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大塚国際美術館へ行って来ました。ここは大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設された日本最大級の美術館で、そこに世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を展示と超弩級の美術館です。ただし名画は本物ではなく大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製したものです。<br /><br />B3Fは、システィーナ礼拝堂とスクロヴェーニ礼拝堂の他にも古代遺跡や教会などの壁画を環境空間」ごとそのまま再現した展示があります。<br /><br />①鳥占い師の墓(タルクィニア、イタリア 前520年頃)<br />②秘儀の間(ポンペイ、イタリア、前70-50年頃)<br />③貝殻ヴィーナスの家(ポンペイ、イタリア、前70-50年頃)<br />④聖マルタン聖堂(ノアン・ヴィック、フランス 12世紀前半)<br />⑤聖ニコラオス オルファノス聖堂(テサロニキ、ギリシア)<br />【追加】<br />2022年5月、妹と甥っ子(ともちゃん・小1)を連れて再訪しましたので、作品や解説を追加しました。

大塚国際美術館② B3F (秘儀の間、聖ニコラオス オルファノス聖堂他)

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2016/04/30 - 2016/04/30

78位(同エリア1272件中)

旅行記グループ 大塚国際美術館

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+mo2

+mo2さん

大塚国際美術館へ行って来ました。ここは大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設された日本最大級の美術館で、そこに世界25ヶ国、190余の美術館が所蔵する現代絵画まで至宝の西洋名画1,000余点を展示と超弩級の美術館です。ただし名画は本物ではなく大塚オーミ陶業株式会社の特殊技術によってオリジナル作品と同じ大きさに複製したものです。

B3Fは、システィーナ礼拝堂とスクロヴェーニ礼拝堂の他にも古代遺跡や教会などの壁画を環境空間」ごとそのまま再現した展示があります。

①鳥占い師の墓(タルクィニア、イタリア 前520年頃)
②秘儀の間(ポンペイ、イタリア、前70-50年頃)
③貝殻ヴィーナスの家(ポンペイ、イタリア、前70-50年頃)
④聖マルタン聖堂(ノアン・ヴィック、フランス 12世紀前半)
⑤聖ニコラオス オルファノス聖堂(テサロニキ、ギリシア)
【追加】
2022年5月、妹と甥っ子(ともちゃん・小1)を連れて再訪しましたので、作品や解説を追加しました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通手段
自家用車

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  • B3Fの環境展示の①「「鳥占い師の墓」に入ります。イタリア、モンテロッツイ墓地にあるものですが、紀元前6世紀後半頃、ローマに先行したエトルリア文化に影響を受けたという独特の壁画です。

    B3Fの環境展示の①「「鳥占い師の墓」に入ります。イタリア、モンテロッツイ墓地にあるものですが、紀元前6世紀後半頃、ローマに先行したエトルリア文化に影響を受けたという独特の壁画です。

  • 片手を上に、もう一方の手を前に伸ばしたその仕草は、かって鳥占いのポーズと解されていましたが、現在は深い悲しみを表したものと考えられているそうです。

    片手を上に、もう一方の手を前に伸ばしたその仕草は、かって鳥占いのポーズと解されていましたが、現在は深い悲しみを表したものと考えられているそうです。

  • それにしても遺跡そのものを再現するというのは素晴らしい展示方法です。

    それにしても遺跡そのものを再現するというのは素晴らしい展示方法です。

    大塚国際美術館 美術館・博物館

  • 本物の遺跡に入っているようです。

    本物の遺跡に入っているようです。

  • レスリングが描かれています。

    レスリングが描かれています。

  • ②秘儀の間は、西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火によって埋もれてしまったポンペイ市壁外に残っていた館で、1910年に発見され、1929年から1930年の再調査で全貌が明らかになった別邸で、内部に「ディオニュソス秘儀」の壁画が描かれていることから、そのように呼ばれています。

    ②秘儀の間は、西暦79年のヴェスヴィオ山の噴火によって埋もれてしまったポンペイ市壁外に残っていた館で、1910年に発見され、1929年から1930年の再調査で全貌が明らかになった別邸で、内部に「ディオニュソス秘儀」の壁画が描かれていることから、そのように呼ばれています。

  • 先日、ポンペイ展を見に行ってきたともちゃんも大喜び!!

    先日、ポンペイ展を見に行ってきたともちゃんも大喜び!!

