北海道2泊3日の旅♪②　(大雪山最高峰の旭岳に登る）

2016/07/16 - 2016/07/18

7月16日～18日、2泊3日で北海道を旅してきました。

一番の目的は、北海道で1番高い山、大雪山系の旭岳登山。高山植物が咲き誇る美しい 季節に、一度登りたいと思っていました。そして、ラベンダーの見ごろでもあるので、富良野のラベンダー畑、また、美瑛の丘の風景も楽しみでした。

北海道旅行　二日目　

大雪山連峰の最高峰である旭岳に登ります。旭岳～裾合平１周コース（７ｋｍ）にチャレンジしたかったのですが、裾合平がまだ残雪の為、高山植物は期待できそうにないので、旭岳登頂後は同じルートを下山、姿見の池周辺のコースは行きとは違ったルートで戻ります。

旭岳の標高は２２９１ｍです。旭岳ロープウェイに乗り、１６００ｍから登山が出来ます。
　　　　
　　　　
　　　　
　　　　

エリア 旭岳・天人峡・白金(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

5時30分　旭岳ロープウェイ

手前に無料の駐車場、奥に有料の駐車場があります。
すでに、無料駐車場は残り数台という感じでしたが、なんとか無料駐車場に停められました。

6時始発のロープウェイ乗り場の前に、列が出来ていました。
この人数では、始発は無理かなあ？

ロープウェイの乗車券販売が５；５０開始されました


　旭岳ロープウェイは、旭岳の標高約１，１００ｍ（山麓駅）〜標高約１，６００ｍ（姿見駅）を結んでいます。
所要時間は10分。100人乗りです。
15分間隔で運行されています。

往復運賃　2900円
この間登った那須岳のロープウェイ（往復1300円）に比べると、倍以上だわ！

天候くもり　視界は良

予想に反して、天気がいいんじゃない？

始発に乗車できました。

ロープウェイを降りて、トイレを済ませ、登山の準備をします。

06：15　　テラスに一歩出ると、この景色が飛び込んできました。
　　　　　なんと、快晴です！

気分よく登山開始。

姿見駅周辺は一周一時間程の散策コースがあり、このような木道が整備されています。

北海道最高峰の大雪山旭岳（２２９０ｍ）が眼前に！

チングルマが辺り一面に咲いていて、周りから「すごい！すごい！」と聞こえてきます。

チングルマ

エゾコザクラ

イワブクロ

メアカンキンバイ

姿見の池に向かって歩きます

愛の鐘（大雪愛の鐘）

1962年の遭難事故をきっかけに、遭難者の慰霊と登山者の安全を願い創設されました。

旭岳石室（避難小屋）

歩き始めて20分程で姿見の池に着きました。
湖面に旭岳と雲が映り、とっても美しいです。

池に残っている雪の上をツンツンと跳ねて、何かを食べているカラス

姿見の池を違った角度から見ると、このように真っ青です

姿見の池からは本格的な登山道が始まります

六合目

六合目にあった大きなケルン

横を見ると、噴気孔からすごい勢いで噴煙が上がっています。

振り返ると雄大な眺め

下からどんどん登山客が登ってきます

雲がかかって、景色はあまり良くありません

七合目　1930m

一合が130mのようです。

ゴロゴロの石の間でも花を咲かせている

頂上付近は雲で覆われて全く見えません

八合目
2000mを超えました！

この辺りから、皆黙々と歩いていて、周りから声が聞こえてきません
安定しない岩、ずるずると滑る砂で、足を取られます。

しかし、眺めはどんどんと良くなります

ひたすら登ります

旭岳山頂は雲の中

雲間からうっすら太陽が

しかし、振り返ると絶景です！！！
雲の動きで、どんどん変化する景色

砂利がゴロゴロして、滑りやすいので注意しないと！

登山道が赤く変わってきました。
凄い場所にいるんだと感じます

地獄谷、赤茶の山肌と残雪

トムラウシ山、十勝岳は雲に隠れて姿を見せず

さっきまで辛かった登りが、少し楽に感じます

高所に慣れてきたのかも

振り返った眺め

こんなに登ってきました。遠くに小さく登り始めたロープウェイ姿見駅が見えています

ジムカデ

九合目
２１９０ｍです

登山客が沢山いて渋滞しています

もう一息！

岩場を通り過ぎると、歩きやすくなり辺りは花畑のように花が咲いています

「これは、何の花ですか？」「キバナシャクナゲです」近くの方に教えて頂きました

金庫岩

写真でよく見る特徴のある形の岩です

偽金庫岩というのがあるらしく、金庫岩と勘違いして登山ルートを間違って進み、遭難してしまった事故があるそうです。
今はロープを張り、間違えないようにしてあるそうです。

