2016/06/01 - 2016/06/10
140位(同エリア556件中)
HANAさん
今回の旅行のメインの滞在地ウィンダミアまで車でほぼ迷わず来ました。ところがウィンダミアに入ってからナビの目的地を入れたのが間違ってウィンアミアの町中でうろうろ。ウィンダミアは狭いところに人も車も沢山いるし駐車場を確保するのが大変だと実感。私たちの滞在するB&Bはウィンダミアとボウネスの中間地点にあります。見つけてみれば非常にわかりやすいところにある宿でした。
さて湖水地方は二人とも長年来たいと思っていたところです。
ミシュラングリーンガイドでも堂々の三ツ星。ミシュランに寄れば最低3日が必要で湖のクルーズ船に乗ることと出来るだけ歩くこと、を推奨していました。ミシュランのお勧めドライブコースは4コースありましたが、私たちはここに3泊。中2日しかありません。
これでも日本からのツァーに比べればかなり長い滞在なのですが、湖水地方を遊び倒すには足りないのでした。
取りあえず宿は3泊確保してありますが、湖水地方は人気なのでなかなか宿の確保が難しい。最初から湖水地方の後の1泊は決めずにいてお天気やこの辺りの気に入り具合によってさらに湖水地方で宿泊するかを決めることにしていました。
二人で話し合った結果、お天気が良さそうなうちに峠を越えてレーヴェングラスとエスカデールの間を走る蒸気機関車に乗りに行くことにしました。
翌日に近くのウインダミア湖を回ることにします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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リヴァプールから夕方にやってきたのはB&Bのグレンヴィルハウス。丁度ウィンダミアとボウネスの中間地点にあってどちらにも徒歩で15分ぐらい。駐車場があるのが貴重です。レイクロードに面していて車移動も徒歩移動も便利でした。
グレンヴィル ハウス ホテル
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部屋は可愛らしくまとめられていて窓からは森が見えます。到着した時は6月にしては暑い日で窓を開けていました。湖水地方は北海道みたいでエアコンのある宿は少ないのでした。
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テレビの他小さな冷蔵庫とお茶セット。毎日ガラスのキャニスターに手作りのクッキーが置いてあってこれが美味しかった。生花が飾ってあったのも主人の園芸好きが感じられて良い感じでした。
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日は長いけどもう夕方で夕食の時間でしたので宿の前の道を下っていってボウネスのレストランに出かけました。宿の主人お勧めのイタリアンレストランは残念ながら予約で満杯。それで道沿いにあって比較的人気のようなイタリアンレストランに入ることにしました。
fatoliveというお店です。
7時前だったのでアーリーディナーメニューとしてちょっと安いメニューを選べます。 -
チキンサラダを前菜としてシェアすることにしました。野菜が一杯で美味しい。
もう車を運転しなくてよいのでワインも頼みました。 -
シーフードリゾットもなかなか良いお味。
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こちらはステーキバーガー。ポテトが一杯。
お店は結構込み合っていて人気のお店のようでした。 -
ホテルに戻って裏の庭のところに行ってみました。広くはないけど手入れをじぶんたちでしているようでした。
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入り口のところには毎日2種類のクッキーとケーキがおいてあって自由に部屋に持って行けます。
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階段はチェックの絨毯が敷いてあって踊り場にはこんな人形が出迎えてくれます。
お部屋に戻ってすぐに寝てしまいました。 -
翌日の朝食ルーム。この宿は最も朝食が美味しいB&Bとして認定されているようです。ヨーグルトやジュース、果物、シリアルなどはカウンターにあります。
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メニューにオーダーメニューが書いてあったので、フルブレックファストを頼みました。
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朝からこんな朝食をイギリス人は毎日食べているのでしょうか?
