コーカサス一人旅【５】ジョージア軍用道路(グルジア軍用道路)日帰りトリップ

2016/06/16 - 2016/06/16

今年のバースデートリップは昔から憧れていたコーカサス3国！

まるまる8日間でカタール、アゼルバイジャン、ジョージア(グルジア)、アルメニアを巡ってきました。


今回のカズベキはここ数年一番行きたかったところ！

生憎の天気で目的のカズベキ山は見れませんでしたが、憧れだったたツミンダサメバ教会に立てただけでも感無量でした。


ちなみにグルジア軍道(ジョージア軍道)とは、ジョージアの首都トビリシからロシアの北オセチア共和国の首都･ウラジカフカスを結ぶ全長約210kmのハイウェイで、昔帝政ロシア軍が軍事用に作ったんだけど、今は観光客で賑わう絶景ロード。

ジョージア西にあるウシュグリと並んでコーカサス旅のハイライトとも言えれるべきところで、道中の教会や景色はほんと息を飲む美しさでした。



【日程】
□6/13(月)　0:30羽田⇒5:45ドーハ　ドーハ半日観光　14:05ドーハ⇒17:50バクー <バクー泊>
□6/14(火)　バクー観光　20:35バクー⇒ <寝台列車泊>
□6/15(水)　⇒11:00トビリシ　トビリシ観光 <トビリシ泊>
■6/16(木)　ジョージア軍道日帰りトリップ <トビリシ泊>
□6/17(金)　トビリシ⇒エレバン　エレバン観光 <エレバン泊>
□6/18(土)　アルメニア修道院巡り <エレバン泊>
□6/19(日)　アルメニア修道院巡り <エレバン泊>
□6/20(月)　3:25エレバン⇒5:20ドーハ7:05⇒22:45羽田

【エアー】
バクーinエレバンoutのカタール航空で111,740円

【宿】
アゼルバイジャン･バクー:Fountain Square Hotel 一泊59マナト(約4,000円)＋late check out 30マナト(約2,000円)
ジョージア･トビリシ:Point Hotel Tbilisi 一泊67.5ラリ(約3,200円)×2泊
アルメニア･エレバン:Shirak Hotel 一泊18,000ドラム(約4,000円)×3泊


ちなみに過去のBDTは
2015　ヨルダン→エジプト
http://4travel.jp/travelogue/11023433
2014　キルギス･カザフスタン
http://4travel.jp/travelogue/10899697
2013　小笠原＆八重山
http://4travel.jp/travelogue/10787137
2012　中国･カシュガル⇔パキスタン･フンザ
http://4travel.jp/travelogue/10685500
2011　アイランドホッピングinミクロネシア
http://4travel.jp/travelogue/10576388
2010　インド・バラナシ→ネパール･ポカラ
http://4travel.jp/travelogue/10472402

エリア グルジア軍用道路周辺(ジョージア (グルジア))

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

6/16の朝9時頃ホテルにドライバーが迎えに来る。

名前はアリル。ジョージア人。
英語も話せてめちゃくちゃ優しくてイイ人！

前回も書きましたが、手配は昨日トビリシ旧市街のメイン通りのコテ･アフハズィ通りを歩いてると

こんな感じの旅行会社の車がたくさん道に止まってるので、そこで交渉しました。

基本、カズベキへの行き方はメトロのディドゥベ駅前からマルシュルートカが出てるので、そこから乗合マルシュは約10ラリ(約450円)、乗合タクシーは約15ラリ(約670円)ぐらいで行くのが一般的。
もちろんそこからタクシーチャーターも可能で、旅人のブログなどを見ると50ラリ(約2,200円)ぐらいでチャーターしてた人も。

でも、自分はまずメトロに乗ってディドゥベ駅へ行くのが面倒くさいというかホテルまで迎えに来てくれるというのと、この辺の旅行会社のドライバーは英語もけっこう話せるというのと、途中のトビリシ北にあるムツヘタの教会も寄りたいし色々気ままに写真が撮りたかったのでここにお願いしました。