イワツメクサ

葉が肉厚のこの花はなんでしょう？

メアカンキンバイ

北海道最高峰、旭岳山頂に到着！！！

８：４５　姿見駅から2時間20分
通常2時間、写真を撮りながらで、時間がかかってしまいました。

山頂に着いた直後は雲に覆われていましたが、さっと視界が開けて

間宮岳と御鉢平の姿がくっきり

いつもの感覚で、風景を見ながら昼食と思ったら、まだ８：４５でした（笑）

おにぎりとコーヒーが美味しかった〜

歩いてみたかった姿見〜旭岳〜間宮岳〜裾合平〜姿見のコースは今回は諦めて、このまま来た道を下山します。
裾合平の雪がまだ解けないらしいので。

小さい虫がリュックや上着に知らないうちに沢山付いていて、慌てました。
虫よけスプレーを持ってきて良かった！

山頂は広くて、座るスペースは沢山あります
登山客がどんどん登って来て、賑やかです。

黒岳方面

御鉢平

三角点

すぐには下山せずに、周辺を歩きます

キバナシャクナゲ

少しピンクがかったキバナシャクナゲも咲いていました。

どこまでも続くキバナシャクナゲを追って行くと別の登山ルートに行ってしまいそうなので、戻ります。

下山開始　09：35

もう山頂は霧の中です

登ってくる人が辛そうに「山頂はもう少しですか」と聞いてきます

「すぐそこですよ！頑張ってください！」

姿見の池まで下山　11：00

ここから、行きとは反対のコースを歩いていきます

姿見の池の周辺に咲くイワブクロ

エゾイソツツジの群生

エゾイソツツジ

姿見の池をぐるっと回って、噴気孔を間近で見られる所へ

噴気孔を間近で見ると、火山の恐ろしさを感じます

もの凄い勢いで硫黄を含んだ煙が噴出しています

遊歩道に戻り、夫婦池方面へ

エゾノツカザクラ

まだこのように残雪があります

散策路は一般の観光客が歩けるように整備されています

まるで、氷河！

冬の大雪山の山頂や稜線で厳しい寒さで大地が凍結して、これが原因となって「周氷河地形」と呼ばれる特殊な地形が出来上がっているようです

エゾノツカザクラ

散策路を下ると鏡池が見えます

鏡池の左には少し小さめのすり鉢池

晴天時には、湖面に旭岳が映り込み、逆さ旭岳を見ることが出来るそうですが・・・

合わせて夫婦池と呼ばれています

チングルマとエゾノツカザクラのコラボ

ウツギ？

ウツギ？

散策路を進みます

すり鉢池を違う角度から

ホシガラスの案内板があったので、ホシガラスを待っているのな？

チングルマ

満月沼

満月沼の斜面にチングルマとエゾノツカザクラがびっしり咲いていて、何度もシャッターを押してしまいます

そして、この一面の花畑！！！

チングルマ

チングルマとエゾノツカザクラ

「可愛い！」の連発

凄い！

エゾノツカザクラとアオノツカザクラ

華麗なチングルマ

ちょっと休憩すると、皆さん花を撮るのに夢中です

ここを立ち去りたくない気分

風に舞うエゾコザクラ

このようなピンクの花？を見かけます。

ハイ松の雄花でしょうか？

思わず、立ち止まらずにはいられないチングルマの群生

チングルマ

エゾシマリスを見つけました！
動きがとっても可愛いです

そろそろ姿見駅です

「高山植物の花の色がひときわ鮮やかなのは、太陽光線による紫外線の量がきわめて多いことによる為と考えられている」と案内板に

海より山の紫外線の方が多いとテレビで言っていたっけ・・・

ロープウェイで降りてから、車で旭岳温泉湯駒荘へ
スノーボード　日本代表　竹内智香選手　のご実家だそうです
　　　　　　　　　　
ここに宿泊したかったのですが、すでに満室でした。

今日は日帰り温泉利用です

温泉にはいりさっぱり。まだ時間があるので、気になるカフェがある、三愛の丘に寄りました
が、雨が強く降ってきて、丘の眺めはよくありません

お目当ての三愛の丘茶屋カーブ

アフォガードが美味しいと評判です

中に入ると運よくカウンター席が空いていました。
正面の窓はまるで絵画のよう。


ところが、イタリア製のエスプレッソの機械の調子が悪いらしく、ご主人は携帯片手にメンテナンス先に教えてもらいながら色々試しています。

「抹茶のアフォガードならすぐにお出しできますが」と奥様
「それなら、抹茶のアフォガードを一つ」

ソフトクリームが本当になめらかで美味しくて、抹茶とよく合います

暫くして、
「やっと動きました」
「2日間お店を休んでいたんですよ」
私たちってラッキー！

機械がうまく動き出したので、エスプレッソのアフォガードも頂きました。

エスプレッソの苦みとソフトクリームの甘さがマッチして、絶品です。

雨が止みそうにないので、宿泊するヴィレッジポテトヴィレッジ美瑛ポテトの丘に向かいます

途中、美瑛選果に寄りました

美瑛選果は、JAびえいが運営する美味しい美瑛を発見するショールーム

ヴィレッジポテトヴィレッジ美瑛ポテトの丘

ペンションタイプ。バストイレ（ユニットバス）・TV・エアコン・冷蔵庫付の洋室です。
他にコテージやドミトリータイプがあります

夕食は「ビーフシチュープラン」を申し込んだので、敷地内カジュアルレストラン「ブランルージュ」でいただきます

甘いコーンスープ

ボリュームたっぷりのビーフシチュー

手作りのチーズケーキ

すべて美味しかったです。


美瑛の美味しい特産品はと聞くと
「ジャガイモです、他は・・・」と笑っていました。
ソーセージの美味しいお店を教えていただいたので、明日のランチは決まりです。
明日、雨が止んでいれば早朝丘巡りをしたいのですが・・

