2016/05/01 - 2016/05/01
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ミズ旅撮る人さん
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「久留米市鳥類センター」は、日本でも数少ない鳥類園となっています。
前身である1954年設立の久留米市動物園から、1970年に中央公園に移転しました。
1954年に上野公園と、インドクジャクとムササビを交換したのをきっかけに繁殖を積極的に推進し、1963年頃から千羽を超えて「千羽孔雀」で有名になりました。
中央公園に移転したこともあり、現在の飼育数は90羽です。それでもすごい数です。
GWの頃は繁殖期なので、孔雀は求愛のために美しい羽根を思いっきり広げます。
たくさんいるので、それこそ常にどれかが広げている状態です。日の光を受けて、体全体がキラキラ輝く孔雀は本当にきれいです。
白孔雀もいて、そちらも「贅沢な白」です。インドクジャクの他にも何種類かの孔雀がいます。
また、その他の鳥類も多彩で、タンチョウなどは目の前で交尾をしました。テレビでしか見たことのない光景がいきなり眼前で行われて、とてもびっくりしました。
時間の都合で、園内の半分しか見ることは出来ませんでしたが、これだけ豪勢な孔雀を見られれば、満足です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「久留米市鳥類センター」は、中央公園の中にあります。
周囲には遊園地と流水プールがあり、グラウンドも子供たちでいっぱいです。
営業時間は9〜17時。入園料は大人・高校生250円、小・中学生100円、4歳以上の幼児50円。
但し、土曜日は高校生以下は無料です。他に年間パスポートもあります。久留米市鳥類センター 動物園・水族館
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受付には、センターで生まれた卵を展示しています。
一番大きなダチョウの卵は触れます。
かつて、沖縄のダチョウ牧場で、卵の上に乗ったことがあります。
本物の卵の上に、棒に掴まりながら両足で立つことが出来ました。なかなかすごい体験でした。 -
園内の見取り図です。センターの左半分は遊園地になっています。
また、この看板の後ろにはD51923も保存されています。 -
入り口から正面の眺めです。奥に高さ15.5mのバードケージがあります。
手前の緑と青のテントはケープペンギンのいる鳥舎です。
左は「ふれあいコーナー」です。 -
「ふれあいコーナー」では、実際に小動物に触ることが出来ます。
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ケープペンギンです。アフリカ大陸に唯一生息するペンギンで、ナミビア共和国から、南アフリカ共和国にかけて生息します。
原油流出事故により、数十万羽が死に絶滅危惧種に指定されています。 -
英名はアフリカン・ペンギン。体長70cmで、あごの下に黒いラインがあり、お腹の白い部分にも黒い胡麻のような点が入ります。
くちばしは黒く、灰色のラインが縦に入っています。 -
入り口から右手に進みます。右の大きなケージにはリスザルが、左のケージにはタンチョウがいます。
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リスザルです。
餌をやることが出来るので、檻の前に立っていると、自分から近づいて来ました。 -
餌やり時の注意。カプセルの中の虫を、全部入れたまま差し出すと、一辺に全部持って行かれてしまうので、一匹ずつ、カプセルのふたに入れて、あげましょう。
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お向かいは、タンチョウの鳥舎です。盛んに鳴き交わしています。
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タンチョウは特別天然記念物ですが、孔雀と交換で、台湾から譲られました。
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タンチョウの鳴き交わす声がずっと続き、なんだか段々大きく激しくなって来ました。
北海道で何度か見ていますが、こんなにうるさく鳴くものだったっけ?
と思って見ていたら、一羽が中途半端な羽根の広げ方をしました。 -
あわてて、前方に移動しました。もう一羽が、後ろから近づいて来ます。
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後ろからオスが、メスの上に飛び乗りました。
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ほんの10秒ほどで、交尾は終わりました。
いや〜、びっくり。まさか目の前でいきなり行われるとは。
う〜ん、動画で撮りたかった。それより、檻がなければ・・・
これで、この夏、タンチョウの数はちょっと増えるかな? -
この子、可愛いでしょう?でも、名前がわからないのです。
いよいよこれから、孔雀園です。 -
おお、いきなり白孔雀が羽根を広げました。檻が邪魔ですが、仕方ない。
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目線、こっち来ました。
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檻に張り付いて撮ります。
まさか、いきなり白孔雀の羽根を広げた姿が見られるなんて。
鳥類センターってすごい所だわ・・・ -
白孔雀が木陰に入ってしまったので、若干まだら模様になってしまいました。
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孔雀と一緒にホロホロ鳥もいます。
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誰だ、お尻ばっかり向けている奴は!
