フランス・パリ旅行７泊９日（６）何かと裏目に出た、ヴェルサイユ宮殿と広大な庭園の散策「宮殿編」（２０１６ＧＷ）

2016/05/03 - 2016/05/03

　２０１６年のＧＷは、平日２日だけ休めば１０連休になるので、思い切ってヨーロッパに行きました。
　パリは学生時代以来２０年ぶり。当時は、ルーブル、オルセー、エッフェル塔のみを観光し、凱旋門は外から見ただけでしたので、本格的なパリ観光は初めて。
　数か月前にテロがあった関係で、日本人はあまり見かけませんでしたが、主要な観光施設は荷物チェックがされており、安心して観光できました。

　５日目は、ヴェルサイユ宮殿観光です。長い庭園観光を終え、ようやく宮殿に入りました。
　フランス・絶対王政のブルボン王朝最盛期の宮殿だけあって、宮殿も広く、豪華でした。もっとも、王妃の部屋群は工事中だったので、見れたのは半分ほど。再び、訪問する時の目的ができました。

■　この旅行の行程
◆初日（４／２９）
　大阪の関西国際空港から、フィンエア７８便、フィンエア８７３便を乗り継いて、パリ・シャルルドゴール空港へ。
◆２日目（４／３０）
　雨模様なので、博物館めぐりをメインに。
◆３日目（５／１）
　パリの主要観光地が軒並み休業するメーデー。
　カフェでの朝食後、サクレ・クールとエッフェル塔などを観光。
◆４日目（５／２）
　マイバスのツアーで、モンサンミシェル観光。
◆５日目（５／３）
　ヴェルサイユ宮殿を観光。
　パリにもどり、凱旋門とセーヌ川クルーズを楽しみました。
◆６日目（５／４）
　１日中、再びパリ観光。アンヴァリッド、ノートルダム大聖堂、パレ・ガルニエを中心にしました。
◆７日目（５／５）
　パリ近郊の街、シャンティイを観光。
　パリに戻り。コンシェルジュリーを観光。
◆８日目（５／６?５／７）
　朝から空港に向かい、フィンエア８８０便、フィンエア７７便を乗り継ぎ、関西空港へ帰国。

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円

さて、いよいよ宮殿内へ入ります。

ここは、オーディオガイドを借りて観光することにしました。

また、妻から「各自で好きなように観光」という提案があったので、一人観光にします。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

まずは、１階から。
ガイドブックの最初に出ている「礼拝堂」です。

しかし、オーディオガイドは、部屋の番号を入力して聞きますが、その番号がありません・・・

しかも、見づらいです・・・

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

その後、廊下を奥まで進み、階段を上がります。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

２階に上がってから、廊下を進みます。

ここには彫刻が並んでいます。

それぞれの彫刻も立派なのですが、ブルボン王朝絶世期の宮殿にしては物足りないと思っていたところですが・・・・後ほど分かったのですが、ここはまだ宮殿外だったんです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

再び、礼拝堂に来ました。

先ほどのは１階部分、ここは２階部分です。

そして、ここにはオーディオガイドの番号がありました！！

なるほど、ここから観光開始だったんですね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

さて、ヘラクレスの間という部屋に来ました。天井と壁に多くの絵画もあり、装飾も素晴らしい部屋です。

なお、このヘラクレスの間は、待合室のような位置づけなので、とても大きな部屋です。ルーブルで見たような、大きな絵画も描かれています。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

豊穣の間です。主に接待で用いられたとか。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

続いて、ヴィーナスの間です。

帰宅してから調べたところ、ここにはルイ１４世の像があるらしいですが、どうも別の像が置かれているようですね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

ディアーヌの間です。

天井が中央に、女神ディアーヌが描かれています。

また、ルイ１４世の胸像も置かれています。

ビリヤード場として使われていたとか。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

なお、ルイ１４世の胸像です。

これだけでも、威厳を感じてしまいます。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

マルスの間です。

マルス＝軍神だそうです。かつては、衛兵の控室、その後、舞踏会などが開催されたそうです。

王の居室群の中では、最も広い部屋です。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

壁には、ルイ１５世の王妃「マリー・レザンスカ」の肖像画がありました。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

メルクリウスの間です。

太陽王・ルイ１４世は、この寝室で亡くなったようです。

かつては、豪華な装飾品で彩られていましたが、ブルボン王朝の戦費調達のため、売却されたようです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

アポロンの間です。

アポロンとは太陽の神、ルイ１４世は太陽王と言われただけあって、とても豪華な部屋だったそうです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

天井にあるのは、太陽神のアポロンの絵です。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

この部屋には、ブルボン王朝絶世期の太陽王・ルイ１４世の肖像画と・・・

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

フランス革命のときに、王を廃位され、ギロチンに消えた、ルイ１６世の肖像画が対になっています。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

王の居室群最後の部屋である「戦争の間」です。

楕円形のレリーフには、馬上のルイ１４世が敵を踏み潰しています。そして、その下では、鎖につながれば捕虜がレリーフを支えています。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

こちら、レリーフのアップ。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

そして、ついにやってきました！！

この宮殿で最も有名な鏡の回廊です。

壁側には、多くの鏡があります。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

天井には、シャルル・ル・ブランが描いたたくさんの絵画があります。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

美しい彫刻もたくさんあります。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

窓の外には、庭園と大運河を見ることができます。

ルイ１４世も、マリー・アントワネットも、この景色を見て過ごしたのでしょうね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

カメラを持ちあげて、人が映らないように撮影してみました。

シャンデリアが、クラゲのようにプカプカ浮いているように見えますね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

さて、鏡の間の、鏡と鏡の間の扉から、隣の部屋に入ります。
つまり、庭園と反対側に来ました。

ここは「閣議の間」です。文字通り、閣議が開催されていたところです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

そして、王の寝室です。

ここは、文字どおり国王が寝泊まりしたいた部屋です。

なぜ、国王がこの部屋を寝室にしたかというと・・・

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

この部屋には、東から上る太陽が差し込んできたからです。

こちらは、宮殿の正面にあたるところです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

そして、隣の牛眼の間です。

ここは、王の寝室に入る許可を待つ人が待機していた部屋です。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

本当は、ここから、王妃の居室群に行くのが本来なんですが、工事のためクローズしています。

したがって、中庭側の部屋を進みます。

この部屋はガイドブックには掲載されていません。従って、記憶が頼りなんですが、思い出せません・・

たしか、第一控えの間というところだったかな・・・

オーディオガイドが言っていることは、メモを取らないと忘れますね。反省。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

どこか忘れましたが、この絵画、見たことがあります。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

これまでとは別の雰囲気の、質素な感じの部屋が出てきました。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

これは、ナポレオンです。その他、ルイ１５世や、ルイ・フィリップの像もありましたので、近世にできた部屋のようですね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

というわけで、観光が終了です。

王妃の大居室群は次回ですね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

１８時前に、駅に到着しました。
今度は、ちゃんと、ヴェルサイユ・リブ・ゴーシュ駅からです。

パリに向かいます。

ヴェルサイユ リヴ ゴーシュ駅 駅