2016/06/18 - 2016/06/23
24位(同エリア2032件中)
琉球熱さん
今回の西表は耳の不調により、ダイビングを1日諦めることになった。相方は当初の予定通りダイビング。
一人残された格好の私は、迷うことなくクルマを借りて、気楽な島内ドライブへと出かけることにしたのである。
行きたい場所は決まっている。
再訪どころか、今回で4回目となるのだが、最近になって急激に変貌しつつあることを知り、自分の目で確かめたかったのだ。
件の場所は島の反対側。外周道路(正確には一周していないが)の一方の終点でもある。
それならついでに道中気ままに立寄って見よう。
東部からスタートし、西部方面へぐるりとご紹介・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで、とある場所だけやたら説明が長く、かつポイントはエリアごとに分けてみた。
なので、実は時系列ではないこと、別の日に撮影したものも含まれていることをあらかじめご承知おきください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
6/18、西表到着日
なんとデンサー祭りだった。
残念なことに、メインのプログラムは終了した後。
旧石垣空港時代なら、途中からでも見学できたのに・・・とここでもまだ新空港のメリットを全く感じない私たち。
それにしても、スカッと晴れた空に幟が映えるなぁ -
この日は朝から上原集落は祭り一色だったらしい。
店と言う店は休業で、デンサー食堂の女将は踊りの師匠だし、サンタヌネエネのオネーサンは三線で謡に参加だし・・・
さすがにスーパー川満は営業中だったので、飲み物と軽食を買い込み、早々にチェックイン。 -
6/19 ダイビング初日
うえはら館からの日の出。面白い形の雲。
一人で海に行くことを渋る相方の尻を叩き、私は気楽なドライブへ。
こういう時、長い付き合いのダイビングサービスだと助かる。 -
訪れた順番でなく、記載する順番。
まず大原エリアの「A」から。 -
東部の玄関口、大原港。「なかまりん」
上原航路よりも欠航率が低い。上原航路欠航時は、大原から上原へのシャトルバスが運行される。乗船券があれば無料だが、約1時間かかる。
港としてはこちらの方が大きい。施設の充実度も大原の方が上だろう。
隣接する建物は土産物。ベタなものが多く、「職場へのお土産」的なものはこちらで揃う。
ちょっと気の利いた個人的土産を探すなら上原港の方が良いと思う。大原港 (仲間港) 乗り物
-
さて、大原港を出て、向かうは“例の場所”。
『忘勿石』である。
県道終点「豊原」をさらに先に進む。
《写真上》以前は目に留まらないような小さな看板しかなかったが、今じゃこんな大きな看板が立てられている。
《写真下》農道を走り、海岸入口となる樹木の茂みを分け入るような狭い道の終点は、クルマが2〜3台停められるちょっと広い場所で行き止まり。
そこにもこんな看板が置いてあった。 -
イチオシ
美しい穏やかな海が広がる。
-
誰もいない広いビーチ。
4回目の訪問だが、人に会ったことがない。
これは入口からビーチを左手にしばらく進んで、振り返って撮影したもの。 -
砂浜の端、岩場に差し掛かるところ。
海は青く、空と同化しそうなほど美しい。
この辺の岩場は「ヌギリヌバ」と呼ばれる鋸状の岩盤を見ることができる。 -
これがヌギリヌバ
-
岩場に上がって進めば、目指す「忘勿石の碑」。
埋め込まれたプレートには、犠牲となった人々の名前が刻まれている。学童も多かったと聞く。
千羽鶴が供えられていた。やはり以前より訪れる人が増えたのだろうか?
