2016/05/03 - 2016/05/04
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mistralさん
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見どころ満載のサンクト・ペテルブルク。
3日の午後はまだ見ていない血の上の救世主教会へ、
4日はツァールスコエ・セローへガイド付きのツアーで行ってみた。
豪華絢爛なエカテリーナ宮殿をガイドさんと見てまわり、
広大な庭園をのんびりと歩いていった。
奥の方にこじんまりとした建物が見えてきた。
色遣いは宮殿と同じだが、サイズが全く違う。
ガイドさんによると、女帝(誰かはわからなかった)
は時折、このエルミタージュに滞在したそうだ。
その折には、2階に居室があるということだが、そこで誰とも
会うこともなく一人で過ごしたという。
召使たちも二階には上っていけなかった。
食事などはリフトで二階にあげられ、決して直接女帝に会うこと
は出来なかった。
豪華絢爛な宮殿で、多くの人に囲まれて普段は過ごしていた女帝たちも、
たまには一人静かに過ごす時が必要だったということがわかり、
写真のエルミタージュを見てなんだかホッと一安心した。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日、エルミタージュ美術館を歩き回り
疲れ果てて
もうその日はこれで打ち切り、と
美術館を後にして
目に飛び込んできたのが
ネフスキー大通りにある
ここ
「文学カフェ」
リテラトゥール・カフェ -
陽光溢れた外から店内に入り
しばらく目が慣れないでいる時
窓際に誰か座っている!と思い
良く見ると
プーシキンさんのお人形。
決闘前に立ち寄った時の姿かしら?
物想いにふけっている表情。 -
二階にあがり
ボルシチとサラダなどとって
軽くランチ。
元気が回復してきた。 -
シンガー社のビルを
通り過ぎて行った。
二階はカフェ。
休憩したばかりで
タイミングが合わず、 -
一方
本屋さん「ドーム・クニーギ」
のドアは閉まっていた。。 -
グリポエードフ運河を超える橋から
見えてきたのは
目指していた
「血の上の救世主教会」
スパース・ナ・クラヴィー教会。
公式名は ハリストス復活大聖堂という。 -
1907年建築の
新しい教会。
1881年、3月13日
皇帝アレクサンドル2世が暗殺された地に
アレクサンドル3世が建築を開始。 -
完成はニコライ2世の時代となった。
しかし10年後にロシア革命が勃発
ソ連時代には野菜倉庫として使用されていた。
現在はモザイク博物館として公開されている。 -
この街では
めずらしい
玉ねぎの頭が
可愛らしく、カラフル。 -
内部は
壁面、天井全てが
モザイク画で埋めつくされている。 -
椅子も何もない
教会内部は
観光客で賑わっている。 -
-
天井ドーム部分。
-
-
-
-
イコンを一面にはめこんだ
イコノスタス。
この壁をはさんで手前が人間界
向こう側は神の世界とされる。 -
-
-
-
-
4日、朝9時
ホテルに約束していたガイドさんが現れた。
ブルーのセーターを着こなした好青年!
エカテリーナ宮殿、5時間観光を申し込んでいた。
連日の街歩きもそろそろ息切れがしていたので
丁度良かった。
ホテルの前に車も待っていてくれて、1時間かからず
エカテリーナ宮殿近くに到着した。
サンクト・ペテルブルクの約30km南,プーシキン市
に宮殿はある。
午前中の入場はツアー客のみ。
開場を待っている人はすべて予約の人たち。
横手にあるゲートから入っていくようだ。 -
プーシキンが第一期生だったという
学習院が
入場門のすぐ前にある。
彼はここで6年間学んだという。
宮殿とは渡り廊下でつながっている。 -
宮殿入口前に広がる
静かな通り。
少し先で車を降りて
入口まで歩いてきた。 -
事前予約のある
グループでの入場門のようだ。 -
ガイドさん達が
水色のブースでティケットを
購入している。 -
まもなく開門。
グループ数もそれほど多くなく
すんなりと入場が始まった。 -
宮殿のまわりを
建物がぐるりと取り囲んでいる。
最初のゲートをくぐるまでは
宮殿の姿を見ることは出来ず、
そして門から一歩入ると
目の前に宮殿の威容が現れるように
計算されている。 -
宮殿の歴史は、この地に
1708年、ピョートル大帝の妻、エカテリーナ1世の為の
小宮殿の建設が始まった。
1741年、ピョートル大帝の娘、エリザヴェータ女帝が宮殿の建設を命じる。
