◇2016冬 ベトナム再訪一人旅・中部古都めぐり【4】～世界遺産・ミーソン遺跡編～◇

2016/01/09 - 2016/01/14

2016年1月、ベトナム再訪一人旅。
◇3日目：世界遺産・ミーソン遺跡編◇

5年振り2度目のベトナムは、ホイアン・ミーソン・フエの中部古都の旅。
ランタンが彩るノスタルジックな景色が見たい！と以前から思っていた
ホイアンをメインに、一人気ままにめぐってきました。

☆散策リスト☆
・ミーソン遺跡
・キムボン村

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◇日程◇
1日目：成田空港出発→ハノイ乗継→ホイアン泊
2日目：ホイアン泊
3日目：ミーソン遺跡、ホイアン泊
4日目：ホイアン→フエ泊
5～6日目：フエ→ハノイ乗継→帰国
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エリア その他の観光地(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

3日目！
朝7時前、今朝は霧がかっています。

やはり胸焼けと吐き気、少し下しが残りますがなんとか動けそう。
（露店アイスコーヒーがダメだったと思われる：ホイアン旅行記前編参照）

今日は現地旅行会社のツアーを利用し、ミーソン遺跡へ行きます。
利用したのはシンツーリスト。
（詳しくはホイアン旅行記前編参照 http://4travel.jp/travelogue/11133231）

バス&ボートの半日ツアーで、ミーソン遺跡以外にもボートで伝統工芸村に立ち寄ります。
料金はVND159,000。円に換算すると約790円！
遺跡入場料（VND150,000）は現地で別払いですがそれでもとても安いです。