窓際のテーブルを毎日定位置にして3日間朝食を食べました。
宿の主人に今日は北に行って峠を二つ越えて蒸気機関車に乗りに行くというと、彼は峠道は「最も狭い道だ」と私が心配していたことを指摘します。「でも時間をかけて行けば大丈夫」と私たちの選んだコースを進めてくれました。 -
最初はウィンダミアからA591に沿って北上してアンブルサイドに行きそこからA593に入ります。そしてそこからの道はナビが指示しなければ絶対に入らないような狭い道。一応標識はあったのですが、あまりにも狭い道にここは行って良いのだろうかと思いました。
この道を行くとワイノーズとハードノットという峠を二つ越えます。どちらも標高は390m、383mとそれほどないのですが、その道が凄い道でした。
ミシュランのグリーンガイドでも狭い線でしか書いていないので嫌な予感がしていたのですが、今まで数十年の運転歴で最もハードなドライブだったといえるような道でした。とにかく道路幅が1〜1.5車幅しかなく両側に低い石垣があったり待避所が少ししかなかったり、すれ違う片側がガードレールもない崖路だったり。
とにかく開けている道で眺めは良いのですがハンドルを握ってアクセルとブレーキを交互に踏みながら後戻りできない前に進むしかない恐怖。ちょっと開けたところで写真を撮りましたがほとんどはそんな余裕がありません。車停めるところもないし。 -
ハードノット峠のところには数台車を停めるスペースがあり、車を降りてローマ遺跡を観に行けるようでしたが、私たちが行ったときには車を停めるスペースが残っておらず、道が狭いので先に進むしかありません。
ハードノット峠の手前には勾配30度以上との標識があって「まじ?」と顔を見合わせます。勾配30度ってほとんどジェットコースターのような道路で上っていくのにトップになると道路の先が見えない。しかもそこがカーブで今度は同じように下っていく。ミシュランにもこの道を戻るか、回り道して帰るかどちらかを選ぶようになってましたがこの道をまた帰ろうという人はなかなかいないと思う。それほどハードな道でした。
すれ違う車は多くはないのですが、すれ違うためにはどちらかが必ず停まって道から外れるか待避所で待つしかないのです。しかし、待避所は1台分しかないのに向うから来る車は数台だったりして、かなり緊張しました。
ミシュランのビューマークに惹かれてきてしまったのですが、激しく後悔しました。あとでここをドライブした人の旅行記など読むとあまりの勾配に停車する余裕もなかった、とかクラッチがおかしくなったとか、道から片輪外れてしまって危ういところだったなどと書いてあり、「運転に自信のない人にはお勧めしません」などと書いてあって、先に読むべきでした。 -
ハードな山道を越えてやっとたどり着いたエスクデール駅。
イングランドで最も古く最も長い狭軌蒸気鉄道が、ここにはあるのです。
アイリッシュ海に面した町レイヴェングラスとエクスデールを結んで走っているのは15インチゲージの狭軌の鉄道路線だそうです。
おもちゃのように小さな列車がホームに停まってましたが、車を駐車場に置いて往復することにしました。片道40分ほど。一日9往復走ってます。
この列車からの風景はイングランド一だと言われているそうです。
www.ravenglass-railway.co.uk -
小さいながらも毎日きちんと7マイルの距離を走ってます、観光客も結構いました。小さな蒸気機関車は楽しい。
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大きな列車を引いて走るのではないけど、結構沢山の車両を引いて行くのにこれで大丈夫かな、と心配になりましたが大丈夫でした。
後で調べてみると、この蒸気機関車は現在運行されている狭軌道の蒸気機関車では世界最古なのだとか。1894年製で今も現役なんです。 -
出発までちょっとあって晴れて暑かったのでアイスを食べます。ここでは駅舎内に軽食を食べさせるレストランもありました。
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小さな駅舎の中には土産物やレストラン、この駅舎はちょっと高いところにあって2階建てでホーム部分が2階。下に行くと駐車場のある高さになります。
売店のおばさんに、どこに乗るのが一番良い?と聞きます。
紫外線が心配なら屋根だけの車両に、と勧められました。車両には屋根なし、屋根あり、屋根と壁ありの3つのタイプがあります。
屋根なしは往路は心配だったので避けましたが、帰りは屋根なしに乗りました。 -
駅を出発。ほとんどのお客は屋根なし車両に乗ってます。
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最初は両側に石垣のあるところを走ります。この後はしばらく牧場を見下ろすようなところを走ってました。
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暫くすると森の横を走るようになります。
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そして広々とした牧草地のようなところを走るところも。途中すれ違いがあります。
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途中数か所駅がありました。
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蒸気機関車じゃないディーゼル機関車もあるようです。この鉄道は全部蒸気機関車だと思ってましたが、違いました。
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駅の近くに建物があるところでは線路沿いに柵があります。
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次の駅は駅舎がありました。
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グリーンという名前の駅。
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ここから数人が乗り込みました。
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農家のある風景も見られます。
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遠くに道路と家が見えました。
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山の中を走ることが多いです。
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次にやってきたのもディーゼル車でした。
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湖のすぐそばを走ったり40分の乗車時間ですが、様々な景色が楽しめます。
カヌーをしている人達が沢山いました。 -
山がピンクになるほどのシャクナゲ。
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列車はシャクナゲが沢山咲いている横を走っていきます。
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お天気良くて良かった。
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写真で見るより実際はずっとピンクに染まってます。
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また森の中に。
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ここではボートが駅舎なのか、ベンチになってました。
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また水辺を走ります。
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湖水地方は沢山の湖と川があるようです。
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屋根付き車両に乗りましたが、多くはこんな森の中を走るのであまり紫外線の心配をしなくても良かったのでした。
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ベンチのある駅。
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ここでは家族連れが降りました。
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終点の駅に到着しました。
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駅に停まっていた蒸気機関車。色からするとRiver miteという名前の比較的新しい蒸気機関車です。
レーブングラス アンド エスクデール鉄道 アクティビティ・乗り物体験
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ホームはこんな感じ。
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乗ってきた機関車が方向を変えます。
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多くの人が方向転換を見ていました。
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終点の駅の近くにはローマ遺跡があったりするようで友人は観に行ってくると出かけましたが途中で引き返してきました。来た列車で折り返すか、1時間ほど後の次の列車で帰るか迷いましたが、それほど大した見所はここにはなさそうだし、夕方は天気が悪くなるとの予報だったので早目に帰ることにしました。
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帰りは屋根のないオープンな車両に乗ることにします。
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駅の名前もおしゃれでした。
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出発していきます。
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ここはポイントの切り替えの操作をするところのようです。
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信号かな?
