2016/05/14 - 2016/05/15
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Ake Bingaさん
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2016年大河ドラマ「真田丸」の放送をきっかけに、以前足を延ばさなかった旧真田町を中心にもう一度上田に行ってみたい言う高齢の母を連れ、12年ぶりの上田行きを計画しました。
(12年前は「上田城」と「池波正太郎真田太平記館」そして「真田宝物館」のある松代方面に行きました)
9年前に真田町に行ったことのあるお城歩きと歴史好きの息子も誘って、親子3代、上田・真田タクシー旅行の1日です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- タクシー JALグループ ANAグループ 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
東京駅23番線ホームにピカピカのE7系「北陸新幹線」が・・・
私は昨年、夫とフルムーンパスで大宮・金沢間「かがやき」を利用しましたが、
母にとっては初めての「北陸新幹線」です。
(12年前は「長野新幹線」と呼ばれ、車両はE2系でした)
「長生きはするものだ」と喜ぶ母に
「次は北海道新幹線に乗ろうね」と約束する私。北陸新幹線 乗り物
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11:04発「あさま607号」で上田に向かいます。
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8:00発の飛行機に乗るため早起きをしたので、車内で早速昼食です。
東京駅で見つけた母の好物、おぎのやの「峠の釜めし」
以前「しなの鉄道」に乗りながら食べたことを懐かしみながら、完食。 -
12:36上田駅着
上田に着くといたる所に真田の家紋「六文銭」があります。
上田駅にも勿論「六文銭」が・・・上田駅 駅
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13時スタートで予約した「観光タクシー」の時間まで
少し時間があるので、駅前の「幸村公騎馬像」にご挨拶。真田幸村公騎馬像 名所・史跡
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13時、「観光タクシー」で旧真田町「真田の郷」方面へ出発。
途中、上田に前泊し午前中に砥石米山城跡の山城跡を歩いた息子を拾い
「親子3代の旅」のスタートです。 -
「砥石・米山城址 櫓門口登山道への石碑」
足場が悪く軽装では危険なところもあるそうで、
「なめんなよ!」の言葉が・・・砥石城跡 名所・史跡
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運転手さんが櫓門のあたりまで見て来たらと言ってくださったので
登山道の入り口になる「櫓門」まで行き写真だけ撮って引き返しました。
息子は午前中に山城跡を歩き、満足したようです。 -
次に向かったのは「真田氏発祥の郷」の石碑がある「真田氏記念公園」
「つつじ祭」の幟が立ち、きれいなつつじが咲いていましたが、
運転手さん曰く 「もっと沢山咲いているところにあとで行きますから・・・」真田氏記念公園 公園・植物園
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公園には「真田氏三代の略記」や
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真田3代のレリーフがあります。
左が「真田幸村公」中央が「幸隆公」右端が「昌幸公」 -
息子に言わせると、この地に於いては幸村よりも幸隆と昌幸が重要なのだとか…
そこでもう一度撮り直し
左が「真田幸隆公」 右が「真田昌幸公」 -
真田三代ゆかりの地マップ
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次は「真田氏歴史館」へ
運転手さんの知り合いの先生が我々3人に付いて館内をガイドしてくださり、
最後に「真田氏年表」の資料をいただきました。 ありがとうございます。
信之が松代に移ったことにより、真田氏の歴史的資料の多くが松代にあり、
レプリカや模型がほとんどの小さな歴史館ではありますが、
「真田氏発祥の郷」の誇りが感じられる展示でした。真田氏歴史館 美術館・博物館
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次は「御屋敷公園」
先ほどの「もっとつつじが咲いているところ」というのがここのこと。
「皇太神宮」の鳥居をくぐり・・・ -
奥には「六文銭」の神前幕の掛けられたお社があります。
この辺りは真田氏が上田城に移る前まで暮らしていた居住跡で、
地元では「御屋敷公園」と呼ばれているそうです。 -
あたり一面、つつじが満開です。
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確かに「真田氏記念公園」とは比べ物にならない、背の高いつつじが沢山咲いていました。
御屋敷公園 (真田氏館跡) 公園・植物園
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次は「真田氏本城跡」へ
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「真田氏本城跡」の案内図
旧真田町の頃に建てられたもので、
右下に「平成18年の合併により上田市となりました」とある -
真田氏本城跡
真田氏本城跡 名所・史跡
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史跡 真田氏本城跡(松尾城・真田山城)について
平成27年に新たに建てられた新しい案内板 -
本郭土塁
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本郭跡から見渡すと遠くに山城があった山々と真田の郷を望むことが出来る
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次は「長谷寺(ちょうこくじ)」へ
六文銭をあしらった赤い扉を開け・・・長谷寺 寺・神社・教会
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長谷寺(ちょうこくじ)には真田幸隆夫妻と昌幸夫妻の墓があります。
向かって中央が幸隆公、左が幸隆公夫人、右が昌幸公の墓長谷寺 寺・神社・教会
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「真田幸隆・昌幸の墓」の案内板
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近年建てられた「幸村公」供養塔、
「六文銭」にちなんで硬貨が6枚並べて供えられているのが特徴的です。 -
「市指定史跡 真田幸隆・昌幸の墓」の案内板
平成28年に新たに建てられたもので、「真田丸」のブームを見越して
市内の真田ゆかりの地には新たな案内板が随所に整備されたそうです。 -
次は「角間渓谷」へ
猿飛佐助が修行したという伝説の地で、人里離れた山奥です。角間渓谷 自然・景勝地
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角間渓谷案内板
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長い石段を上ると岩屋観音があり、
佐助が修行したといわれる猿飛岩や鞍外しの岩など奇岩があるそうです。
運転手さんは午前中に同行案内したそうですが・・・
我々は高齢者もおり、時間的にも難しいので石段を見上げるところまで。 -
渓流に丸太の橋が架かっている
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角間渓谷から上田市内へ戻り
旧北國街道の柳町へ
「保命水」は現在も町の人々に利用されているようです。保命水 名所・史跡
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旧北國街道の柳町を歩く
北国街道筋の柳町 名所・史跡
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やなぎのある店舗
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酒屋さんの「うだつ」と「杉玉」
岡崎酒造 名所・史跡
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柳町の案内板
北国街道筋の柳町 名所・史跡
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そして最後は「上田藩主屋敷門と堀跡」へ
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現在は上田高校の正門となっている藩主の屋敷門
息子の大学時代の後輩がこちらの高校の出身で、
藩主屋敷跡の地に建つ正門が誇りであると聞いたことが・・・
こんなに立派な門が校門だなんて…歴史ある土地柄、さすがです。上田藩主屋敷門 (上田高校正門) 名所・史跡
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お堀の白い塀とピンクのつつじが美しい!
