2013/12/09 - 2013/12/11
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Dwind_999さん
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いやはや、予想していたよりはるかに多く実施されたホルタル(野党側によるゼネスト:全国規模の鉄道やバスなどの陸上交通、水上交通の封鎖)。
旅の後半の2週間はホルタルの嵐が吹き荒れ、次の目的地へ移動することも叶わず、バングラデシュの旅を台無しにされてしまいました。
11月26日(火)から、帰国便の飛行機に乗る12月10日(火)までの15日間のうち、12日間がホルタル実施という、めちゃくちゃなバングラデシュの政情不安、混乱ぶり。
そんな、「ホルタルと土埃とビールなしの三重苦」に苦しめられたバングラデシュの旅でしたが、何とか無事に日本へ帰ることができてほんとに良かった。
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7時半過ぎ、決められたメニューの朝食をいただきました。
外の猥雑な異次元の世界から隔絶されたかのような静かなホテルのレストランで過ごす朝のひと時。この国にあっては、そんな希少な時間と空間のなんと有り難いことか。 -
ホテル前のシャンティ・ナガー・ロードを南東に向かってコムラプール駅(ダッカ中央駅)の方へ歩いていくと、歩道脇で暮らすスラムがあります。
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歩道脇のスラム。
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スラムに住む人たちの共同体としてのつながりは、案外強いものがあるのかもしれない。
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スラムからさらに駅の方へ歩いていくと、赤茶けた道の両側にトタン屋根やシートで覆った店がつらなる市場があります。
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鶏を売る店。
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八百屋さん。
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日がな一日道端に座り込み、足を縛られてまだ生きている鶏と卵を売る女性。
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コムラプール駅(ダッカ中央駅)に来ました。
コムラプール駅敷地内には、 1971年のバングラデシュ独立戦争で亡くなった人たちを慰霊する「Martyrs' Memorial of 1971」(1971年の殉教者記念塔)がありました。 -
コムラプール駅の跨線橋からの光景。
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跨線橋を下りてリキシャを拾い、北西5kmの所にあるテジガオン(Tejgaon)へ向かいます。
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テジガオン(Tejgaon)へ向けて走るリキシャ。
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テジガオン(Tejgaon)近くでリキシャを降りて歩いて行きます。
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テジガオン駅近くの線路脇のスラムにやってきました。
線路に入るとさっそく子どもたちがお出迎え。
カメラを向けると、クリケットバットを構えてポーズをとります。バングラデシュでも人気のクリケットは子供たちにとってあこがれのスポーツなんだろうな。 -
どこまで続いているのか知らないが、一大スラム街を形成している線路脇の生活風景。
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ここでは、線路は庭先であり生活の場であり、商いの場でもある。
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そして、子供たちの遊び場でもあります。
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ゴミとホコリと共存するスラムの人たち。
バングラデシュの鉄道はところによっては、広軌仕様と狭軌仕様の列車が走れるように両方の線路幅に対応した三線軌条になっており、レールが3本敷かれています。 -
私有地ではないが部外者の外国人が興味本位でスラムに立ち入り、その生活の様を見て回るのを心よく思わない住人がいるのは当然でしょうが、子どもたちはもちろん無邪気に笑顔を見せたりするけど、大人の何人かからも声をかけられ、「どこから来た?」「日本から」などと話し、「どうぞ」と手招きされたりして、「写真を撮ってくれ」と言っているのかもしくは「寄っていけ」と言っているのかわかりませんが、歓迎の素振りを見せてくれました。
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ホコリを巻き上げながら勢いよく列車が通過したりするので、かなり危険な生活の場でもある。
<ダッカ 線路脇のスラム>
https://www.youtube.com/watch?v=2H0-wmT54Yc -
スラムそばのテジガオンの踏切。
<テジガオンの踏切>
https://www.youtube.com/watch?v=yClPU0nrfNY -
遮断機が上がって一斉に動き出すリキシャの集団。
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何のためか、自転車の前に拡声器が取り付けられたリキシャ。
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テジガオン駅。
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テジガオン駅入口の食堂と雑貨屋。
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テジガオン駅からカウラン・バザールへやってきました。
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巨大なカウラン・バザールの中を歩いて行く。
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同じ種類の商品を扱う店が集中するのが市場の常ですが、ここは各種鉄器を取り揃えた店。
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衣料品を商う一角では野菜などの路上販売も。
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カウラン・バザールの少し西に位置する「ボシュンドラ・シティ」に来ました。
