良かった！憧れの「打当温泉マタギの湯」宿泊記

2016/04/18 - 2016/04/19

　ずっと前から行きたいと思っていた「打当温泉マタギの湯」。同じく念願の「秋田内陸縦貫鉄道」の全線乗車と併せて宿泊することが出来ました!(^^)!

通常２食付で一人１泊１万円以上する宿ですが、今回はヤフートラベルの５千円引きクーポンを利用して半額で宿泊でき、そういう意味でも大満足です。

建物は近代的で立派なホテルですが、周囲は山と川と集落だけの趣き、泉質も料理も良し、部屋も快適で居心地良しと、素晴らしい滞在となりました。あまりに交通の便が悪いのでどうしようか悩みましたが、せっかくの半額チャンスだし…と行って大正解！そしてまた行きたいと思える場所になりました。またクーポン出ないかなーー。。。

エリア 森吉・阿仁・鷹巣(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「打当温泉マタギの湯」は、秋田内陸線「阿仁マタギ駅」が最寄です。豪雪地帯のためか、ホームも駅舎も小高い場所に作ってあります。

駅に着くと宿の送迎車が待っていました。歩くと遠いのと「たまに熊が出るので歩いて来るのはおすすめしない」（運転手さん）とのことなので、無理せず送迎車を頼みましょう。宿泊者はもちろん、日帰り入浴でも内陸線の時間に合わせて無料で送迎してくれます。

打当集落の中にあります。集落といっても本当に数軒しかなくて閑散としています。

着いたー！駅から車で３分くらいです。

敷地内にあった案内板。

あーー嬉しい！何年も来たかった憧れの宿です!(^^)!

入り口にあった木彫り。チェーンソーアートのようです。

同じくチェーンソーアート。

ロビーは広々。平日だったので日帰りのお客さんも少なく静かです。

ロビーの一角にはけっこう品揃え充実なお土産コーナーも。

お土産コーナーをひととおりご紹介。

熊のぬいぐるみがたくさん。

大きく分けて、酒・食品・民芸品・ぬいぐるみ（熊）といった感じでした。

宿泊棟へ向かう廊下。向かって左側がレストラン、右がマタギ座敷と大広間。

そのマタギ座敷。熊がいますね。

部屋の紹介を後にしてまずは大浴場＆露天風呂。自販機はたくさんあります。

大浴場入り口。

脱衣所は広々。ドライヤーは３つのみ、化粧水・乳液等も置いてないので持参した方がいいです。

内湯の大浴場。湯気がすごくて分かりにくいですが、かなり広いです。そして鬼のように熱い！！とても入ってられない熱さで「露天なら多少ぬるいはずだ」と早々に露天に避難。

その露天。想像してたのよりずっと広いです。

そしてこの眺め！眼下には打当川が流れ、川音もザーザー聞こえてきます。

露天風呂の一角にも熊。鬼のように熱い内湯と違いこちらは適温。お湯はうっすら赤茶色。滑らかで少しとろみがあり、鉄臭の中にかすかな硫黄臭もします。そして湯上りは肌スベスベ！(^o^)

部屋は２階の本館です。ここは本館と別館がありますが、別館は大浴場からすごく遠いので断然本館がおすすめです。

２階の吹き抜けから玄関を見下ろす。

２階の廊下。近代的で快適な建物です。

本館和室。オートロックではない普通の鍵です。

和室は１０畳。広くて綺麗で快適です。このほか洋室も４室あるので、畳に寝起きはしんどいという高齢者は洋室の方がいいと思います。

部屋の奥から入り口方面を見る。一人旅には余裕ありすぎの広さ(^o^)

洗面とトイレも綺麗で快適です。

アメニティは最低限。

押入れには布団が４組分入ってます。最大４人まで宿泊できる部屋ってことかな。

お茶セット。お茶は個包装の煎茶ティーバッグが４つ入ってました。お着き菓子は秋田銘菓・諸越。

床の間周辺。鏡台と電気ポットもあります。

右側のクローゼットがびっくりするほどの大容量でした。下には冷蔵庫と金庫があります。

布団は夕食の間に敷いてくれます。フカフカで清潔で気持ちいい布団です。

部屋からの眺めは山と打当川の素晴らしい景色です。春が遅いため、４月中旬でもまだ冬山の雰囲気。

打当川の流れがすぐ前に見えます。いいですねー(^^)

けっこう激しい流れなので窓を開けるとかなりザーザー聞こえますが、窓はしっかり防音になっているため閉めるとまったく気になりません。

お待ちかねの夕食。夕食、朝食はチェックイン時に希望の時間を聞かれます。夕食
は17時半〜20時、朝食は6時〜9時の間で選べるので、私は18時半にしていました。１階レストラン「シカリ」に用意されます。

レストラン。日帰り入浴のお客さんもここで食事できます。

夕食のお品書き。「マタギの里膳プラン」で宿泊しています。このほか、きりたんぽ鍋やだまこ鍋のプラン、熊鍋がつくプランなどもありました。

おー、豪華(^^)　この日の宿泊者は私を含めて６組だけ。３組が一人旅です。80代のお婆さんの一人旅もいてびっくり、しかも５連泊らしくて羨ましい。

茄子の田楽とイワナの塩焼き。この２品は席に着いてから焼き立てを運んできてくれます。茄子がトロトロで美味しい！

前菜の山菜３種盛り。このへんはまだ時期的に山菜取れないので去年のかも。

刺身３種。マス、なまず、いか。なまずは初めて食べました。特にクセもなく普通の刺身です。

煮物、山菜ごはん、茶わん蒸し。この山菜ごはんが冷えてて硬い(-_-)　おかずが多いので炊き立ての普通のご飯の方がよかったなぁ。隣のテーブルの中年夫婦も同じこと言ってたし、このへんは改善の余地ありです。

野菜もたっぷりのウサギ鍋。硬くはなく、鶏のモモ肉より少し弾力がある程度でクセもないし美味しいです。「最近はペットでウサギを飼ってる人もいるんで、聞かれない限りは何の肉か教えないことにしてる」とのこと(^_^.)　野ウサギでなく、食用に養殖してるウサギ肉を仕入れてるそうです。

朝食も十分な内容です。このほか、コーヒーと牛乳はセルフで飲めます。

豪華すぎずちょうどいい内容で美味しい。

翌朝は前日より晴れて嬉しい(^o^)

前日はなかった青空と日差しがあって、山の風景がよりきれいに見えます。

よく見ると川向うで畑仕事をしている人も。季節を変えてまた行きたい宿です。ただ一泊１万以上だと万年金欠病の私には厳しいわー。またどこかから半額クーポンが出るのを地道にリサーチするしかないか…。でもいつか再訪したいマタギの湯でした。