朝7時40分に、シンツーリスト・ホイアン支店集合。
ホテルから徒歩3分ほどの場所だったのでちょうど良かったです。

予定時刻を10分程過ぎてから、大型バスで出発。
途中何カ所かホテルに立ち寄り参加者をピックアップ。
席にはペットボトルのお水が1本無料で付いています。

全部で25人くらいで、ベトナム人観光客もいたけど外国人観光客がほとんど。
一人参加の人も何人かいました。

ガイドさんは英語。
英語は不得手なのでちょっと心配でしたが、
はっきり分かり易く話してくれていたのでなんとか大丈夫でした。

ホイアンからミーソン遺跡までは約1時間半。
車外には長閑な風景が続きます。

車窓から、市場近くのバイク置き場。

9時20分、ミーソン遺跡に到着。

チケットはツアー料金に含まれていないので各自で購入。
ミーソン遺跡入場料、VND150,000（約750円）。

入口から遺跡までの案内。
約2時間、たっぷり見学します。

まずは、チケット売場から歩いて電気カー乗り場へ。

この電気カーに乗車し、遺跡近くまで移動。
暑いので乗車中の風が気持ち良かったです。

5分程電気カーで走った後、再び徒歩で移動。

朝は曇っていましたがいつの間にか青空。
気温は暑いですが頑張って歩きます。

ミーソン遺跡は聖山マハーパルヴァタを望む盆地にあり、
四方を山に囲まれた緑の中にあります。

歩くこと約10分、遺跡群が見えてきました！
草木が生い茂る中に現れる様はとても神秘的で、冒険心くすぐられます。

奥に霞んで見えるのが聖山マハーパルヴァタ。

雲一つない青空をバックに！
崩壊が進み緑も茂ってしまっていますが、
神秘的な雰囲気があふれる佇まいで物凄くカッコいいです。

チャンパ王国の聖域として、900年もの間崇拝の対象だったミーソン遺跡。
1999年に世界遺産に登録されました。

ミーソン遺跡 史跡・遺跡

遺跡内はいくつかのグループに区別されていて、それぞれアルファベットが振られています。
最初に見えてくるのはC群。

顔の部分が削ぎ落ちてしまっています。
チャンパの女神像？

4世紀後半、チャンパの王がシヴァ神を祀った祠堂を建立して以来、
13世紀末までの長きにわたり多くの寺院が建造されてきました。

特徴はレンガ造り。
接着剤などを使用しない、高度なレンガ建築技術があったことが分かります。

自然崩壊に加えベトナム戦争時の空爆被害も大きく、
あちこち崩れてしまっています。

首が落とされた像。

略奪なども歴史の中であったそうなので、その時の名残なのか。
アユタヤに行った時も同じような仏像を見ましたが、
なんとも言い表せられない気持ちになります、、

花越しに。

向かい合った象のデザイン。

暑いので日陰に避難。
遺跡に囲まれて見上げる空。

文字が彫られた石版。

横たわる柱もたくさん。
あまり整備されていないので、色んなところに色んな遺跡がゴロゴロ点在しています。

表紙写真。
上部は崩れてしまっていますが、壁面には装飾が割としっかり残っています。

男性シンボルの象徴『リンガ』。

良縁・子宝に恵まれるというガイドさんの説明を聞き、
あやかることができればと記念撮影。

そしてなんと、この旅行の後すぐ彼氏ができました笑
リンガパワー恐るべし、、！

ミニチュアカメラモード。
ちょうど誰も写らなくて、神秘的な雰囲気で撮れました。

遺跡の一部が展示室になっていて、彫刻などを見ることができます。

彫刻と一緒にベトナム戦争時の不発弾も。
戦争の傷跡が深く歴史に刻まれていることを感じました。

B・C・D群からA群へ移動中、木々の間から。

A群、ミニチュアカメラモード。

A群にはチャンパを代表する大塔がありましたが、
ベトナム戦争時の爆撃により破壊されてしまいました。

かつて人々の聖地だった場所が、
今は崩れ去ったしまった瓦礫の上に緑が生い茂るだけ、、。
緑豊かな自然に囲まれた中佇んでいると、戦争の悲惨さを改めて感じさせられます。

