2016/05/29 - 2016/05/29
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ミズ旅撮る人さん
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5月28日に始まったばかりの「あじさいまつり」を、東京都府中市の「郷土の森博物館」で見て来ました。
2016年のあじさいは、5月の例年にない暑さで開花が12日も早く、既に色づき始めていました。
府中市には何度も来ていますが、今回はたまたまSLを見に来て、隣接する「郷土の森博物館」の「あじさいまつり」を知りました。
青や赤のぼんぼりになったあじさいではなく、色づき始めの初々しいあじさいの魅力に気づく、嬉しい出会いとなりました。
こんなに広くて、緑豊かな場所があるとは全く知りませんでした。かつての甲州街道府中宿の名残を垣間見ることも出来ました。
水の中をじゃぶじゃぶ歩いて遊べる池もあり、大勢の子供連れが小型のテントを張って遊んでいました。
これからの季節にピッタリの安価なレジャー施設です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「府中市郷土の森博物館」は、東京競馬場と中央自動車道を挟んで反対側、多摩川沿いにあります。
プールや総合体育館、野球場にサッカー場などが隣接しているとても広いエリアです。
入場料200円を払って中に入ると、右手に博物館、左手に旧府中尋常高等小学校の校舎があります。
それを過ぎると、大きなけやき並木と芝生広場が見えて来ます。府中市郷土の森博物館 美術館・博物館
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けやき並木の隣には、大きな蔵が並んでいます。
「旧田中家住宅」です。 -
芝生広場を突っ切ると、「旧郵便取扱所」があります。
風格のある美しい建物です。1階の左側に郵便受付窓口があるのが、おもしろいですね。
右側の窓口のすぐ下に、黒い柱のような郵便ポストがあります。
日本に郵便制度が始まった時は、ポストは黒色でした。明治34(1901)年に赤に変更されました。
世界のポストの色は、旧宗主国がイギリスの国は赤、ヨーロッパは黄色が多く、アメリカ・ロシアは青だそうです。 -
この周辺はかつての府中宿にあった建物を移築してあります。
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「旧府中町役場庁舎」洒落た洋館です。大正10年に建てられました。
背後には和風の平屋が付属しています。 -
緩やかなカーブを描く階段が見えます。
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周囲には色づき始めたあじさいが、取り囲んでいます。
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この旧庁舎は、全体が洋風なのに、何故か玄関屋根だけは唐破風になっています。
でも、ちょっと小粋な飾りの柱とともに、とてもお洒落な雰囲気を作っています。 -
イチオシ
背後の和風平屋部分と、まだ水色の柔らかい風情のあじさい。
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「旧河内家住宅」の漆喰の壁と茅葺屋根とあじさいが静かな時間を感じさせます。
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萩のトンネルを抜けると、「やすらぎ池」です。
その一角に菖蒲が咲いていました。面積は狭いですが、この時期の代表的な花ですね。 -
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まだ、咲いたばかりで薄い色のあじさいが多い中で、濃い青に染まったあじさいを見つけました。
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内側から輝いているようなピンクのあじさい。
全面ピンクになったら、こうは見えないでしょう。 -
こちらは、同じように色づき始めのピンクのあじさいなのに、なぜか風格があります。
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青いあじさい。アマガエルの声を聴きたくなります。
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最奥部「あじさいの小径」。日差しが強いので、画面が白飛びします。
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一番のあじさいの見どころ「あじさいの小径」。
今年は花数が多いそうです。満開になったら迫力がありそうですね。 -
青いあじさいの中に、1本だけピンクが咲いていました。
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ギュッとぎっしり詰まっています。
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ガクアジサイもこれから色が付いて来るのか、どれも白ばかり。
モンシロチョウがたくさん飛んでいるような可愛らしさがあります。 -
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「あじさいの小径」は、一番外側なので、フェンスの向こうは多摩川の土手です。
サイクリングをする人が、次々と通って行きます。 -
やがて全部、真っ青になるのでしょうが、こうしたまだら模様もいいんじゃないかと、撮っていて思いました。
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イチオシ
こんなあじさい見たことありますか?
