会社帰りに一関へ。今日は平泉の中尊寺ハス、特別拝観一字金輪佛頂尊、達谷窟、厳美渓、一ノ関博物館、森林浴に行く。その2/2

2016/07/16 - 2016/07/16

蓮の季節だ、どうせ中尊寺に行くなら中尊寺ハスを見に行きたいと思っていた。
平泉世界文化遺産登録５周年記念行事として、関山中尊寺で一字金輪佛頂尊(いちじきんりんぶっちょうそん)の特別拝観もしている。会社帰りに一ノ関まで新幹線で。翌朝、いつもなら早朝から行動ですが、ホテルに向かうタクシー運転手さん情報でそこまでは混まないと判断。チェックアウト時間までゆっくり過ごしお出かけです。
一通りの平泉を観光した感じ。
無量光院跡、中尊寺に。ハス、特別拝観、金色堂他。柳之御所遺跡、平泉文化遺産センター、旧観自在王院庭園、毛越寺、厳美渓、一関市博物館、道の駅厳美渓。

エリア 平泉(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー 新幹線

金色堂に行く途中にあるのは
特別史跡無量光院跡　Special Historic site Muryokoin Temple Ruin
無量光院の本尊は阿弥陀如来、阿弥陀如来といえば西方浄土の極楽。
彼岸には西方にある金鶏山の真向かいから日が昇り、この無量光院の真上を通って金鶏山に日が沈むようになっているそうです。
普通に宿に来てもらったタクシーさんですが、語り部タクシーさんということもあってかついでだからといろいろ説明してくれました。

無量光院跡 名所・史跡

宇治の平等院鳳凰堂をモデルにして三代藤原秀衡が建立したそうで
立派な建物がたっていたんだとか
発掘調査がまだ続けられていて工事中な感じでした

無量光院跡 名所・史跡

高館義経堂

岩手平泉はまだ紫陽花が残っていました。
拝観料200円を払い、階段をのぼっていきます。

高館(義経堂) 名所・史跡

夏草や　兵どもが　夢の跡　芭蕉句碑
義経堂は少し見晴らしがいいです
（中尊寺の月見坂の途中に見晴らしの良いスポットありますが）

高館(義経堂) 名所・史跡

中尊寺ハス　今回の旅行の目的！
昭和25年に、ご遺体学術調査で、金色堂の安置されていた奥州藤原氏の四代目の泰衡やすひらさんの首が納められていた首桶から、100粒あまりのハスの種子が発見されたそうです。
大賀博士がその種子を持ち帰ったけれど博士の時には発芽させることができず一旦中尊寺に返納、そのあと門弟の長嶋先生のときに発芽に成功

中尊寺 寺・神社・教会

中尊寺ハスは咲いてはいるんだけど…いいんです一輪でも咲いていれば

中尊寺 寺・神社・教会

予想通り　中尊寺ハスの蓮池自体が小さい

今朝ホテルからここまで送ってくれたタクシーさん情報によると
蓮をみるなら一ノ関新幹線一つ手前のくりこま高原駅でおりて
栗駒高原 伊豆沼がお勧めだそうです
8月中は、はすまつりもあるみたい
ただ今から行く体力はない

中尊寺 寺・神社・教会

これも中尊寺ハス　と書いてあったが存在感なし

中尊寺 寺・神社・教会

大池ハス　と書いてあるこちらはつぼみが固い
中尊寺ハスと種類が異なってピンク色が中尊寺ハスよりも薄い
これも長島先生が発芽・開花に成功

中尊寺 寺・神社・教会

大池跡　この大池跡の発掘調査で発見され咲いたハスの名前が大池ハス

中尊寺 寺・神社・教会

かの有名な中尊寺の金色堂がはいった建物
それが思いのほか見所がありまして
須弥檀自体とてもすばらしい調度品、仏像たちがいました。
説明テープが日本語のほかにほかの言語で流れ、中途半端なタイミングだと結構また聞き逃したところがはじまるまで待ちます。
初代から三代までの遺体と四代は首だけが眠っている（そして学術調査で首桶からハスの種が発見）
よく聞く噂よりはるかに見ごたえありいってよかったです。

中尊寺 寺・神社・教会

芭蕉像のそばにはまだ紫陽花が咲いていました
芭蕉が奥の細道の旅に出発したのは、奥州藤原氏が滅亡してから500年もあとの話で随分跡なんですね。平泉を訪れた芭蕉は、まず義経公の居館があったと伝えられる高館に、だから高館の義経堂そばに句碑があり「夏草や兵どもが夢の跡」

