2016/06/11 - 2016/06/11
203位(同エリア988件中)
まりあさん
セビーリャの後半に入り、やはり、アルカサルだけは見ないとなぁ、と思い、ネットでチケットを買うと、行列を免れるので、ネット買いに挑戦しました。
ひと昔前のスペインのネットって、すぐにスタックするし、怖くてクレジットカード情報を入れられませんでした。
今回、この旅の直前に、VISAのプリペイドカードというのを作りました。
メインのVISAカードから、少しずつ入金して、その入金額の範囲で使える、というクレジットカードです。
ICチップが入っていないので、国により、システムにより、PIN(暗証番号)で利用できずに、署名式になることが多く、スーパーのレジなどでは、使い勝手が悪いですが、インターネットでの購入は、たいていOKなので、このプリベイドカードを作ってからは、ネットでの購入のハードルが下がりました。
万が一、不正利用があった場合には、ネットのマイページ、あるいはiPhoneのマイページから、ブロックをかけることができて、また、ブロックを外すことも簡単にできます。
今まで、ホテル以外の、レストランや商店では、万が一の不正利用が怖くて、カード払いはしてなかったのですが、今回は、このプリペイドカードを使って、スーパーや入場料や、鉄道の自販機など、とても便利に使えました。
アルカサルのチケット購入も、ちゃっちいサイトですが、ちゃんと作動して、チケットが買えて、それをメールで送ってくるので、iPhoneなどのスマホがあれば、スマホのメールのチケットを見せると、QRコードを読み取って、入場券となりました。
アルカサルの入場券を、日曜日にネット買いして、月曜日に行くつもりでしたが、日曜日の朝の旧市街ウォーキングが、あんがい早く終わってしまい、ちょうどアルカサルを通りかかった時には、ほとんど行列がなく、ということは、あまり混んでいないわけで、入り口のガードマンに、「明日のチケットだけど、混雑していないみたいなので、今入りたいけど、なんとかなりますか」と尋ねてみました。
スペインの良さというのは、こういう時に、「せっかくここまで来て頼んでいるのだから、なんとかしてあげよう」という力学が働くのです。
一瞬、悩んでたみたいですが、「大丈夫だよ」と入れてくれました。
そして、受付の女性に事情を説明してくれて、チケットを見せると、通してくれました。ええなあ、スペイン、こういうところが好きです。
これがゲルマンなら、きっと断られることでしょう。あちらは、ルールはルール、人間的な事情は後回し、というお国柄ですから(笑)。
ラテン圏では、「駄目元」という言葉がキーワードです。
おかげで、日曜日、タイミングよく、あまり多くの人のいないアルカサルで、撮影ごっこを楽しみました。
昔々のツアコンのバイト時には、セビーリャには、ほとんど印象的な記憶がないのですが、アルカサルは、きれいでした。この30年のスペイン経済の発展で、町の汚れ、教会の黒ずみなどが、きれいにされたのではないか、と感じています。ですから、昔の記憶のスペインの町より、今の方が、輝いてみえるのです。
アルハンブラに負けない美しさだと思います。
後半は、アルカサルの入場と、月曜日は、今回の旅行で、三度目の無料のウォーキングツアーに参加しました。
ロンリープラネットという英語のガイドブックに、Pancho tourが紹介されていて、そこにフリーウォーキングガイドツアーが紹介されてました。
11時にカテドラル前集合とありましたが、その手前の広場で、フリーツアーと書いた傘をかかげた人たちがいたので、別の会社とはわかりましたが、10時半発の、そちらのツアーに入りました。
英語とスペイン語とフランス語があり、英語は人数が多かったので、スペイン語のツアーに入りました。
100人ぐらいの人たちが、30人の英語グループ二つ、15人ほどのスペイン語グループ二つ、小さなフランス語グループに分かれて、スタートしました。
エストニアでは、案内所前で集合する、旅行会社というよりは、小さなアソシエーションの仲間が運営しているようで、ポーランドも、旅行会社というイメージではなかったです。
スペインでは、旅行会社が参入して、他のツアーは有料ですが、ひとつだけ、無料のツアーを設定することで、そこに参加したお客たちを、他の有料のツアーに誘導しているようでした。
いずれにせよ、まったくの無料というわけではなく、参加者は、自分の満足度に応じて、値段を決める、というたぐいのものです。
カセレスでは、6ユーロの、二時間のウォーキングツアーがありましたが、私の感覚では、5ユーロから10ユーロぐらいのチップなのかな、と思います。
が、今回のスペイン人ガイドさん、私がスペイン語を理解するかどうか、気にかけてくれるプロ意識のある人で、「なぜ、スペイン語ができるの」と問われて、ガイドだと告白しました(笑)。それで、うちうちの話も盛り上がったのですが、やはり、無料ツアーというと、お客たちは、あまりお金を払ってくれない、とほやいてました。
