2016/04/28 - 2016/05/08
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マルチビタミンさん
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2016年GW、北インドで3つの宗教都市を回ってきました。
①ヒンズー教の聖地、ガンガーの生まれるハリドワール
②チベット亡命政府のあるダラムサラ(マクロードガンジ)
③スィク教の総本山、アムリトサル
3都市、全く雰囲気が違い、同じ国を旅しているとは到底思えませんでした。
インドは広いね、宗教も混和していて不思議な国。
今回は②チベット亡命政府のある街、ダラムサラ(マクロードガンジ)。
日本で「ダライ・ラマ14世」という映画を観て感動し、インドへ、ダラムサラへ、行くことを決めました。
中国の非道な弾圧にも言葉が出ませんでしたが、それに屈せずチベットを支えるインドの態度に感心しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5/3、未明3:30ダラムサラ到着!
ここまでちょこちょこ止まってたバス停は街灯もろくにないところで人が降りて行ってたが、さすがにここは明かりがある!この時間でも人がいる!良かった!
すぐそばにホテルも空いてて、2000Rsだけど深夜だから1000Rsに割り引いてくれた。
写真は翌朝のバスターミナル。
ここで謎が発生。。。マクロードガンジに向かうバスを探していると、そのへんの車掌のおじさんがいつものように行き先を連呼している。
「ダラムサラ〜ダラムサラ〜ダラムサラ〜」
あれ??あれ?? ここ、ダラムサラじゃなかった!
昨夜は確かにダラムサラだと確認して降りたのに・・・ -
確かに!
←ダラムサラ 10 kmと書いてる!!
じゃあここはどこやったんやろう ダラムサラ近郊の町? -
結局、マクロードガンジに行くにはダラムサラに行けと言われる(当たり前か)。
やや小型のバスで40分くらいかけてダラムサラへ向かう。 -
ダラムサラからさらにバスを乗り継いでマクロードガンジへ。
30分くらい、15Rs。
乗客の顔立ちが一気にチベット風になった。 -
ついに念願のマクロードガンジに到着!
写真は一番中心の地区。 -
ふらふら歩いて宿を決める。
ペマタン(Pema Thang) ゲストハウス。
チベット人が経営しているホテル。1泊800Rs。
チベットの人は顔も日本人と似ていて柔和だし、インド人と違って
丁寧で、愛想もあって、優しげで親しみが持てる。
ここはレストランも敷地内にあって、きれいでいいとこでした。
ツクラカンも比較的近いし。 -
木造の落ち着いた部屋。
ホットシャワーも使えるし、Wi-Fiも使えた。 -
チベット料理と言うとモモ(餃子)や麺類が有名。
と思っていたが、炒飯があった。
インドの炒飯はやたら油っこくて香辛料が効いてるものだったけど、
チベット料理の炒飯はシンプルで塩で味が整えられてて、美味しい!
もちろん、インドのカレーもスパイシーな炒飯も他のメニューも好きだけど、
チベット料理は少しインド疲れした胃腸に優しい。 -
まずはツクラカン(チベット寺院)へ。
写真は入り口の門。
チベットとは言えここはインド。やはり牛が行く手をはばむ。 -
入り口にチベット博物館(写真)がある。
ここは必須。
中にはチベットのたどってきた歴史(と中国から非道な仕打ち)が写真・映像付きで
展示されている。いかにして中国のチベットエリアから脱出し、ここダラムサラに
逃げてきたかが、ダライラマ14世の人生とともに説明されている。 -
中国のチベット自治区で焼身自殺した人たちの顔写真が並んでいる。
知らなかった。
日本ではチベット僧の焼身自殺がたまに報道されたりするが、それは
ごく一部で、普通の人達もいっぱい亡くなっているんだ。
しかもみんな若い。。。もっと年配の人が多いのかと思ってた。
普通にみんなおしゃれして、青春を謳歌している写真なのに・・・
痛々しい。 -
幼きパンチェン・ラマ11世の写真(右)。
パンチェン・ラマはダライ・ラマと同じく代々引き継がれていく
チベット界No.2のポジション(No.1はもちろんダライ・ラマ)。
でも現パンチェン・ラマ11世(写真)は指名を受けた5日後に中国政府に
拉致(中国が言うには保護)され、以来10年以上安否不明らしい。
生きているなら4/25が27歳の誕生日だとか。
中国側にとって「保護」して生かしていても百害あって一利なしの
人物だから・・・無事でいるといいが。
このポスターも街中にいっぱい貼ってあった。ダライ・ラマも御高齢なので
(縁起でもないことを言うようだが)チベット亡命政府もこの先のことに
気をもんでいるだろう。 -
ダライ・ラマ14世の説明文。彼のことはHis Holinessと言うらしい。
激動の時代を生きているのが伝わってくる。
数千人のチベット人を率いてヒマラヤ山脈を越え、ネパールから
インド(ダラムサラ)へ安住の地を求めて。
以来、ここから60年以上非暴力による平和訴え続けている。
柔和な表情からは想像もできない。 -
ツクラカンの内部へ。
薄黄色の壁に華やかな色の装飾。 -
ツクラカン内部へ。
ここは・・・教室?