1756年、エカテリーナ宮殿、完成。
1762年、エカテリーナ2世、即位。
(エリザヴェータ女帝の甥、ピョートル3世の妻だったが
クーデターを起こし、無能とされた夫を幽閉しての即位) -
1782年、大黒屋光太郎、アリューシャン列島に漂着。
1791年、大黒屋光太郎、エカテリーナ2世に宮殿で謁見される。
1811年、プーシキン、学習院入学。
1944年、ドイツ軍、撤退時に琥珀の間から琥珀を運び出す。
2003年、琥珀の間を復元。 -
宮殿内では床を保護するために
このようなカバーを靴の上に
着ける。 -
正面階段を上がっていく。
-
-
日本(中国?)の陶器が
壁面に飾られている。 -
東側には
目覚める天使 -
西側は
眠れる天使
が配されている。 -
最初の宮殿のイメージとしては
こんな地味めな提案だったようだ。
しかし、この案は採用されなかった。
そして目も覚めるような綺麗な
青と白、そして金色の宮殿のイメージが
取り入れられた。 -
まず最初に入る大広間。
幅17m、長さ47mあるという。 -
江戸時代の船乗り
大黒屋光太郎は
アリューシャン列島に漂着し
その後、日本への帰国を嘆願するために
ここでエカテリーナ2世に謁見したという。 -
-
食堂
-
青の暖炉も豪華。
-
勲章を受けた方が
会食をする間。 -
椅子までゴールド!
-
途中、琥珀の間を見学。
内部は撮影禁止だった。
もともと壁一面が琥珀のパネルで覆われていたが、
第2次大戦時ナチス・ドイツ軍に持ち出され
以来行方が今だにわからない。
2003年に写真を元に復元された。
どのぐらいの琥珀が
必要とされたのかはわからないが
微妙に異なる琥珀どうしで
素晴らしい絵画のような壁面が
再現されている。 -
一階廊下には写真パネルが。
第2次大戦中にこの宮殿は、
ドイツ軍によって占領され -
1944年撤退時には
火が放たれ -
爆弾の置き土産すら
残された。
現在の姿に まで復興されたのは
奇跡的とも言えるかもしれない。 -
私たちを当日案内して下さったロシア人のガイドさん
日本語を流暢に話されるので、伺ってみた。
ご両親ともに日本語を大学で教えておられて
小学生のころには日本に滞在され、新潟大学にも交換留学生として留学、
現在は大学で日本語を教えているとのこと。
お姉さんも大阪大学に留学経験があるという日本語教育にかかわるご一家。 -
当日は夜、講義があるとのこと。
空き時間を使ってのガイド業務だった。
彼によると、大学のお給料よりガイドの報酬の
方が良いらしい。 -
日本通の彼のおかげで
ツァールスコエ・セローの5時間の旅、
のんびりと楽しむことができた。 -
女帝たちのエルミタージュ。
1人静かに過ごしたい時
ここでしばし寛いだ隠れ家。
巨大な宮殿で、しかも次々と通り抜けて
いける間取りのなかで
寛げるのか?と心配だったけど
これで一安心。 -
庭園から
宮殿に戻る。 -
午後の一般入場を待つ人々の
長い列があった。
この後は
サンクト・ペテルブルクに戻り
エルミタージュ美術館近くで
降ろしていただいた。
最後の半日、
まだまだこなさなくてはならない
予定があった。
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この旅行記へのコメント (7)
-
- ドロミティさん 2017/03/15 23:25:40
- 羨ましい個人旅行♪
- mistralさん、こんばんは^^
エルミタージュ美術館&エカテリーナ宮の旅行記を
懐かしく拝見しております。
もう20年程前になりますが、まだフィルムカメラの時代に
ツアーでサンクトペテルブルグを訪れました。
「レニングラード」から「サンクトペテルブルグ」に生ま
れ変わって間もなかったと思います。
何よりロシアという国が今ほど開放的ではなかったから、
どこに行ってもとても緊張していました。
その当時を思い出しますと、今のように観光客が自由に闊歩
しているのが信じられないです。 ドロミティ
- mistralさん からの返信 2017/03/16 10:42:04
- RE: 羨ましい個人旅行♪
- ドロミティさん
こんにちは。
書き込みをありがとうございました。
ロシアのイメージは本当にお書きくださった通りでしたね〜
お店に入っても店員さんは冷たくて
カメラを構えても、緊張感一杯、などなど。
今回ロシアの旅を決心するに至ったのは、日頃交流させて頂いています
トラベラーの方々が、
準備は大変だったけれど、行ってみたら、とても楽しかった!
