富山県　宇奈月温泉郷に行ってみた　オッサンネコの家族旅

2016/04/10 - 2016/04/10

オッサンネコです。

最近仕事がお疲れモードなので温泉にでも行って癒されようという計画を発動しました。
そしてどうせなら中々行けない山奥が良いという事で、
富山県の奥にある宇奈月温泉郷に行ってみる事にしました。
時期は4月の初旬、まだ雪が解けたばかりの宇奈月で観光客もまばらでしたが、
少し鄙びた昭和の匂いのする温泉街や良質な泉質にほっこりしてきました。

一日目は長野の善光寺を経て宇奈月温泉入り。
翌日は富山県のスポットを駆け足で巡ります。

その時の記録です。

エリア 宇奈月・黒部峡谷(富山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

どうもどうも、オッサンネコことモリネコです。
本日の目的地、宇奈月温泉郷へ行く前に、久しぶりに善光寺を参拝する事にしました。
仁王門をくぐると善光寺の表参道である仲見世通りに入ります。
仲見世通りでは敷石が延々と山門まで続いており、脇の商店が良い雰囲気を出してます。
天気は生憎の曇り空。ここでも曇りメンの本領発揮でしょうか。

表参道を抜けると善光寺の立派な山門が近付いてきます。

余談ですが、日本の寺院は「山号」を持っているケースが多く、
善光寺の場合は「定額山（じょうがくざん）善光寺」となります。
山国日本においては、古来より寺は里から距離を置いた山に建てられるのが定石であり、
ある時は土地の豊穣を祈る場所として、ある時は神秘の力を得る修行の場として、
仏教と山は密接な繋がりを持って来たことを意味しています。
その機能の大半が市井に移った今でも寺院は神聖な山に見立てられ、
その入口にあたる門が「山門」と呼ばれる所以となるのです。

山門からの展望。
山門は階上に登楼する事ができ、表参道や仁王門、遠くは長野市街も広く見渡せます。
山門の拝観券は500円。善光寺の内陣拝観と合わせると1,000円…。
うーん、中々お高いですね。

山門の内部には江戸時代の落書きなどが今も残っており、
不届き者の痕跡を見て遥かな当時を偲ぶのも、それはそれで情緒がある気がします。
(´∞｀ ) ﾌﾑﾌﾑ

途中にあった絵馬。
リラックマ…　絵馬も一昔と比べて形式が自由になりましたね。

続いて山門を潜って本堂（内陣）へ。
山門を潜る前から本堂の重厚なスケール感に圧倒されます。

善光寺の本堂です。
古来より行われてきた善光寺詣りは、元々内陣に宿泊するのが慣例だったそうです。
そのため善光寺の内陣は多くの参拝者が宿泊できるスペースが必要であり、
間口に対して奥行が以上に長い、撞木造りという善光寺独特の建築様式をとっています。

そして善光寺と言えば7年に一度の御開帳がとても有名ですが、これは前立本尊という
いわゆる本尊の摸鋳（レプリカ）であり、実際の本尊は絶対秘仏だと言われています。
善光寺の本尊は内陣奥の厨子の中に丁重に保管されているそうですが、
今まで誰もその姿を見た事がなく、もはや本尊は存在しないという説まで立っています。
真相は正に仏のみぞ知る…でしょうか (゜∀゜*)

護摩を浴びて厄を落として、本堂へ向かいます (っ´∀｀)っ

さて本堂の中は撮影禁止なので写真はありません。

そして善光寺に来たからにはご戒壇巡りをやっとかにゃいかんでしょう。
ご戒壇巡りとは真っ暗な回廊を壁伝いに進んで行き、回廊の奥にある錠前に触れる事で、
本尊（仏）との繋がりを持つことができ、極楽浄土が約束されると言われています。

最初は舐めてましたが、この回廊の暗闇っぷりはマジ凄かったです　(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)
回廊の中では手探りで錠前を探すのですが、その長さはとてつもないものに感じられ、
不安の極地でやっと錠前に触れた時の安堵感は、日常世界では決して味わえない感覚の様な気がします。
眼が見えるという事がどれだけありがたいか、少し分かった気がしますぞ (*´∀｀)b

ご戒壇めぐりから脱出してホッと一息。

長野は桜が満開でした。癒やされるぅ。

鐘付き堂。
枝垂れ桜、ユキヤナギ、レンギョウは正に春爛漫。

手拭いを見つけました。
イラストは善光寺にまつわる有名な「ウシに引かれて善光寺詣り」の話ですね。

強欲な婆さんがウシに取られた布を取り返そうと一心不乱にウシを追い続け、
辿り着いた善光寺でウシが仏の変化であった事に気付き、
その後、心を入れ替えて仏道に入ったところ、極楽浄土へ導かれたというお話ですね。