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おや、インドクジャクと七面鳥じゃありませんか。
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檻にかじりついて覗いていると、突如、巨大なくちばしにつつかれました。
オワッ!なんじゃ、これは?まるで恐竜のような顔。でかい図体。この凶悪さ。
センターのHPに「オオヅル。鳥類最強の異名をとるヒクイドリと双璧をなす、攻撃的な危険鳥類です。
体が大きく、蹴りの強さはヒクイドリには劣りますが、何よりクチバシでの攻撃が危険です。
近づくと、網の隙間から狙ってきますので、つつかれないよう、距離をおいてご覧ください。」
とありました。なるほど、納得です。遅かったけれど。 -
オオヅルが、次の獲物を狙っている?
このアーチ型の檻の中を歩いている人間の方が、孔雀たちには、隔離されているように見えるのかもしれません。 -
アーチの上にも当たり前に、孔雀たちがいます。
そして遠慮なく「フン爆弾」を投下するのです。
インドのラジャスタン地方では、孔雀は村の中を普通に闊歩していて、木の上や塀の上にいて、たまに地上をタタタッと走って行きます。初めて見た時には、あまりのことに叫びまくりました。 -
それにしても、よく羽根を広げているなあ。
あ、いや、閉じなくてもいいんだよ。 -
孔雀は、ブルブルっと身震いのような動作をして、飾り羽を広げますが、実は飾り羽が動くのではなく、その下にある短い尾羽根で持ち上げているのです。
先ほどの後ろ姿をもう一度、見てみてください。
飾り羽根の後ろにピンと立った尾羽根が見えます。 -
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孔雀が上の方にいると、飾り羽根を触れるかもしれません。
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孔雀を下から見上げられるなんて、滅多にない経験。
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孔雀が羽根を広げるのが期間限定だと知っていましたか?
5月から7月にかけてだけなのだそうです。
しかも、あの飾り羽根は夏には抜け始めて、秋にはなくなってしまうのです。ショック。
春になるとまた生えてくるなんて、すごい。
昔、どこかの動物園で孔雀の羽根をくれました。あれは、秋に抜けた羽根だったんですね。 -
これが、秋には全部抜けるんです。もったいない。
飾り羽根は、メスへのアピールのために広げるのは当然ですが、オス同士でも自分の存在を誇示するために広げますし、飾り羽根を持たないメスも尾羽根を広げます。
だから、目の前にメスがいなくても、広げている姿をよく見かけるんですね。 -
孔雀のオスはハーレムを作ると言われています。1羽のオスに数羽のメス。
ところが、オスの縄張りをメスが巡回しているのだという説もありました。
交尾をしたメスは卵を4〜8個生み、4週間で孵化します。ヒナはメスの後ろをちょこちょこ付いて歩くそうです。
オスは、子育てには参加しないのだとか。
一夫一婦制ではないから、ちょっと無理かもしれませんね。 -
インドでは国鳥に指定されています。世界中で人気の鳥ですから当然ですね。
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しかも、孔雀はヒンズー教の女神サラスヴァティーの乗り物とされます。
サラスヴァティーは、ヒンズーの三大神の一人創造神ブラフマーの奥さんです。
4本の腕を持ち、ヴィーナと呼ばれる琵琶のような楽器を持つ姿で描かれます。
日本では弁財天として親しまれています。
サラスヴァティー川の化身であり、白鳥を従えていることもあります。 -
日本で孔雀と言えば、孔雀明王ですね。孔雀に乗った姿で現されることが多いです。
孔雀明王は、ヒンズーの女神マハーマーユーリー(偉大な孔雀の意味)のことです。
なぜ、サラスバティーが孔雀明王にならなかったのか、不思議です。 -
飾り羽根ごしの横顔。
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ブロマイドかポスターにでもしたいくらい、かっこいい横顔。
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イチオシ
飾り羽根の目玉にばかり注目してしまいますが、喉から胸元の鮮やかな青と、その後ろのうろこのような緑色。
天然色とはこういうものかと感嘆しきり。 -
どこから見ても、格好いい。夢中でシャッター切りまくり。
でも、孔雀はゆっくり動くのに、意外と撮るのは難しいんです。 -
こちらがメス。随分と気位が高そう。ま、オスもそうか。
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派手さはないけれど、落ち着いた雰囲気の奥様です。
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こちらは、マクジャク(真孔雀)です。
インドクジャクが有名なせいか、飼育数は少ないそうです(上野動物園は飼育中)。
オスにはインドクジャク同様の飾り羽根があります。 -
オスは、攻撃性が強く、繁殖期には狂暴になるので、メスを殺してしまうこともあるのだとか。
女性を大事にしないでどうするの!
