2016/05/25 - 2016/05/29
479位(同エリア1652件中)
jokaさん
久々の一人旅。
もともとは6月後半に有休をとって知床近辺で山三昧のはずだったのですが、もろもろの事情が重なって流れてしまい、急きょ5月に休みが前倒しになることに。
北海道の5月の山はバリバリの残雪期で装備もろもろが当初の計画とは大きく異なってくるため今回は断念。
あれこれ考えた結果、180度方向転換。3年前に訪れて「いつかまた戻ってくる」と決めていた屋久島に向かうことにしました。
昨年秋から足を染め始めた山登りをメインに温泉&美味いものを交えていこうかと。
1日目
愛子岳
2日目
淀川登山口〜宮之浦岳〜縄文杉〜白谷雲水峡
3日目
モッチョム岳&屋久島の温泉三昧&ウミガメの産卵観察
4日目
ウミガメの卵の移殖&サイクリング(永田浜〜西部林道〜尾之間)&温泉&指宿へ
5日目
開聞岳&指宿で砂蒸し風呂&いぶすきの玉手箱号&鹿児島中心部で食べ歩き
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今朝は3時過ぎに起きて、地元駅から始発で羽田空港まで。
いつものごとく昨晩もぎりぎりまで準備にかかりきりで就寝したのは1時前。
ここ何日かずっとそんな感じだったためとにかく眠い。羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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6時10分の保安検査締め切りまであと20分ほど余裕があるみたい。
眠気を吹き飛ばすため?に本日二度目の朝食へ。
『cuud』03-5757-8857
5:30〜20:00 年中無休
家でいつも通りに朝食(約800kal)を摂ってきてはいますが、カーボローディングの大義名分のもと迷わず突撃です。cuud グルメ・レストラン
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こちらは今年3月オープンのカレーうどん専門店。
朝の5時半から開いているのがナイス!
小洒落たお茶を飲みながら出来上がりを待ちます。 -
内装も気合が入ってます。」
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朝トマトカレーうどん 980円
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トマトの酸味がほんのり効いて美味しい♪
麺は細目め。このくらいの方が食べやすくていい気がする。 -
力を入れてると聞いていたピクルスはふつー。
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ごはん投入!
旨いに決まってる! -
最後に出汁で割って飲み干しました。
出汁は同じ並びの『Hitoshinaya』さんと共通かな?
朝から麺活できて大満足です(^^♪ -
往路はクラスJを確保できました。
こんなに価値ある1000円の使い道はそうそうないと思います。 -
足元ゆったり♪
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手荷物を預ける際、「現地の天候がよくないため、到着時の気象条件次第では羽田に引き返す可能性があります」と説明を受けました。
計画をきっちりと立てないと気が済まないわたしにとって、不確定要素の多い飛行機の旅はいつもストレスとの戦いです。去年の北海道旅行の時も“乗務員の不足のため”とかいうわけのわからない理由で欠航だったし。 -
一時間後に目を覚ますと鹿児島上空でした。
海上に見えてるのは屋久島かな? -
無事、鹿児島空港に到着。ほっ(^^♪
いかにも南国風のロビーで乗り換え待ち。
ここでも、現地の天候次第では引き返すという条件付きでの出発となりますとの説明を受けました。鹿児島空港 空港
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小型機に乗り換えます。
平日ということもあってか搭乗率は3〜4割程度。ゆったりと座れました。 -
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40分のフライトを経て、9時20分屋久島空港に着陸。
定刻より10分遅れです。
ここでもしっかり雨が降ってます…屋久島空港 空港
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こじんまりした長閑な空港です。
空港カウンターと売店スペースがほぼ同じ大きさという…
ここからはレンタサイクルで目的地へと移動という計画を立てています。
というのも、空港からは北と南に向かう同一路線の上り下りのバスが出ているのですが、
飛行機=9時10分着
北(宮之浦方面)行きバス=9時10分発
南(安房方面)行きバス=9時3分発
という絶妙な使い勝手の悪さなのです。
メインのアクセス手段である船との接続を重視しているのだとは思うけど、1〜2時間に一本しかないバスなんだからもう少しなんとかならないものでしょうか?