ふと気付くと、右手に金属の手すり、その奥には木製の階段が見える。
これらは以前はなかったものだ。忘勿石之碑 名所・史跡
-
碑の裏手に今まで見たことの無い木製のフレーム。
えっ? -
なんと、忘勿石だった。
何と言うことをしてくれたのか。
確かに、これまでは記念碑の方が目立ちすぎ、その裏手にひっそりとあるこの“原石”の存在に気付かない人が多かったのだろう。
もしくは、風化やイタズラから守る意味もあるのかもしれない。
しかし、、、それにしても もう少し違う方法はなかったのか?忘勿石 名所・史跡
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記念碑の上に設置された原石のレプリカ。
原石を見て、レプリカを見て、初めて「あぁなるほど。こういう文字が刻まれているのだな」となるわけだ。 -
「原石」と書いたが、実際は大きな「岩盤」。
この上に「ハテルマ シキナ」と刻まれている。
初めてここを訪れた時、このアングルで見る海の深い青が、識名氏の深い無念さを想起させたものだ。
しかし無粋な木枠によって、そんな心象風景は浮かんでこなくなってしまった。 -
記念碑の裏側には「忘勿石保存会」の名簿。
地元の人たちの手によって、貴重な戦跡が保存されるのは良いことだが・・・ -
無造作に打ち捨てられたプレート。
これはイタズラで剥がされたものではなさそう。何らかの理由で付け替えられたものだと思われる。
木枠の設置、この放置されたプレート・・・
「保存会」が知らないわけがない。彼らの所業なのか?
犠牲者や識名氏への冒涜ではないだろうか?
こう考えるのは私だけだろうか? -
識名校長、貴殿はどう思われますか?
-
裏手に伸びる木道(階段)がどこに続くのか、結局今回はわからずじまい。
砂を噛むような、なんとも後味の悪い思いだけが残った。 -
イチオシ
この穏やかで美しい海や
-
イチオシ
ヒルガオのこの風景も
“あの日”の子供たちはどんな想いで見ていただろう・・・
戦争の被害は、直接戦火のあった所ばかりではないことを、教えてくれる貴重な戦跡。
ここを訪れた人、一人一人が「考える」機会を与えてくれる場所。
だからこそ、妙なアレンジや演出はしてもらいたくないのだ。南風見田の浜 ビーチ
-
あまりの変容に愕然としつつも、気を取り直して来た道を戻る。
一休みしたのはラ・ティーダ西表リゾート。ホテル ラ・ティーダ西表 宿・ホテル
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一休みと言っても、レストランは昼営業しておらず(涙)、敷地内を散歩。
緩やかな丘の斜面に並ぶコテージ(というか棟割長屋)
この写真ではわからないが、前面は広い海が広がる。
ロケーションは抜群だ。
それにしても、、、暑い! -
港から一番近い売店「玉盛スーパー」
品揃えが意外に充実。
レンタカーが何台も停まっている。
おそらくみんな飲み物を買いに来たのだろう。この辺は気の利いたカフェなどないから・・・玉盛スーパー (大原店) スーパー・コンビニ・量販店
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評判が両極端の食事処「はてるま」
ここも昼営業ナシ(涙)
庭付き一戸建て、外観は悪くないけどなぁはてるま グルメ・レストラン
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一気に車を走らせ、地図の「B」エリア。
古見のサキシマスオウ群落
天然記念物である。かつては道路上に標識があるだけで、立寄る人はほぼ皆無だった。
何年か前に「整備」されて駐車場も設置されたが、その時からこうなることは自明だった。
手入れする人もいないのだろう、雑草が生い茂り、駐車場も荒れた感じ。古見のサキシマスオウノキ群落 自然・景勝地
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マングローブ林の中に設置された木道、その先にわずかに見えるサキシマスオウ。
これじゃ何が何だかわからん。少なくとも木道からは「群落」は見えない。
かつては別の入口があり、御嶽を通ってぬかるんだ道を進まねばならなかった。足元は悪いし、御嶽が少々恐かった。
拝礼して茂みに入り・・・という感じだったから、訪れる人もほとんどいなかったのだ。
それで良かったんじゃないか、とも思うが、一方で植生の保護や神聖な御嶽の保護という意味もあるだろうことは容易に想像がつく。
観光客が増えてくれば、このような措置も仕方ないのかもしれない。 -
琉球列島に生息するシロハラクイナ。
今回はその姿をやたらと目にしたが、突然道路に飛び出してくることも多いので、轢かれなきゃいいが・・・と思っていたが、やはり。
人だけでなく、野生動物にも優しい運転を心がけたいものだ。 -
BエリアからCエリアに向かう途中に、これまた何度も訪れている「西表野生生物保護センター」がある。
入場無料だが、迂闊にもこの施設に「昼休み」があることを今まで知らなかった!
