ぶらり美味なる京都旅！！吉野のヤマザクラ、京都御苑の枝垂れ桜を満喫

2016/04/11 - 2016/04/13

桜舞う吉野の桜を見たくなり、旅行計画を立てました。できれば吉野に宿をとり、旅行客の少ない早朝から桜風景を楽しみたかったのですが、年明け早々からの申し込みでも桜の時期はどの宿も満室状態。そこで京都に泊まって美食の京料理を楽しみながら吉野に向かうこととしました。
旅行客の多い４月の京都の宿を確実に確保するため、WEB限定、春得のJR東海ツアーズの個人旅行（からすま京都ホテル２泊、往復のぞみグリーン車。１人４２，６００円）に申し込みをしました。

エリア 吉野(奈良)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

穴子の旨味たっぷりの「ぜいたく穴子弁当(１，３８０円）」を食べながら一路京都へ！

２泊お世話になる「からすま京都ホテル」。京都駅から地下鉄で２駅目の「四条」で下車して上がると目の前ににあります。洛中などの観光に便利な場所です。

寝室はやや広めですが、トイレ、洗面、バスが一緒のスペースが狭いのが難点でしょうか。

一日目は東本願寺で父母の供養です。
この時期（４月１１日）でも木によっては京都市内の桜もまだ美しく見られるようです。

夕食はジェイアール京都伊勢丹１１階の老舗料亭「和久傳」。

窓からの景色が絶景です。美味しい食事を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせそうです

鯛の菜の花和え。最初の一口から美味しさが伝わってきました！！

若筍煮。筍も昆布も軟らかくて香りがよく、美味。

鰊の炭焼き春の香味野菜。

お酒は竹筒に入った奈良の酒。まったりとした味。

桜ます道明寺蒸し。スープはクレソン。

ご飯は３種類の中から選べますが、評判の良い鯛の黒寿しをいただきます。薄く敷いたご飯の上に鯛。上品な味付けです。

京番茶が添えられたお菓子。

京都「和久傳」のような高級料亭では敷居が高そうで躊躇しますが、この店ならば気楽でリーズナブルに料亭の料理が味わえます。

ちなみに夕食はコース料理のみで６，０００円から１２，０００円までで、おまかせは１５，０００以上とのこと。いただいた料理は手頃の６，０００円コースでしたが満足しました。

２日目は期待の吉野訪問です。京都７：１０発の近鉄ビスタカーに乗車、橿原神宮前で吉野行きさくらライナーに乗り換えて８：５７吉野着。

近鉄特急券（１，３２０円）は都内のJTBでも購入可能ですが１，０８０円の手数料がかかりますのでPCで近鉄会員に登録してチケットレスサービスで申し込みをしました。メールで申し込み結果の通知が来ればメールのコピー持参でチケットレスで乗車できます。なお、乗車券（１，２３０円）は当日購入する必要があります。

車内で朝食におむすび弁当（４００円）をいただきます。

吉野駅からは中千本公園行の臨時バスに乗車し、５分ほど階段を上って奥千本行のマイクロバスに乗り換えて１０時前に着きました。バス乗車の行列や渋滞を心配していましたが、この日は特段混雑もなくスムーズに到着しました。

この辺りのの桜は今が満開のようです。

天気は快晴で桜の花が青空に溶け込んで綺麗です。

吉野の桜は若葉と同時に開花するシロヤマザクラを中心に３万本ともいわれているようです。

奥千本のバス停からは奥千本金峰山や西行庵などに向かう昇りの道がありますが、時間の都合でここから下っていくことにしました。

２０分ほど歩いて目に映ったのが吉野水分神社の枝垂れ桜。満開です。

しばらく境内で過ごします。

吉野水分神社からすぐの場所にある花矢倉展望台。奥に蔵王堂が見渡せるここからの風景が吉野を代表する撮影ポイントのようです。はるか下に見える中千本は落花盛んの状態で、この辺りの上千本も散り始めており、よく見かける景色とは少し異なりますがそれなりに美しさがあります。