タクシー&レンタカー業者への配慮だったりするのかな… -
予定では“空港の食堂で昼食→自転車借りて出発!”の流れでしたが
「本降りだしさすがに自転車はキツイかな…」
「うどん食べたからそんなにお腹減ってないな」
などと考えているうちに空港出発予定の10時になってしまいました。
と、ここで雨が小止みに。
「これ以上考えるのも面倒だからいっちゃえ!!」
下だけレインウェアを履き、コンタクトを装着して(雨中の登山では必須)、余分な荷物をロッカーに預けて出発です。 -
空港前のガソリンスタンドで自転車を借ります。
屋久島にはいくつかレンタサイクルの会社がありますが、わたしが利用するのは『南の風レンタサイクル』。島内十数か所の提携場所で借りる&返却ができる便利なシステムになっているのが決め手でした。
が、このシステムも今年の5月いっぱいで終了。宮之浦と安房の二か所でしか利用できなくなります。そうなれば空港前でのレンタルも無し。
滑り込みセーフでした。
それなりに大きな島なので、「自転車よりはレンタカー」なのでしょうね。 -
本日の相棒、一日1000円也。
予定より少し遅れて10時25分スタートです。 -
途中見かけた『mori・cafe』にちょっと寄り道。
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ビーフバーガーをテイクアウト。
スイーツ推しのようでしたが、甘いものをわざわざ買うという発想のないわたしは華麗にスルー。
名物のソフトクリームも食べとけばよかったとちょっと後悔しています…… -
海沿いを走る道路から内側に目を移すとこの景色!
森の深さに圧倒されます。 -
コンビニで水とスポーツドリンクとから揚げを購入。
レジで世間話ついでにあとどのくらいで目的地に着くか尋ねたら、まさかの「通り過ぎてます」(゚д゚)!
あっぶね〜
あやうく自転車こいで一日終わるところだった…… -
というわけで200mばかり引き返して分岐路へ。
ここを左折しなくちゃいけなかったんだね。
ここから目的地までは約2.7km。歩けば4、50分の距離です。 -
気持ちを落ち着かせるためにハンバーガーを食べてみた。
当然雨は降ったりやんだり。
でも一旦覚悟を決めたらいくら濡れようが同じこと。どうせ汗かくんだし。 -
11時18分、ようやく愛子岳登山口に着きました。
登山用の地図では分岐点からの行きと帰りの時間が同じになっていたためほぼ平坦な道だと思っていましたが、なんのなんの、緩い上りがずーーーーーっと続く地味ながらも自転車にとってはきっついコースでした。
ツール・ド・フランスでのグレッグ・レモンの雄姿に胸を躍らせりしたことはあったものの、基本的にこれまで「車道をロードバイクで走るのなんてへなちょこのやるぬるい趣味だろ」ぐらいに思っていたことを深く反省しました。
この程度の緩い坂道でもこんなにきついとは…
帰りのことを考えなければ間違いなく歩いた方が楽です。 -
愛子岳は標高1235m、モッチョム岳と並び屋久島を代表する前岳です。
前岳というのは、海に近く里からよく見える山の屋久島での呼び方で、反対に島の中心部にあって海岸部の集落からは目にすることのできない山を奧岳といいます。
九州最高峰かつ日本百名山の宮之浦岳や永田岳などが代表格です。 -
ピラミッド型の秀麗な山容と頂上からの絶景が屋久島随一とも言われる愛子岳ですが、高度差1000mを超えるそのコースは、標高1000mまでひたすら続く急登とそれ以降の岩場の連続からなっており、低山とは思えないハードさであることも知られています。
往復8kmほどであるにもかかわらず標準コースタイムが6時間半〜8時間であることからもその厳しさがうかがえますね。
そのせいもあってか宮之浦岳やモッチョム岳などに比べてかなりマイナーな存在であることは否めません。 -
11時25分、予定より35分遅れで山登りスタートです。
自転車漕ぎですでに足がパンパンなのが不安材料。
ちなみにせっかく空港で履いたレインウェアですが、小瀬田林道(愛子岳登山口までの坂道)で暑さに耐えきれず脱いでしまい、けっきょく下に履いた膝丈のナイキのジョグ用ショーツで歩いてます。 -
いきなりの急登。
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登り始めから25分ほど。
弱い雨が降ったりやんだりです。 -
景色は変わり映えしませんが、もともと眺望や風景より歩くこと自体を楽しむタイプなのでそれほど気になりません。
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登山道は蜘蛛の巣だらけ。
完成形のものだけで百近くを突っ切って歩いたことを考えると、おそらく本日一番乗りなんだと思います。
途中からめんどうになって手で払うのもやめてしまいました。
おかげで顔に蜘蛛の糸がまとわりつく感触にもすっかり慣れてしまった… -
12時34分、やっと800m地点。
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12時53分、水場への分岐点。
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1.2kmか…
けっこう遠いな…… -
だいぶワイルドになってきました。
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標高1000mを過ぎたあたりで初めて山頂が見えました。
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13時25分、そろそろ岩場のはじまりはじまり♪
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苔むすロープ。
周囲の岩や樹木にすっかり馴染んでいます。 -
あそこを登っていきます。
一見恐ろし気ですが、凹凸がはっきりしていて足場に不自由しないのでそれほど難しくはありません。
高所恐怖症でビビり屋のわたしが言うんだから間違いない(゚д゚)!