値段は180ラリ(約8,000円)
往復だし歩き方には80USドルぐらいが相場との事だったので同じぐらいかなーと思いOKしました。

ちなみにこの通りには旅行会社がたくさんあり、日帰りのカズベキツアーはシェアだと40ラリ(約1,800円)ぐらいでありました。

北へ。

昨日までの晴天と打って変わって曇天模様｡｡

すっごく楽しみにしてたのでかなりテンションがた落ち｡｡

20分ちょっとでムツヘタに入り、見えてきた！ジュヴァリ大聖堂。

これまたナイスなロケーションにあるな〜

到着。

家畜かなんかの牛がたくさんいて、なんか絵画みたいな風景。

ジュヴァリ聖堂 寺院・教会

ちなみにこのジュヴァリとはジョージア語で『十字架』という意味で、この教会含める古都ムツヘタの町並みが世界遺産に登録されてる。

ナイスビュー！

ムツヘタの町はあのトビリシにも流れてるムトゥクヴァリ川とアラグヴィ川が交わるとろこにあって、昔はイベリア王国の首都として栄えたらしい。

あれはムツヘタの旧市街とこの後行くスベティ･ツホヴェリ大聖堂。

ムツヘタの文化財群 史跡・遺跡

中へ。

ジョージア正教会はこんな絵が教会内にたっくさんあってみんなロウソクあげてる。

日本だと線香あげる感覚だと思う。

下ってきてスベティツホヴェリ大聖堂の駐車場へ。

超有名観光地らしくかなり広い。

イイ感じのお土産屋やレストランがたくさん。

まだ10時半ぐらいなのでほとんど営業前だったけど。

基本コーカサスは11時ぐらいから町が動き始める。

こんなヨーロッパの田舎の様な旧市街を歩く。

ムツヘタの文化財群 史跡・遺跡

チャラチヘラも売っててここで試食させてもらう。

めちゃくちゃうまーーい♪

ゼリーとグミの中間みたいな感じで、ぶどうやアプリコット味とか色々。

おおぉぉ！

けっこうカッコ良い！


ジョージアで2番目、トビリシのツミンダサメバ大聖堂の次に大きな教会で、キリストの上衣の一部が埋められてるらしい。

スヴェティ ツホヴェリ大聖堂 寺院・教会

細かーい。

なんかイスみたいなのもカッコ良い。

中へ。


これまたスゴい･･･

神聖な空気がビンビン伝わってくる。

奥でお祈りしてた。

壁や天井も細部まで凝ってて、味がある感じが好み。

大聖堂の中の小聖堂。

なんかこの聖堂内の空気が気に入って、かなり長い時間居てしまった。

グルジア軍道はムツヘタ寄らないでそのままカズベキに行っちゃう人が多いけど、ここは絶対寄るべきだと思う。

出てその旧市街からさっきのジュヴァリ大聖堂を今度は下から見上げた。

再び北へ。

途上国にありがちな田舎の道沿いの露店にときめく。

ムツヘタから30分ぐらいでジンヴァリ貯水湖へ。

この湖の湖畔に佇むのが

このグルジア軍道でも有名なアナヌリ教会。

それにしてもここもナイスロケーション♪

この後のアルメニアの修道院巡りもそうだったけど、コーカサスの教会や修道院はほんとロケーションが良くて、毎回今度はどんな風景の中にあるんだろーと楽しみになった。

晴れてればあの湖面がメチャクチャ青くてキレイなんだけどなー･･･


ていうかすっごい人。

土産屋も充実。

学生の団体とかもいて、大混雑。

絶対あそこ危ないでしょ。

中。

ここもすっごいイイ感じ。

ジョージア人の敬虔さが見れた。

クロス(ジュヴァリ)もカッコ良い！

なんか下の宇宙人みたい。

時折出現する牛をよけながら再び北へ。

アリルが途中川の色が分かれてるところで止まってくれた。

この辺からが特に山好きにはたまらない景色が続く。

アリルがジョージアパン買ってくれた。

もっちもちで美味しかった。

あーいう感じ。


ぶ厚いナンみたいでかなりでっかい。

途中滝みたいなところでみんな水を飲むらしく、自分もゴクリ。

極上の天然水だった。

晴れてれば10割増しな絶景が続く。


あの山の向こうはジョージア国内にあるロシア領の南オセチア自治州。

2008年にドンパチしてたみたいだけど、今は平和らしい。

コーカサスは飛び地とか自治共和国とか色々あってすごい複雑。

冬はスキーリゾートで賑わうグダウリってとこに来たらなんと大雨に｡｡

グダウリスキー場 アクティビティ・乗り物体験

ここもグルジア軍道の有名な観光スポットであるロシア･グルジア友好記念塔。

でも雨で視界ゼロなので、帰りはまあまあ見れたし帰りにまた寄る事に。

ロシアグルジア友好記念碑 モニュメント・記念碑

その先にあったここも有名な湧水ポイント。

アリルがペットボトルに入れて土産に持って帰るらしく、飲ませてもらったけど、鉄分超強めな炭酸水って感じで不味かった。

