イタリア10泊ちどり足#2 まずは街を見渡そう（到着日）　

2016/04/27 - 2016/04/27

（メモ）ベネチアの始まりは、5世紀 東方の遊牧民フン族に町を破壊された本土の住民たちが島に移り住んでからと言われている。
7世紀､東ローマ帝国の支配下にありながら、独自の共和制統治をスタートしベネチア共和国が始まる。
海に向かって生活の糧を求めるしかなかったベネチアは、塩田や漁業で商売を始め、やがて運送業・海運業にめざめる。圧倒的な海軍力でアドリア海と東地中海の制海権を握り、アジアや中近東から香辛料やシルク等をヨーロッパに持ち込み、富を独占し続けた。
サンマルコ寺院はその黄金時代の面影をしのばせる。

ムーア人（北西アフリカのイスラム教徒）に対抗する戦争が終結したポルトガルは、1415年アフリカ西岸進出を開始し、1488年 喜望峰に到達する。
頑丈な船が建造されるようになり、15世紀末イスラムを介して（11世紀すでに中国にあったと言われる）羅針盤がヨーロッパに伝わると、それまで座礁を恐れながら海岸線が見える沿岸を辿っていた航海は、大海に乗り出す。
1492年レコンキスタを完了したスペイン（コロンブス）が西へ向い、同年10月バハマ諸島に到着。
1498年ポルトガル（ヴァスコ･ダ･ガマ）はインドに到達する。

大航海時代が始まる。莫大な利益を生んだ香辛料やシルクは、スペインやポルトガルによって直接ヨーロッパに入るようになる。
海運国家ヴェネチアは巧みな外交で貿易をつづけるが、
1797年フランス皇帝ナポレオンに降伏して、ヴェネチア共和国の栄光の歴史に幕が下りる。それはドゥカーレ宮殿に初代の総督が誕生してから、ちょうど1100年目の年だった。

エリア ベネチア(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

15:00 バスでローマ広場に到着。 島の中なのに緑の多い小さな広場でほっとしました。
パパドポリ公園のほうへ歩いて行くのは、サンタ･クローチェ地区やサンポーロ地区へ歩いて行く人たち。

サンタ･ルチア駅へ行く人たちは、カラトラヴァ橋（憲法の橋）を渡っていきます。（2008年開通）

私たちは橋を渡らず、ヴァポレット乗り場に。　

電光掲示板で1番ヴァポレットの乗り場を見つけて、“ローマ広場”船着き場から乗船。ヴァポレット72h券：40ユーロ（124.65円/ユーロ）

ローマ広場 広場・公園

カラトラヴァ橋をくぐって、左折すると

スカルツィ橋まで見渡せる。　
天気予報では曇りだったけど、輝くような快晴です。　(＾▽＾)/ ヤッタ～！

スカルツィ橋手前のサンタルチア駅と水上タクシー。
天気は良いのですが、カナル･グランデを渡っていく風が寒～い！　

運河沿いにテラス席があるホテルたち。

昔は運河側が入口だったのかな？

サン ジェレミア教会 寺院・教会

大小124の島々を438の橋でつないだベネチア本島。
マルコポーロ空港へ行くＡ線や ムラーノ島へ行くヴァポレットが通る、カンナレージョ運河。

市営カジノ、1883年にワーグナーが亡くなった ヴェンドラミン･カレルジ宮（初期ヴェネツィア･ルネッサンス様式）

ヴェンドラミン カレルジ宮 カジノ・ギャンブル

ヴェネツィアってテーマパークの延長くらいに考えていましたが、なんとも美しい。

庭のある邸宅？ ホテル？

寒いので、4月末なのに皆さん冬の服装です。
カ･ドーロで降りてホテルへ。　

15:30 チェックイン。　去年ＧＷのプラハ、ブダペストは、中心地のスイートルームが1～2万円で大満足だったので、今年も安くあげようと思っていた。しかしヴェネツィアのホテル代は そんなに甘くない。(>_<)

ホテル フォスカリ パレス ホテル

私達が泊ったホテル･フォスカリパレス
16:30 再びヴァポレットに乗って、まずはサンマルコ広場へ行こう。

ホテル フォスカリ パレス ホテル

カナルグランデに最初に架けられたリアルト橋。13世紀に建築された時は木造だったが、16世紀 現在の大理石に改築された。

リアルト橋 建造物

リアルト橋が工事中なのが残念。

対岸

ベンボ宮

Palazzo Bembo - Exclusive Accommodation ホテル

現在は裁判所、サン･マルコの行政長官グリマーニのために建てられたグリマーニ宮。（1500年代のロンバルディア様式）

グリマーニ宮 城・宮殿

カナルグランデがぐっと左へ回り込む所にある、カ･フォスカリ（ヴェネツィア大学）
　　　　　　　　（写真は翌日9:13）

カ フォスカリ 現代・近代建築

アカデミア橋 建造物

アカデミア橋の向こうに見えるのは、サンタ･マリア･デッラ･サルーテ教会

アカデミア橋のたもと、カヴァッリ･フランチェッティ宮 Palazzo Cavalli-Franchetti　
この辺りには現代アートが何か所かあるけど、意味が解らな〜い。

