2015/12/10 - 2015/12/12
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ミズ旅撮る人さん
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2015年12月、オランダ・ドイツ・ルクセンブルク・ベルギーを巡る駆け足ツアーに参加しました。
第15回は、ベルギーの首都であるブリュッセルです。今回の旅の最終観光地となります。
午前中はアントワープに行って、午後からブリュッセルに戻って観光の始まりです。
といってもツアーの観光はグランプラスと小便小僧を見る1時間だけ。後は自由行動なので、そのままツアーを離脱して気ままに歩き回りました。
今回あまり楽しめなかったクリスマスマーケットもたくさんありました。
グランプラスの「音と光のショー」や、聖カトリーヌ教会の3Dマッピングなど、この時期ならではのイベントもしっかり堪能。
翌日も一日自由行動だったので、南駅で鉄道ウォッチをして、王立軍事博物館をじっくり見学しました。
内容盛りだくさんなので、いくつかに分割してお送りします。
今回は、「ギャルリー・サン・チュベール」のウィンドーショッピングとグランプラス、それに小便小僧を中心に昼間のブリュッセルを紹介します。
面積が、九州から佐賀と鹿児島を除いたのと同じという小さな国土に、南北に異なる民族・言語を持つベルギーという国を覗いてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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いきなり、ぶれた斜め写真ですみません。アントワープからブリュッセルに戻って来ました。
郊外にあるラーケン王宮です。現在のフィリップ国王の居城です。
バスで移動中に「一瞬だけ見えるからよく見てください。」と言われて撮った一枚です。
ブリュッセルにはいくつかの宮殿がありますが、こちらは公開されていません。
王立温室庭園だけ、期間限定で公開されています。
ベルギーの歴史は1830年、ネーデルランド連合王国からの独立宣言で始まります。
翌年、国民議会によって指名されたレオポルド1世が初代国王です。
5代目がボードゥアンで、6代目が1993年即位のアルベール2世、2013年に7代目フィリップが即位しました。
ベルギー王家は女子の王位継承権を認めているので、現在はフィリップ国王の長女エリザベート(2001年生まれ)が第一位です。ラーケン王宮 (王立温室庭園) 城・宮殿
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街中に入って来ました。
ブリュッセルの町は、979年に川の中州に作られた小さな砦が始まりとされ、地理的条件の良さもあって以後、経済だけでなく政治の重要な拠点として発展しました。
14世紀に作られた城壁の跡に、環状道路が整備され、五角形の騎士の紋章の形をしています。
ウィーンなどがそうであるように、ブリュッセルの町も、中心はすべてこの中にあります。 -
トラムが走っています。市内の中心部はメトロが便利ですが、ラーケン王宮のような郊外に行くにはトラムが便利です。
ゼンヌ川を渡ります。
この川はブリュッセルの町の西側を南北に流れていて、北上すればアントワープに至ることが出来ます。 -
北(Nord)駅付近です。この辺りはオフィス街です。
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ツインタワーの後ろ、右端の建物が北駅です。
国鉄の他、プレメトロと呼ばれる地下を走るトラムが南駅との間を結んでいます。
乗ってみましたが、一度も地上に出ることがなく、車体の小さな地下鉄そのものです。ブリュッセル北駅 駅
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サン・ミッシェル大聖堂です。
1999年に皇太子だったフィリップとマチルド妃の結婚式が行われました。
13〜15世紀に建てられたゴシック様式の教会です。隣は国立銀行です。
この前でバスを降ります。サンミッシェル大聖堂 寺院・教会
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観光を始める前に連れて来られたのが、この「AGORA」というショッピングアーケードです。
一見、ただの商店の入り口に見えますが、中は通路になっていて、たくさんの店が並んでいます。エクスキ (アゴラ店) ファーストフード
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「AGORA」の前には、たいへんわかりやすい看板が立っています。
内部の写真まであるトイレの看板なんて初めて見ました。
ちゃんと「トイレ」と日本語もあります。
4か国語しかない中に日本語があるなんて、意外に日本人が多いんですね。 -
並んでいる商店の前をずんずん歩くと、ちょっと広くなった場所があり、なんだか場違いなガラス張りの一角が現れます。
これがトイレです。ちゃんと小便小僧のマークがあるでしょう?50セントです。
アーケードの中の店は、アメ横のようなもので、一流の店はまったくありません。 -
さて、落ち着いたところで観光開始です。
「AGORA」の前には、ブリュッセルで一番高級で、有名なショッピング・アーケード「ギャルリー・サン・チュベール(Galeries Royales Saint-Hubert)」があります。