そう、12:00〜13:00は昼休み休館なのだ。
参ったなぁ〜 あと30分もここで待つのも阿保くさいし・・・というわけで、、、 -
センターの手前にある「試験林」とやらに寄ってみることに。
炎天下、咲き乱れるハイビスカス。
色だけでも随分種類があるものだ。改めて知る。
これまで素通りだった試験林、予備知識は何もなく、センターの付帯施設だと思い込んでいたが、実は『西表熱帯林育種技術園』という林野庁管轄の森林総合研究所という国立研究開発法人の施設だった。西表熱帯林育種技術園 公園・植物園
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アナナス・ナヌス
なんじゃ、こりゃ?ミニ・パインか?
見ての通りパイナップル科だそうだ。アマゾン川流域に分布するらしいが、小さくて食用にはならないらしい。 -
立派なリュウキュウマツ。
見事な枝ぶり。 -
イチオシ
ナリヤラン
あやめにも似た姿、とても美しい。
西表と石垣にしか自生しない。絶滅危惧種でもある点もカンムリワシと一緒だね。 -
もう正午過ぎだというのにサガリバナがわずかに咲き残っていた。
-
足元には今朝がた落ちたであろう花。
“幻の花”なんて客寄せ用のネーミングを付けているが、ここでも、川満スーパーの駐車場でも、果ては沖縄県庁の脇でも見られちゃうから、決して“幻”なんかじゃないんだが、後良川の群生地の光景は確かに幻想的だ。 -
グアバ
非常に強い樹木だそうだ。その強さ故に「侵略的」と称されることも。
でも、果実はビタミン豊富で、栄養食品として知られている。 -
この腹部が極端に細いトンボは、その名もハラボソトンボ。
九州の一部と南西諸島に生息する、普通種。
八重山諸島ではほぼ一年中見られる。とは言え、これまでトンボなぞは気にもしなかったものだから、じっくり見るのは初めて。シオカラトンボ属だが、一瞬「ヤンマ?」と思うほど大柄。 -
アオムネスジタマムシ
保護色、と言いたいところだが、メタリックな緑が妙に目立つ(笑)
奄美大島と琉球列島の海岸付近に生息している、、、ということだが、ここはどう見ても「海岸付近」ではない。
それはそうと、なかなかキレイな甲虫。 -
イチオシ
青空をバックに、リュウキュウマツとハイビスカス
いやはや、なかなか面白い場所じゃないか。植物・昆虫をじっくり観察するには最適だ。
ただ、炎天下に日陰ナシである。日焼けどころか、熱中症に注意である。 -
さて、野生生物保護センターの内部。
ここは環境省の施設。主にイリオモテヤマネコの保護活動の拠点として整備されたが、西表島の貴重な野生生物の保護活動にも力を入れており、様々な情報を発信している。西表野生生物保護センター 美術館・博物館
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ここに来れば、素人じゃなかなかお目にかかれないイリオモテヤマネコにも必ず出会うことができる。遭遇率100%だ(笑)
建物の外は広大な“リハビリ林”になっていて、イリオモテヤマネコが保護されていれば、モニター越しに見ることもできる。
実は2003年の初訪問時、幸運にも保護されている個体を見ることができたのだ。
昨年ここを訪れた際、たまたま居合わせた職員が当時からいる方で、その個体は結局回復できずに施設内で息を引き取ったとのこと。さらに、以降、保護エリアに入った個体はいないのだとか。
つまり、何らかの原因で(多くは交通事故)担ぎ込まれる個体は、既に死んでいるか、もしくは瀕死の状態で数日後に死亡することがほとんどだという。 -
そして今年は例年よりもハイペースで事故件数が増えているという。
夜行性のイリオモテヤマネコがクルマに轢かれるというのは、当然夜間から早朝であろう。この時間帯にクルマを使う人間は是非優しい運転を心掛けてほしいものだ。
カンピラ荘のガイドの、常識を疑うような無謀な運転を思い出してしまった。
ここはイリオモテヤマネコばかりではない。このように、島内に生息する生物たちを知ることができる。
鳥類だけでも実に多くの種類が観察できるわけだ。 -
さて、ついつい長居をしてしまうセンターを辞し、地図の「C」エリアに向かう。
途中、由布島があるが素通り。海岸線からは向かいの小浜島がよく見える。
