長崎の「うまかもん」を食べれるだけ食べてみました。

2016/04/10 - 2016/04/12

2泊3日の長崎旅行で、観光しながら、食べれるだけ「うまかもん」を食べてみました。
今回は、食べ歩きではなく、あくまで観光メインだったので、
「移動の途中」「営業時間」「定休日」
という制約のもと、行ける範囲でがんばりました。思案橋横丁が多めです。
ずっと気になっていた「虎魚（おこぜ）」のお店に行けました。
卓袱料理は、宿でいただきました。
長崎には美味しいものや魅力的なお店がもっと沢山あります。
観光客の皆さんも、行ける範囲で美味しいお店へ行ってみてください。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

虎魚（おこぜ）専門店の「小笠原」さんです。
場所は思案橋横丁です。
ここは、出発前に予約をしておきました。
6,000円と8,000円のコースがあります。もちろん、単品での注文も可能です。
今回は8,000円のコースです。

おこぜ)は捨てるところがないそうです。
胃袋の湯びき からすみ和え
コリコリの食感でビールが進みます。

皮の湯びき
臭みもなく、ふぐより厚みがあり、これも美味しい。
ビールが進みます。

やってきましたお造りです。
写真は2名分なので、頭も2つです。
頭の近くにある心臓が付いたままで、海底をかく手のように発達してるヒレを使い、ガンガン動きます。
ピクピクっ、のレベルじゃないです。
ヘッドバンキングのようです。

1997年の映画、リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』という映画を覚えている方はいらっしゃいますか？　ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作です。
その映画の、下っ端悪役「マンガロワ人」に似てる！
と思いながら、その顔を眺めつつ、お造りをいただきました。

肝と一緒にいただくとなれば、ビールではなくお酒でしょう。

地炉利だと冷酒がより美味しく感じます。

弾力がある肝なので、お醤油に溶かずに、お刺身に乗せていただきました。
たまらなく美味しいです。

アラ炊き
ふぐより食べるところが多いので、旨みも多めに感じます。
プリンプリンで黙々と食べてました。

箸休めのアスパラの白和え

から揚げ
お塩でさっぱりと。

「マンガロワ人」部分、はアラ汁で再登場です。
良い出汁が出ています。
本当に丸ごといただいたという感じです。

水菓子

コースの違いは量の違いだと伺いました。
8,00円のコースで、女性にはちょうどよい量だと思います。
男性だとやや物足りないのかな？

一口餃子の「雲龍亭　本店」です。
おこぜの「小笠原」さんから徒歩1分程度。
やや物足りない様子のダンナがハシゴするというので。
相変わらず、無造作に盛られてます。
写真は2皿分です。　1皿400円で10個くらい。
クセの少ない餃子なので、ついつい食べてしまいました。

五島うどんの「王道庵」さんです。
思案橋横丁を電車通りに出たところにあります。
五島うどんは手延べで延ばす際に椿油を使います。細めの麺は、つるつるの独特の食感がたまらないです。
あご出汁のおつゆも美味しいです。
夕方からの営業なので、みなさん飲んだ〆に寄るのでしょうか。
店内に流れている　♪ゴトウ ウドン ダヨ〜♪　が頭から離れません。

「王道庵」さんは電車通りから見えます。

「天天有」さんです。
思案橋横丁で、お昼の時間もちゃんぽんや皿うどんがいただけます。
餡は甘めの長崎の味です。

創業大正14年の「ツル茶ん」です。
九州最古の喫茶店で、「ミルクセーキ」の生みの親でもあります。
坂や階段が多い長崎で、夏場の暑さを凌いでもらいたいという思いで誕生したそうです。

この日も暑くて、喉も渇いたので、ミルクセーキをいただきます。
トルコライスを食べて、ミルクセーキ（ハーフ）を頼んだダンナですが、
ハーフと通常の量はほとんど変わりません。お値段は倍くらいしますので、
ハーフはお得ですね。

グラバー園での休憩にぴったりなのが、「自由亭」さんです。
日本での西洋料理発祥のお店です。
店内はゆったり落ち着いた雰囲気です。

せっかくなのでカステラセットをいただきました。
グラバー園のすぐ近くにある「長崎堂」さんのカステラです。
巨大なサイフォンでコーヒーを淹れています。

浜んまちの「吉宗　本店」さんです。
長崎の人で吉宗を知らない人はいないのでは？という老舗です。
「よっそう」と読みます。
いわゆる「準備中」の時間を取らずに午前中からずっと開いているので、
ランチも終わり、ディナーには早いというような変な時間には便利です。

