めて勧請されたそうだ。
祭神は大己貴命(大国主命)だが、本来は、男体山と日光白根山の神。
『二荒山』とは、二つの荒ぶる山のことなのだ。
ちなみに、『二荒(ふたら)』が転じて『日光(にっこう)』となったと云われているが、それが事実だろう。
と言うことで、白根の神様にご挨拶。
そして、いつもの大切なお願いもしっかりとね。 -
ご挨拶もしたので、さっそく森の中へ。
かなり鬱蒼とした森で。林床には苔がたくさん生えていた。
シラビソが多いらしく、独特の雰囲気がある。 -
ふと足元を見ると、若いシラビソが。
散策路の整備のために切られたのであろう樹の後に生えたものらしい。
運がいい奴だが、大きくなれるかはそれこそ天運だ。 -
苔生した林床には、小さな世界が。
みんな、必死に生きようとしているのが感じられる。 -
10分ほど歩くと、木々の間から燧ケ岳が望めた。
さすが、東北地方最高峰だけのことはあり、堂々とした山容だ。燧ケ岳 自然・景勝地
-
それにしても、この森は涼しい。
窪地が多く、溶岩の隙間が多いせいなのか、冷気が漂っている感じだ。
苔が生えやすい環境なのに、湿度はそれほど感じない。 -
そんな苔の世界もまた美しい。
昨夜まで雨が降っていたので、苔に水滴が付いて、それは綺麗だった。 -
苔とシラビソの子供が創り出す森。
小さな森だけど、なんて繊細で綺麗なのだろう。
ずっと観ていても飽きないな。 -
これまた面白い苔だなぁ
毛むくじゃらって感じだな。 -
シラビソの幼い兄弟姉妹。
今は仲良しだけど、厳しい生存競争が待っている。 -
こちらは、シダの子供かな。
三姉妹と言ったところか。 -
これぞ倒木更新。
森の移り変わりが手軽に感じられる貴重な遊歩道かも。 -
何だか、久しぶりに『森』を体感した感じ。
そして、盆栽や寄せ植えなど、日本人の美意識の原型のような世界を感じられたなと。
やはり、自然の造形美には敵わないね。 -
出口で見つけた小さなキノコ。
ほんとに小さくて、とても繊細なキノコだった。 -
40分足らずで、ロックガーデンのある広場に戻ってきた。
左手を見れば、まだ日光白根山の雄姿が。 -
まだ時間があるので、ロックガーデンを散策。
ちょうど駒草が見ごろだった。 -
中には、色の濃い駒草も。
園芸品種? -
そして、白い駒草もちらほら。
-
真ん中にあった東屋の脇には、ヨツバヒヨドリも。
この花も、良く見ればとても繊細だ。 -
再び、天空の足湯がある展望所にやってきた。
かなり雲が増えたみたいだな。
湧きあがるようで、何とも言えず綺麗。
雲って、飽きないよな。 -
ちょっと休憩したくなり、レストハウスへ。
入口に、ソフトクリームの文字を見付けたので、迷わず併設のレストランへ入ることにした。 -
買い求めたのは抹茶ソフト。
ちょっと盛りは少なかったが、コーンの先まで入っていたので良しとしよう。
味の方はと言うと、かなりあっさりめだった。 -
帰りのゴンドラに乗る前に、もう一度眺めを楽しむ。
山並みはほとんど雲に隠れてしまった。
顔を出していたのは燧ケ岳だけに。
湧き立つような雲がいい感じだ。 -
ゴンドラに乗って下って行くと、往きと同じように霧の中に突入。
下が見えないように、麓から見上げると何も見えないのだろう。
たぶん、諦めて帰ってしまう人もいるだろうな。 -
霧の中から現れた青い空。
美しいの一言だ。 -
濃い霧の中を抜けると、もうセンターハウスがすぐのところに。
何だか、車が増えたような。
土曜の午後に近づいてきたので、そろそろ混んでくるようだ。
こちらは、混む前に脱出だ。 -
帰りは、今年の5月、24年ぶりに復活した片品村と日光を結ぶ路線バス。
その名も、『日光・かたしなエクスプレス』。
関越交通が運行し、尾瀬の玄関口鎌田と中禅寺温泉を1日2往復している。
11:33発の『日光・かたしなエクスプレス』に乗り、丸沼高原を後にする。
乗客は数人で寂しい限り。
この路線は、途中、丸沼温泉に寄るところが特筆されるな。
丸沼の湖畔を走るのもありがたい。丸沼 自然・景勝地
-
再び金精トンネルを抜けて日光側へ。
朝も見えた男体山と湯ノ湖が、まだ綺麗に見えていた。男体山 自然・景勝地
-
日光湯元温泉バス停には、予定の12:11より数分遅れて到着。
隣には、12:35発の日光駅行きの東武バスがすでに停まっていた。 -
定時に発車した東武バスは、湯ノ湖畔を走っていく。
去年の秋に来た時は、湖畔の遊歩道がもの凄く寒かったな。湯ノ湖 自然・景勝地
-
そして、昨日歩いた戦場ヶ原を縦断。
日光白根山の方を見ると、やはり雲が掛かっている。
でも、あの雲の上は晴れているんだよな。戦場ヶ原 自然・景勝地
-
中禅寺湖に差し掛かると、急に霧が出てきた。
あっという間に霧に包まれ、幻想的な風景に。
これでは、遊覧船も出られないだろう。
中禅寺温泉バスターミナルからは大勢の人が乗って来て、満員になってしまった。中禅寺湖 自然・景勝地
-
バスは、霧に霞むいろは坂を下り日光市街地へと入っていく。
そして、東武日光駅前には14時前に到着。
時刻表より、少し早く着いたようだ。