ただ、三度のツアーで、圧倒的に笑えて、楽しかったのは、エストニアのヘンリー君のツアーでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
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ホテルの近くのシネコンのところに、WOKと書いた店があったので、入ってみたところ、中国人経営のバイキング式の店でした。
イタリア、オランダでも、この手の業態のレストランを体験しましたが、ここはまた、違ったシステムで、びっくりしました。
長いカウンターの半面は、生の材料が置かれているので、焦りました。尋ねると、好きな材料をとって、グリルコーナーに持っていくと、焼いてくれるのでした。
ポークのステーキ、チキン、海老は数種類、大小いろいろありました。ムール貝にあさりに、マテ貝と、かなりの種類の肉や魚介類、そして野菜も、ぷりっぷりのマッシュルームとかしいたけとか・・・
これが、食べ放題のバイキングは、ちょっとインパクトがありました。
もう半面は、寿司に中華料理も肉、野菜、イカなど数種類あり、炭水化物系も、パスタ、焼きそば、ビーフン、パエジャと、種類が豊富でした。
ただ、酢飯の味付けがイマイチで、寿司に関しては、今までの店の方が美味しかったです。
まず、焼いているのを待つあいだに、寿司と点心と焼きそば。 -
グリル第一弾。
海老と野菜の串焼き、マテ貝、パプリカ、マッシュルーム、
山盛りに見えますが、野菜中心です(笑)。 -
そうとう大きなスペースで、軽く100人ぐらいは入りそうでしたが、食べ終わる頃には、超満員になってました。
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すぐ隣に、三世代の祖父母と親たちの孫たちの10人ぐらいがいたのですが、私の方を、じーーーーーーっと見るので、何かと思えば、私のお箸の使い方を観察して、真似ようとしていました。なので、ガイド時代のごとく、お箸の持ちかたのレクチャーをしてあげました。
まだ、セビーリャでは、イタリアほどに寿司が浸透していないのでしょうか。 -
右下にあるアーティチョークは焼いてもらったのですが、硬くて、食べ方がわからず、退散しました。昔、メキシコのお母さんが、アーティチョークを煮てくれて、食べ方を教えてくれたのですが、焼いたのでは、硬いように感じました。
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生ハムも、好きなだけ切りとるように、置かれてました。
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グリル以外の料理を少しずつ・・・
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焼き物第二弾。
ポークのステーキも良さそうでしたが、とにかくサイズが大きいので、小さい塊りの肉を少しと、あとはまた野菜です。
どんだけ食べるんや・・・ -
フルーツの種類も、すごく豊富です。
イチゴやチェリーは高いから、この手の店にはないものですが、ここは太っ腹。 -
ブルーベリー、キーウィ、イチゴ、チェリー、それにライチが美味しかったです。
フルーツの向こうには、私の好きなプリン。この味は、イマイチでした。 -
カテドラル近辺です。
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観光施設に入らずに歩くと、とにかくトイレに困ります。
朝はとくに、部屋食で、牛乳やらジュースを飲むので、すぐにトイレに行きたくなり、この日は、カフェで休憩。
このパイ、このエリアでよく見るのですが、想像したとおりに、美味しくなかったです。 -
セビーリャは、こういうスペースプアのカフェやバルが多くて、スペースリッチな店は、新市街にしかなさそうです。
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アルカサルに入りました。
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中に泉があり、水路があり、というのがイスラム様式の特徴でしょうか。
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この独特の模様がきれいでした。
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建物と同じぐらいのスペースの庭園が広がっていて、見応えたっぷりです。
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さらに、この二階部分を歩けて、庭を見下ろせます。