ただし下を見たらダメですよ… -
ツツジ、ですよね…
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ここもそれなりに斜度はあるけれど、落ち着いて登ればロープを使わなくても問題なし。
基本的にこの山のロープは下り用だと思います。
登りではほぼ必要ありません。 -
振り返ってみた。
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まだまだ続くよ岩登り♪
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13時44分、やっとここまで来た。
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最後の登り。
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見えたっ!
でも、この天候の中で見る祠はちょっと怖い… -
13時47分、愛子岳山頂到着。
ここまでは天候を考えればまずまずのペース。
この調子なら出だしの遅れを取り戻して計画通りの時間に戻れそう。 -
晴れていれば薩摩半島の日本百名山、開聞岳まで一望できるはずですが…
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眺望ははなから期待していなかったのでいいのですが、予想外だったのが虫。
時期的なものなのか天候によるものなのかはわかりませんが、羽虫やら蝶やらが無数に飛び交っていて口も開けてられないほど。
軽く栄養補給(たぶん羽虫込み…)してから下山開始です。
14時頃でした。 -
下山開始直後から雨が本降りになってきました。
岩や足元が滑るのでなかなかスピードがあげられません。 -
こんなに下りに苦戦したのは初めてかも。
けっきょく下りでも誰とも行きあいませんでした。
これ以降に登り始める奇特な人間がいるとは思えないので、この日の愛子岳登頂者はわたしだけだと思います。 -
16時7分、登山口に戻ってきました。
けっきょく登り2時間20分、下り2時間10分と、登りと下りにほぼ同じ時間を要してしまいました。こんなことは初めてです。
肉体的にはさほどではありませんでしたが、本降りの中、足を滑らせないよう気を遣い続けたため精神的に疲れました。
とはいえ登山口までの自転車漕ぎに比べればまだまし。
あれはそれくらい大変だった……
自転車漕ぐの下手なのかな?
下りに時間がかかり過ぎてしまったため、予定より30分遅れの下山です。 -
登山口からの帰りは快調、快調♪スピードが出過ぎて怖いくらい。
16時25分には自転車を返却できました。
計画では空港目の前の温泉へGO!