良い国だった、との感想が、、、
本当に自身の目でみて、その場で空気を味わってみることの
大切さを実感した旅となりました。
ドロミティさんも機会がありましたら是非に!
すっかり変貌したロシアを再訪ください。
mistral
> エルミタージュ美術館&エカテリーナ宮の旅行記を
> 懐かしく拝見しております。
>
> もう20年程前になりますが、まだフィルムカメラの時代に
> ツアーでサンクトペテルブルグを訪れました。
>
> 「レニングラード」から「サンクトペテルブルグ」に生ま
> れ変わって間もなかったと思います。
>
> 何よりロシアという国が今ほど開放的ではなかったから、
> どこに行ってもとても緊張していました。
>
> その当時を思い出しますと、今のように観光客が自由に闊歩
> しているのが信じられないです。 ドロミティ
>
-
- わんぱく大将さん 2016/06/26 08:22:16
- 水色、ブルー
- mistralさん
東欧、中欧も然り。寒い国って建物に淡い水色、ブルーを使う建物って多いですね。夏に対する憧れ? いや〜結構ロシアも夏は暑くなると言ってましたが。
やはり日本語ブームですよね。 知り合った学生の彼のお父さんは元教師で、生徒の中には日本語を学びたいと思ってる子も多いとのこと。日本語、日本食ブームでしょかね。
大将
- mistralさん からの返信 2016/07/02 06:47:59
- RE: 水色、ブルー
- 大将さん
日本語ブームですね。
どこの国に行っても必ず日本語を話せる方々に出会いますものね。
それもかなりなレベルです。
日本人はなかなか外国語、上達しませんが、シャイなせいでしょうか?
大将さんは英語、スペイン語、ロシア語も?
外壁の色使い、日本人にはない感性ですね。
綺麗な色を外壁に塗るのは、どう考えても出来そうにありませんね。
mistral
> mistralさん
>
> 東欧、中欧も然り。寒い国って建物に淡い水色、ブルーを使う建物って多いですね。夏に対する憧れ? いや〜結構ロシアも夏は暑くなると言ってましたが。
>
> やはり日本語ブームですよね。 知り合った学生の彼のお父さんは元教師で、生徒の中には日本語を学びたいと思ってる子も多いとのこと。日本語、日本食ブームでしょかね。
>
> 大将
- わんぱく大将さん からの返信 2016/07/04 08:38:55
- RE: RE: 水色、ブルー
- > 大将さん
>
> 日本語ブームですね。
> どこの国に行っても必ず日本語を話せる方々に出会いますものね。
> それもかなりなレベルです。
> 日本人はなかなか外国語、上達しませんが、シャイなせいでしょうか?
> 大将さんは英語、スペイン語、ロシア語も?
mistsralさん
いえいえ、私は関西弁、それ1本です。 大将
>
> 外壁の色使い、日本人にはない感性ですね。
> 綺麗な色を外壁に塗るのは、どう考えても出来そうにありませんね。
> mistral
>
>
> > mistralさん
> >
> > 東欧、中欧も然り。寒い国って建物に淡い水色、ブルーを使う建物って多いですね。夏に対する憧れ? いや〜結構ロシアも夏は暑くなると言ってましたが。
> >
> > やはり日本語ブームですよね。 知り合った学生の彼のお父さんは元教師で、生徒の中には日本語を学びたいと思ってる子も多いとのこと。日本語、日本食ブームでしょかね。
> >
> > 大将
-
- yunさん 2016/06/08 20:44:14
- 本当に不思議で
- ガイドさんを手配してのエカテリーナ宮殿訪問は、有意義でしたね。
素敵なガイドさんが来てくれてなおの事。
一家中で日本に関連したお仕事とは、そんな方々もいらっしゃるのですね。
もっと知られて欲しい、日本での対ロシアイメージがかけ離れているのが不思議です。
女帝の身の上、不自由なく、華やかな生活であればある程
ひとりきりで誰の眼にも触れない時間って欲しいでしょうね。
小さなエルミタージュ、ベルサイユのプチトリアノン、女性ならその必要性に頷ける。
私は、エカテリーナ宮殿チケット予約し電車経路も必死で調べて臨みましたが、現地でどうやっても時間不足と思い泣く泣くチケット無駄にする決断となりました。
今回、mistralさんと私を組み合わせると、サンクトの主要訪問箇所ほぼ制覇と云う結果に独りでうふふっと笑っています。
エカテリーナ宮殿を諦め、エルミタージュ新館(ヨーロッパコレクション)は行きました。血の上教会はとうとう入れず、イサク聖堂は入ったけど、カザン聖堂は外観だけ。
シンガー社のカフェ行ったけど、文学カフェは行けなかった。
打ち合わせでもした様に、ふたりで完成形みたいではありません?