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ダッカで最も大きな8階建ての複合ショッピングセンター「ボシュンドラ・シティ」。入口で簡単なセキュリティチェックを受けて入ってみました。
貧乏旅行者にはあまり縁のないショッピングということで、ちょっと覗いてみただけ。ボシュンドラ シティ ショッピングセンター
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ボシュンドラ・シティを出てリキシャに乗りホテルへ戻っていきます。
ビルの外壁に取り付けられたエアコン室外機が目玉のオブジェのよう。 -
ダッカのホテルから歩いて10数分のところにあるBFC(ベスト・フライド・チキン)で、フライドチキン2ピースのセットメニューを食べました。240Tk(324円)。
本家のKFCではほとんど同じメニューが350Tk(473円)だったので、BFCはリーズナブル。
こういった店の入口には警備員がいて入出の際にはドアを開けてくれます。サンダル履きのちょっと頼りなさそうな警備員がじっと見つめるので食べにくい。 -
ダッカのスイーツの店。
デコレーションケーキ、チョコレートが垂れたように見せるのが流行りらしい。 -
ホテルに近いこともあってよく利用したスーパーの「meena bazar」。
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滞在している「White House Hotel」では夜によく結婚式が行われるようで、この日も着飾った多くの人たちで入り口付近は賑わっていました。
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12月10日(火)、「また来てください」とのフロントマンの声を受けて苦笑いしながら、前後合わせて9泊したホテルを9時半にチェックアウト。
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モティジールにあるホテル近くの通りで拾ったCNG。
料金交渉で珍しくふっかけてこなかった正直なムスリムが運転するCNGで、シャージャラル国際空港へ向かいます。 -
約30分で空港に到着。ここまでくれば一安心、これでなんとか飛行機に乗れます。
その嬉しさもあって、300Tk(405円)の運賃に100Tkのチップを奮発しました。シャージャラル国際空港 (DAC) 空港
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この日もホルタル(飛行機だけはホルタルでも飛ぶようです)が実施されたようで、総選挙を前にしての連日のバングラデシュの政情不安・混乱ぶり。
空港ターミナル入り口でセキュリティチェックを受けて中へ入ります。 -
シャージャラル国際空港のチェックインカウンターに来ました。
中国東方航空の搭乗券をもらうまではまだ気が抜けない。
私の番になって機械のトラブルがあり、15分待たされたあとに無事搭乗券が発券されました。
ふぅ。 -
搭乗券を手にして、バックパックも預け、出国審査を通過してやってきたのは、お楽しみの空港ラウンジ。
バングラデシュで過ごしたビールなしの3週間だけに、楽しみにしていたこのラウンジにもビールがなかったのはまことに残念。
まあそれでも、ちょっとした料理やスナック菓子をつまみ、ジュースやコーヒーを飲みながら、無事バングラデシュを脱出できる安堵の思いと共に搭乗までのひと時を過ごしました。ここではフリーWiFiも利用できました。
※出国審査の後、余っていた7000Tkを84US$に両替。 -
復路便MU2036は約1時間遅れの15時過ぎにダッカを飛び立ちました。
機内で隣り合わせた男が日本の鈴鹿大学で国際ビジネスを学んでいて、6年ぶりにバングラデシュに里帰りし、またこれから日本に戻るとのことで日本語の上手な若者としばし話が弾みました。
ダッカからの飛行機は40分遅れの19時頃に昆明の空港に着陸。
ここで入国審査を受けたのちバゲッジクレイムで預け荷物を引き取り、また空港カウンターでチェックインして北京までの搭乗券(機材はMU5715便に変わる)をもらい、国内線の入口から入ってセキュリティチェックを通過して、一番端にある搭乗ゲートまで移動しなければならず、案外慌ただしかった。昆明長水国際空港 (KMG) 空港
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昆明からの飛行機は12月11日(水)の午前0時過ぎに北京空港ターミナル2に到着。
乗り継ぎ時間が8時間ちょっとあるので北京空港で夜明かしです。
荷物を受け取り、新しいターミナル3の方が朝まで待機するのにいいだろうと思い、空港の無料シャトルバスでターミナル3へ移動。
空港のインフォメーションのお姉さんにフリーのWiFiパスワードを聞くと、設置されている端末機器でプリントされたパスワードを入手するとのことで、わざわざ端末の所まで行って操作を手伝ってくれました。
パスポートをスキャンさせて画面操作すると、パスワードがプリントされた小さな紙が出てくる仕組み。 -
T3にあるカフェ「COSTA」に入って朝まで時間をつぶしました。
かなり大きめのカップに入ったコーヒーは25元(420円)。
クリスマスソングが流れる店内にいる客は、ほとんどが空港での夜明かし組で、私もこのカフェでメールしたりネットしたり、ウトウトしたりしながら朝を待ちました。
外は氷点下の北京、しかしこのカフェ、オープンエアなのに体がほてるほど暖かかったです。 -
長い北京の夜を空港で過ごし、ターミナル2の端っこにある50番ゲートで青島経由の帰国便搭乗を待ちます。
このゲートは昆明経由でバングラデシュへ行く時に乗った所と同じ。
北京の朝7時半、太陽が姿を現しました。
チェックインの時に少し話をした大阪へ帰るという若い女性、近くにいた知らない中国人と中国語でペラペラ話していました。
別の便で大阪へ帰るこの女性が、私が50番搭乗口から乗り込むとき、「気を付けて帰ってください」と声をかけてくれたのがうれしかった。 -
12月11日(水)14時少し前に福岡空港に着陸。
「ようきんしゃったね」の博多弁のプレートに迎えられて気持ちよく入国審査を済ませ、1階に下りて荷物受け取り。
しばらく待ってターンテーブルから出てきた私のバックパック、なんとファスナー部分につけていたダイヤルロックが、ファスナーの取っ手部分からちょん切られてなくなっていました。
違反するものは入っていないのですが、乾電池やボタン電池が不審に思われたのか、たぶん北京空港で荷物検めのためにファスナーを切られたのでしょう。
ホルタル、土ぼこり、ビールなしの3重苦に苦しめられたバングラデシュ旅の最後のオチがこれとは。
踏んだり蹴ったりのバングラデシュ旅行でした。 -
福岡空港国内線ターミナルに移動して入ったラウンジ、約3週間振りに喉を通るビールが体に沁みわたります。
まあ何にしても、とにかく無事に帰ってこられてよかったです。
今回の旅、航空券代50,105円を含め、全部の費用は約12万円なり。ラウンジTIME ノース 空港ラウンジ
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