【メキシコ】コロニアルの古都と都会を満喫③サン・ミゲル・デ・アジェンデ

2015/12/28 - 2015/12/28

2015年の年末年始。初の中米メキシコへ出かけました。

アメリカはニューヨーク以外は行ったことないので、西海岸を最初考えていたところ、
コツコツと貯めた「ユナイテッド」のマイルを使ってメキシコへ足を伸ばすのもいいかも、と思い始め、
メキシコ中央高原のコロニアルの古都と首都メキシコシティを訪ねる旅に決定。

チケットをいろいろ検索した結果、
いつもの北京経由が安いということになり、
往路はロサンゼルスへ、復路はヒューストンからのルートを組みました。
LAやヒューストンからならグアナファトへ直行できるので、メキシコ国内を効率良く観光が可能。
ちょっと弾丸的でしたが、メキシコの風景に案外ゆったり浸ることができました。

12/26 大阪・関西空港→北京首都空港（中国国際航空）
　　　北京・首都空港→ロサンゼルス（中国国際航空）
12/27 ロサンゼルス→レオン・グアナファト空港（ユナイテッド）
　　　グアナファト市内観光
12/28 サン・ミゲル・デ・アジェンデ　日帰り観光
12/29 グアナファト→メキシコシティ(長距離バス)→市内観光
12/30 テオティワカン→メキシコシティ市内観光
12/31 市内観光→メキシコシティ空港→米国・ヒューストン（ユナイテッド）
1/1 米国・ヒューストン→（中国国際航空）
1/2 →北京首都空港→大阪・関西空港

その１　http://4travel.jp/travelogue/11120126
その２　http://4travel.jp/travelogue/11123621
その３　http://4travel.jp/travelogue/11136158
その４　http://4travel.jp/travelogue/11138213
その５　http://4travel.jp/travelogue/11139113
その６　http://4travel.jp/travelogue/11139406

エリア サン・ミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

メキシコ２日目の朝。
少し早起きして町中を散策。
夜の騷ぎが嘘のように、ひっそりしています。

パシリカ教会のあたりも朝は静かです。
今日はグアナファトからバスで約１時間半、
サンミゲル・デ・アジェンデを日帰りで訪ねます。

バスターミナルへ向かう前に、
グアナファト市民の台所「イダルゴ市場」へ立ち寄り。
１９１０年頃に建てられた駅舎を利用しているそうで、建物は立派。
朝にぎわうと聞いてたけど、早すぎたのか閑散としてました。

果物屋さん。
色とりどりできれいです。

表には屋台がいつくか並び、この店は行列が出来ていました。
買おうかと思ったけど列が長くて断念。
はっきりと何を売っているかわからないままでしたが、
おそらくジャガイモのスープみたいでした。お粥みたいなやつ？

市場の前からタクシーに乗ってバスターミナルへ。
約１５分ぐらい。市街地からは少し距離ありますね。
バスも出ていましたが、タクシーを利用。

バスターミナルは結構新しく、バス会社のカウンターがずらりと並んでいます。
簡易なカフェや売店もそろっていました。

バスの時刻を調べると、往路はprimera、復路はＥＴＮが時間的にも良いので、往復別会社で、切符を購入。
翌朝、メキシコシティへ向かうバスチケットも合わせて購入しました。
運賃はETNが少し高め。
ETNは高級感で差別化している印象でした。

ここではPrimaeraが最も路線、本数ともに充実しているようでした。
コンピュータ化されており、発券もスムーズ。

発券カウンターの裏がバス発着場になっています。
サンミゲル・デ・アジェンデに向かうバスがやって来ました。

３列シートでしたが、座席がゆったりしています。
ほぼ満員でした。
Wi-Fiもつながります。

街を出ると荒涼とした高原が広がります。
空が高くてきれい。
遠くに湖や山並みが見えました。
高速道路でなく、一般の田舎道を通ります。

ほぼ定刻通り、サンミゲル・デ・アジェンデのバスターミナルに到着。
グアナファトよりはこじんまりとしたターミナルです。
くねくねとした道を通ったのと、高地だから、珍しく少しバスに酔ってしまいました。笑

バスターミナルから、観光名所が集中する街の中心までは徒歩で約３０分ぐらい。
１本道なので、わかりやすいです。
正面にカテドラルなどが見えるので、それを目指して歩きます。
グアナファトよりも色彩は控えめ。