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また、中に入りました。
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ぐるっと一周して、外に出て、オレンジのパティオです。
ここは、いつも無料で入れるそうです。 -
入り口に戻ると、この行列です。
日曜日なので、朝の出方が遅かったようで、9時半のオープン時には、行列があったのですが、私が通りかかった10時半ごろは、行列がはけたタイミングでした。
もっとも、ネットでチケットを買っている場合は、チケットを買うための行列は無視して、すぐに中に入れます。
ただ、中の混雑がいやですよね。 -
黄金の塔と、名づけられてますが、ただの塔です。
夕日があたって、金のように見えた、というだけのようです。 -
これは、私の部屋の窓の、柵のすきまから、望遠で写した写真です。
朝日が当たり、ヒラルダの塔と、カテドラルが、浮き上がって見えました。
遠くの景色ですが、素敵な朝のようすでした。 -
ウオーキングツアーに参加しました。
ガイドさんが、街の見どころを案内してくれます。 -
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スペインのあちこちにあるこのカテドラルの落書きは、大学を卒業できた人たちが、自分たちの名前を書いた歴史があるそうです。
学士を取る、というのは、落書きも許される、偉業だったんですね。 -
このひときわ目立つ建物は、1992年、コロンブスの新大陸発見500年を記念して、バルセロナのオリンピックと、セビーリャの万博の両方が、スペインで開催された時に、万博のために建てられたそうです。
驚いたのは、中南米から来ていたお客たちは、万博を知らなかったことです。なるほど、向こうでは開催がなかったとしたら、そして今は、万博なんて、ちょっと時代遅れになってますから、知らない国では知らないのですね。 -
しゃべっている時に写したので、美人に撮れませんでしたが、とても感じのいい、プロのガイドさんでした。
プロなので、とてもクリアにゆっくりと話してくれて、聞き取りやすかったです。
町の騒音がきついときには、私に、「もっと近くにきて、聞こえにくいでしょ」なんて、声をかけてくれました。 -
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あんまり暑くてねグアダルキビル川沿いの散歩道まで、たどりつけてなかったのですが、このツアーで行きました。
ただ、車が多くて、イタリアの小さな町の川沿いほど、散歩には適してませんでした。
おそらく夜になると、川沿いのレストランをめざして、町の人が行き来するのだと思います。 -
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闘牛場
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セビーリャ大学を通り抜けます。
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スペイン広場。
ここも辿り着けてなかったので、ウォーキングツアーに参加して、めぼしい観光スポットは、一応、まわりました。
スペイン広場、池があり、景色がいいのですね。 -
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しかし、11時スタートで、2時間半を歩くって、めちゃ暑い。
疲れ果てました。
で、また、ホテルの下の冷房の効いた店内が広々とした、フォスターハリウッドで、メニューです。
パスタのランチェラソース。メキシコのランチェラは、スパイシーなトマトベースのソースなので、「これ、カルボナーラじゃないの」と問うと、「ランチェラはヨーグルトのソースで、これがそうよ。カルボナーラはベーコンが入っているの」との回答。
食べてみたら、ヨーグルトの酸味があって、すごく美味しかったです。 -
メインは、メキシコチキン。
グアカモーレ、大好きなので、気に入りました。 -
そしてまた、キャロットケーキ
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再び、パラソルのところを通りかかりました。
やっぱり、このデザイン、好きです。 -
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これは次の日。
旧市街の迷路で迷ってしまい、トイレもないし、暑いしで、またクラクラしてきたので、カフェに。
このカフェは、新しくって、雰囲気がよかったので入ったのですが、店の人も感じがよくって、「暑さにまいった」というと、心配してくれました。
これ、ネギのトルタ。