中尊寺 寺・神社・教会

金色堂旧覆堂
すでに芭蕉が来たときは鎌倉北条氏によって建てられたといわれる覆堂に金色堂はあって
「五月雨の降り残してや光堂」

中尊寺 寺・神社・教会

中尊寺には目にご利益があるとされる峯薬師堂minenoyakushido
ご本尊である薬師如来座像がまつられています

世界遺産5周年記念の限定の金色の「め」のお守り
今だけよ〜という売店の声にお土産についつい購入
ここの売店のおばさんはすごい販売上手
売上いいだろな〜熱心に呼び込みしてました

中尊寺 寺・神社・教会

古い建物
彫刻もちゃんとしてある

中尊寺 寺・神社・教会

積善院お休みどころで水分補給に大好き甘酒を。
行ったときはわからず、店内も入れるんですか？100円で有料ですって言われたんでじゃあ外でいいやとなったんですが、
奥の細道展をしていて100円でお店の中に入りみることができ庭も眺められるようです。
味は…。普通の甘酒。

弁慶堂は入口の割と近くだからか結構人だかり
どうぞあがってくださいと売店の方が声をかけてました

中尊寺 寺・神社・教会

月見坂はゆるいところもありますが急なところもあります
車いすは無理です
年上の先輩方がびびり歩きの自分を追い越しすいすい歩いていました

中尊寺 寺・神社・教会

平泉町巡回バス・平泉るんるん号という名の普通の巡回路線バスに乗って移動します
時間は正確に運行されてました。
一回ごとだと料金150円、1日パスは400円(乗り放題・バスの車内でも購入可能)
後ろ乗り、降りるとき支払いの前降りでした。
今回乗り降りしないので一回150円に乗ります。
30分間隔、４月〜11月の土・日・祝日は15分間隔、で運転されています。

平泉るんるん号 乗り物

平泉るんるん号で柳之御所資料館
興味対象外のためものの数分で見終わってしまいました

柳之御所遺跡から出土した陶器、土器などが陳列されていて
実際に出土品に触ってみようコーナーがあったり
鳥獣人物戯画とほぼ同時期であるといわれている、木片に墨で扇とススキを持つカエルの絵が描かれている板のレプリカがありました。

柳之御所資料館 美術館・博物館

柳之御所遺跡
資料館から徒歩数分　近いようで遠い
レンタサイクルだと通り道でちょうどいいですが
徒歩だと微妙・・・
そして遺跡は原っぱ

柳之御所遺跡 名所・史跡

遠回りの効率悪いまわり方で平泉文化遺産センター
こっちはクーラーもきいているし住み心地は良い
こっちはゆっくり見ます

平泉文化遺産センター 美術館・博物館

平泉水かけ神輿
観自在王院跡と金色堂間を神輿が御渡りするそうです。
偶然にも当日夜が宵の宮みたいな感じだそうで準備が進んでました
お祭り好きの方々が集まるよ！とのこと
昨日の夜ホテルに送ってくれたタクシー運転手さん情報

平泉水かけ神輿 祭り・イベント

旧観自在王院庭園　観自在王院跡
毛越寺の隣　地図でみるとものすごく広大でしたが
隣のお寺さんは近くてほっとしました

観自在王院跡 名所・史跡

歩いてほどなく隣の天台宗別格本山毛越寺(もうつうじ)に到着
国の特別史跡でもあり特別名勝でもあるのでこれは立ち寄ってよかった

嘉祥３年（850）慈覚大師（じかくだいし）が鹿にあったことから（すごい略ですが）開山
一時は繁栄していたそう

毛越寺 寺・神社・教会

入ってすぐ左に御朱印をお願いする御朱印所あり
御朱印帳を渡して交換用のカードをもらってと安心
その建物をぐるっとまわったら伸年茶の試飲ができるところあり
健康になりそうな味です

毛越寺 寺・神社・教会

ついついおみくじを引きたくなりました
今更方針を変えるなというお告げ

毛越寺 寺・神社・教会

浄土庭園
この池がお寺さんの右手にあります
平安時代に書かれた日本最古の庭園書である作庭記に基づいて作庭されていますが、とても広いです。ぐるーっと池の周りを散策できるようになっています

毛越寺 寺・神社・教会

毛越寺宝物館
お寺に伝わる平安期の仏像、書籍、工芸品、延年の舞用具などを陳列しているんですが、発掘遺品や調査資料がメインに感じました。（興味対象外の為あまり記憶に残ってません…）

