2016年４月24日の福島県沿岸部の様子（広野町・楢葉町・いわき市）パート２（楢葉町・いわき市編）

2016/04/24 - 2016/04/24

　ご覧戴きましてありがとうございます。
　2016年４月22日の夜から４月24日までの２泊３日で東北方面へ旅行に行ってきましたが、そのうち４月24日の日曜日は福島県の沿岸部に位置する広野町・楢葉町・いわき市の様子を見てきました。
　そのうち前回は上野駅を出発し、広野町の様子を見て回りましたが、今回は広野町を後にし、楢葉町ならびにいわき市の様子を見た時の内容をお伝えします。

エリア 浪江・富岡・川内(福島)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 1.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　広野町を後にしました。景色は広野駅を発車してすぐの景色（海側）です。

　再び暫くの間、車窓からの景色をご覧戴きます。

竜田（楢葉町）へ向かう列車の車内です。昼間の時間帯とはいえ貸し切り状態です。

海のほうに向かって撮影しました。しかし辺りには何もありません

何かの工事を行っているようです。

列車はまもなく木戸駅に着きます

木戸駅付近の様子です。

木戸駅に着きました。

木戸駅付近の様子をもう１枚

列車は木戸駅を発車しました。

一見のどかな風景ですが、奥には仮設住宅らしき建物が見えました。

こちらでも何かの工事が行われ、こちらでは造成中でした。

こちらも整備中です。

さらにです。

広野駅から２駅先となる終点竜田駅（楢葉町）に到着しました。

竜田駅の駅名標識です。2015年４月時点竜田駅から先は運転していません。

竜田駅はこのような感じです

竜田駅の中には楢葉町写真展と称し、町民の方々の姿ならびに町の様子を描いた写真が展示されていました。

「コンパクトシティ」と称し、楢葉町の町の未来の設計図も展示されていました。

竜田駅前の様子です

南側の様子を撮影しました

まずは竜田駅止まりとなっている常磐線の線路のその先の様子を見に行きました。

道中、幹線道路クラスの広い道を通りました。しかし人が歩いているどころか車の姿すらありません。

その広い道を右折し、線路の方向へ向かいました

線路へ向かう途中、左手に学校の建物を見かけました。楢葉北小のようです。

地震の影響でしょうね…校舎の入り口の門が吹き飛ばされたままの状態を目にしました。
当時の地震の強さを想像させます。

楢葉北小を後にし、踏切まで来ました。
踏切から仙台方向へ向かって線路を撮影しましたが、ご覧の通りレールはまもなく行き止まりとなりました。

踏切の向かい側（竜田駅裏側）を１枚撮影しました。

　この後どこを見て回ろうと思ったところ、国道６号近くに「ここなら商店街」という仮設商店街があることを知り、その「ここなら商店街」に向かうことにしました。
　という訳で来た道を途中まで引き返し、そこから南西寄りの楢葉町役場方面に向かいます。
　ただここでも人どころか車の姿さえほとんど見ません。

踏切から歩いて10分位信号機のない交差点の右手にはスーパーらしき建物を見かけました。
　近くまで寄るとかつてはスーパーとして営業していた建物を今は会社の事務所として使用されていました。
　入口には「東京パワーテクノロジー」と書かれていました。

　元スーパーの企業の事務所がある交差点を右折し、引き続き楢葉町役場方面に向かいます。
　まずは対面通行可能であるこの道路を歩いて登ります。

対面通行が可能である道路を徒歩で登っている最中、右手からの景色です

　坂を登りきりました。周囲は住宅街のようです。
　しかしこちらも道が広い割に人どころか車すらほとんど通りません。

　

　この道を左に曲がります。左前方には学校らしき建物があります。

学校の建物が見えました。しかし生徒・教員の姿は見当たりません。

校庭にも誰もいませんでした。

　学校の敷地付近を後にしたところ、高台の下に集落が見えてきました。

高台を下りてすぐのところに国道６号がありました。こちらは仙台方面の様子です。

こちらは国道６号　いわき・水戸方面の様子です。

　国道６号沿いをいわき・水戸方面に向かって歩いているといろんな建物を目にします。（ただし開いているとは限りませんが）ちなみに写真は楢葉町民体育館です。

　「ここなら商店街」が見えてきました。

金融機関と飲食店です。（竜田駅の反対側）

楢葉町コミュニティセンターの建物です。

さらに国道６号をいわき・水戸方向に向かって歩きます。

「ここなら商店街」の案内板がありました。どうやら商店街内にはスーパーと２軒の飲食店、さらに郵便局が入っているそうです。

　「ここなら商店街」という仮設の商業施設に着きました。先程述べたとおり、スーパーと２軒の飲食店、さらに郵便局から成り立っています。
　なお日曜日は全て定休日ということで、当日は全てのお店が営業していませんでした。