なので観光案内所にはウシがいます。

お腹がすいたので、仲見世通りの端にあるそばクレープの店に寄ってみました。

しかし…　えらい種類多いな…
味は…　普通に美味しいクレープでした (*ﾟ∀ﾟ)ﾉ

時間が余ったので千曲川の河川敷にある菜の花畑に寄ってみました。
特に何があるわけでもないのですが、遅めの春を満喫です。

菜の花畑の風景。

菜の花畑の風景。

この後上信越自動車道を北上して直江津に入り、北陸道に合流して黒部を目指します。
長野須坂から黒部ICまで1時間半くらいでしょうか。

宇奈月温泉では桃源というホテルにお世話になりました。
部屋からは黒部川が俯瞰できますが、山深い宇奈月ではまだ春は遠いみたいですね。

温泉に来たからには温泉街の散歩が必須でしょ。
こちらは富山地方鉄道の終着駅、宇奈月温泉駅となります。
ここで有名なのは駅前の温泉噴水だとか (*ﾟ∀ﾟ)ﾉ
モクモクの蒸気とともに温泉水が吹きあがる光景に心が躍ります。

…。

枯れとる━━━(ﾟﾛﾟ;)━━!!

今のオッサンの気持ちを如実に表してくれる様…

宇奈月温泉駅の風景。
終着駅の情緒があって雰囲気良し。

宇奈月温泉駅の風景。
特急アルペン号…　何か地方感が出まくりで良いですね (*ﾟ∀ﾟ)b
この昭和チックなクラシックな看板も好印象ですぞ。

気を取り直して黒部渓谷鉄道のシンボル、朱色の鉄橋を見にやってきました。
渓谷沿いに遊歩道が整備されていて、そこから眺める鉄橋がまた絶景だそうな。
(´∀｀*)ゞ
娘が疲れただとかピーチクパーチク文句を言っていますが、聞こえません。
若いんだから気張って歩きんしゃい。
さて遊歩道に着くと…

冬季閉鎖

…。

なんじゃそりゃぁ━━━(ﾟﾛﾟ;)━━!!

いや、ちゃんと調べて来なかったオッサンも悪いんだけどさぁ。
どうも宇奈月とは相性が悪いようです。

折角なので鉄橋の写真だけでも収めて帰りましょ。
黒部渓谷はトロッコ列車が有名ですが、こんな絶景が続くなら乗ってみたいモンです。

温泉街にある小洒落たカフェをパシャリ。

宇奈月温泉は鄙びた感じが否めず、一昔前の温泉街って感じです。
うーん、宮城の鳴子温泉郷と雰囲気が被るなぁ…

廃れた居酒屋？を発見。
こっちの方が何故か宇奈月温泉っぽいなぁ。

散策の後、ホテルに戻って温泉に浸かってきました。
宇奈月温泉のお湯は無色透明・無臭で弱アルカリの単純泉。
スベスベになる事を期待してましたが、ネコ肌にはあまり効果がなかった模様です。

さて温泉の後はお食事タイム。早速地ビールでフライングします。
宇奈月ビールの十字峡という銘柄で、苦みがハンパないケルシュタイプになります。
最大の特徴は黒部の名水（伏流水）を使用している事らしいですが、
オッサンは海原雄山ではないのでその凄さが全然分かりません (*´з｀)〜♪

八寸。
富山名物のマス寿司、ホタルイカの沖漬けがあるのが嬉しいところか。

先付け。
ホタルイカの酢味噌掛け。うまみー。

お造り。
左にツンツン見えているのは、またまたホタルイカ… (゜∀゜*)
刺身で頂きましょう。うまみー。

地獄焼き。湯引き。
焼かれて茹でられる、その主役は勿論…ホ・タ・ル・イカ (ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ);

本日のスペシャル。カルパッチョ。
甘ーいスイーツの真ん中に見えるプリッとしたイカさんはやっぱり…　
ホタルイカ━━━w(((ﾟﾛﾟ;;ﾟﾛﾟ)))w━━ァァ!!