ハーゲンダッツの看板のある建物です。こちらも一見、一棟のビルなのですが、奥はずうっと店が続きます。ハーゲンダッツ ギャルリー店 スイーツ
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中を覗き込むと、真っすぐにアーケードが続いているのがわかります。
1847年に完成した歴史ある、優雅なアーケードとして、観光の名所となっています。
今はウィンドーショッピングのみで、お買い物は後でね。 -
屋根がガラス張りで、中は明るいです。
突き当りで終わりに見えますが、あそこで一旦別の通りと交差して、その先に、同じくらいの長さのアーケードがまたあります。 -
日本で有名なゴディバです。王室御用達のショコラティエですが、日本ほどの人気はないようです。
何しろベルギーのチョコレート屋さんは、信じられない数があります。
それぞれお気に入りのショコラティエがあることでしょう。
今回は、日本で簡単に手に入るようなメジャーではない店に重点を置きたいと思います。 -
「コルネ・ポールロワイヤル」です。
ここは御用達ではないようですが、店の内装がすてきです。
アールヌーボー様式の照明や鏡が目を惹きます。コルネ・ポートロイヤル・ショコラティエ 専門店
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クリスマスに来てよかったと思うのは、こういうディスプレーを見られるからです。
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あそこでプラリネを買うには勇気が要るなあ。もう少し目が慣れてから入ってみよう。
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「マニュファクチュール・ベルジュ・ド・ダンテル」
ベルギーは、レース編みでも有名です。マニュファクチュール ベルジュ ド ダンテル 専門店
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アンティーク・ハンドメイド・レース。こうなると非売品です。
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店内には、手ごろな価格や大きさのものも数多くありますが、日本人は日頃レースに接する機会がないので、人気は今ひとつです。
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イタリア・ミラノの「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」もショッピングアーケードとして有名ですが、ブリュッセルの方が通路が狭く、店が物色しやすくてずっといいです。
店も王室御用達などの高級店が多い割に入りやすく、庶民に密着した感じがします。とはいえ、内装の素晴らしさは群を抜いています。 -
今、人気があるらしい「ピエール・マルコリーニ」です。王室御用達ではありません。
日本では生チョコ9個入り2,500円という高級志向。 -
この店はエクレアが中心のようです。
1個4.7ユーロ。日本で700円ですから、若干安いかな?
それにしてもエクレア1個で700円・・・ランチ並み! -
「ベルジック・グルマンド」お菓子屋さんです。
ラ ベルジック グルマンド (ギャルリー ド ラ レーヌ店) スイーツ
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丸にNだけで、わかる人にはわかるんでしょうね。
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王室御用達ショコラティエの「ノイハウス」です。
クリスマス・デコレーションですね。ノイハウス (グランプラス店) 専門店
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雪の降るクリスマスの窓辺を演出したウィンドーがすてきです。
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このシチュエーションでこれを出されたら、寒くても買っちゃうかも。
団体での観光中なので、残念無念。 -
「メリー」です。王室御用達としては一番の古株(1942年指定)。
日本でよく見るメリーとは別物です。
店舗はブリュッセルに7店、ブリュージュ・アントワープなどにもあります。マリー (ギャルリーサンチュベール店) スイーツ
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真ん中まで来ました。ここで「ギャルリー・サン・チュベール」から出ます。
ギャルリ サンチュベール 散歩・街歩き
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一歩外に出ると、レンガ造りの古いレストランが現れます。
このブーシェ通りが食べ物横丁で知られる「イロ・サクレ」です。イロ サクレ地区 散歩・街歩き
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ずらっと並ぶレストラン。この辺は観光客相手のレストランがひしめく場所です。
イロ サクレ地区 散歩・街歩き
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「シェ・レオン」ベルギー料理の老舗とガイドブックに載っているので、ガイドが場所を教えてくれます。