そもそもこの色から飲みたくないと思った。

この辺の景色も晴れてればヤバそうです。

どうせいつかウシュグリも行きたいしジョージアはまた来るので、その時は絶対ここリベンジする！

もうすぐロシアの国境なので、こんな感じにトレーラーがたくさん止まってた。

ウクライナとかアルメニアとか色々な国のトラックがあった。

そして13:30過ぎ、終点であり目的地のカズベキことステパンツミンダの広場に到着。

ここ数キロ先はロシアで、ツーリストは今現在ここまでしか行けない。

あの像はこの村出身の詩人アレキサンダー・カズベキさん。

向こうに見えるのがツミンダ･サメバ教会。

あの教会にはここからトレッキングで歩いて行くのが人気なんだけど、自分は雨も降ってるし車で行く事に。

この広場がカズベキの一番の中心なので、レストランとか両替屋とかある。

マルシュの発着場でもあり、これは帰りのマルシュの時刻表。

なんとここからは車を乗り換えないと行けなくて、こちらのデリカに。

往復80ラリ(約3,500円)

一人でチャーターしたのでこの料金だけど、シェアすれば全然安くなると思う。

しゅっぱ〜つ。

今行くよ〜

ちなみに車だと20〜30分で、麓から歩いて行くと一時間ちょっと。

写真じゃ伝わらないのが残念だけど、とにかくものすっっごい悪路！

え？ほんとここ行くの！？ってなぐらいの道を行く。

そりゃ四駆じゃないと絶対ムリ。

間違いなく今まで走った悪路の中でベスト(ワースト)１。

ほとんどデリカ！

ドライバーは笑顔でミツビシ〜！って言ってた。

日本車のポテンシャルをフル発揮し、ほんとメイドインジャパン凄いと思った。

雨の中トレッキングしている人がけっこういた。

バコンバコン揺られながら、30分弱でツミンダサメバ教会に到着。

これだ･･･

この景色が自分をコーカサスに引き寄せた。


限りなく天国に近い教会とも呼ばれてる。

ツミンダサメバ教会 寺院・教会

教会へ到着。

やはりこの天気なのでカズベキ山(5,033m)は見えず。

でも雪をかぶったカッコイイ山が見えた。

カッコイイ水場が。

標高が2,000mぐらいあるのでかなり寒い。

こじんまりしてるんだけど、この趣と佇まいが素晴らしい。

中は撮影NGだったけど、今日見てきた教会とさほど変わらなかった。

裏手にまわるとこの絶景！！

行った事ないけど、ほんとスイスみたいかも。

なにげにあの上にあるのがカズベキ村で、手前はゲルゲティ村らしい。

どちらの村にもゲストハウスが何軒かあって、当初はここに泊まる予定だったんだけど、気分が変わり日帰りにしてしまった。

帰ってきてやっぱ泊まればよかったと後悔した。

カズベキ山は村の西にあるので、ここに泊まり晴れてれば極上のカズベキのモルゲンロートが見れる。

カズベキズーム。

右下にさっき着いた広場。

ネットから拝借しましたが、秋頃だとあのカズベキ村上がったところからこんな景色が･･･

真ん中左上に今いるツミンダサメバ教会で、あの奥のが見たかったカズベキ山。

ジョージアでの目的はカズベキ山を見るのと、このツミンダサメバ教会に立つ事だったので、天気が残念で半分しか果たせなかったけど、この絶景を見たら満足できた。

みんな楽しそうに記念撮影してました。

西、カズベキ山方面。

晴れてれば泊まってこの辺をゆっくりハイキングしたかったなー。

歩いてくる人たちがたくさん来る。

羊や馬がいて牧歌的な風景。

絶対またいつか来る！

帰りもバッコンバッコン揺られながら

20分ぐらいでカズベキの広場に到着。

帰りも道中の景色に癒される。

ロシアっぽい車がなんかカワイイ。

帰りは雲が退いてきてくれたので、行きにも寄ったロシア･グルジア友好記念塔へ。

ロシアグルジア友好記念碑 モニュメント・記念碑

なんかロシアっぽい。

アニルがちょいちょい撮ってくれる。

色々面倒見てくれてなんかサービス精神がすごいドライバーだった。

この辺も晴れてれば絶対にヤバそうです。

ヒツジ〜

スキーリゾートのグダウリでちょっと休憩。

この辺もスイスみたいだった。

のどかでタイプ☆

ここからは寄り道せずビッチリ走り

18:30頃大雨のトビリシに帰ってきた。

夜は宿近くのレストランで

ジョージア名物ヒンカリ(水餃子みたいなの)を食べ一杯やって就寝。

悪天候で悔しさが残る一日になりましたが、けっこう充実した一日でした。

カズベキは絶対に晴れの日に行くべきです！(笑)


明日はアルメニアに移動し首都エレバンを観光します。