カナルグランデから出ると、海が広がりました。

ゴンドラ乗り場

サンマルコ広場を海側から見るため、サン･マルコの次のサン･ザッカリアまで乗りました。

17:10　ドゥカーレ宮殿と牢獄をつなぐ溜息橋

ため息橋 建造物

向いはサン･ジョルジョ･マッジョーレ島

閉館時間で急かされるのも嫌なので、今日はパス。

ドゥカーレ宮殿 城・宮殿

ドゥカーレ宮殿の運河に面した柱廊の角を飾るアダムとイブの像。

サン･マルコ広場に到着

サン マルコ時計塔 博物館・美術館・ギャラリー

明日の朝1番を予約しています。

サン マルコ寺院 寺院・教会

あまりに天気が良いので、街を一望できるという鐘楼に上がることにしました。

高さ96.8ｍ、1514年完成し灯台の役割もしたが、1902年倒壊したため 1912年に元の姿で再建。尖塔の先には大天使ガブリエルの黄金像が設置されている。

鐘楼 建造物

17:30 鐘楼入口。　エレベーターに乗るのに30分行列しました。

ドルソドゥーロ地区のサンタ･マリア･デッラ･サルーテ教会。

水辺の貴婦人と呼ばれるサン･ジョルジョ･マッジョーレ教会と、ジューデッカ島東端。
サンマルコ広場の入口には、石柱の上に聖テオドロス（9世紀以前のヴェネツィアの守護聖人）と、有翼の獅子（9世紀以降の守護聖人聖マルコの象徴）。

サン･ザッカリア船着き場

すぐ足元の ドゥッカーレ宮殿

その隣 サンマルコ寺院

時計塔

18:30 サンマルコ広場。

カフェ･フローリアン

カフェ フローリアン カフェ

18:50 Google Mapで見るとホテルまで12分なので、歩いて帰ろう。
客待ちのゴンドリエーレがいたけど、到着初日に乗るのもなぁ～

ゴンドラはタクシーが通り過ぎるまで端によせて待っていました。水上タクシーが優先みたいです。

飲食店やショップが両側にぎっしり並ぶ道をカ･ドーロ方向に歩いていたら、、、この広場はどこ？

19:10 ホテルを目指していたのにカナル･グランデに出たので、リアルトからヴァポレットに乗船してしまう。

リアルト橋 建造物

寒いので、上着を取りに宿泊したホテルへ。カ･ドーロの船着き場から1ブロックなので便利です。

ホテル フォスカリ パレス ホテル

19:18 再びヴァポレットに乗って、カナル･グランデを渡って夕食へ。
同じような路地が並んでいてわかりにくいが、まだ明るかったので建物の外壁に“Calle d. Madonna”の表示を見つけて、路地を入って行った。

魚市場 市場

プロセッコを注文したら１本やって来た！ 飲みきれないと思ったが、2人で1本飲んでしまった。
有名なクモガニのサラダ、身をほぐして食べやすいけど、うま味が足りなくてせっかくのカニ味噌が生かされてない。醤油をちょっとたらす､日本の茹で方を教えてやりたい！ （←おせっかい）
ムール貝のワイン蒸し、アサリと一味違って美味しかった。
いか墨のパスタ、美味しいけど腰がないのは生麺だから？

トラットリア アッラ マドンナ イタリアン

21:15　酔っていたのか､お店を出て逆方向に歩いたようです。奥に見えているのはリアルト橋。
大運河沿いの道 Fondam. del Vin にはレストランのテーブルが並んでいました。

この旅行記へのコメント （2）

• ヒーローさん 2020/03/08 10:36:12

  懐かしく拝見しました。

  prinprinさん　初めまして
  
  ベネチア旅行記、懐かしく拝見しました。
  特にマドンナにいらしたとの事、思わずコメントをさせて頂きます。
  ここは魚介が美味しいですね。
  
  私がベニスに行ったのは、もう20年も前の事ですがいまだに
  マドンナがあるのは嬉しいです。
  私もマドンナで食事をして舌鼓を打った覚えがいまだにあります。
  
  ベニスの風景は本当に素晴らしく、写真一枚一枚に胸をときめかしながら
  拝見させて頂きました。
  他の旅行記も拝見させて頂きたいと思います。

  prinprinさん からの返信 2020/03/08 18:13:28

  コメントありがとうございます。

  イタリア旅行以来、旅行記投稿が停滞していますが、見てくださってありがとうございます。
  
  石垣島、宮古島、渡嘉敷と、水中写真がきれいですね。
  2017年、2018年と私も沖縄方面に行って、すっかり魅了されました。
  水中写真を撮らなかったので、ヒーローさんの写真を見て、懐かしく思い出しています。
  波照間島、座間味島も良かったですよ。
  ぜひ旅行記を期待しています。