尻屋崎まで弾丸440キロ

2016/05/16 - 2016/05/16

早朝の3時40分、私は娘からの電話で起こされました。その電話は本意ではないものでした。でもその日私はオフの日。これを幸いとして私は二度寝せず、どこかに行こうと4時15分には車に乗り込んでいました。
お出かけ先の候補はふたつありましたが、今しかない！と思った青森県横浜町の菜の花畑へ向かうことにしました。また、その足で尻屋崎にも行こうと咄嗟に思い立つのでした。


尻屋崎の寒立馬の様子は動画にまとめたので、よかったら見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=tD7nh8pGJLg

エリア 下北半島(青森)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝自宅を出発したため、7時前に浅虫温泉についてしまいました。
道の駅の売店も空いていません。

とりあえず、海を眺める自分に酔いしれてみる…

道の駅 浅虫温泉 道の駅

道の駅よこはまには8時前に到着。
8時の開店まで少し待ってパンを一個だけ買い、コンビニコーヒーを飲みながら簡単に朝食を済ませました。
さて、いよいよ目的地の菜の花畑へ向かいます。

道の駅 よこはま 道の駅

見えました、見えました。遠くには白い風車がゆっくり回っていました。
その麓には鮮やかな菜の花畑が見えるじゃありませんか！

菜の花フェスティバルinよこはま 祭り・イベント

道の両側にずっと菜の花畑が広がっています。
地元・秋田の大潟村の菜の花ロードも美しいですが、この規模はすごい！

菜の花フェスティバルinよこはま 祭り・イベント

そこは、昨日まで菜の花フェスティバルの会場となった場所でした。
遠目には小さな展望所があります。写真ではわかりづらいですが、ここは菜の花のジャンボ迷路になっています。

菜の花フェスティバルinよこはま 祭り・イベント

菜の花フェスティバルの看板を解体している作業員の方たちを尻目に、私は優雅に菜の花鑑賞をしました。フェスティバルは終わったけれど、無料で人ゴミにさらされることもなく見れたのはラッキーでした。

菜の花フェスティバルinよこはま 祭り・イベント

ここまで来たのだからと、咄嗟に尻屋崎に向かうことを思い立ちました。
寒くはない日でしたが曇り空で風が強い日でした。やや車を走らせ林を抜けると、寒立馬が見えました。しかも寒立馬の赤ちゃんもいます。
春は出産シーズンだそうなので、赤ちゃんに遭遇できたのもよかったです。

尻屋崎 寒立馬 自然・景勝地

尻屋崎に放牧されている馬は寒立馬（かんだちめ）と言って、厳しい冬にも耐えられるたくましい体格をしています。

尻屋崎 寒立馬 自然・景勝地

寒立馬は、手の届きそうな目の前でみることができます。

尻屋崎 寒立馬 自然・景勝地

動画では寒立馬が道路を歩いているように映っていますが、寒立馬の聖域に踏み込んでいるのは私の方であり、寒立馬が遠くへ行かないように設置されたゲートの中に私が入っているのでした。ゲート内は誰でも散策できますが、冬季間は閉鎖、4月 ～ 11月も日中のみオープンとなっています。

尻屋崎 寒立馬 自然・景勝地

寒立馬にお目にかかってから道なりに進んでいくと、そこには荒れ狂う大海原が広がっていました。

尻屋崎です。

ドドドドド　バババババと激しい海風が私を容赦なく叩きつけます。

尻屋埼灯台 名所・史跡

しがみつくものもしがみつく人もいないので、二の足を踏ん張って、一歩一歩尻屋崎灯台に近づいて行きます。

尻屋埼灯台 名所・史跡

尻屋崎では、ところどころに寒立馬の落し物も転がっているのですが、それを避けて通る心のゆとりもないほど依然として強い風が吹き荒れていました。

尻屋埼灯台 名所・史跡

尻屋崎から帰路に向かいます。本当はもっといろいろ行ってみたいところがあったんですが、時間が限られているので寄り道できないのです。

せめてどこかでランチを食べようと、あてもなく車を走らせているうち下北駅前に着きました。その目の前にある駅前食堂がやけに気になりました。

駅前食堂 グルメ・レストラン

時間は昼の12時になろうとしている頃、店先の駐車場があれよあれよと言う間に埋まっていきます。ここって穴場？？と思い、迷わずお店に入りました。

広々とした店内に気になる張り紙がありました。口に合わなければ全額返金するようなことが書かれていました。なんとも太っ腹なお店なんでしょう。

お店はラーメンメニューが充実しているみたいでしたが、私は下北名物の貝焼き味噌定食を食べてみることにしました。

子供のころ、婆ちゃんがよく貝焼き味噌を作ってくれたのを思い出しました。気になるお味は減塩している私には少し塩辛かったですが、ご飯がよく進む味でした。酒の肴にも良さそう。

道の駅よこはまの菜の花ソフトを食べて、私はまた浅虫に戻りました。

道の駅 よこはま 道の駅

味噌貝焼き定食と菜の花ソフトでお腹を満たし、後はお土産の帆立を買って帰るだけになりました。狙い目は平内町の大通りにたくさんある帆立販売店でした。

が、どこのお店がいいのか全く分からず、気がついたら浅虫温泉に来ていました。
仕方ないのでホタテ広場に行ってみましたが、小ぶりな無規格の帆立しかなくて、私は別の帆立販売店を当たってみることにしました。

偶然よさげな帆立販売店を見つけました。
店主は80過ぎのおじいちゃんで、お店はボロ（失礼！）

でも予感的中で、大きめのホタテ3キロの他に帆立の稚貝もクーラーボックスの隙間に埋めてくれました。本当にラッキーでした＾＾（日頃の行いが良いせいか…）

店主の奥さんが「また、おいで」と言ってくれました。
私はすかさず「また来ます」と言い残して、その場を後にしました。