ちなみに、バレエはマリエンスキーとミハイルスキーで見たけれど後者の方がちょっと好きかな。
エルミタージュ美術館の天使、実は、自分ひとりで楽しんでいる「動画」のスタート写真なんですょ。
mistralさん、絶対、何かが繋がっていると思います。私は光栄です♪
不思議と云えば・・・、持ち去られた琥珀はいったい何処に??
yun
- mistralさん からの返信 2016/06/09 21:12:54
- RE: 本当に不思議で
- yunさん
メッセージ、ありがとうございます。
本当に不思議な組み合わせですね〜
yunさんがどのように歩かれたのか、わからなかったのですが、コメントを拝見して確かに2人でサンクト・ペテルブルクを制覇していましたね。
> ガイドさんを手配してのエカテリーナ宮殿訪問は、有意義でしたね。
> 素敵なガイドさんが来てくれてなおの事。
> 一家中で日本に関連したお仕事とは、そんな方々もいらっしゃるのですね。
> もっと知られて欲しい、日本での対ロシアイメージがかけ離れているのが不思議です。
旅をしていて現地の方々と語り合う機会はありますが、数時間にわたって一緒に行動する機会はそうそうはありません。向こうから近づいてきたら、それはそれで警戒しますし。自由に歩き回ることは楽しいのですが、今回のようにガイドさんなしでエカテリーナ宮殿に行ったとしたら、見えた景色も変わっていたのでは?と思いました。
> 女帝の身の上、不自由なく、華やかな生活であればある程
> ひとりきりで誰の眼にも触れない時間って欲しいでしょうね。
> 小さなエルミタージュ、ベルサイユのプチトリアノン、女性ならその必要性に頷ける。
>
> 私は、エカテリーナ宮殿チケット予約し電車経路も必死で調べて臨みましたが、現地でどうやっても時間不足と思い泣く泣くチケット無駄にする決断となりました。
そうだったんですね!
旅にはハプニングがつきものですね。なかなか想定通りにはいきませんね。
この後、私はモスクワでは赤の広場はシャットアウトされて入れませんでした。
> 今回、mistralさんと私を組み合わせると、サンクトの主要訪問箇所ほぼ制覇と云う結果に独りでうふふっと笑っています。
>
> エカテリーナ宮殿を諦め、エルミタージュ新館(ヨーロッパコレクション)は行きました。血の上教会はとうとう入れず、イサク聖堂は入ったけど、カザン聖堂は外観だけ。
> シンガー社のカフェ行ったけど、文学カフェは行けなかった。
> 打ち合わせでもした様に、ふたりで完成形みたいではありません?
まさにぴったりはまりましたね。
> ちなみに、バレエはマリエンスキーとミハイルスキーで見たけれど後者の方がちょっと好きかな。
予習の段階で、通好みなのはミハイロフスキー劇場とのコメント。
私はそれ程バレエ通ではありませんが、日程があった時には、やったーと。
> エルミタージュ美術館の天使、実は、自分ひとりで楽しんでいる「動画」のスタート写真なんですょ。
天使の好みまで一緒!
うれしい。
あの写真を表紙にするのはどうかしら?と悩みましたが、yunさんには思いが通じていたんですね。
> mistralさん、絶対、何かが繋がっていると思います。私は光栄です♪
世の中には前世で関わりがあった人と出会う機会があるとか。
そうすると何故か懐かしさを感じたり、共感する事が多々あるようですよ。
yunさんには、そんな無条件な繋がりを私も感じます。
> 不思議と云えば・・・、持ち去られた琥珀はいったい何処に??
海の底?地中深く?それとももう灰となってしまったのでしょうか?
そういえば、9月終わりにワルシャワ、クラクフに行ってきます。
夫がウィーンに行くのに便乗?ワルシャワまで一緒に行き、そこで別れます。
私はクラクフへ、夫はウィーンへ。
ポーランド航空の運賃、ウィーンの方が遠いのにキャンペーンでかなりお安いんです。
ポーランドもyunさんに続け!です。
mistral
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