西表名物とも言える独特の交通標識。ダジャレは八重山ならでは(笑) -
道路脇を流れる川を眺めると、ハラボソトンボ再見。
そして、見事なまでに全身赤のその名もベニトンボ。 -
道路の反対側に目を向ければ、そこは汽水域の風景。
西表らしい風景が広がる。 -
このエリアに新しいホテル、「エコヴィレッジ西表」。
南欧風とでもいうのか、外観は実に爽やか。
周囲には何もないが、目の前にはヨナラ水道が広がる絶好のロケーション。エコヴィレッジ西表 宿・ホテル
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エコ・ヴィレッジからやや離れたところに「西表島ジャングルホテル パイヌマヤ」がある。
かつては最南端の温泉として名を馳せたところ。今は源泉が枯れてしまって、温泉としての営業は終了している。
源泉が枯れたというのは建前らしいけど・・・
“ジャングル”と銘打っているからか、県道からフロント棟までのアプローチは未舗装道路だ。この演出はあまり意味がないように思うが・・・西表島ジャングルホテル パイヌマヤ 宿・ホテル
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地図「D」エリアに向かう途中、実は滝のビューポイントがあるのをご存知だろうか?
その場所の記憶はかなり曖昧で、もう一度通ればわかるのだが、CとDの間としか言いようがない(笑)
路肩にクルマを停めて、滝を見る。黄色い丸の部分がそれだ。
これじゃ、わからないね・・・ -
ズームアップしてみると、階段状の滝が見えるだろう。
この滝は昨年雨中行軍した「ユツンの滝」である。
http://4travel.jp/travelogue/11038996
滝の多い西表だが、私の中では?1の滝だ。ユツン三段の滝 自然・景勝地
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さて「D」エリア。
干潟の中を走っているかのような、一直線の気持ちの良い道。 -
クルマを停めて干潟を眺めれば、こんな光景に出くわす。
黒い球状のモノたちがごそごそと集団で動いている。
ウサギの糞のようでもあり、トトロに出てくる“真っ黒クロスケ”のようでもある。
彼らミナミコメツキガニは、笑ってしまうほどの球形で、どこかSFチックだ。
※ちなみに、体色は本当は黒ではなく青い -
そしてここからは、ピナイサーラを拝める。
雨の後は明らかに水量が増えているのがわかる。ピナイサーラの滝 自然・景勝地
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ズームアップするとこの通り。
雨が少ないせいで水量も控えめのようだ。 -
Dエリアを過ぎ西部エリアへ。
船浦港を過ぎ、上原集落に入る前に、小高い丘の船浦集落へ。 -
地元で「ネツケン」と呼ばれている「琉球大学熱帯生物研究センター」。
こんなところで働くのは、さぞや楽しいだろう。
この一帯は果樹畑が両側に広がる。 -
ネツケンからもと来た道を戻りつつ、
「vila HIRUGI」(1)
以前は「ふぁなはうす」という宿で、オーナーの事情で廃業を決め、しばらく空き家となっていたが、カヌーガイド漕屋のオーナーが買い取って再スタートした宿。
周辺は自販機すらない場所なので、クルマ必須。眺望良し。
クチコミページの施設情報に「上原港から車で1分」とあるが、これは大きな間違いで、10分弱かかる。villa HIRUGI <西表島> 宿・ホテル
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ヴィラヒルギから少し先にあるのは「マリウド」(2)
キャンプ場や農園も持っており、ツアーの数も非常に多い。
最近は石垣にも進出して手広くやっている。民宿 マリウド <西表島> 宿・ホテル
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さて、坂を下り港周辺の「E」エリアへ。
上原港の真ん前、デンサー食堂。
初日は祭りのために休業していたが、この日はヨカッタ、営業中。
地元の人も利用する定食屋だが、やはりそばを頼んでしまう。