帰りの特急は14:35なので、駅前にあったカフェレストランで食事をすることに。
食べたのはビーフカレー。
量は多かったが、お肉がほとんどなくがっかりだし、味も大したことはなかった。カフェ・ラ・セゾン グルメ・レストラン
-
早目に行こうということになったのだが、駅の改札で出発案内を見て焦った。
14:35発と言うのは下今市駅の時刻で、東武日光発は14:25だったのだ。
発車1分前でギリギリセーフ。
間に合ってよかった、危ない危ない(^^;
終点の下今市駅から、特急『きぬ126号』に乗り春日部駅で乗り換えて大宮駅へと戻った。
今回の旅は、雨の中の出発となり不安だったが、結局、外では雨に降られず、二日目は天気も回復。
ホザキシモツケもたくさん見られたし、山々の眺めも楽しめたので良かったなと。
この後、8月後半まで旅の予定は無い。
夏休みは混むし、熱いので、しばらくお休みするかな。東武日光駅 駅
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- hot chocolateさん 2016/10/21 02:55:52
- 花と雲と温泉と♪
- 旅猫さま
こんばんは〜
やはり日本の温泉は癒されますね。
外国の温泉は、水着を着て入りますから、温水プールのようで情緒もないですね。
前日の夜は雨だったのに、朝目覚めてみるといいお天気だったなんて、嬉しいですね。
全長2,500mのゴンドラリフトですから、山の上の景色は素晴らしいでしょうね。
まさに天空♪
次の旅行記は上州ですね。
私も今、上州、水上の旅行記を書いている最中です。
来週は、同じく上州の草津に行って来ます。
hot choco
- 旅猫さん からの返信 2016/10/21 22:57:33
- RE: 花と雲と温泉と♪
- hot chocoさん、こんばんは〜
いつもありがとうございます!
日本の温泉は、最高ですよね。
先日、野天風呂、しかも混浴に入ってきましたが、素晴らしかったですよ。
湯船の底から、豪快に湯が湧いていて、天然のバブルバスみたいでした。
この時は、運よく晴れてくれたので、山もかなり見えて良かったです。
白い雲が湧きあがり、それは綺麗でした。
水上も良いところですよね。
来週は草津ですが、上州も温泉がたくさんあって好きです。
私は、明日から奈良へちょこっと出かけてきます。
旅猫
-
- rupannさん 2016/10/16 23:23:56
- 天空の足湯
- とゴンドラからの眺め〜いいですねぇ
私も足湯はあんまり...
山の上 山にかかる雲 雲ってすこしづつ変化して
飽きないですよねぇ
お天気も快復してよかったですねぇ
by rupann♪
- 旅猫さん からの返信 2016/10/20 17:16:36
- RE: 天空の足湯
- rupannさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
初めて訪れた丸沼高原でしたが、天気も回復してよかったです。
ゴンドラや山頂駅からの景色もきれいでしたし。
rupannさんも、足湯は苦手でしたか。
やっぱり、温泉は体中で感じないといけませんよね(笑)
雲は、本当に面白いですよね。
ずっと眺めていても、まったく飽きませんよね。
この時は、湧き上がるような白い雲が素晴らしかったです。
旅猫
-
- ガブリエラさん 2016/09/29 09:02:38
- 天空の足湯♪
- 旅猫さん☆
おはようございます♪
旅猫さんの、普段の行いの良さが発揮されて、晴れとなったんですね(*^_^*)
天空の足湯、素晴らしい眺めの中で、足湯に入るなんて、贅沢ですね!
入られなかったようですが、眺めだけでも楽しめてよさそうですねヽ(^o^)丿
そういえば、私、足湯って入ったことないかも・・・???!
可愛らしいお花、生命力にあふれた緑、本当に素敵な場所ですね♪
小さなキノコまで、なんだかいい味を出してます(*^_^*)
帰りの電車、間に合ってよかったですね!
これも、きっと日頃の行いの良さですね(^_-)-☆
ガブ(^_^)v
- 旅猫さん からの返信 2016/10/01 07:12:14
- RE: 天空の足湯♪
- ガブさん、おはようございます。
そして、いつもありがとうございます。
この時は、良く晴れてくれたと思います。
天空の足湯からの眺めも素晴らしかったですし。
足湯って、靴下を脱いだりするのも面倒ですが、
何より、いろんな人の足が入っているので、どうも怖くて(^^;
もちろん、強酸性でドバドバ注がれた掛け流しなら、まだましですが。
森の中は、原始の森のような雰囲気が漂い、精霊の森のようでした。
足元には、たくさんの小さな森もあって。
最後は、特急が、東武日光ではなくて下今市からだったことをすっかり忘れていて(^^;
改札で案内を見た時には、一瞬絶句しましたよ(笑)
旅猫
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 花と温泉と雲に癒される旅
6
45