蒸し物。
せいろをパカッと開けたその中は…　カニでした。

お前そこまで引っ張るなら最後までホタルイカで行けや、という突っ込みはご勘弁下さい。

紆余曲折（？）を経てシメのご飯まで辿り着きました。フィー (´∞｀ *)
最近年を取ったせいか、懐石にすると最後は満腹でで食べられなくなってきました。
昔はガブガブ食っても太らない体質だったんですけどねェ。

というわけで、
富山の海の幸溢れるお食事も終わり、本日二度目の温泉に浸かって眠りにつくのでした。
温まった体で布団に包まれて寝る、これ以上の幸せがあるだろうか、いやない（反語）。

それではまた。

この旅行記へのコメント （7）

• travelさん 2023/04/25 12:33:36

  富山

  morisukeさん、富山は関東からのアクセスは便利でいいですね。
  富山旅行のプランを立てていますが関西から公共交通機関利用でサンダ－バ－ドと在来線利用なので時間がかかってしまいます。
  チュ－リップの綺麗な今の時期が富山観光にはいいと思うのですが少し出遅れました。
  牛に引かれて善光寺参りの意味、良く分かりました。
  ビンズル尊者も戻って来て良かったですね。
  ご家族そろっての旅は微笑ましいです。
  
  レイキャビクの旅行記に訪問頂き有難うございます。
  6年なんてあっという間に経ってしまいました。
  アイスランドの記憶は鮮明でつい昨日の事のように思い出されます。
  　
  　　travel

• あーななちゃんさん 2016/05/15 12:06:25

  ホタルイカ

  オッサンネコさん♪
  ホタルイカ三昧、美味しそうだけれど、笑えました(*￣∇￣*)ご飯はホタルイカの炊き込みですか？
  
  宇奈月温泉駅の、オッサンネコさんの気持ちを表した銅像も笑っちゃいました。上手いこと、コメントをお付けになる(*´∀`)♪
  毎回楽しませていただいてます。
  変なTシャツ特集も楽しみにしてます(*^^*)
  あーなな。

  morisukeさん からの返信 2016/05/20 23:45:26

  RE: ホタルイカ

  あーななネエさん
  
  こんばんは。毎度どうもです。日本はもう梅雨入りですかね。
  温泉では正にホタルイカ三味ですね。ご飯は流石に白ご飯が良いッス(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ　でもそんな炊き込みご飯があったら絶対食べてると思います。そしてこの日ここまでホタルイカを食べておきながら、次の日に行ったのはホタルイカミュージアム…　冷静に見つめてみると私イカに憑りつかれてますね(笑)　
  Tシャツ特集は…　見直してみたら少々ヤバめのやつが出てきました。ビン○ディンとか。こんなん来て町を歩いてたら間違いなく職質か連行されそうです。
  それではまた〜♪
  
  Mori Neko

• たらよろさん 2016/05/14 23:05:11

  宇奈月♪

  こんばんは、morisuke様
  
  今度、、、といっても秋ですが、
  黒部ダムに行きたいなぁ〜って思ってて、
  どこに泊まろうか、いろいろ検討しているんです。
  関西から行って、富山と黒部ダムを見た後、
  長野県にも行きたいので。
  やっぱり、宇奈月とかちょうど良いのですが・・・
  赤い鉄橋の雰囲気が風情ありますね〜
  
  富山の旅行記も楽しみにしています。
  
  　　たらよろ

  morisukeさん からの返信 2016/05/15 04:01:47

  RE: 宇奈月♪

  たらよろさん
  
  こんばんは。いつもありがとうございます。
  黒部渓谷鉄道の鉄橋ですが、まだ時期が早くて鉄道は運行していない、遊歩道にも入れない、のちょっと肩透かしを食らった感じですが、プチ秘境の雰囲気はしっかり感じてきました。いつか名物のトロッコ列車にも乗ってみたいと思っています (^^ゞ
  秋の黒部ダムや富山、聞いただけで興奮しますね〜。宇奈月が良いかどうかと言われると、これは価値観が人によって違うので何とも言えないですね(笑)　関西方面からだとあとは和倉温泉あたりですかね。いずれにしても食事が美味しい季節なので、石川・富山全般だとハズレはなさそうです。良い旅になる事をお祈りしています (*ﾟ∀ﾟ)ﾉ
  
  今後ともよろしくお願いします。
  
  Mori Neko

• Mr.チャングムさん 2016/05/14 11:53:12

  お久しぶりです。

  特にないですが
  　オッサンネコの心境が知りたいなー・・・（笑）

  morisukeさん からの返信 2016/05/15 03:09:57

  RE: お久しぶりです。

  Mr.チャングムさん
  
  こんばんは。いつもありがとうございます。
  オッサンネコの心境の入場は有料となります。今度タダ券をお送りしますので是非ご来場ください。3分くらいで飽きると思われますが(笑)
  
  Mori Neko