見かけによらず、女将さんは踊りの師匠(笑)デンサー食堂 グルメ・レストラン
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デンサー食堂の隣、西表港運。
実は「みなとレンタカー」というレンタカー、レンタバイク・サイクルの店でもある。
ここのオネーサンも顔見知りになっていて何かと便利だったんだが、昨年秋に子供を連れて石垣に移ってしまった。残念。
ここは大々的にレンタカーの看板を掲げていないので比較的空いている。定宿のうえはら館にも近いし重宝していたのだが、最近そこそこ知られるようになってきたらしく、満車のことがある。
これまた残念。レンタサイクル レンタルバイク (上原SS 西表港運) 乗り物
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その2軒隣は上原地区最強のスーパー(笑)、川満。
品揃えは大したことないのだが、この辺では商店がここしかないから否応なし。なので滞在中は年がら年中お世話になることに。
西表産のマンゴーやパイナップルをここで購入して、そのまま宅急便で送ることも可能だ。スーパー川満 グルメ・レストラン
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川満の少し先、贔屓の店「サンタヌネエネ」
センスも品揃えも抜群。
伊豆出身の姉妹が切り盛り。
店にいるのは主にお姉さんの方。妹はvilla HIRUGIの女将さんでもある。サンタ ヌ ネエネ 専門店
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サンタヌネエネの店内。
Tシャツなどの衣類のほか、島内の作家の陶器やガラス食器も並ぶ。 -
さて、サンタヌネエネを出てしばらく行くと、カフェ「なかゆくい」
ドライブ中の小休止。店内は落ち着いた内装で、眺めも良くて、のんびりするには良い店。
気まぐれに休むのが悩ましい。なかゆくい グルメ・レストラン
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「E」から「F」へのルート上、左手に「ハナイチデアマール」。
パーラー美々のそばである。
比較的新しい店で、地元の人が多い。
要は定食屋。外観はまぁまぁだが、店内は居住区が見えてしまう、子供の玩具が「店」のエリアに放置されている等、少々気になる点もある。
昼も開いている貴重な店なのだが、店のオーナー(女性)がおおらか過ぎるというか、少々だらしないのが残念だ。 -
エリア「F」
上原小学校の前に老舗民宿「あけぼの館」。
ここにはあの「パナリ焼き」の展示館があるのだ。
歴史的にも貴重なパナリ焼きは製法に関する文献が残っておらず、出土品などから復元しようとする研究者たちが、ここあけぼの館に投宿していた縁から、展示館の設置となったそうだ。
普段は施錠されているが、宿の人に声をかければ気さくに開けてくれる。
展示館と言っても、出土した欠片や複製品が棚に置かれているだけなので、事前にある程度の情報収集をしておいた方が良いだろう。民宿あけぼの館 宿・ホテル
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中野集落に入る交差点にあるスーパー。
スーパー八重
以前は「親川スーパー」と言う名だったが、ここも経営者が変わり、ネイチャーガイドツアーの「西表インシャー」がなぜか引き継いでいる。
品揃えは最低限と言った感じ。いつ行っても激冷えの店内は5分で肌寒くなること請け合い。スーパー八重 スーパー・コンビニ・量販店
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スーパー八重のある交差点でひときわ目を引くのがこの建物。
前庭も駐車場も広いこの建物、「わいわいプラザ」という、いわば公民館である。中野集落の入口にあり、立派なランドマークとなっている。 -
中野集落への道を右折するとすぐに無人店舗があるのだが、その裏手にあるのがココ。
「西表島図鑑Tシャツ A PICTURE BOOK」