すごく美味しくはなかったけど、甘くない、野菜のトルタで珍しかったです。
冷たい紅茶が美味しかった。 -
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別の日のアルカサルの入り口。
混む時には、混みます。当たり前やけど。 -
セビーリャの旧市街は、何度もトライしましたけど、好きにはなれませんでした。だから、この新市街の大型ホテルに変えて、正解でした。
旧市街で朝のウォーキング、そして午後は、シネコンで映画みて、向かいのデパ地下で、部屋食の材料買って・・・
そんな私流の楽しみ方でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- イタリア大好きさん 2016/08/18 14:15:01
- こんにちは。
- 初めまして。イタリア大好きと申します。
2017年の5月GWにマドリードへのIN・OUTで9泊して、アンダルシアを回ろうと、旅行記を探していたら「まりあ」さんの旅行記を探し当てたので、書き込みさせていただきました。
AIRだけは予約したのですが、9泊の内訳は今考えています。とりあえず「マドリード」「セビージャ」「グラナダ」に9泊を振り分けて、コルドバはセビージャからAVEで日帰り観光しようかなと考えています。
スペインは6年前に「マドリード」イン「バルセロナ」アウトで8泊して、セゴビア・トレドは行きました。
もしよろしかったら、アドバイスいただけたらありがたいのですが。移動はできる限りAVEなどの高速列車で、もしグラナダ=>セビージャ間に列車がなければバスもやむを得ないかと。でも、バスはあまり得意じゃないので、できれば列車で行きたいなと考えています。
よろしくお願いします。
- まりあさん からの返信 2016/08/18 19:16:42
- RE: こんにちは。
- 書き込みをありがとうございます。
今年は、30年ぶりに南スペインに行きましたが、経験があるわけではなく、アドバイスなどできませんが、renfeのサイトで、電車の便を確認しながら、Booking.comのホテルサイトで、予約しています。
http://www.renfe.com
今年の春に学んだことは、ネット予約のホテルは、直前に変更すると、たいてい高くなっているので、旅程が決まったら、早い目、半年前か、少なくとも数ヶ月前には、予約してしまうのがいいようです。もっとも、加齢もあるので、急な予定変更に対処できるよう、私はいつも、キャンセル可で予約します。
列車は、2ヶ月前ぐらいに、登録した上で、ネット予約して、それを印字して持っていきました。(現地でチケットを買ったときは、スマホのBook機能や、パスブック機能で、スマホにチケットを落としました)
コルドバからグラナダを、renfeのサイトでみると、列車はあるようですが、ふつう列車で3時間半ぐらいかかっているようです。
バスの方が早いのかもしれませんが、そしてバスも検索すれば、時刻表も出てきて、ネット買いもできるようですが、私個人は、ヨーロッパのバスは苦手ですので、乗ったことがありません。
電車のネット買いのチケットは、割引のだと、二段階で、変更やキャンセルができないか、手数料が大きくとられ、割引無しのチケットだと、窓口で、キャンセルや変更も可能でした。
私個人は、北スペインの方が好きで、また、アクセスがややこしいと、すぐに断念する傾向があるので(笑)、今年も、グラナダは面倒臭くなって外してしまい、コルドバとセビーリャに、4、5泊して、ゆっくりまわりました。
5月だと、気候は良さそうなので、その予定でいいのかと思います。
あとは、何が見れるかにより、個人の好みにより、長短を調節して、旅程作成を楽しまれてください。
AVE乗車時には、荷物のセキュリティチェックがあり、果物ナイフを没収されてしまいました。水などは持ち込めました。
イタリアに比べて、スペインは、各レストランが、Menu del dia という日替わりランチを、店の前の黒板やら、アラカルトメニューとは別のメニューがあったりして、前菜とメインとデザートのセットが、10ユーロ前後で、水またはワインまたはビールが含まれていることが多く、ワインやデザートをつけても、10ユーロは、イタリアではありえない、ありがたい料金です。
スペイン語のみのことが多いですが、「メニュー・デル・ディア」はあるか、と尋ねると、メニューを持ってきてくれて、前菜とメインのチョイスの中から、選ぶことができます。
メニューのスペイン語を手元におけば、対処できると思います。
とまあ、私が書けることはこれぐらいです。
私の旅行記は、とにかく写真を掲載しているだけですが、各町でどんなものを見れるかは、おわかりいただけると思うので、どうぞいつでも気軽にお立ち寄りください。
そして、来年は、いい旅をされてください。
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