パリ～思い出を辿る旅 《５》　凱旋門～エッフェル塔～シャンゼリゼ通り

2016/06/05 - 2016/06/05

この日は懐かしの場所、エッフェル塔→凱旋門→シャンゼリゼ通りを通ってから、また美術館巡りをする予定でした。

前回までの旅行記でお伝えした通り、美術館は閉鎖中、しかも私達が持っているミュージアムパスの期限もこの日までです。
４日間有効のパスを使用したのは、たった３回でした。
それでも、昨年12月の訪問用に用意しておいたパスが無駄にならなくて良かったです。

旅人というのは現地の状況には無力ですね。
お天気だけでなくテロやストなどもそうですが。
最近は、東京でお天気の悪い日が続くと「今旅に来ている人達は気の毒だわ」と思うようになりました。

この日のパリも日中は雨こそ降らないけど、どんよりとした一日でした。
そんな中でもパリの人達の休日に触れる事が出来ました。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

エッフェル塔へは42番のバスが近くまで行くので、またバス停に来ました。

向こうに見えるのはマドレーヌ寺院。

反対を向くとコンコルド広場・・・

ところが、42番のバス停に張り紙が。
バスもなかなか来なかったので52番のバスで先に凱旋門に向かう事にしました。

フランス語が全くできないので本当に不便(@_@。

凱旋門をぐるっと囲むシャルルドゴール広場は地下道で渡ります。

地下道には、チケット購入とセキュリティチェックの長い列ができていました。
ミュージアムパスの効果は、待ち時間ゼロ。

こんな階段を高さ50m分ひたすら登って・・・

凱旋門 建造物

展望台へ。

シャンゼリゼ通りとオスマン通り。

ナポレオン１世の命令で造られた凱旋門ですが、本人は生きてこの門をくぐる事は出来ませんでした。

この苔・・・180年前に完成した歴史を感じる。

この日は望遠鏡でもよく見えないんじゃないかな。

エッフェル塔もこの通り。

これはパリの小心さんと言える？

途中の展示室で見た『世界の凱旋門』

鳥居は凱旋門！

このフロアにある公式ブティックでお土産を買って、またあの階段で降ります。

地上には第一次世界大戦で戦死した無名戦士のお墓。

門にもたくさんの将軍の名前が刻まれている。

凱旋門『L'Arc de Triomphe(ラルクドゥトリオンフ)』とは『戦勝のアーチ』

それは、人間が豆粒みたいに小さく見える巨大な門でした。

凱旋門 建造物

次は、地下鉄６号線でトロカデロ駅に向かいます。

シャンゼリゼ通り 散歩・街歩き

地上に出ると、そこはシャイヨー宮。

エッフェル塔が一番綺麗に見えるはずが、工事中の壁に下半分が阻まれました。

シャイヨー宮 城・宮殿

申し訳程度の窓があります。

まだちょっと雲があるけど・・・

エッフェル塔 建造物

行ってみます。

何かのイベントかな？
自転車集団がみんなに手を振りながらイエナ橋を渡って行きました。

イエナ橋 建造物

ここのセーヌ川沿いのレストランも・・・

やはり被害に遭っていました。

いつもの川を知っている地元の方は、私達よりずっと心を痛めていたでしょうね。

エッフェル塔の真下まで来ました。

エッフェル塔 建造物

展望台へ向かうエレベーターは斜めに進む。

階段で向かう人達で長蛇の列が出来ていました。
私達は昔撮った写真の場所に向かいます。

これで支えています。

昔のシャンドゥマルス公園は・・

UEFAサッカーのパブリックビューイングの準備中でした。

シャン ド マルス公園 広場・公園

今いるのは青い丸の所。

この後シャンゼリゼ通りに戻ります。

92番のバスでまた凱旋門まで行かれるね。

その前に、交差点の向こうにあった・・・

こちらで昼食にします。

またサンドウィッチジャンボにしようと思ったけど、タルタルを見つけてこちらに。

初めて食べたタルタルはマスタードが利いていて美味しかったけど、色んな物が付いてきてとても食べ切れない。
だんだん残すのに慣れてしまった(･･;)