図柄が非常に特徴的で、西表の生物たちのリアルなイラストが描かれている。全くデフォルメされていない絵は新鮮。西表島図鑑Tシャツ A PICTURE BOOK 専門店
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中野海岸への入口。
草をかき分けて行く感じだが、広く静かなビーチである。
この沖合、「中野沖」というダイビングポイントは、サンゴの絶景が広がる中野海岸 ビーチ
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海岸の入口の前にある食事処、「巴里のごはんや」
ここも比較的新しい店で、夜のみ営業。
少々味は濃い目だが、美味しい。巴里のごはんや グルメ・レストラン
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中野集落は洒落た住宅地だが、道路沿いにある雑貨店「ぷーら」。
この派手なデコレーションが目立つ。
アジアンテイストの衣類・雑貨が並ぶ。
お隣はダイビングサービス「イ・テリオス」で、ぷーらの方は奥さんが切り盛りしている。ぷーら 専門店
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「母家 -mamaya-」(3)
人気の宿である。看板が漢字から英字表記に変わっていた(笑) -
和室、食堂
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母家の裏に広がる芝生。
実はこの風景がとても気に入っている。
そして縁側。海遊びした後、器材を干すことも想定して作られていて、使い勝手も良く気持ちが良い。 -
チュウダイズアカアオバト
奄美大島から八重山諸島にかけてみられる留鳥。
母家の周りは人や車の往来が少ない。
そのせいか、早朝はカンムリワシやこの緑色のハトに遭遇する確率が極めて高い。 -
さて、大変わかりにくいのだが、中野集落から宇奈利崎に向かう道を進むと、そのどんつきに古民家のような、何かの資料館のような建物がある。
実はこれ、「琉夏」(るか)という宿。
石垣、柱、瓦など細部にいたるまで沖縄県産材に徹底的に拘って造られたものだ。
経営は、なんとミスターサカナダイビングサービス。琉夏 宿・ホテル
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イチオシ
「どんつき」と言ったが本当のどんつきはさらに先。
奇異な印象を受けるやけにきれいな駐車場を抜け、宇奈利崎の先端からの眺めがこれだ。
これは絶景!ウナリザキ公園 公園・植物園
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実はここ、公園になっている。
下の駐車場はそのために整備されたもので、真新しい。大型バスの駐車スペースまで作ってある。誰が使うのだろう?(笑)
突端には展望台。 -
ベンチも設置されている。
かなり立派な展望台である。 -
イチオシ
展望台からの眺め
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この芝生は何のため?
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強い陽射し、真っ青な海
向かいは月が浜 -
こちらはちょっとしたプライベートビーチのよう。
でも降りられそうもない。 -
展望台から入口方面
かなり広いことがわかるだろう。 -
イチオシ
ここからの海は最高の眺め。
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こんな子供用遊具もある。
-
これは、2014年のもの(オープン前)。初めてこの公園を発見した時のものだ。
ここは以前は廃屋と化した観光施設があった。
危険でもあり、取り壊して公園として整備、、、ということらしい。
それにしても、2014年とほとんど変わっていないじゃないか・・・ -
景色も良く、開放感はあるし、広い芝生は魅力的だし、子供も遊べそうだし、良いこと尽くめだ・・・
しかし、果たしてここに人が来るか? 子供連れが遊びに来るか?