中国からベトナムにかけて生息しています。 -
キンケイ(錦鶏)。
中国南西部からチベット・ミャンマー北部にかけての1,000m前後の産地に生息します。
オスは美しい尾羽根を広げて求愛します。メスは地味な模様です。 -
ギンケイ(銀鶏)。キンケイとほぼ同じ生息域。オスは美しく、メスは地味。
ケージの奥に止まっていて、どうしても近くに来てくれませんでした。 -
この鳥とは思えない眼力。
サツマドリ(薩摩鶏)は、江戸時代に薩摩藩(鹿児島)で創出された闘鶏の一種です。
軍鶏(シャモ)と小国の交配で作られたと言われています。
雄の羽色には変化があって,赤笹,白笹,太白,黒などの系統があります。 -
ベニジュケイ。顔が見事な青色で、体は明るい茶色なのがオス。メスは地味。
最大の特徴は、オスが求愛時に喉の部分の皮膚を垂らすこと。
なんと体の半分を覆うほどの面積で、青を基調とした奇妙な模様が目を引きます。
人が近づくとすっと引っ込めてしまうので、なかなか見られないそうなのですが、この写真、見づらいですが、くちばしの下に真っ青な「垂れ」が写っています。
知らないで撮ったのですが、偶然見ることが出来ました。もっと頑張って撮ればよかった。 -
私の写真は、変身途中なんですね。こっち向いてくれればよかったのに。
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セイラン。
中央の2枚が特に長い尾羽根が特徴です。最大2m、毎年生え変わります。
マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島の森林地帯に生息します。 -
ターキー(七面鳥)。鎧のような羽根に覆われた偉丈夫です。
北米大陸原産で、顔の部分のむき出しになっている皮膚が興奮すると赤、青、紫などに変化するため「七面鳥」の和名がつきました。 -
雉(きじ)です。日本の国鳥です。
剥製などでもよく見ますが、富士山近辺などで歩いているのを見掛けました。時速32kmで走れるのだとか。 -
ニジキジ(虹雉)。
頭は緑、目の周りは水色、首はオレンジ、胸元は黄色、胴体は青、お腹は黒、尾は茶色というバリエーション。
ヒマラヤの3,000m以上の高山に生息します。 -
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ハイイロコクジャク(灰色小孔雀)。
孔雀にしては地味な外観ですが、よく見ると羽根には紫色の目玉があります。 -
目玉は、光の加減によって、緑色にも見えます。
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自然界の色って、本当に綺麗ですね。
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イチオシ
さて、本命のインドクジャクです。
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アーチを抜けて、見る角度が変わると、またまた魅力が増してしまいました。
また当分、インドクジャクをご覧いただきます。 -
この飾り羽根は、尾羽根ではありません。背中に生えている羽根になります。
それを尾羽根で持ち上げるのです。 -
これだけ美しいものが、無造作に地面を引きずられていくのです。
究極の贅沢「無頓着」。 -
これが、目の前をズルズル歩いて行くのです。
ワシッと掴んでみたくなります。 -
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あまりに美しくて、一挙手一投足に目が離せません。
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イチオシ
自分が美しいということを、この孔雀は知っているのでしょうか。
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よく見ると、茶色い羽根にまで、青や緑の模様が入っています。すご過ぎる〜
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最後にもう一度、羽根を広げてくれたのですが、美しい色の圧倒的な魅力に目がくらみ、まともに撮ることが出来ませんでした。
孔雀を撮る時は、光の当たっている部分をアップで撮ってみてください。
ファインダーの中で、キラキラしい色の洪水に溺れそうになりますよ。 -
「インドクジャク」「シロクジャク」「マクジャク」の違いについて。
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孔雀の隣にはテンジクネズミ科のマーラがいます。
顔は兎のようですが、ネズミの仲間です。 -
鳥類センターの中心にあるバードケージです。中には、桃色ペリカンや、チリーフラミンゴ、ガチョウ、鴨、白鳥などがいます。
人間が檻の中に入って直に見ることが出来ます。
残念ながら、孔雀に時間を取られ過ぎて、ここまでです。正面玄関に向かいます。 -
出入り口には、インコと九官鳥がいます。
キューちゃんのレパートリーは、「キューちゃん」「OKよ〜」「ハイ!」「ピィー」。
「こんにちは」は無いのかな?
まったく予備知識もなく訪れた鳥類センターでしたが、たくさんの孔雀に会えて大満足でした。
ちょうど繁殖期で、羽根は綺麗だし、ベニジュケイの肉垂れは見られたし、GWの時期は最高のタイミングでした。
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