愛媛グルメ旅　2016

2016/06/09 - 2016/06/11

大学を卒業してもう４７年になるが、毎年１回ゼミ同期のメンバーの旅行を続けている。
今回は、Ｙ氏の故郷、愛媛を訪れることになった。
どのような旅にするか、都内の居酒屋に集まり希望を出し合い、これをＹ氏が取りまとめる形で旅行プランがまとまった。
しまなみ海道を通って、愛媛に入りたいというのが、全員の希望であった。
それなら、瀬戸内海の大島にある「千年松」の魚料理が一番おいしい時期にしようということになり、６月９日からの２泊３日の旅となった。今回の旅のクライマックスは、いきなり初日のランチにやってきた。景色も食事も素晴らしかった。

エリア しまなみ海道（周辺の島々）(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー ANAグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月９日（木）のぞみ９号（東京発７：１０）に東京から４名、横浜から２名が乗り込み愛媛旅行が始まった。何故、この電車かというと福山からしまなみ海道を走る高速バスに乗り大島にある「千年松」で昼食を食べるためである。福山に１０：４４に到着、バスに乗り換え大島着１２：１０　予定通り!

大島 自然・景勝地

大島ＢＳで下車すると民宿「千年松」の車が待っていてくれた。建物の前は、入江になっており大変美しい。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

民宿というより、むしろ高級割烹の雰囲気。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

これが本日のメニュー。期待できそう。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

これは、海の幸盛り合わせ。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

高級魚あこうの煮つけ。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

鮑の鉄板焼き。やわらかくて、とてもよかった。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

名物鯛の炮烙（ほうろく）焼。

民宿 千年松 グルメ・レストラン

料理を堪能した後は、「千年松」の車で亀老山展望台に連れていってもらった。
展望台からのしまなみ海道。

亀老山展望公園 名所・史跡

亀老山展望台からの景色。
ここで、タクシーを呼び、今治へ向かった。

亀老山展望公園 名所・史跡

今治発１５：４１の特急しおかぜ１３号に乗り松山に１６：１６に到着した。
松山から路面電車に乗り、今晩の宿、道後温泉へ。
道後温泉の入り口に坊ちゃんからくり時計があった。

坊ちゃん広場 名所・史跡

大勢の人が集まってきて写真を撮っていた。

道後温泉の商店街

有名な道後温泉本館

道後温泉本館 温泉

道後温泉本館

道後温泉本館 温泉

本日の泊りは「道後　山の手ホテル」。道後温泉駅からは緩やかなのぼりになっており、汗びっしょりになって到着。同期のゼミの旅行は、一人一部屋を原則としている。

オールドイングランド道後山の手ホテル 宿・ホテル

イギリス調の洒落たホテルだった。

オールドイングランド道後山の手ホテル 宿・ホテル

チェックインをして、大急ぎでシャワーを浴びて夕食に出かけた。
今晩の夕食は、「大街道」にある「なが坂」という居酒屋だった。
お昼が新鮮な魚料理だったので、居酒屋で、しょうちゅうをなどを飲みながら、焼き鳥などを食べた。この店もこ洒落れた店でなかなか良かった。
山の手ホテルの大浴場は、広くて気持ちがよかった。朝早く自宅を出発、強行軍の一日であったが、道後温泉にゆっくりつかって、大分疲れがとれた。朝食もよかった。