シェレオン 地元の料理
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ビールの種類が豊富なことで有名だというブラスリー「デリリウム」。
この店のある路地の突き当りには、1987年に妙なものが設置されて観光客がやって来るのです。デリリウムカフェ バー
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ほら、いっぱいたむろってる。
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この鉄格子の中です。名前をジャンネケ・ピスと申します。
その昔、この袋小路にある居酒屋が、ここまで客が入って来なくて閑古鳥が鳴いていました。
そこで、客寄せに作ったのが、これ。
しかし、客は来ても店にはやはり入らなかったのか、潰れてしまい、ジャンネケ・ピスだけが残りました。ジャンネケ ピス(小便少女) モニュメント・記念碑
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何故か中国の少女のような外観で、かの有名な「小便小僧」の向こうを張ります。
どんなものかと見には来るけれど、決して「小僧」のように可愛がられることはなく、ましてや衣装を贈られることもありません。ジャンネケ ピス(小便少女) モニュメント・記念碑
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夜の「イロ・サクレ」は、こんな感じです。昨夜の夕食はここでいただきました。
すぐそばにグランプラスのある観光地なのに、何故か観光客がいません。
先月(2015年11月)に起こったパリ同時多発テロの実行犯たちが、このブリュッセルの中心地に住んでいたので、その影響と思われます。 -
世界的観光地のレストランは、多言語に対応しています。
ロシア語・英語・ドイツ語・スペイン語・スウェーデン・デンマーク。
そして、おじさんの顔の向こうには「日本語メニューあります」の看板も。 -
割と庶民的な温かみのある店内です。
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ツアーの食事なので、たぶん量は日本人向けに少なく調整されていると思います。
カルボナードという牛肉をビールで煮込んだビーフシチューです。 -
このプティット・リュ・デ・ブッシェという路地をまっすぐ進むとグランプラスです。
こんなビールは飲みたくないなあ。 -
見えました。グランプラス。さすがにここはすごい人。
ヴィクトル・ユーゴーが「世界で最も美しい広場」と絶賛した場所です。
確かに美しいのですが、私はジャン・コクトーが言った「豊穣なる劇場」の方が合っていると思います。
1695年にフランスのルイ14世によってそれまでの木造建築物が破壊された後、この石造のギルドハウスが建てられました。
まさに、富の象徴。金をふんだんに使い、華麗な装飾で財力を見せつけた広場です。グランプラス 広場・公園
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グランプラスにはクリスマスマーケットはありませんが、ツリーは立派なのが立っていました。
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西側。右が元パンのギルドハウス。現在はブラスリー。
隣2件は油商のギルドハウスで、現在はカフェ。ル ロワ デスパーニュ カフェ
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その続き。右から酒高級指物師樽屋のギルドハウスで、現在はスターバックス。
隣の屋根に不死鳥のいるギルドハウスは射手のもので、現在は銀行。隣が船頭のギルドハウスで、こちらも現在は銀行。
左端は小間物商のギルドハウスで、今はATMコーナー。 -
南側には、その3分の2をこの市庁舎が占めています。
15世紀のフランボワイヤン(後期フランス・ゴシック)様式の建物です。
こうした中央に塔のある建物は大抵左右対称ですが、この市庁舎は右が後からの増築のため、若干短めです。
塔の高さは96m。先端にはブリュッセルの守護聖人ミカエルの像が立っています。
夏とクリスマスマーケット開催中の夜には、この建物を中心に「音と光のショー」が行われます。ブリュッセル市庁舎 建造物
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市庁舎の左隣を右から。
先端に星が付いている建物で、広場最古のもの。右側面に「セルクラースの像」があります(後で行きます)。
酒場・肉屋のギルドハウス。正面の白鳥は肉屋のシンボルだとか。現在は高級ブラスリー「ラ・メゾン・デュ・シーニュ」。
絨毯販売業者のギルドハウスで、現在はベルギービール醸造者組合が運営するビール博物館。6ユーロ、10〜17時。
2棟は一般の建物で、右がカフェ、左が「ゴータム・ダイヤモンド」。ラ メゾン デュ シーニュ フレンチ
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東側。こちらはブラバン公の館が陣取っていますが、中は7つに分かれています。
右から、ハードロックカフェ、
ブラスリー「ケルデルク」。「ケルデルク」はガイドブックなどで、かなり紹介されているレストランで、地下蔵を利用した店になっています。
仕立て屋のギルドハウスで、ホテル「リ・キャンズ」。2つ星ながらロケーションの良さでかなりのお値段。客室は15室と小さなホテル。