この旅行記へのコメント （4）

• ElliEさん 2016/10/25 01:52:21

  学生時代の記憶

  ひゅうひゅうさん、お久しぶりです！
  
  昭和記念公園のオフ会。皆さん楽しんだみたいですね！
  私も行きたかったな。
  
  旭岳は学生時代にバックパッカーしてて、登った記憶があります。
  当時のことだからあちこちのユースホステルに泊まり回ってました。
  私の頭の中では、ずっと大雪山に登った。と思ってたんですが、この旅行記を見たら
  旭岳だったんだろうと思います。
  
  お花がたくさん咲いている時期に歩けるのはいいなあ！
  北海道特有の花も色々みられましたね。
  ジムカデってすごい名前。
  ツガザクラみたいな花ですね。
  でも葉っぱが違うのね。なるほど。
  
  ルートには噴煙の上がっているところもあって、つい火山爆発➡地震　などの連想もしてしまいますが、無事で何より。
  お天気も何とかもってよかったですね。
  
  また日本に行ったらお会いしたいです〜。
  
  ElliE
  

  ひゅうひゅうさん からの返信 2016/10/26 21:31:07

  RE: 学生時代の記憶

  ElliEさん、こんばんは〜
  
  夏さんがバンクーバーに行った時の話を聞いたばかりなので、ElliEさんとも久しぶりに思えないわ(^^♪
  ElliEさんとお会いした時の話を色々楽しく聞かせていただきました！
  
  > 昭和記念公園のオフ会。皆さん楽しんだみたいですね！
  > 私も行きたかったな。
  
  今年はコスモスの花があまり綺麗ではなかったけど、いつものピクニックランチは楽しみましたよ。
  
  > 旭岳は学生時代にバックパッカーしてて、登った記憶があります。
  > 当時のことだからあちこちのユースホステルに泊まり回ってました。
  > 私の頭の中では、ずっと大雪山に登った。と思ってたんですが、この旅行記を見たら
  > 旭岳だったんだろうと思います。
  
  学生の時から山に登っていたんですか！
  私も高校の時に友人とユースに泊まって北海道を回りました。
  でも、山には興味がなくて、観光のみ。
  >
  > お花がたくさん咲いている時期に歩けるのはいいなあ！
  > 北海道特有の花も色々みられましたね。
  > ジムカデってすごい名前。
  > ツガザクラみたいな花ですね。
  > でも葉っぱが違うのね。なるほど。
  
  ここの花は特別ですよね！
  こんなに花畑のようなチングルマは初めてみました。
  北海道にはまだ魅力的な山があるので、また行きたいなあ。
  
  > また日本に行ったらお会いしたいです〜。
  
  是非、お会いしましょうね！！！
  　
  　　　　ひゅうひゅう

• 夏への扉さん 2016/07/31 11:28:05

  素敵ですね！

  ひゅうひゅうさん、こんにちは。
  
  もう大雪山行ってこられたんですね。
  表紙の写真、とっても素敵です。ラッキーでしたね〜
  トレーニングしたので、楽々と登れたんでしょ？　登ってくる人に、余裕のお返事（笑）。
  それに、キバナシャクナゲをはじめ、ものすごいお花の種類と半端ない群生。やっぱり７月が最高ですね。
  毎日、朝早くからの行動。山でも観光地でも、これが一番！
  
  涼しくなったら、また近くの山にご一緒しましょう。
  
  なつ
  
  

  ひゅうひゅうさん からの返信 2016/08/02 23:08:22

  RE: 素敵ですね！

  夏さん、こんばんは！
  
  書き込みをありがとうございます。
  
  
  > 表紙の写真、とっても素敵です。ラッキーでしたね〜
  > トレーニングしたので、楽々と登れたんでしょ？　登ってくる人に、余裕のお返事（笑）
  
  ロープウェイで並んでいるときに、後ろの人たちが「あの天気予報はなんなんだ！北海道に観測所はないのか！」「予報は実際より悪く発表するらしいですよ」など、思わず話に加わりそうでした（笑）
  まあ、結果的に良かったんですが。
  
  > それに、キバナシャクナゲをはじめ、ものすごいお花の種類と半端ない群生。やっぱり７月が最高ですね。
  > 毎日、朝早くからの行動。山でも観光地でも、これが一番！
  
  そうなの！もう「すごい！すごい！」しか言えなくて。
  行きたかった一周のコースはもっとすごいみたいです。
  リベンジしたい！
  >
  > 涼しくなったら、また近くの山にご一緒しましょう。
  
  はい、喜んで！また、行きたいです！
  
  　　　ひゅうひゅう