オールドイングランド道後山の手ホテル 宿・ホテル

６月１０日も好天に恵まれた。
朝、道後温泉駅で坊ちゃん列車をパチリ。

道後温泉駅 駅

なかなか洗練されたデザイン。

道後温泉駅 駅

やはり、松山にきたら松山城にいかないと。我々は、リフトで登ることにした。

松山城 名所・史跡

奥に見えるのが天守閣。

松山城 名所・史跡

松山城

松山城 名所・史跡

なかなか美しい。

松山城 名所・史跡

天守閣からの松山市内

松山城 名所・史跡

１１時２５分発特急宇和海１１号で次の目的地伊予大洲へ。

松山駅 (愛媛県) 駅

アンパンマン列車だった。

松山駅 (愛媛県) 駅

お昼頃伊予大洲に到着。すぐ、タクシーで肘川の川の幸を味わえる「との町たる井」へ。

との町たる井 グルメ・レストラン

鮎が解禁になったばかりで、まだ小さいので、から揚げで頂くことになった。

との町たる井 グルメ・レストラン

メインはうな重。関東風とは違って直接直火で焼く。しかも、天然物なので、少し歯ごたえがある。違った味わいで美味しかった。

との町たる井 グルメ・レストラン

大洲は伊予の小京都といわれる城下町。この町の東端にある臥龍山荘を訪れた。肱川流域の景勝地に建っている。ここは、京都の桂離宮、修学院離宮などを参考に明治に建築されたもので、ＮＨＫの「世界名建築１００選」に選ばれた。

臥龍山荘庭園 名所・史跡

この部屋は不老庵。すぐそばを肱川が流れている。気持ちのいい空間。

臥龍山荘庭園 名所・史跡

今日もなかなか忙しい。臥龍山荘を出て、タクシーで伊予大洲駅へ。
１５：０３発の宇和海１７号で宇和島へ。１６時頃ホテルにチェックイン。部屋に荷物を置くと、すぐ宇和島城に出かけた。
ここは、松山城とは違い、きらびやかな感じはなく素朴な山城といった風情。

宇和島城 名所・史跡

宇和島城からの宇和海の眺め。なかなかいい。

宇和島城 名所・史跡

宇和島城からホテルにもどりシャワーを浴びた後、夕食の会場へ。天赦園という庭園のそばにある「天赦園さがの」という料亭が本日の会場。

美味美園 天赦園 グルメ・レストラン

昼食が結構なご馳走であったので、まだお腹が空ききっていない感があったが、食べ始めると何とかなるもので、新鮮な海の幸を頂きながら、しょうちゅうを飲み、ゆっくり食事をした。帰宅後、体重計に乗るのが怖いと思いつつ食べた。

美味美園 天赦園 グルメ・レストラン

最後のご飯は宇和島名物鯛めし。卵が入った漬け汁をといて、鯛の刺身を漬け込んでご飯に乗せて食べる。これが美味しく、つい完食してしまった。

美味美園 天赦園 グルメ・レストラン

翌日の朝食は日程表によると「やまこうどん」となっていた。入口に看板はなく、店舗というより、一般の民家という感じ。朝は5時からやっているという。

やまこうどん グルメ・レストラン

メニューは１種類で座ると宇和島のじゃこ天と野菜天が入ったうどんがでてきた。
料金は３８０円。素朴で、いい味だった。

地元の常連らしき人は、店に入ると自分でお玉にうどんを入れてセルフサービスでやっている。朝７時頃行ったが結構人が入っていた。

最終日、６月１１日（土）もいい天気だった。今日はレンタカーを借りて遊子水荷浦（ゆすみずがうら）の段畑に行くことになっていた。

遊子水荷浦の段畑 自然・景勝地

主な作物はジャガイモなので、この時期茶色のモノトーンだった。急で狭い通路を人が通って作業するのがわかる。段畑の向こうは宇和海。

遊子水荷浦の段畑 自然・景勝地

段畑の道路からの景色

遊子水荷浦の段畑 自然・景勝地

段畑から見下ろしたところ。今日は土曜日であるが、観光客はいない。駐車場もがら空き。

遊子水荷浦の段畑 自然・景勝地

まだ時間があるので昨日入れなかった天赦園に行くことになった。

天赦園 名所・史跡

天赦園は伊逹宇和島藩第７代藩主宗紀が退隠の場所として建てたもので、この名の由来は、

馬上に少年過ぎ　　　世は平らかにして白髪多し
残軀は天の赦す所　　楽しまずんば是を如何せん

という漢詩から命名したものである。

天赦園 名所・史跡

天赦園を最後に旅を終え、１３：５８の宇和海１８号に乗り込み、松山へ。
松山空港１７時過ぎのＪＡＬとＡＮＡに分かれて帰京した。
もともと、グルメ旅行を標榜したものではなかったが、振り返ってみると、随分美味しいものを食べ、かつ酒を飲んだ。Ｙ氏のアレンジに感謝。

天赦園 名所・史跡