頻繁に来る92番のバスでシャンゼリゼ通りに来ました。

あらっ、もしかして歩行者天国？

残念なハプニングばかりの今回の旅だけど、こんなに嬉しいハプニングも。

シャンゼリゼ通り 散歩・街歩き

当然だけど、銀座の歩行者天国より規模が大きい。

そして・・・
しつこいようですが、昔この場所から見えた凱旋門は・・・

樹が茂って見えませんでした。

建物は30年以上経ったのに変わらない。

ここも昔寄ったフーケ。

フーケ カフェ

ここで昼食にする予定だったけど、さっき食べちゃったのよね。

仕方がない、昔の写真と一緒に。

昔はこの囲いがなくて、ずうずうしく横から入っちゃった気がする。
だから今、お隣の国の人の事を言えないのよ。

きっとまた寝ちゃうね、と言って諦めたナイトショーの『リド』

ラコステは全仏オープンテニスのスポンサーです。

独特な信号機。

ここには私達の日常と同じ様に・・・

パリの人達の・・・

日常があります。

パリらしい道。

パリらしいカフェ。

そして、警官も。

ただ警備しているのではなく・・・

そこには人々との触れ合いがある。

この子もね。

こういう場で自分の芸術を披露し・・・

それを温かく見守るパリの人達。

みんな生き生きとしていた。

自分の格好の良さを知っている颯爽と歩く男性。

もしかしたら昔も変わっていないかもしれないパリの日常を、ここを歩いた約２kmが私に教えてくれました。

あの金のシャチホコみたいな物が付いているのは、アレクサンドル３世橋。

グランパレ、プチパレと、ナポレオンのお墓があるアンヴァリッドを結ぶ橋です。

アレクサンドル3世橋 現代・近代建築

ちょっとプチパレを覗いて行く事に。

プティ パレ (パリ市立美術館) 博物館・美術館・ギャラリー

1900年のパり万博の時に建てられた美術館。

ガラス工芸で有名なガレの作品がありました。
本当に綺麗☆

あらっモネの『日の出』？
ではなく・・・
『Soleil couchant sur la Seine a Lavacourt, effet d'hiver』
とあったので、『冬のセーヌ川、日没』かな。

同じような物をルーブル美術館展で観ました。

ここでは著名な作家の連作が見られるのですね。

そうは言っても、思ったよりたくさんの作品があるので全部回るには体力が必要です。

足のマメはもう大丈夫だけど、かなり疲れました。

外では何やら楽しそうなイベントが。

パリっ子達の休日・・・

みんな元気いっぱい♪

そして・・・

華やか(*^_^*)

ツーリスト達はそんなパリっ子を撮っているのかな？
それとも遠くに見える凱旋門？

突き当たりはコンコルド広場。

コンコルド広場 広場・公園

私達が宿泊しているホテルはコンコルド広場のすぐそばにあります。

この日も疲れて、夕食はホテルのバーへ。

Sofitel Paris Le Faubourg Hotel ホテル

私はお腹が空かないので、お勧めの海老のから揚げ？と、ワインと・・・

フルーツサラダ。

本当にフルーツだけだ〜

夫は好物のハンバーガー。
いつもの事だけど、夕食とは思えない私達の食事です。

部屋に戻ると陽が差してきました。

この時期の日の入りは10時頃です。
明日は晴れるといいな〜

この旅行記へのコメント （2）

• AMさん 2016/07/12 18:25:27

  アクアソーダブルー‼

  ガレのガラス工芸のアクアソーダブルー的な色凄く綺麗ですよね‼いろんな影響があってもパリの活気が伝わってきました。それにしてもハネムーンと同じ場所を歩けるというのは本当素晴らしいし、幸せなことで羨ましい限りです。

  imuさん からの返信 2016/07/13 11:02:58

  RE: アクアソーダブルー

  
  AMさん、こんにちは！
  
  芸術作品は、ただ見ているだけでも感動させてもらえますよね。
  時間と体力があったらもっと色々見られたのに、ちょっと心残りです。
  
  本当はもう無理だと思っていたパリ旅行は、最後だからという思いで実現しました。
  同じ場所を歩けるのは、古い物を残していてくれる国だからですね。
  
  自己満足の旅行記で、お見苦しくてすみませんm(__)m
  
  imu