黄緑色の額に縁だけちょっと紫色で。それらがコロニーを作っています。 -
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全面、青だのピンクだのでないといけないなんて、誰が決めたんだろう。
画面の中は生命力あふれる花の力が充満しています。 -
「可愛いね」「綺麗だね」様々な言葉で誉めそやされて、段々と色を増していくのでしょうか。
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この黄緑色の空間にべたぼれです。
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地面に落ちているのは、梅の実です。
「郷土の森博物館」には、ものすごい数の梅の木があります。
春の梅の時期にも是非来たいものです。 -
そろそろ「あじさいの小径」も終わりです。
時期が早いので人も少なく、ゆったり鑑賞することが出来ました。
まだ色鮮やかな時期とは違い、華やかさはありませんが、ちょっと硬くて、でもキラキラした若々しいあじさいの魅力を堪能することが出来ました。 -
芝生広場が見えて来ました。
「府中市郷土の森博物館」には、二つの芝生広場があり、こちらは野外ステージのある広場です。 -
遺跡のような石のモニュメントがある場所がステージです。
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その向こうには、暑い時期に人気抜群の「水遊びの池」があります。
何かと規制の厳しい公園が多い中、ここはずぶ濡れになって遊ぶことが出来ます。 -
カメラマンの水遊びは、これです。
天気がいいと自然とシャッター速度は速くなり、一つ前の写真だと180分の1ですが、わざと速度を遅くして10分の1にすると、噴水の様子が変わります。
この速度だと、手ぶれするので普通はやりませんが、「水遊び」には必須です。 -
シャッター速度4分の1。遅くし過ぎてぶれましたね。やはり三脚が必要です。
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15分の1。このくらいなら許容範囲かな?
これでも、だいぶ水の流れの様子が違います。 -
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よ〜し、カレンダーのような写真が撮れた。
もちろん手ぶれしているし、プロと比較しようなんて思ってはいませんよ。
自分の思ったような、「糸曳き」状態の水が撮れたと自己満足です。 -
泰山木(たいざんぼく)の花が咲いていました。
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頭の上をヘリコプターがホバーリングしています。
今日は日本ダービーの開催日なので、そのせいでしょうか。
東京競馬場はすぐそこです。 -
水車小屋がありました。
覗いて見ましたが、回っているだけで、動力としては使われてはいませんでした。 -
「旧越智家住宅」です。
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5月は本当に緑滴る(したたる)いい季節ですね。
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イチオシ
気持ちのいい青空と、「旧島田家住宅」、それに青いあじさい。
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「旧田中家住宅」。甲州街道府中宿の大店(おおだな)。所謂、豪商というやつです。
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1989(平成元)年に復元されました。間口が狭く、奥が深い町屋様式です。
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上がることは出来ませんが、こうして障子を開けてあるので、ほとんどの部屋を外から見ることが出来ます。
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こちらの奥座敷には、たびたび明治天皇が立ち寄ったり、泊まったりなされたそうです。
「兎狩りのために3泊4日」。
幕府の将軍が鷹狩というのは、よく聞きますが、「兎狩り」なんてあったんですねえ。 -
見事な土蔵の腰板です。歪みもなく、ビシッとしています。
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お茶室。昼間はここで「呈茶」が行われていました。
「あじさいまつり」限定で、先着20名に「あじさい餅」が付きます。 -
町屋といっても京町屋のような、玄関から奥まで土間が一直線にある通り庭ではありませんが、ここだけ通り抜けになっています。
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このような土蔵が5つもあります。
手前の石碑には「明治天皇府中行在所」と彫られています。 -
「旧島田家住宅」です。看板には「島田薬舗」とあります。
先ほど、青いあじさいと共に写した蔵の表がこの店です。 -
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古いレジスター。随分大きかったんですね。
ここで「府中市郷土の森博物館」は終わりです。
この後は、お向かいの総合体育館の前にある交通遊園に向かいます。 -
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交通遊園と総合プールの間にSLがあります。
今回の当初の予定は、これでした。 -
明るい屋根はついていますが、足元は草茫々。
昭和47年からここにいるようです。 -
D51296。昭和14年10月川崎車両製造。昭和47年3月廃車。
走行距離2,415,084.5km。
最後の配属が青森だったからか、2灯式です。 -
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普通、窓は2枚のガラス戸が嵌められているのですが、これは1枚の嵌め殺し。
おそらく破損していたので、封鎖するためにこうしたのでしょう。 -
運転席には、檻と鎖で入れないようになっていました。
せっかくの交通公園なのに、このSLは置いてあるだけなんですね。 -
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D51の後ろには、お供が付いています。
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EB101。
昭和2年に蓄電池機関車AB10として、東京芝浦電気と汽車会社によって製作されました。
国鉄で初めての蓄電池機関車です。
蒸気機関だと火気が危険な路線に使用されました。
電化が進むに従って電気機関車に改造され、EB101となりました。
昭和46年1月廃車。 -
交通公園なので、京王バスもありました。
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そして、懐かしの都電6000型。
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昭和25年11月15日日本車輌製造。昭和53年4月27日廃車。
現在では荒川線(三ノ輪橋〜早稲田)だけが残る都電。
毎年ヨーロッパに行くようになり、各都市で路面電車(トラム)が活躍しているのを見ました。
当たり前に、そして重要な交通機関として街に溶け込んでいるトラム。
日本でも富山や、広島、函館、熊本など各地で走っています。
今後、車を使わずに楽に移動できる手段として、もっとトラムを大都市に増やして欲しいと思います。
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