製粉業者のギルドハウスで、現在はギャラリー。
大工のギルドハウスで、事務所。
彫刻家・石工などのギルドハウスで、事務所。
現在レストランで、元は取引所。
手前の藁屋根の小屋はクリスマス名物のクリッペ。キリスト誕生の場面を再現しています。ブラバン公爵の館 建造物
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「ケルデルク」です。
ケルデルク 地元の料理
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北側。中央に「王の家」がありますが、その向かって右側から。
半分しか映っていない建物はチョコレート屋さん。
ブリュッセル発祥の「ゴディバ」の旗艦店。1号店はレオポルド2世通りにあります。日本では1972年に開店しました。
「ゴディバ」の名前の由来は、シンボルマークに描かれた馬に乗る裸婦レディ・ゴディバです。
彼女は11世紀のイギリスの伯爵夫人で、夫が重税を課すのを止めさせるため、「町中を裸で馬に乗って回る」ことを条件に実行したのです。
「Rubbrecht」レース屋さん。
油商のギルドハウスで、現在はテラスのあるカフェ「GLB Exploitation」
画家のギルドハウスで、現在は右がレース屋、左がチョコレートの「Neuhaus(ノイハウス)」。ゴディバ (グランプラス店) 専門店
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「王の家(Maison du Roi)」。現在は市立博物館です。
公爵の館だったり、スペイン政庁だったりしたけれど、王の居城となったことはありません。
1895年に16世紀のネオ・ゴシック様式の外観に修復されました。
3階に、世界で最も衣装持ちと言われている「小便小僧」の衣装が展示されています(後半で紹介します)。 -
先ほど南側の市庁舎の隣に星の飾りのある家として紹介した建物の右側面です。
アールヌーボー様式の美しい壁画があります。 -
隣の「セルクラースの像」は、現在、台座を修復中です。
星の家の側面にあるこの像は触ると幸福になるという人気スポットです。
まだベルギーという国が誕生していなかった1356年、ブラバント公が支配していたブリュッセルをフランドル伯ルイ2世が占領しました。
一旦は町の外に逃れたセルクラースは、仲間と共に舞い戻り、星の家に片手でよじ登り、立てられていたルイ2世の旗をブラバント公の旗と取り替えました。
これを契機に、人々が蜂起し、ブリュッセルはブラバント公の支配に戻りました。
英雄セルクラースは、市議会議員に取り立てられました。
しかし、正義感の強い彼は、ガースベークの城主と対立し、1388年に暗殺されます。
その時、舌と右手を切られました。この像は、その亡くなった時の姿なのです。
像は、19世紀に入ってから作られました。
以来、像に触れると幸せになれるというジンクスを生み、やがて壁をよじ登った右手がいいとされ、更には足元の犬にもご利益があると言われるようになりました。セルクラースの像 モニュメント・記念碑
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「セルクラースの像」の前を進んで行きます。
「ダンドワ(Maison Dandoy)」です。1829年創業の菓子店です。2階にカフェがあり、ワッフルなどを食べることも出来ます。メゾンダンドワ ティールーム&ワッフル スイーツ
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「ダンドワ」のショーウィンドー。
聖ニコラスや動物などの型を使って焼く、ベルギー名物のビスケット、スペキュロスです。
聖ニコラスはサンタクロースのことですから、この時期は、これがメインですね。 -
壁に何か絵が描かれています。日本ではあまり知られていない「タンタン(TINTIN)」というマンガです。
1929年ブリュッセルの新聞に連載され、人気を博しました。
「マンガ博物館」や「エルジェ(作者)ミュージアム」もあります。 -
この辺りは、ブリュッセルの一番の観光地です。
そして、そのすぐ隣にパリ同時多発テロの実行犯たちの住んでいたモレンビーク(MOLENBEEK)地区があります。
この地区には移民たちが多く住んでいるそうで、警戒をする警官が大
きな銃を持って立っていました。
2015年11月13日夜(日本時間14日早朝)にテロは起こり、この日は12月11日。まだひと月も経っていなかったのです。
出掛ける前は、ブリュッセルでの自由行動が多いこのツアーへの参加を考えたものです。 -
色とりどりの「小便小僧」。もうすぐそこにあるので、周りの店は、小僧だらけです。
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「小便小僧」の足元に並べられたベルギーワッフル。なんか、イヤだなあ。
1ユーロと書かれていますが、それはプレーンの値段。トッピングで料金は加算されます。 -
まあ、これなら許せる?ちゃんとプレーンに1ユーロって書いてあるし。
つまんだ手では食べないでね。 -
さあ、この人だかり。いよいよ「小便小僧」にお目見えです。
小僧の像は、グランプラスから来ると左後方にあります。 -
「小便小僧(Manneken Pis)」ジュリアン君です。
彼は、マンネケン・ピスですが、さっきの少女はジャンネケ・ピス。道を尋ねる時に間違わないように。
彼は「世界三大がっかり」にもランクインしています。どうしてなんでしょうね?