ホテルでしょうか？
日本の国旗も掲げられていました。
異国で日の丸を見るとうれしくなりますね。
正面の橋に上がってみます。

橋に上がって、歩いてきた方向を振り返ります。
結構歩いてきましたね。

サンミゲル・デ・アジェンデは１５４２年に修道士が開いた町。
グアナファトが銀鉱山で富と成したのに対し、
この町は手工業で発展したとか。
今でも世界中から芸術家や留学生が多く集まるそうです。
世界遺産に登録されています。

橋のすぐ先にまず見えてきたのが、ラコンセプション教会。
緑豊かな塀の向こうに屋根が見えます。

サン ミゲルの要塞都市とヘスス デ ナサレノ デ アトトニルコの聖地 史跡・遺跡

礼拝堂に入ります。
青や白の装束に身を包んだ女性たちが、歌の練習？か何かをしていました。
ここのテーマ色は「青」なのでしょうか。
壇上の神様も青い衣装です。
金ぴかですごく豪華です。

クリスマスをお祝いする「ナシミエント」が飾られていました。
マリア様や天使や羊などの人形などを置いて、聖書の重要なシーンを再現しているんですね。
スペイン語圏ではよく見ます。
聖書やキリスト教文化の知識はないので、こういう置物や絵画に旅先で出会うと、もっと勉強したら旅も深く楽しめるんだろうなあといつも思います。

メキシコはとても色彩豊か。
お堂の装飾にもよく表れています。

聖像もどことなく中南米風です。

ラコンセプション教会を逆側から出てくるとこんな景色でした。
青空に渋い塔が映えて絵になります。

町の中心、ソカロ広場に到着。
広場を見下ろすのは、サンミゲル教区教会です。

サンミゲル教区教会 寺院・教会

ヨーロッパから宣教師が持参した絵葉書を頼りに先住民が設計したそう。
ゴシック風で、ちょっとピンクがかっているのが印象的です。

中に入ると、こちらでも静かに礼拝が行われていました。
メキシコの人って、ほんと信心深いですね。

教会ごとにそれぞれ特徴があって、巡っていても飽きません。

広場の周辺をぶらり街歩き。
町の区画が結構はっきりしていて、すごく落ち着いた雰囲気。
みやげものや手工芸品を売る店が多いです。

グアナファトに比べて色合いは渋め。
町ごとにいろんな個性があるんですね。
すごく気に入りました。

サンフェリネ・ネリ教会へ。
別名「農民の家」とも呼ばれているそうです。

こちらは渋い雰囲気。

次はサンフランシスコ教会。
町中にこれだけ教会が密集しているのって、すごいですね。

ここはシンプルな内装でしたが、
装飾がやはりメキシコ的。
ポサダっていうんでしょうか、メキシコ独特のクリスマス装飾です。

ここでも立派な「ナシミエント」が飾られていました。

歩き疲れたので、ランチタイムに。
広場のすぐ横の建物の屋上がカフェになっていて、
なかなかイイ店見つけることができました！
遠くに広々とした高原まで見晴らすことができ、
この町が高台の上にあることがよくわかります。

食べたのはハンバーガー。
ビールが最高にうまかった！
このまま時間が止まって欲しいと思う瞬間って、
海外旅行にはいくつかありますよね。

さっきは逆光だったので、もう一度、教区教会をパチリ。
メキシコの高い青い空に、この建物と色合いがよく合います。
グアナファト周辺には、こんなコロニアルの町が多数点在しており、
時間があったら、もっといろんな町を巡ってみたかったなあ。
（翌日はメキシコシティへ移動）

広場では風船売りが出て、家族連れらが思い思いに時間を過ごしていました。

再び歩いて、バスターミナルへ戻りました。

帰りはETNのバスです。
３０分ほど遅れて到着。

座席に液晶が付いており、Primera　Plusより豪華な印象。
しかしWi-Fiがつながりませんでした。

帰りも高原を横断。
遠くに来てるんだなあと実感。

グアナファトのバスターミナルからタクシーで、
昨日も来た展望台へ。
夕暮れから夜景を見たかったのです。
町を囲む山並みに夕日が当たって、赤く照らされています。

だんだんと日が暮れて、
町に灯りがつきはじめます。

パシリカ教会やグアナファト大学もライトアップされてきれいです。

随分と日が暮れました。
建物ごとに、灯りそれぞれに暮らしがあるんですね。

思わず写真を何十枚も撮ってしまいました。

ピピラ記念像もライトアップされてこの通り。

町に下りて、ホテル近くで夕食。
レストランの中にまで、流しの演奏隊が入っていって、
演奏を聞かせています。
にぎやかなグアナファトの夜がまた更けていきます。