妙な小ステージまで造って、何をするつもりなのか?
実際、この写真でもわかるように、広い芝生は既に雑草が背を伸ばし始めている。
おそらく、手入れも充分にされないまま、遠くない将来、ここは雑草が生い茂るだろう。
その姿は、かえって荒廃感を漂わすに違いない。 -
一転、ある日の夕食。
有名店「キッチンinaba」
2012年、この島で出会ったアクティブなご夫妻と会食。
このご夫妻とは、その後も八ヶ岳や西表で何度もご一緒している。
旅での出会いも良いものだ。
西表で出会って八ヶ岳に登る・・・
http://4travel.jp/travelogue/10706822キッチンイナバ グルメ・レストラン
-
キッチンinabaの庭で見かけたズグロミゾゴイ。
絶滅危惧種。
慌てて写真を撮ったのだが、案の定ボケボケ・・・
さて、「私的ガイドブック」はこれにて終了。
あれ?白浜地区と舟浮は?と思われる方もいらっしゃるだろうが、今回は行っていないのだ(笑)
以前の旅行記と組み合わせれば、祖納、白浜、舟浮を網羅することもできるにはできるが・・・
いつか、もう少しまともな地図を添付して、現地情報を盛り込んだガイドブックを作ってみたい。
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この旅行記へのコメント (8)
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- てっちゃんさん 2016/12/05 12:28:47
- 西表島は良いところですね。
- こんにちは。旅行記拝見いたしました。私も西表島は5回ほど行ってますが。まだまだ行ってなくてこの旅行記を見てまだまだ始めてみる景色が多いと感じました。私も豊原の終点の駐車場に車を置き海岸線までに行くとき、特別天然記念のセマルハコガメが横切っているところに出会いました。また今度6月頃に初めてサガリバナを見に行きたいと思ってます。その時は琉球熱さんのコースも参考にします。西表島は良いところですね。
- 琉球熱さん からの返信 2016/12/06 00:34:43
- RE: 西表島は良いところですね。
- てっちゃんさん、書き込みありがとうございます。
西表は海も川も山も楽しくて、毎年通うようになって10年以上が経ちます。
もともと沖縄県下の有人島全島制覇を目指していたのですが、西表に上陸したら何度も行く羽目になって、全島制覇の野望は頓挫したままです(笑)
サガリバナのツアーは6月よりも7月の方が確実ですよ。6月下旬、ぎりぎりと言ったところ。まだツアーを開始していない業者もいます。計画の時に確認されるとよいと思います。
てっちゃんさんが行かれた奄美大島は、私も随分前に2度ほど行きました。山が深く、川がある点など、ちょっと西表に似ていますね。
西表ファンが増えると嬉しいです。
-
- ムロろ~んさん 2016/09/07 14:31:19
- 西表島!
- 琉球熱さん
こんにちは、ムロろ〜んです。
西表島へ行かれた旅行記を拝見しました。
私も何度か西表島へ旅したことがあるのですが、大原港とその周辺のみしか行ったことがなくって、上原エリアまではなかなか行けず(^_^;)。
船が欠航したりでなかなか行けるチャンスがなかったんです。
南風原の浜は本当にきれいだなぁって思いましたよ。
いつまでもこのような景色を残してほしいなぁと思わせてくれるところです。
そうそう、いつか行ってみたいところがあるんです。
それは船浮です。
ツアーでしか行けない所のようですが、機会があれば是非とも行ってみたいって思っています。
ムロろ〜ん(-人-)
- 琉球熱さん からの返信 2016/09/11 00:37:45
- RE: 西表島!
