2015/04/10 - 2015/04/24
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motogenさん
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ネグロス島のバコロド行きのフェリーを見学しようと、旧市街(City Proper)東部を一周しました。
バコロドはきれいな公園があり、ゆったりと過ごせると聞いています。
機会があったらバコロドにまで足を伸ばしてみたい。
そのための偵察です。
黄色の線を反時計回りに歩いたのですが、まあ、遠いこと遠いこと、炎天下を6Km以上も歩くことになってしまいました。
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ギマラス島への波止場から、イロイロ海峡とイロイロ川に囲まれた地区を、反時計回りに歩きます。
イロイロ川に沿った道路は、それ自体が貿易港の波止場に似ていて、物資や資材が積んであったり、荷物を満載したトラックが駐車しています。
対岸は私がまだ知らないラパス地区の町。
庶民の町なのか、スラム街なのか、それとも工場地帯なのか。
時おりイロイロ川を船が通過していきます。 -
これは自然の川なのだろうか。
まるで運河です。 -
物資を輸送する船が停泊。
何を積んでいるのか?
外から見えたものはビールやコーラやジュース類、カップ麺などの輸入品。
バイクや車の部品もあるようです。
マニラあたりから運んで来たのでしょうか? -
北側に回り込んでいくと、機関砲を搭載した軍の哨戒艇(?)も停泊中。
写真を獲っていいのかな?
スパイと間違われてはかないません。 -
その向こうでは子供たちが川に飛び込んで騒いでいます。
川の水は濁り気味で、多少の悪臭がしていると言うのに、逞しいこと元気なこと。
免疫力もありそうです。 -
子供たちはこんなバラックに住んでいます。
これぞフィリピン!
と思うのはステレオタイプのものの見方か?
でもイロイロにもこんな場所があったことに、発見の喜びが。 -
こっちでは船を拠点に遊んでいるちびっこギャングの一団か。
金目の物を持ち合わせていないことを確認して近づくが、いたって平穏な子供たちで、杞憂に終わりました。 -
歳のいっている少女も混ざっています。
さすがに泳ぎは上手で、長い時間潜っていても平気な顔。
私が旅行者と気がついて、好奇心と警戒の目を投げかけてきます。
きっかけを失って、私も声をかけることができませんでした。 -
フェリー乗り場がありました。
ここがバコロドとを結んでいるフェリーの発着場に違いない。
今日の目的地です。 -
フェリー会社は複数あるようで、どこがどうなっているのか分かりません。
ともかく人が集まっていそうな建物に入ってみます。 -
予想通り、フェリーを待つ人です。
-
こちらがチケット売り場か。
-
WEESAM社のバコロド行きフェリーは一日に8本。
片道445ペソで、往復695ペソ。
学生割引やシニア割引なんてものもあります。 -
乗船名簿に名前を書いています。
ここはバコロド行きフェリーしかありませんが、イロイロには他にもフェリー乗り場があって、マニラなど他の港にも行けるようです。
LCCができたとはいえ、庶民にとっては飛行機はまだ高嶺の花で、時間はかかるけど船がみんなの足。
狭い船の中に詰め込まれ、沈没事故などの危険があるのは承知で、頑張っています。 -
バコロドからのフェリーが到着しました。
思っていたより立派な船。 -
バコロドからの客が降りてしまうと、待っていた人たちが乗り込んでいきます。
後について一緒に乗ってしまおうか・・・
そんな誘惑にかられます。 -
この乗り場はこの時が最後で、今はアロヨ通りの先に橋が完成して、乗り場は対岸に移動しました。
Gマップにもこの乗り場は消えてしまい、対岸に『New ILOILO Ferry Terminal』 が載っています。 -
フェリー乗り場のすぐ近くに、探していた大衆食堂がありました。
店を経営しているおばさんは面白くて良い人です。
私が日本人だと気づくと、あれこれと親切に面倒を見てくれ、フルーツをおまけしてくれました。 -
カボチャも肉も、スープも満足のいくお味。
店の雰囲気が良いので、美味しさ倍増。
これが今回の旅で最高の料理だったかな。
これでたったの60ペソ(140円)なのだか、もうたまりません。 -
店にいたお客さんも
「東京? 大阪?」
「富士山、ありがと、こんにちは・・・」
知っている日本語を次々に頭の中から引き出して、声をかけてくれます。
もの珍しい日本人の私は、人気者です。 -
見た目と違って優しくて気持ちの良い人たちです。
「日本へ連れてってよ・・・」