なかなか可愛いし、世界中から愛されているじゃないですか。
他の2つ「コペンハーゲンの人魚姫の像」や「シンガポールのマーライオン」よりいいと思うのですが。
予想より小さい?だってこれが大きかったら可愛くないですよ?小便小僧 建造物
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たいへん有名ではありますが、一応ジュリアン君の由緒来歴を。
1619年デュケノワ作。
最も有名な逸話が、ブリュッセルが包囲された時、火薬の導火線の火をブラバント公の息子がおしっこを掛けて消したというもの。
おもしろい話ではあります。その後の話も面白いです。
ルイ15世の兵士が像を盗んだことから市民が怒り、激しいデモが起こりました。
王は謝罪のために宮廷服の衣装をジュリアン君に贈ったというものです。
以来、彼は世界中から衣装を贈られ続けています。もちろん日本のものもありますよ。
12月は、クリスマスシーズンなので、電飾もあり、プレゼントもありの豪華バージョンです。 -
気持ちよさそうに放水しているではありませんか。
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ジュリアン君の衣装の展示についての張り紙です。
グランプラスの「王の家」にある市立博物館に展示されています。 -
その張り紙の右側には、今月の衣装の予定表があります。
これを見ると、意外と衣装を着ていない日が多いのですね。
今日は、JUNIOR CHAMBER INTERNATIONAL(国際青年会議所)からのもので、9〜16時となっています。
創立100周年記念のようです。
9時か16時に来ると着替えの様子が見られるかもしれません。
着替えの時間は、まちまちなので、前以て調べておかないと難しいですね。
12月6日の聖ニコラスの日はもちろんサンタクロースの衣装だったことでしょう。 -
近くの店に、記念コインの販売機がありました。
-
このお菓子屋さんの天井付近の絵に注目。何やら「小便小僧」の絵がいっぱい。
「小便小僧」にまつわる話が描かれているようです。
右端の絵では、男の子たちがジュリアン君の真似をしています。
説明書きが読めれば、おもしろい逸話がわかるかもしれません。 -
自由行動に入り、適当に散策します。
ベルギー・レースは本当に細かい手作業です。 -
このおっかないおばあさんが、レース編みの作業を再現しています。
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王室御用達のショコラティエ「レオニダス」のショーウィンドー。
レオニダス (オー ブール通り) スイーツ
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箱まですべてチョコレートで、140.28ユーロ。
-
「DE GREEF」のショーウィンドー。
雪景色のジオラマですが、時計屋さんのようです。 -
そのウィンドーを二人の警官が覗いています。クリスマスプレゼントかな?