毛越寺 寺・神社・教会

この平泉はレンタサイクルがいいと思いますが、私は徒歩です。

別當　達谷西光寺　
達谷窟　takkoku no iwaya　毘沙門堂

藤原一族の栄華のはるか前、1200年以上前からと伝わり吾妻鏡にも記載があるそうで坂上田村麻呂に由来して田村信仰の発祥ともなっているそう。

達谷窟毘沙門堂 寺・神社・教会

このたたずまい
確かに昔からある的な雰囲気です

岩面大仏
白い小さな立札の左のほうがここにお顔がと教えているんですが
前知識がなく目の前まで行ったのに！わからないという事態

達谷窟毘沙門堂 寺・神社・教会

姫待不動堂

達谷窟にくる前に
姫待滝
鬘(ちょっと字が違った。かつら)石
も通りました

達谷窟毘沙門堂 寺・神社・教会

境内からそとを眺める
この達谷窟入口では小さいかなと思いましたが
案外広くさすが観光名所なだけありました

達谷窟毘沙門堂 寺・神社・教会

つぎは厳美渓に到着
車いす不可のいわばをほんのちょっと歩くと

厳美渓 自然・景勝地

この景色を見て…はい！終わりな厳美渓

厳美渓 自然・景勝地

一ノ関市博物館
厳美渓のすぐそば、また道の駅に隣接
一ノ関のあゆみ、日本刀について、大槻玄沢と蘭学について、
国語辞書編纂に取り組んだ大槻文彦、算数の日本風の和算について
の展示を独り占めで見学することができます
思ったよりも充実した内容で楽しめました

一関市博物館 美術館・博物館

道の駅厳美渓　もちと湯の郷
一関市博物館の隣。駐車場を通って移動。
さすが道の駅　いろいろとありました

道の駅 厳美渓 道の駅

西口改札から入りましたら
新幹線ホームは遠かった　右上の高いところに新幹線ホーム

一ノ関駅 駅

さて帰りはいただきもののＪＲ東日本株主優待を使います
豪華に残り１席のグリーン車に…普通席が全席Ｂ席のみしかなくやむなく。
行きのモバスイで割引の普通席よりグリーン席が安いとは株主優待の割引率恐るべし
ＪＲ東日本株主優待の利用メモ
有効期限6月1日から翌年5月31日までの1年間
有効期間内に購入すれば乗車券等に記載された期間まで有効
1枚利用で2割引、2枚4割引まで同時に使用可能
購入時に乗車券と特急券を同時購入すれば両方に適用
往復乗車券の扱いはなく、普通片道乗車券として買う
改札口を出ないで同一方向の新幹線に乗り継いで利用すれば一列車としてくれる
北陸新幹線利用の場合は上越妙高と東京間が割引の対象
仙台から東京間がグリーン車指定にすると一ノ関と仙台間も値段変わらないのでグリーンにしておきますねと言われました

夕方になってやっと昼食兼早めの夕食
海鮮三食弁当♪

仙台駅でやまびこからはやぶさに乗り換え
8分停車なので家族からリクエストのずんだもち購入〜
どちらかというと乗り換えをしたのは早く帰りたいからというよりも
このお土産の為

仙台駅 (JR) 駅

スジャータのりんごアイスで青森をあじわう

右上の金色堂の見開きタイプの御朱印は、金色堂内で御朱印を頂いたときに限りいただけるらしいので従う。金色霊廟はすでに一ページ目に記載されていました。
右下中尊寺のオリジナル御朱印帳
左下カバーの表裏。固くて開けないようです、無理して開けようとしてしまった。
この中尊寺の御朱印帳ですがほんのわずかなクリーム色
質感がよくまた裏写りもしなくて良質な紙のようです

中尊寺の気になったところの御朱印
右上　讃衡蔵(さんこうぞう)は入ってすぐの入館料を支払うところで御朱印を預け、グルーっと中を回って、出口そばで出来上がったのをいただきます。入ってすぐ3佛あるのですがそのかみて一番右の仏さまの手の形が、極楽寺でみた不思議な手の形、説法印（転法輪印)かなと似たような形をしていたのが印象的。
左上　秘佛御開帳　関山中尊寺で一字金輪佛頂尊(いちじきんりんぶっちょうそん)の特別拝観　讃衡蔵(さんこうぞう)を通り抜け一階に降りて特別なお堂みたいなところに入りました。靴をぬいでとうぞ説明しますよとお声をかけてくれました。結構ゆっくり説明を聞いて眺められたと思います。畳に座って説明を受けてそれから立って右にいって後ろを横からみて、薄いですよとか、彩色がしてあり人肌とか、藤原秀衡の念持仏と伝えられているとか、お坊さんが一通り説明をしてくださいました。
祀られているのは眼の高さ位の壇上で見上げる感じ。かなりそばまで寄ることができます。
御朱印はそのお堂に入ってすぐの正面、預けて引き換えカードをもらって説明聞いてお参りしてしばし待ちます。
左下はすでに書いた紙を御朱印帳にはるタイプですがと言われた「め」峯薬師堂

本堂もあります
御朱印は本堂の少し離れた左手にありました
金色堂が一番奥になりますが本堂は途中にあるのです

毛越寺　は入ってすぐの右手にあります
預けておいて交換カードをもらって置きあとでいただきます

達谷窟　毘沙門堂の御朱印