  • 紀元前2世紀頃に建てられたとされ、ポンペイ遺跡の中でも最も大きく保存状態の良い壁画が残っているそうです。<br />

    紀元前2世紀頃に建てられたとされ、ポンペイ遺跡の中でも最も大きく保存状態の良い壁画が残っているそうです。

  • ギリシャ神話の森の神、ディオニュソスの従者半獣神シレノスが竪琴を弾いているシーンと考えられていますが,「おっさん、〇〇〇ちっさー」と凝視している娘さんの図に見えるのですが・・・

    ギリシャ神話の森の神、ディオニュソスの従者半獣神シレノスが竪琴を弾いているシーンと考えられていますが,「おっさん、〇〇〇ちっさー」と凝視している娘さんの図に見えるのですが・・・

  • 凝視している(あきれている)娘さんのアップ(笑)。

    凝視している(あきれている)娘さんのアップ(笑)。

  • 髪を整える女性のためにキューピッドが鏡を持って見せているようです。<br />

    髪を整える女性のためにキューピッドが鏡を持って見せているようです。

  • 部屋を飾る壁画はポンペイ・レッドと呼ばれている鮮やかな赤地に描かれております。

    部屋を飾る壁画はポンペイ・レッドと呼ばれている鮮やかな赤地に描かれております。

  • こちらもポンペイ遺跡の③「貝殻のヴィーナスの家」の壁画「貝殻のヴィーナス」です。<br />年代順に紹介しましたが、美術館内の順路は、秘儀の間→貝殻ヴィーナスの家→鳥占い師の墓となります。

    イチオシ

    こちらもポンペイ遺跡の③「貝殻のヴィーナスの家」の壁画「貝殻のヴィーナス」です。
    年代順に紹介しましたが、美術館内の順路は、秘儀の間→貝殻ヴィーナスの家→鳥占い師の墓となります。

  •  ヴィーナスはここでは. 植物の豊と美しさを. 司る庭園の守護神として描かれています。

    ヴィーナスはここでは. 植物の豊と美しさを. 司る庭園の守護神として描かれています。

  • 水鳥などの鳥たちが描かれています。

    水鳥などの鳥たちが描かれています。

  • エル・グレコの部屋の通路を挟んで、反対側に④聖マルタン聖堂が再現されています。淡い黄土色の地にくすんだ色調のロマネスク様式の聖堂です。雰囲気があります。

    エル・グレコの部屋の通路を挟んで、反対側に④聖マルタン聖堂が再現されています。淡い黄土色の地にくすんだ色調のロマネスク様式の聖堂です。雰囲気があります。

  • 壁画の再現の為に実物大の大きさの部屋を用意し、キリスト教のテーマ「最後の審判」に基づくロマネスク様式の壁画が忠実に再現されています。

    壁画の再現の為に実物大の大きさの部屋を用意し、キリスト教のテーマ「最後の審判」に基づくロマネスク様式の壁画が忠実に再現されています。

  • フランスのパリから南に約300km、アンドル川辺のノアン=ヴィック村にあり、フランス革命期には穀物小屋として使用されたり、荒廃したまま放置されていましたが、1849年に壁画の一部が発見されたことから、聖堂の修復が行われ、ロマネスク壁画をもつ「聖マルタン聖堂」が甦ったそうです。

    フランスのパリから南に約300km、アンドル川辺のノアン=ヴィック村にあり、フランス革命期には穀物小屋として使用されたり、荒廃したまま放置されていましたが、1849年に壁画の一部が発見されたことから、聖堂の修復が行われ、ロマネスク壁画をもつ「聖マルタン聖堂」が甦ったそうです。

  • ロマネスクは「ローマ風の」という意味で、11世紀~12世紀に栄えたヨーロッパ建築・美術様式。特に、郊外に建てられた修道院などのキリスト教建築が中心です。

    ロマネスクは「ローマ風の」という意味で、11世紀~12世紀に栄えたヨーロッパ建築・美術様式。特に、郊外に建てられた修道院などのキリスト教建築が中心です。

  • 壁画は、なかなかコミカルです・・・

    壁画は、なかなかコミカルです・・・

  • 次も環境展示の⑤聖ニコラオス オルファノス聖堂です。

    イチオシ

    地図を見る

    次も環境展示の⑤聖ニコラオス オルファノス聖堂です。

    大塚国際美術館 美術館・博物館

  • 「聖ニコラオス・オルファノス聖堂」(1310-20年頃)は、ビザンティン(東ローマ)帝国時代に建てられた聖堂。ギリシアのテサロニキという街に建っています。

    「聖ニコラオス・オルファノス聖堂」(1310-20年頃)は、ビザンティン(東ローマ)帝国時代に建てられた聖堂。ギリシアのテサロニキという街に建っています。

  • 聖母とミカエル、ガブリエルの二大天使などが描かれてます。

    聖母とミカエル、ガブリエルの二大天使などが描かれてます。

  • 西壁には、十二祝祭最後の場面「聖母の死」が描かれ、聖母への称賛がテーマであることを示しています。

    西壁には、十二祝祭最後の場面「聖母の死」が描かれ、聖母への称賛がテーマであることを示しています。

  • こちらも鮮やかな青地です。

    こちらも鮮やかな青地です。

  • 聖人たちでしょうか。

    聖人たちでしょうか。

  • キリストの降誕、キリストの復活などの主題が描かれます。

    キリストの降誕、キリストの復活などの主題が描かれます。

  • ともちゃん、楽しそうです。

    ともちゃん、楽しそうです。

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