-
証券取引所に出ました。大きな建物をぐるっとクリスマスマーケットが取り囲んでいます。
ブリュッセル証券取引所 建造物
-
タポラ通りとブルス通りの角です。
ベルギーでは、あまり見ない木組みの外観です。これは、ドイツの伝統的な様式に似ています。
ベルギーは九州より小さな国なので、単一民族、単一言語と思われるかもしれませんが、国内は大きく二つに分かれています。
ブリュッセルを含めた北側がフランドル地方、南側をワロン地方と言います。
フランドルではフランデレン人が住み、オランダ語の方言であるフランデレン語を話します。
ワロンではワロン人が住み、フランス語を話します。
昔、ドイツ領だった地域ではドイツ語も話されます。
そのため、ベルギーの地名その他の表記はオランダ語とフランス語の並記がよく見られます。
例えば、トイレの表記はあまり違いはありませんが、女性用はオランダ語でダーメス、フランス語でファム。男性はオランダ語はヘーレン、フランス語でオム。
観光地では英語の表記も多いです。 -
証券取引所のクリスマスマーケットは、このように道の両側にぐるっと並んでいます。
ここには広場がないので、こうした並びになるのでしょう。
クリスマスマーケットは、この他に王立モネ劇場前と聖カトリーヌ教会の前とそこから北に延びる聖カトリーヌ通りにあります。
一番大きなのが聖カトリーヌ通りです。こちらは夜になってから行きます。 -
巨大なヌガーの塊です。以前知らなくて、ケーキと勘違いして、クリスマスマーケットで買いました。
お値段もかなりして、気が遠くなるほど甘かったです。 -
先ほど、警官が覗いていた「DE GREEF」のライトアップが始まりました。
そろそろグランプラスに戻りましょう。
「音と光のショー」が始まります。
クリスマス時期は、一年で一番暗くなるのが早いので、夏のショーが22:30なのに対し、17時から始まります。
この日の日没は16:39です。 -
通りのイルミネーションが点灯し始めました。
いやが上にも気分は盛り上がって来ます。 -
「イロ・サクレ」のイルミネーションは、ちょっと控えめ。
お気づきと思いますが、既に写真が80枚を超えました。
このまま「音と光のショー」に突入するわけには行きません。次回と致します。
その代わり、もう少し見たいとお思いの方のみ、以後にグランプラスのギルドハウスの素晴らしい装飾を望遠で撮っておりますので、ご覧ください。 -
北側。油商ギルドハウス。昔の軒名「仕立て屋の家・金のランチ」
仕立て屋の守護聖人聖バルブが立っています。 -
ブラバント公の館。
イタリアの影響の強いイタリア・フラマン様式ですが、この部分はフランスの影響が見られます。 -
南側。絨毯販売・ビール製造業者のギルドハウス。軒名は「黄金の木」。
ここのビール博物館には、18世紀のビール製造工程を再現した展示があり、入場料には1杯のビールが含まれています。
アムステルダムのハイネケン工場見学が18ユーロで2杯だったのに比べ、5ユーロは割安?(規模が違いますが) -
南側。「ラ・メゾン・デュ・シーニュ」。軒名は「白鳥」。
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西側。船頭のギルドハウス。軒名は「小角笛」。1697年に再建されたもの。
両脇に船乗りの像が添えられています。 -
右が船頭のギルドハウス。海馬に乗った像が見られます。
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西側。射手のギルドハウス。軒名は「雌狼」。1695年再建されたもの。
不死鳥が炎の中から生まれている像。 -
射手のギルドハウスの正面。4つの像、真実・嘘・対立・平和です。
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西側。酒高級指物師のギルドハウス。軒名は「袋」。1697年再建。
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その正面部。数あるギルドハウスの中で一番豪華な装飾だと思います。
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西側。油商のギルドハウス。軒名は「スペイン王、猫車」。守護聖人ジャイルズの像。
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西側。パン屋のギルドハウス。軒名「スペイン王」。現在は「ル・ロワ・デスパーニュ」。
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市庁舎の塔。1455年に増築して付けられました。
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市庁舎の正面には、びっしりと像が並んでいます。まるで、教会のようです。
-
-
イチオシ
夜になると市庁舎は、ライトアップされて、素晴らしい姿に変化します。
冬は、これを早い時間から見ることが出来るので、お勧めです。
では、ブリュッセルの夜の様子は、次回で紹介します。
グランプラスの「音と光のショー」、聖カトリーヌ教会の3Dマッピング、聖カトリーヌ通りのクリスマスマーケットなどの予定です。ブリュッセル市庁舎 建造物
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