北海道・青森の桜旅　4　函館の桜

2016/05/08 - 2016/05/14

5月12日、帯広駅を午前8時過ぎの特急で函館に向かった。南千歳で乗り換えて、函館に着くのは午後2時20分の予定だったが、途中、アクシデントに遭遇してしまったのだ。道南の八雲駅近くで鉄道沿線の大木が線路上に倒れて、その撤去作業に2時間以上も遅延したのである。「ＪＲ北海道、又、事故かよう」なんて内心不満に思ったが、旅にトラブルは付き物である。（私は何度も経験した）
　その日、私は欲張って、五稜郭と函館公園の桜を訪れる予定だったが、五稜郭を諦めた。前日のハードスケジュールで疲れが残っていたので、夕暮れまで函館公園をゆっくり楽しむことにした。
　コインロッカーに荷物を預けてから路線バス10分で、日本の都市公園で歴史的遺産の函館公園に着いた。
　もう、５時を回っていたが夕暮れ前の日がスポットライトのように園内の白い桜やピンクの桜を照らしていた。「あゝ、一人で、こういう桜を観るのが好きなんだ」と、心の中で呟いた。私はゆっくりと園内を散策した。帰り際、私が好きな石川啄木の「函館の青柳町こそ悲しけれ　友の恋歌　矢車の花」の碑（自筆拡大）を見ることが出来た。　更に感動したのは、公園を出ると路面電車の停留場が「青柳町」だった。夕暮れの町を路面電車に揺られで駅前まで行った。　夕食はビジネスホテルの近くの食堂で、イカや鰊料理ををたらふく食べても2千円でお釣りが来た。ＪＲが遅れたために、「災い転じて福となる」の一日だった。

エリア 函館(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 新幹線 徒歩

函館公園の東屋とピンクの桜

満開の桜もあった。

松と桜もよく似合う

提灯がぶら下がっていたので未だ夜桜も楽しめる

花弁が大きい桜（種類は分からない）

ッ白い花弁の桜

池の観工のソメイヨシノはすでに散っていた。

園内の岡からは函館の市内と海が一望できる

私が好きな啄木の短歌「函館の青柳町こそかなしけれ　友の恋歌矢車の花」の碑　（自筆を拡大したもの）

公園を出ると、そこが青柳町だった。