楢葉町役場です。

ここなら商店街・楢葉町役場を後にし、竜田駅方面に向かって戻ります。
相変わらず人どころか車の姿もほとんどありません。

本当は竜田駅の東側の様子も見たかったのですが、あまり時間がないので線路近くから眺めることとしました。

竜田駅南手の陸橋から北（仙台方面）寄りの景色を撮影しました。

線路沿いを歩き、竜田駅へと戻ります。

　竜田駅を後にし、いわき市内まで戻ることにしました。

いわき駅に着きました

　いわき駅前の様子です。
　なるべく人が入らないように撮影していますが、ビル等がそれなりに建ち並び賑わっていました。

　いわき駅南口から駅を背に左方向（東方向）の様子を撮影しました。

　さすがにいわき市内中心部になるとよそと変わりない位の姿を見せてくれました。
　よって後は国道６号沿いの景色のみを見ることにしました。

　国道６号沿いのうちまずは水戸・東京方面の様子をご覧戴きます。

　代わりまして仙台方面の様子です。

いわき駅まで戻り、今度は反対側の様子を撮影しました。

いわき駅の自由連絡通路の北側からいわき市内の街の様子を見下ろしました。
　

　いわきを後にし、東京駅まで戻ります。利用したのはいわき17時21分発特急ひたち24号品川行きです。

特急ひたち24号の車両です。

列車は東京駅に到着しました。

　東京駅でいわきから乗車した特急ひたち24号とは別れ、東海道新幹線に乗り換え自宅のある静岡県浜松に向かいました。
　今回、福島県の沿岸部を訪れて思ったことは、いわき市はともかく広野町・楢葉町については街に活気がなかったことです。特に楢葉町の場合、人どころか車でさえあまり見ることがなく、非常に寂しさを感じました。
　また場所によってですが、災害復興工事が進行中で、地震から５年経過してもまだまだ地震の影響が強く残っていることを実感させられました。
　2016年４月に発生した熊本地震では益城町・南阿蘇村等各地で今も酷い状況が続いている為、旅行記を投稿した2016年５月時点では熊本・大分のことを最優先に考えなければならないとは思いますが、東日本大震災で多大な被害を受けた岩手・宮城・福島の各県のことも引き続き見届けなければならないと強く思いました。
　最後に今も地震の影響で苦しんでいるこの５つの県に対しエールを送り、今回の旅行記を締めたいと思います。
「フレー、フレー、熊本・大分！」
「フレー、フレー、岩手・宮城・福島！」
　ご覧戴きありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• BTSさん 2016/05/21 04:34:53

  常磐線の終着駅？

  
  フロンティアさまへ
  
  おはようございます。
  
  竜田駅まで乗られたんですね〜
  
  車窓からの景色で、大きめな黒い袋が山積みしてある画像がありましたが
  
  除染した土を保管してある施設かと思われます。
  
  フロンティアさんの旅行記を見る限りでは完全復興までには相当な時間が
  
  掛るのかと思いました。
  
  先日ニュース番組の中で「ともだち作戦」で力を発揮した米軍兵（原発周辺
  
  で任務された米兵）の体調に異変が起きているようです。
  
  地震や津波も怖いですが目に見えない放射能も怖いですね〜
  
  今日は旅支度で一日が終わりそうです。
  
  BTS
  
  

  フロンティアさん からの返信 2016/05/21 21:10:53

  Re: 常磐線の終着駅？

  　こんばんは。コメントありがとうございます。
  　楢葉町については駅周辺しか分かりませんが、本当に時が止まったかのような感じで、歩いていて寂しいの一言に尽きます。
  　またBTSさんのおっしゃる「トモダチ作戦」で尽力して下さった米軍兵の体調不良の件、昨日のニュース番組で知りましたが、心が痛む限りです。日本の為にあれだけ尽力して下さっただけにきちんとフォローをすべきだと思います。
  　このサイトではニュースについてコメントする場ではないのであまり長くは語りませんが、あれだけ悲惨な事態を起こしているにも関わらず再び原発を推進する考えは私にはとても理解出来ません。
  　さてここからは明るい話に変えて…いよいよ明日から世紀の大旅行が始まりますね。半年間、さらにGWも頑張った自分へのご褒美に思う存分楽しんでくださいね(^o^)