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帰りも気持ちの良い景色が楽しめました。
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レーヴェングラスは海に近い町です。
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オープンな車両は楽しいです。
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こんな橋をくぐるのも屋根がないと面白い。
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羊もみかけました。
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こんな風に森を走っていくのは気持ちよいです。
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シャクナゲの山もまた横を通ります。
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すれ違ったのはNorthern Rockという機関車。本当に可愛いです。
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こんな風に片道40分の蒸気機関車の旅を楽しみました。
今まで乗った蒸気機関車の中で一番小さいけど一番楽しかったかも。
古い機関車や車両を大切に動かして実際に一日9往復もさせているのが驚きでした。また、フットパスなどを歩いた人が途中から乗り込んだり、してましたが、観光客以外は利用は見られませんでしたから湖水地方の人気に支えられている代かもしれません。
お天気が悪いと大変なのかもしれませんが、高低差があまりなく、崖などもないから良いのでしょうね。反対に大量の乗客を乗せるものではないので日本からのツァーなどでは利用していないようですが、ツァーのコースには入っている翌日乗ったウインダミア湖の蒸気機関車に比べると変化に富んで気持ちが良い景色を楽しめたのでこちらの方が数倍よかったです。 -
帰りはもう峠越えのドライブはやめて海沿いに北上しちょっと大回りして帰ることにしました。
途中風力発電の風車をたくさん見ました。 -
だんだんと天気が予報通り悪くなってきました。
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やってきたのはキャッスルリッジのストーンサークルです。
イギリスの巨石文化としてはストーンヘンジが有名ですが、このストーンサークルはストーンヘンジより古いそうです。
すぐそばの道路に路上駐車して見に入りました。 -
柵に覆われたストーンサークルの入り口にこんな模型がありました。
大きな輪と小さな輪があります。 -
周りを山に囲まれた平らなところに石が並んでいます。
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石はそれほど大きくないですが、いったいこれらはどこから持ってこられたのでしょうか?
巨石が並ぶのは昨年行ったフランスのブルターニュが一番石の形としては近いようにも思います。メンヒルという直立した巨石の形に似ているようです。あんなに大規模じゃないですが。アイルランドなどにも見られる石がテーブルのようになっているドルメンは見られませんでした。
一体どんな目的でこんなところにこの石の輪を作ったのか?謎のようです。 -
きちんと周りは雑草も駆られているようですが、羊も中で放牧されているようで羊の落し物が沢山ありました。
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周りを山に囲まれた景色が素晴らしい。歩いている人たちも多いです。
天気が良ければすごく気持ちが良さそうです。
なんだか雷でも来そうな天気になってきたのであまり長居せず帰ることにします。 -
ここでは花も咲いてました。
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小さく咲いているのは見たことがある花。
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山の花がいろいろと咲いている季節に来てよかったです。
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ここからはウインダミアに向けて走りました。少し天気が回復。午前中の峠越えとは違って片側1車線でも広い!
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湖が見えてきました。
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グラスミアを越えてライダル・マウントが見えてきました。これはライダルチャーチの建物と思われます。
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ワーズワースが晩年まで住んでいた家と庭があるそうですが、既に閉館時間まで30分ほど。ゆっくり見学できそうもないのでパスしました。
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ホテルに戻って休みます。夕食はウインダミアの中華に行こうということになり、私は少し休憩します。
友人は地球の歩き方で見たウインダミアのフットパスを歩いてくると出ていきました。往復でウインダミアの駅から30分ほどとのことです。
待ち合わせの時間を見計らって歩いてウインダミアの街に歩いて行きました。
15分ほどです。 -
友人と落ち合って中華レストランに入ってシーフードや、野菜炒め、チャーハンなど頼みました。
ゴールデン マウンテン 中華
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観光地にある中華料理屋としては合格。そこそこ美味しくいただきました。
今日の湖水地方の一日、峠越えのドライブと小さな蒸気機関車、ストーンサークルと変化に富んだ一日でした。
日本からのツァーで行くワーズワースの家にもピーターラビットの生みの親の家にも行ってませんが、湖水地方を楽しめて充実した一日でした。
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