「上田藩主屋敷門」を最後に3時間の「タクシー観光」は終了です。
森永卓郎さん似の運転手さん、ありがとうございました。
お土産の「くるみ大福」も美味しくいただきました。 -
ホテルまで送っていただき、ひと休み。
上田東急REIホテル 宿・ホテル
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夕食は上田駅周辺のお蕎麦屋さんを考えていましたが、
高齢の母とではあまり遠くまでは歩けないので思案していたところ・・・
「ホテルからタクシーを呼んで行くなら『草笛』がいいですよ」と
観光タクシー運転手さんおすすめのお蕎麦屋さんに行くことに。
東急REIホテルから1,000円くらいで着きました。草笛 上田店 グルメ・レストラン
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くるみのつけだれが甘くて美味しい「くるみそば」
信州の上田は、お蕎麦は勿論のこと「クルミ」も名物だそうです。
「とろろそば」に飽きた母も「くるみ」の甘さが気に入り取り換えて食べました。
最初はとても甘いくるみのつけだれが、そばつゆを足していくうちに
だんだん引き締まったつゆの味に変化して楽しめ、美味しくいただきました。 -
こちらは、山菜たっぷりの「山菜そば」
どちらも麺の量が多く、食べきれないほどでした。 -
上田駅で、映画「サマーウォーズ」のキャラクターが、
「上田電鉄別所線」ホームの案内をしているのを息子が発見!
翌日用事があり、帰ることになっていた息子を見送り
お土産屋さんを見て歩き、母と2人でホテルに戻り…
「今日は本当に嬉しかった最高の日!」と母は3代で真田町へ行くことができ、
とっても喜んでいました。上田電鉄別所線 乗り物
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翌朝も晴天
ホテルの部屋から「別所線」の電車が見えます。 -
ホテルに荷物を預かっていただき、
上田城周辺の観光へ向かいます。上田東急REIホテル 宿・ホテル
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エスカレーターで上田駅へ
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上田駅はJRの新幹線のほか
「上田電鉄」の上田駅と上田電鉄別所線 乗り物
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「しなの鉄道」の上田駅もあり、
「六文銭」「結び雁金」「州浜」の家紋があしらわれた入り口はお揃いです。しなの鉄道 (電車) 乗り物
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上田駅のお城口へ出ると「まちなか循環バス」の乗り場があり、
上田城の近くまで、先ずはバスを利用しようと、時刻表をチェック上田バス 乗り物
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バスの出発時刻 9:30まで まだ少し時間があるので
駅前ロータリー内にある「幸村騎馬像」にもう一度ご挨拶。真田幸村公騎馬像 名所・史跡
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騎馬像の隣にある「信州上田」の石碑を撮影しているときに
とんでもないハプニングが・・・
大きな水車に気を取られて先に歩き出した母が、足元の段差に気がつかず転倒、
右足の踵を痛め動けなくなり、ここで旅行は中止となりました。
それからは・・・
休日診療の病院に行き検査と応急処置をしていただき、
病院で教えていただいたお店へタクシーで車椅子を買いに行き、
在宅の夫に航空券の予約を手配してもらい、
ホテルに戻って、当日必要な荷物以外をすべて宅配便で発送。
そして、新幹線、山手線、モノレールに乗り換え、先々で駅員さんに次の乗り物への連絡と乗車のお手伝いをしていただきました。
また、空港についてからは「お手伝いが必要なお客様専用カウンター」に行き、機内まで利用できる車椅子に乗り換え、搭乗から到着して預けた車椅子を受け取るまで多くの職員の方々のお世話になりました。
今まで、母はとても健康な人でしたので、車椅子のお世話になることなく過ごしていましたが、(昨年の旅行で、足が疲れやすいので東博と江戸博の館内だけ借りたのが初車椅子でした)
突然このようなことになり、パニックになっている私たちに対して、病院や交通機関で多くの方々に車椅子のお手伝いや優しい言葉をかけていただきました。
本当に涙が出るほどありがたく、感謝しております。
旅行から2か月半、踵骨を骨折していた母もようやく装具がとれ、現在リハビリ中ですが、退院も間近となりました。
暫くは思い出すことも辛かったこの旅行ですが、「1日だけでも楽しめて良かったね」と笑って話せるようにもなりましたので、こうして、1日分の思い出を「旅行記」として残すことにしました。
上田の帰りの道中、お世話になった方々に心から感謝をこめて。
ありがとうございました。 いい旅行でした。
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