中国のチベットから逃げてくるのは命懸けだったけど
ここにいれば無理やり中国教育をされることもなく
安全に教育もちゃんと受けられる。
ツクラカンの人達はみんな赤い僧衣をまとっている。
写真には写ってないが子供たちも。 -
マニ車を廻すご老人。
経典が描いてあり、これを廻すとそれを唱えたのと同じ御利益が
得られる。
みんな次から次へと廻していく。 -
中庭で僧たちが修行している。
2人1組になって問答を繰り返している。
アクション付きでかなり熱くディスカッションをしている。見ていて飽きない。 -
ツクラカンの奥にはダライ・ラマ邸がある。
銃を持った人たちがうろうろしていて怖くて近付けない。
それもそうか。ダライ・ラマの存在は中国からすると相当邪魔だろうから
パンチェン・ラマの話じゃないけど、いつ「保護」とか「行方不明」に
なってもおかしくないもんね。
厳重に警備してください。 -
街中を散策。マクロードガンジの街は程よい小ささで散歩に最適。
フルーツジュースのお店。
なぜか悟空や界王様、ベジータまで。
ちょこちょこ日本文化(?)も見られた。
日本料理メニューもあるし。 -
Pema Thang ゲストハウスに併設されているレストラン。
今日はここで何か食事会が開かれる予定で、僧侶のみなさんが
時間を潰されている。
この後、自分が夕食をとっている時間に僧侶の方々が
大人数で食事をなさっていた。
レストランの中も小綺麗でいい感じだが、テラスも開放的でいい。 -
レストランテラス席にいる2匹のワンコ。
人に慣れていて、可愛い。 -
マクロードガンジの街並み。
山の斜面にカラフルな建て物が並んでいる。 -
天気もいいので散歩がてら隣のバグス村へ。
半分舗装の道をてくてく歩く。
渓谷の景色はいい。
バグス村はお店やホテルも多い。でも・・何して過ごすんやろ?
のんびり避暑にはいいかも知れない。 -
そしてプールで泳ぐインド人たち。
いいオッサンたちがキャッキャいってる。楽しそう。 -
プールの入り口に並ぶ2体の像。
派手な朱色のハヌマーンと、やや小さいガネーシャさん。
バグス村からさらに奥に進み、滝まで行ってみる。
景色はいいが、滝は普通だ。 -
さっきまで快晴だったのに、、、
マクロードガンジに戻ってきた瞬間、すごい雷雨が。
山の天気は分からん。
慌ててお店の軒先へ避難。 -
牛も避難(笑)!!
頭だけ。 -
翌日、ツクラカンの外周を一周した。
ツクラカンの周辺はぐるっと時計回りに一周できるのだが、
その入り口は・・まず分からないと思う(自分は分からなかった)。
自分は写真の親切なチベット人に連れてってもらった。
至る所に大小さまざまなマニ車があって、それを廻しながら進んでいく。
両親が中国チベット自治区にいたが、中国の弾圧から逃げてシムラーに
移り、彼はそこで生まれ育った。今はカナダ在住で、休暇で両親のいる
シムラーへ里帰りし、ついでにここへも来たらしい。
彼自身は中国のチベット自治区には行ったこともないし、行くつもりもない。
とか言ってた。チベタンは穏やかで好きだなー。 -
マントラの書かれた岩もあちこちにある。
-
外周にあったきらびやかなストゥーパ。
それに結ばれた無数のタルチョー!!
こんないっぱいのタルチョーが!
青空に映えて綺麗!!
そしてマニ車を廻す老僧侶。 -
いくら何でも飾り過ぎだろう。
タルチョーの色の順番は決まっている。
青・白・赤・緑・黄・青・白・赤・緑・黄・・・
各色に意味があり、各旗にマントラが書かれているものも多い。 -
ひたすらマニ車を廻して一周する。
-
暇なのでツェチョリン・ゴンパへ行ってみる。
道が・・・分かりづらいよ。
道なき道?を下ってやっと見えてきた。
建物の上にはチベット国旗がたなびいている。 -
でも残念!
本堂は修復の真っ最中だった。がらーんとしている。 -
今日もツクラカンへ。
なんだ、なんだ??カラフルな旗がいっぱい!
今日は何かあるのか??
聞いてみると明日ダライ・ラマ邸から何か(像って言ってた)を運び込むから
そのために通路や広場の飾り付けをしているとか。
しかし派手に飾るね。
もしかして明日やったらダライ・ラマの姿を拝むチャンスが
あったりするのかな?
でも明日は早朝にここを発つ・・・残念・・!! -
チベット国旗、雪山獅子。
マクロードガンジでは寺院に限らず、色んなところで見ることが出来る。
でも中国のチベット自治区でこれを飾ると逮捕される。
ここでいっぱい見れて良かった。
ダラムサラに来れて良かった!満足。
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