「日本で働いて、お金を貯めたら、俺も店の経営者だ・・」
昔のバブル日本のイメージをいまだ持ち続けているようで、日本に行けば金持ちになれると信じています。
ホテルやロビンソンのある都市部から一歩離れると、イロイロののさまざまな顔を見ることができるのでした。 -
そんなイロイロの片隅でのんびりと暮らす人もいれば、冷房の効いた小奇麗な空間で、ウインドショッピングをしながら欲望を煽られている人たちもいます。
-
歩けば欲しいものだらけです。
でも欲しいものが手に入る中流の人々が、確実に増えてきているようです。 -
ロビンソンの噴水のあるこの広場は、3〜4日おきに模様替えがあって、イベント会場になったり、発表会の会場になったり、展示会場になったりしています。
ひまな時にここに来て、子供たちの空手大会や、少女たちの舞踊発表会の鑑賞しています。
この日は観葉植物の展示会。 -
フィリピンの田舎でもスマホを持っている人が多く、ここにも噴水を見ながらスマホをしている女性がいました。
近くのスタバのWifi電波を拾って、メールをしているようです。 -
3階にはスマホ売り場が並んでいます。
4インチサイズの中国製が主流、価格も3500円程度で、安いものは2000円です。 -
Simはどの会社も40ペソ(95円)。
通話料金は1分50円ほどと高いので、フィリピン人は1通2.5円のSMSを使います。
データ通信の料金はさほど高くはありませんが、3Gを使っても実用スピードは非常に遅く、メールしかできませんでした。 -
これは凄い!
ショーウインドに拳銃が入っていました。
ワイアーでつながれているとは言え、ショッピングセンターで正々堂々と売られていることに驚きます。
ほとんどがアメリカ製で、15万円もあれば威力の高そうな拳銃か買えます。
1つ欲しくなりましたが、空港でのチェックをかわすことは不可能。 -
タクシーの運転手などは、トラブルに備えて拳銃を持っていると聞きます。
あり得る話です。
アメリカほどではないけれど、簡単に銃が買えそうなフィリピンです。 -
ロビンソンの2階にはダイソーがありますが、このダイソーは188ペソ(420円)均一ショップ。
なぜ43ペソ(100円)均一ではないの?
ダイソーの隣は両替所(銀行系)。
手数料は2%程度と、日本の銀行よりもレートが良く、いつもここで両替していました。
5差路のロータリー近くには私設の闇両替所がありますが、手数料は3%です。 -
3階にはゲームコーナーもあって、大人から子供までが歓声をあげています。
バスケットゲームのコーナーに目が止まりました。
時間内に何個のボールをリンクに入れるかで点数が出ます。
ボールはバレーボールの大きさ。
手数をかせぐために2人でプレイしている人もいます。 -
驚くべき人を発見。
見た目は老人ですが、細身ながら筋肉はあり、立ち姿もシャキッとしていて、きびきびしています。 -
するどい目つきでリングを見つめたたままで、左手でさっとボールを拾うと、お手玉のように右手でシュート。
ボールが矢継ぎ早にリングに吸い込まれていきます。
10秒間におよそ20個。
まるでAIロボットのようで、その成功率はほとんど100%です。
表示板にはすごいスピードで点数が加算され、ゲームが終了すると景品両替クーポンがざくざく出て来ます。
それを景品カウターに持って行き、自分の磁気カードにインプット。
いつでも景品と引き換えることができ、高価な景品にはスマホやタブレットまであります。
この人は裏で現金にしているようです。 -
老人はしばらく休むと再びゲーム機に向き合います。
この道のプロなのです。
近くにいた少年が羨望の目でその姿を見つめます。
思わず声をかけてしまいました。
「ナイス!! ユーアー・グレイト。ベリーベリー・グレイト!!」
すると「自分はこのために身体も鍛えているんだ」と、腕や肩の筋肉を盛り上げて見せてくれます。 -
名前はリッチェル。
強面の顔に似合わず、親しみやすい人でした。
「お前もやってみろ」 とコーチを受けましたが、私は恥ずかしいほどの惨敗です。 -
そんなことがあって、時々ゲームコーナーを覗いてみると、いつもリッチェルの姿があり、一緒にアイスクリームをなめたり、ウインナーをかじって遊んでいました。
景品稼ぎのプロともいうべき彼の姿が、今でもまぶたの裏に焼きついています。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2016/06/26 19:27:39
- やっぱ観光地じゃあない方が面白い。
- 今でも銃を当たり前に売っているんだねぇ、、、、、って言うかフィッィピンは銃所持が合法だもんね。
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