羊蹄山にある、まぼろしの「おかま バー」(^^)

2016/04/21 - 2016/04/24

一昨年より試みている羊蹄山 山頂へのバックカントリースキー。
昨年は風が強くて８合目辺りで撤退しましたが、今年はそのリベンジが出来たのか？
そして、羊蹄山にある幻の「オカマ バー」とは…

エリア 真狩・京極(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

４月の後半、羊蹄山、山頂の雪が緩み出した頃、その山頂を目指します。
道程はもちろん、囲い込まれている全日空便です(笑)

そして宿泊は同じく、囲い込まれているヒルトン。
ヒルトンニセコヴィレッジは毎年１月、２月、３月、４月がスキーで、
７月、８月はゴルフでお世話になっております(^ ^)
今月も、此の部屋。
高層階のエレベーター付近のリクエストが入れてあります。

ヒルトンニセコビレッジ 宿・ホテル

部屋にはＤメンバー様への貢物が・・・(笑)
それも毎年さみしくなってきているような・・・(;_;

部屋は羊蹄山ビュー。
あのお山の山頂までスキーを履いて登ります。
１合目からは山頂まで約６時間。
自虐的な性格でなければ登れません(笑)
待ってろよー、羊蹄山！！

バックカントリーの必需品。
シール、アイゼン、ビーコン・・・
そして信頼のおけるガイドさん。

一合目からの出発です。
写真の左上の白い山が羊蹄山の山頂です。

ガイドのＳ君のペースに合わせ斜面をただひたすら登ります。
バックカントリーを知らない方へ・・・
スキーの板の裏にはシール（二つ前の写真の右側にある青いもの）と言って後ろには滑らない道具が貼ってあります。
今は化学製品ですが、昔はアザラシの皮を使っていたそうです。

途中で一時間毎に小休止。
ここまでおよそ１，０００ｍを３時間半で登ってきました
此処から先がきついんです(+_+)

途中のガスの中。
山頂はすぐそこに見えているのに、なかなか届かない・・・

登り始めて６時間余り、ようやく羊蹄山の山頂に到着です。
登り切った征服感と、やれやれ感で微妙な笑顔です。

さあ此処からシールを剥がして滑ります。
あれれ、そちらは火口だよ。

って、知ってました？
羊蹄山の火口の中は４月でもすごく良い雪が残ってるんです。
斜面はかなり急だけど、６時間掛けて登ってきて此処を滑らなきゃ・・・

で、火口の底まで滑りこんだら、ザックに隠し持ってきたワインで乾杯(^ ^)/

これがホントの『おかま（お釜）バー』(笑)
おやじギャグですみません。
でもこの『お釜バー』、６時間掛けて登った者しか来れない
まぼろしの『オカマ・バー』なんです。

さて、お釜の底から山頂目指して登り返しです。
太陽ももうすぐ沈みます。
早く登らないと・・・(汗)

お帰りは滑るだけです。
此処から先の写真は１月から４月まで毎月、ニセコ周辺での
バックカントリーでの滑りです。
ジャパウ（ジャパン・パウダー）と呼ばれる、ニセコ周辺の新雪を
ご堪能あれ(^ ^)

１月の雪はとても軽い新雪です。
還暦前のおじさんでもこんな感じで滑れます。

２月のニトヌプリ。
ツリーラン（林の中の滑り）はゲレンデとは違った楽しみがあります。

おっと、これはゲレンデの一枚です(汗)
サロモンの基礎板、履いてます(^^;;

２月のチセヌプリ。

３月のニセコのサイド・カントリー。
リフトからのアクセスで、ゲート（スキー場が管理してるオフピステへの門）をくぐればバック・カントリーのような雪が待ってます。
このお手軽さがニセコの良い所でもあります。

これもサイド・カントリー。
ゲレンデ脇の斜面です。

ここは・・・
あれっ、どこだっけ…(汗)

何処にいても、何処を滑っていてもバックカントリースキーに危険はつき物です。
だから、いつもビーコン（発信機）やゾンデ棒、スコップは必需品です。
何より、現地の有能なガイドは絶対です。
それでも事故は起こりますが、単独、無謀、無計画なバックカントリーよりは遥かにその確率は低くなるでしょう。
ゾンデ、ビーコン、ガイドさん、出掛ける時は忘れずに・・・(^-^)/