- ムロろ〜んさん、こんにちは
返信遅れてすみません。投票ありがとうございます。
ムロろ〜んさんとは逆で、私はいつも上原エリア。大原エリアをよく知りません。
あの南風見田の浜は、阿部サダヲ主演の映画「ぱいかじ南海大作戦」のロケ地でもありますね。映画そのものは、あの浜の静謐なイメージとは裏腹の、ドタバタ喜劇でしたが、それはそれで面白かったです。
舟浮も静かでよいところです。是非一度訪れてみてください。
ツアーでなくても行けますよ。
-
- いちごいちえさん 2016/08/03 16:06:01
- 良い色、西表島♪
- 琉球熱さんへ
こんにちは、いちごいちえです。
西表島のお写真、言葉では何と表現したらいいのかわかりませんが、素晴らしい碧い海と、スカッと晴れた青い空ですね〜♪
西表島へ行きたい、そして青色欠乏症になっている心を満たしたい!
海に入りたいな〜♪
まだ行ったことのない旅先「西表島」
興味津々で旅行記を観させていただきました。
先日はご訪問&バンクーバーの旅行記にいいね!を頂き、ありがとうございました。
この時期のバンクーバーはカラッとした気候でとても過ごしやすく、街歩きには最適のシーズンでしたよ。
いちごいちえ
- 琉球熱さん からの返信 2016/08/07 23:13:05
- RE: 良い色、西表島♪
- いちごいちえさん、投票&書き込みありがとうございます。
西表島、私のイチオシです。
海も山も川も、とにかく面白いです。生き物が好きな人にはこたえられない島だと思いますよ!
離島としてはアクセスは悪くないと思いますが、それでも沖縄本島や石垣島に比べると、やはり時間はかかります。
ちょっと気軽に1泊2日で、、、なんてわけにはなかなかいきませんが、是非一度!
-
- らびたんさん 2016/07/26 11:25:38
- ガイドブック( ^ω^ )
- 琉球熱さん、こんにちは^^
普通の?旅行記も楽しく読ませていただきました☆
地図を貼ってくださっているので、とてもわかりやすいです。
これから行こうという人にもイメージがつきやすく参考になりますね。
まさにガイドブックです( ´ ▽ ` )ノ
私も近いうちに行きたいと思うのですが、
新空港になってからどうも足が遠のいてしまい、
2012年を最後に石垣にすら行っていません。
まあでもそのうち行くでしょう。
今回は原付でなく車だったのですね。
西表はさすがに広すぎますか?
また動物の飛び出しを考えるとスピードは出せませんよね。
最後に琉球熱さん、海の中や野鳥だけでなく昆虫にもお詳しいとは!
田舎育ちで男兄弟ありだったため、夏は昆虫採りなどよくしていましたが、
あれからウン十年が経ち、さすがに忘れています。
次は昆虫旅行記などリクエストしたいですw
関東もそろそろ梅雨明けかもしれませんね。
この夏も引き続き旅行記を楽しみにしています(^O^)
らびたん
- 琉球熱さん からの返信 2016/07/29 00:53:14
- RE: ガイドブック( ^ω^ )
- らびたんさん、いつもありがとう〜
> まさにガイドブックです( ´ ▽ ` )ノ
かなり偏向してますが(笑)
本当は、地図と写真をもっと関連付けたかったのですが、そうするとどうしても拡大地図が必要になり、写真と地図で膨大な量になってしまうので断念しました。
あまりわかりやすいものにならなくて、悩ましいところです。
> 今回は原付でなく車だったのですね。
> 西表はさすがに広すぎますか?
行先を決めていなければ原付でも良かったんですが、最大の目的地が忘勿石だったので。それとこの時期の西表は殺人的に暑い!(笑)
> 最後に琉球熱さん、海の中や野鳥だけでなく昆虫にもお詳しいとは!
> 田舎育ちで男兄弟ありだったため、夏は昆虫採りなどよくしていましたが、
> あれからウン十年が経ち、さすがに忘れています。
> 次は昆虫旅行記などリクエストしたいですw
やめて…(v v;
昆虫はよくわからなくて、写真を見ながら調べてるんだから。
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