私はこの「ばってら」を頼まずにはいられません。
肉厚の鯖が美味しいです。

結局、名物の茶碗蒸しと蒸寿し碗も食べます。

眼鏡橋の近くにある「キッチンせいじ」さんです。
中島川から路地を入りますが、路面電車の外観で、すぐに分かると思います。
店内は電車とマンガでいっぱいです。

余談ですが、本当は近くの「共楽園」さんでちゃんぽんを食べようと思っていましたが、この日は火曜日で、定休日でした。
残念です。

トルコライスは、カレーピラフ、肉厚のポークカツにはカレーソース、スパゲティと付け合せの野菜が盛られ、ボリューム満点です。
しっかり味で美味しかったです。
食後のコーヒーは150円でした。

「思案橋ラーメン」さんです。
何度も長崎へは来ていますが、初めて伺いました。
3日目までちゃんぽんを食べ損ねていて、ギリギリ、空港行きの高速バスに乗る前に食べることが出来ました。
こういう時は、営業時間の長いお店はありがたいです。

こちらは普通のチャンポンです。
ニンニクが効いたバクダンチャンポンを食べる人が多いのでしょうか。
とんこつ系に慣れている人には、普通の感じのスープです。

「福砂屋　本店」さんです。
長崎市民の祖父母の教えで、うちは「カステラは福砂屋！」です。
本店へお土産を買いに行きました。
進物用に特製五三焼、自宅用にカステラを買いました。

何度食べても美味しいです。
自宅用なので0.6号（小さめ）にしましたが、あっという間に食べてしまったので、
やっぱり1号（通常サイズ）にすれば良かった！
そして、
やっぱり自宅用にも五三焼を買えば良かった！
と後悔の連続です。
直営店のみの取り扱いなので、東京だと赤坂と目黒で買えるかも。

「にっしょうかん　別邸紅葉亭」さんです。
今回は、卓袱料理付きの宿泊プランで予約しました。

「本格卓袱料理」をいただきます。

尾鰭椀
卓袱料理は女将さんの挨拶と「尾鰭をどうぞ」でスタートします。
宿の仲居さんがやってくれました。

御通し、口取り、酢の物、蜜煮がドンと用意されています。

お刺身
この日は、平須、鯛、海老、雲丹でした。
近海の幸は新鮮で甘みがあり、美味しかったです。
五島列島近くで摂れる平須は、ブリより美味しいと言われます。

鰆の三色焼き
ふっくらした身が美味しい。

長崎天ぷらとハトシ
本当にハトシが大好きで、ハトシが付いていた「本格卓袱」のコースを予約しました。
食パンに海老のすり身をつけて揚げたものです。
タイ料理などにも似た料理がありますが、それも好きです。

ハトシは、長崎名物なので、店頭販売しているお店もあります。

これも長崎名物、豚角煮。
とろっとろに煮込んであります。

ヒカドとあさりご飯

汁物は長崎名物のヒカドです。野菜を細かく切り、さつま芋を擂ったスープです。
薄甘い感じで、珍しい味です。

水菓子

パンナコッタとネーブルでした。
お腹がいっぱいだと伝えると、仲居さんは、片付けずに部屋の冷蔵庫に入れておいてくれました。

梅椀

お汁粉です。

今回は2名分でしたが、やっぱり卓袱料理は4〜5名分がドーンと盛られている方が絵になります。
それにしても、満腹です。
あさりご飯はお櫃に沢山残してしまいました。
宿でいただくのも、ゆっくり出来て良いなと思いました。

ついでに、
紅葉亭は、全室から長崎港の夜景を楽しむことが出来ます。

おまけのホテル朝食

「FORZA ホテルフォルツァ長崎」さん。
電停「観光通り」すぐで、アーケードの中にあり便利です。

朝食で、皿うどん。
専門店ほどではないけれど、うれしい。

朝ごはんで、ヒカド。
本物の味がよく分からないけど、うれしい。

ヒカドとは。

朝ごはんで、カステラ。
福砂屋には及ばないけど、うれしい。