しかし、空港のロッカーから荷物を回収したり、空港カウンターで屋久島交通バスの4日間乗り放題券を購入したり(飛行機の発着と重なって待たされた)しているうちにバスの時間まで30分ほどになってしまい、気ぜわしい思いをして入浴するのもなんだかな〜と温泉をパスしてバス停で待つことに。
あと30分早く出発していれば… -
今日の鹿児島からの午後便は2便とも欠航のよう。
あぶなかった…… -
激闘のあと。
かなりの雨でしたが、けっきょくレインウェアは上下とも使用せず。ザックカバーだけで乗り切りました。
ジョグ用の膝丈パンツは夏向けの極薄素材で水はけバッチリ!DRY-FITの名に恥じない高性能。
一番恐れていた靴の中への浸水も、樹林帯がほとんどだったため靴下で充分防ぐことができました。
靴への浸水さえ防ぐことができるなら、個人的には冬季以外は“速乾性衣類で固めてずぶ濡れ”が一番快適だと思います。
そんなわけで半年近く前に新調したレインウェアの出番はまだ一度もありません。 -
金銭面だけを考えると今回の旅行では乗り放題券の収支はトントンかも。
でも、いちいち小銭を用意しなくていいというのはかなり楽。また乗り換えの際にもたついて乗り損なうなんて心配も減ります。
旅先では“多少損してでも乗り放題”というのは個人的には鉄則です。 -
17時13分発空港前のバスに乗って、安房手前の中央バス停で下車。
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バス停から徒歩1分。本日から二晩お世話になる『ecohotel SORA』です。
プライバシーを重視したユースホステルといった感じでしょうか。ecohotel SORA <屋久島> 宿・ホテル
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オープンから3年ほどで館内もきれいです。
早朝登山向けのタクシーの予約(当然一か月以上前に予約済み)や登山弁当の手配(出発時にフロントで受け取れるとのことでこちらは採用)など、フロントの方がちょっとしたコンシェルジュのようにあれこれ気を遣ってくれて大変助かりました。 -
部屋も必要十分。
清潔で静かであればなんでもいいんです。 -
空港前で温泉に入り損ねたのでまずは風呂、風呂♪
隣のホテルの大浴場を割引料金で利用できます。
フロントで尋ねると
「18時まで修学旅行生が入っているのでそれ以降の利用がおすすめですよ」との返事。
というわけでフロント脇のランドリールームでびしょ濡れ装備(今はほぼ乾いてるけど)一式を洗濯することにしました。 -
さて洗濯機も回ってるし、時計の針も六時を回ったことだしでお隣のホテルへ向かいましょう。
専用通用口まであったりします。
経営母体が一緒なのかな? -
ほんとすぐお隣に『屋久島グリーンホテル』。
フロントで部屋番号を伝えると大浴場入浴料648円→400円に。屋久島グリーンホテル 宿・ホテル
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まさかの貸し切り!
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というわけで泳いでみた♪
結論
“水の中で目を開けてもコンタクトはそうそう外れない”
さっきまで大量の高校生が浸かっていたことは忘れてください…… -
大浴場を満喫した後はグリーンホテル目の前のスーパーへ。
明日の朝食を購入。 -
ランドリールームで洗濯物を回収して部屋に戻るとこんなものまで完備してありました。
“痒い所に手が届く”とはまさにこのことかと。 -
念のため部屋から電話で空きを確認してから近くの人気店へ。
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ホテルから徒歩1分。
『いその香り』0997-46-3218
11:30〜14:00(L.O.13:30)18:00〜22:00(L.O.21:30) 火曜定休
屋久島有数の人気店。寿司屋というか居酒屋というか。
宿泊場所を『SORA』さんにしたのはこの店が徒歩圏内だったことも決め手の一つです。いくら山中心の旅行とはいえ、夕飯ぐらいは旨いもん食べたいよね。いその香り グルメ・レストラン
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ぐはーーーーっ!!! 沁みるっ♪♪♪
山登りの時はいつでも、下りの半ばぐらいから頭の中は生ビールのことでいっぱい。
いかに美味しく最初の一口を飲むかに情熱のすべてを注ぐため、水分摂取も制限し始めます。
今日もこの段階で3時間以上水分を摂っていません。
だからこそのこの旨さ♪ -
やっぱり魚介類かな?
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サバ節と塩らっきょう
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地魚にぎり定食
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右手前が首折れさばだということは覚えてます…
旨けりゃいいんです、旨けりゃ(^^♪ -
そこまでしてビールが飲みたいなら、さぞやビール好きだと思われるかもしれませんが、ビールの美味さは一杯もしくは一本までだと思っているので、続けて頼むことはめったにありません。
山登り後の一杯(正確には一口目)に限るなら生ビールを超える飲み物など存在しないと断言できます(゚д゚)! -
水ノ森をロックで。
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チレダイの塩焼き
けっこう大きいです。 -
屋久島ジンジャーハイボール
地元産のジンジャーシロップを使用。本格派だけどトゲトゲしていなくて飲みやすい。
もう少しいろいろ試してみたいけど、明日は2時50分起きなのでこのへんで切り上げます。 -
ホテルに戻ると20時半。
ロビーには電子レンジやら氷やらも用意されていてなかなか使い勝手がよさそう。 -
部屋に戻って、明日の準備をして、9時半には就寝。
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旅行記グループ
2016年5月屋久島
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