G群、ミニチュアカメラモード。
G群はキレイに整備されていました。

整備はされていますが、ほとんど崩壊してしまっている状態。

同じツアー参加者の方に頼んで記念撮影。
韓国人の女の子で、その子も一人参加でした。

E群に一体だけぽつんと置かれていた像。
略奪の被害か、首が切り落とされてしまっています。

最後の見学エリア、F群。

ここは修復不可能なほど崩壊が進み、
屋根をかけてかろうじて崩壊進行を食い止めているという状態。
レンガの山が今にも崩れてしまいそうでした。

そして隣には爆撃によってできた大きな穴が。
色んなところで戦争の影を感じるミーソン遺跡。

時刻は11時過ぎ、約2時間の見学が終了。
暑かったけど、広大な自然に溶け込むように点在する遺跡群と、
それらが作り出す神秘的な景色を楽しむことができました。

次はボートツアー。
ミーソン遺跡から30分程バスで走った場所からボートに乗船。

船上は風が吹き、遺跡見学で火照った体には嬉しい涼しさ。

ボートにもランタンの装飾。

漁風景。

ぎゅうぎゅう！
キレイに整列されたバイクがびっちり。

約30分後、キムボン村に到着。
ガイドさんに付いて村内を見学します。

キムボン村 散歩・街歩き

キムボン村では木工製品が多く生産されています。

若い職人さん。
仏像を彫る手元にはスマホ。

工房内にはノミを打つ高い音が響きます。

少しずつ少しずつ、手作業で彫られた見事なデザイン。

真剣なまなざし。

この一枚を仕上げるのにどれくらい時間がかかるのかなぁ、、

ワイルドお兄さん。
でも彫っているのはとても細かく繊細なデザイン。

工房横はお土産物店。
たくさんの木工製品が売られています。

ホイアンの日本橋モチーフも。

ココナツの実を使った器。
貝殻で装飾されていて、キラキラしてキレイです。

カンボジアのお土産で全く同じものをもらったので、
アジアでは定番の土産物なのかな。

カラフルな小物入れ。

アオザイ＋ノンラーのベトナムスタイルな漆塗り人形。

貝殻装飾ver。

見ざる聞かざる言わざる。
ベトナムにもあるんだ。

ノンラーのマグネット。

外にいた鳥。
ペット？食用？

次は螺鈿細工工房。
軒先には大量の貝殻の切れ端が散乱しています。

細かい〜！
自分は不器用なので、すごいなぁとまじまじ観察。

薄くてぺきっと簡単に折れちゃいます。
これを細かくカットしていくのはとても難しそう。

こちらも隣は土産物店になっていました。

全面螺鈿装飾の小物入れ。
光の当たり具合で貝殻が色んな色に輝きキレイです。

大きな船も作られています。
こんな大きな船も手作業！

船の作業場の近くには道具置き場。（お店？）
棚には太い釘がいっぱい。

足で器用に抑えながら木槌でノミを打つ職人さん。

大小様々な木造製品があったけど、そのどれもが職人さんたちの手で
一つ一つ丁寧に作られていることを垣間見ることができたキムボン村見学でした。

14時過ぎ、約30分のキムボン村見学を終え出発。

浮島に牛がたくさん放牧されていました。
長閑な風景に癒されます。

キムボン村から約10分、ホイアン旧市街に戻ってきました。

ホイアン市場。
昨日はあそこの端で、行き交う船を眺めながらマンゴーを食べてました。

到着前に、船上にあった太鼓を叩き挨拶をするガイドさん。
ハキハキと明るくしゃべってくれる陽気な方でした。

船着き場に到着後、レストランでの軽食も付いていました。

出てきたのはホイアン名物のカオラウ。
濃い味付けのタレがかかった太い米麺です。

しかし、胸焼けと吐き気がまだ続きあまりいただけませんでした、、。

料金別でドリンクも注文。
マンゴースムージー、VND29,000（約150円）。

4人1テーブルで、韓国人の女の子2人組とイギリス人のおかあさんと同席。
イギリスのおかあさん（おそらく60代後半くらい）は一人旅で、
約1か月かけてフィリピンやマレーシアなどアジアをまわっているとのこと！

笑顔はじける可愛らしい方で、何度説明しても私と韓国の子が同じグループだと思っていて、
Japan？Seoul？Tokyo？Korea？と繰り返していました笑

15時前、食べ終わった人からツアー解散。
船着き場＆レストランはホイアン市場近くでした。

安くてもしっかり観光、ボートも乗って軽食まで付いて！
シンツーリストツアーとっても良かったです。

やはり体調が芳しくないため、今日はこのままホテルへ戻って休むことに。

帰り道に見掛けた草細工露店。
定番のバッタ以外にも、花、魚、鳥など、器用に織られた草細工が風に揺れていました。

明日はホイアンから歴史あふれる世界遺産の街・フエへ移動します。
◇2016冬 ベトナム再訪一人旅・中部古都めぐり【5】～歴史都市・フエ前編～◇へ続く。

この旅行記へのコメント （5）

• suzuさん 2016/10/18 09:31:06

  一人旅、憧れます。

  私の初旅行記に、いいね❤️ありがとうございます。
  若い頃は仕事や観光で遠方の旅もしてきましたが、このところ旅には縁遠くなっていました。
  でも、少し子供の手が離れ、近場に飛ぶ旅を昨年より再開しました。
  -aya-さんの表紙に使う写真とても良いですね。
  沢山の旅行記、少しづつになってしまいますが、見させていただきます。
  お気を付けて旅を続けて下さいね。

  aya-photripさん からの返信 2016/10/18 21:29:24

  RE:

  suzuさんはじめまして！
  この度は訪問、書き込みいただきありがとうございます。
  
  新着旅行記一覧から、タイトルに惹かれsuzuさんのページにお邪魔いたしました。
  台北は私も２度訪れたことがありますが、
  食べたいものがあり過ぎて、毎回胃袋がついていきません；
  suzuさんの旅行記を拝見して、また行きたくなってしまいました。
  
  私の旅行記もご覧いただきありがとうございます。
  拙い旅行記ですが、少しずつ更新していますので
  またお暇なときに覗きにきてやってください。
  
  素敵な旅行記をありがとうございました。

  suzuさん からの返信 2016/10/18 22:50:43

  こんばんは

  返信ありがとうございます。
  私の次の予定は具体化していませんが、行きたい気持ちで一杯です。
  暫くは、皆さんの旅行記で楽しみたいと思います。
  今後ともよろしくお願いいたします。^_^

• メビウスさん 2016/10/02 13:53:34

  キムボン村、楽しそう♪

  ayaさん、こんにちは。
  
  ミーソン遺跡見学の後、ボートで向かわれたキムボン村に興味津々。
  工房見学大好物な私にはどストライクな見学先です笑
  ホイアンまでボートで10分って事は、そんなに離れていないんですね。
  それから現地ツアー代金も安いんですね！
  キムボン村、ホイアン再訪のチャンスがあれば是非行ってみたいです。
  
  メビウス

  aya-photripさん からの返信 2016/10/03 08:07:23

  RE:

  メビウスさんこんにちは。
  ミーソン遺跡旅行記をご覧いただき、またコメントもありがとうございます！
  
  メビウスさんは工房見学がお好きなのですね＾＾
  短時間の滞在でしたが、間近で作業風景を見ることができ面白かったです。
  大小様々な製品があり、一つ一つ手作業なんだなぁと職人さんの技術に感心しました。
  
  キムボン村だけなら、手軽に訪問できると思います。
  シンツーリストツアーもとても安く内容も充実なので、
  是非次の機会は利用されてみてください♪