散り始めている上千本です。

谷や尾根に群生する吉野の桜風景。美しさはまだ感じられます。

竹林院まで下りてきました。有料（３００円）の庭園です。

枝垂れ桜は満開です。

勝手神社を過ぎてロープウエイ駅に向かう道に出ました。昼前ですがこの辺りの食事処「坂本屋」で休むこととしました。

部屋から中千本が一望できる場所で、満開の時は素晴らしい景色のようです。

この店お薦めの「桜うどん・柿の葉すしセット(１，３５０円）」。うどんは本葛で練った吉野葛うどん。吉野ならでは味わえない独特の食感で美味しい。

金峯山寺蔵王堂にやってきました。この辺りからは人、人、人の混雑。

蔵王堂の前で何の行事かはわかりませんが法師姿で祭事が行われていました。

祭事の後で鬼の餅まき。ダイレクトキャッチを含めて７個の餅をゲット！

久し振りに夢中になりました（笑）

金峯山寺から歩いてすぐの場所にある柿の葉すしの専門店「ひょうたろう」に立ち寄りました。

明日の帰りの新幹線で食べる弁当として買いました（８個　８００円）。賞味期限は買った日を入れて３日だそうです。

黒門。ロープウエイ駅はすぐそばです。

帰りの吉野駅からの特急は１４：３４発で、発車までまだ１時間以上ありましたのでロープウエイは利用せずに２０分ほどかけて七曲りの道を歩くこととしました。

下千本はほとんど落花していましたが、途中で満開の八重桜を見つけました。　　

吉野の桜は中千本が満開の頃がベストだと思いますが、遠くから来ての花見では予測して早くから宿の手配などをしなければなりませんので難しいですね。でも今回の吉野の花見も結構楽しめたと満足しています。

今夜の夕食はホテル近くの「綴｝。町家を活用したような京都らしい風情のある居酒屋のようです。

一階はカウンター前に数席で、すでに満席。二階に案内されました。低い椅子席のテーブルが数脚あるようです。客筋は地元の人たちのような感じです。

九条ネギとおあげのあえ煮。九条ネギが美味。おばんざい風の料理です。

もち豚のひやしシャブサラダ。見た目も美しい料理です。

信長ネギの牛肉巻き。このネギも本当に美味しい。

エビと春野菜のてんぷら。からっと揚がっています。

生ビールとお酒３合飲んで、２人分の料金は約７，０００円。お財布にやさしいごはんで、京都の夜をほっこり！！

三日目の朝食は京都東急ホテルのレストラン「たん熊北店」

美味しい朝粥定食（ホテルカウンターで買える前売券　２、５００円）。京らしい朝食です。

今日は京の歴史を味わえる京都御苑の花見です。ここを訪れるには細い道を抜けた途端に視界が広がり門が見える西からのアプローチに限ると誰かの本で紹介されていましたので、早速実行。乾門が見えてきました。

門をくぐってすぐ左手に近衛邸跡。枝垂れ桜が満開。

素晴らしい！！

地面に生えた黄色のタンポポとのコラボレーションで目を楽しませてくれます。

八重桜。

満開の出水の小川の八重桜。

咲き始めた八重桜が可愛い。

閑院宮邸跡が無料で開放されていましたので庭園を散策。

宣秋門前・里桜「御所御車返」。

京都御苑を後にして南座横の「松葉」で「にしんそば（１，３００円）」の昼食。柔らかいにしんとそばの風味に満足。

食後、京都人にとって原風景としてとらえている東山界隈を散策。八坂神社からねねの道をとおり二年坂へと続く京都観光の定番コースを抜け、三年坂の手前を右折し、八坂の塔（法観寺）へ進みます。八坂神社から清水寺までのコースは外国人観光客が多く、しかも着物姿で歩いているのにビックリ。祇園の花見小路などは１００％外国人旅行者。久し振りの京都で驚きの体験でした。
八坂の塔の近辺は旅行者も少なく、しっとりとした雰囲気です。ここでしばし京都旅情に耽り京を離れることとしました。

帰りの新幹線での夕食は、奮発してジェイアール京都伊勢丹地下２階の老舗弁当売場で「和久傳　鯛ちらし（２，７００円）」を購入。吉野で買った「柿の葉すし」と一緒の食事をしながら、思い出に残る京都旅を終えました。

この旅行記へのコメント （6）

• まつじゅんさん 2016/08/10 08:59:25

  吉野は如何でしたか

  ぽんちゃんさん
  
  いつも私の拙いページへのご訪問、ありがとうございます。
  
  吉野は、今は統合で名前が変わってしまいましたが、私が3年間通った高校のある町です。
  大和上市か、吉野神宮駅から、15分位でしたが部活のトレーニングを兼ねて走っていました。
  当時、通学に1時間半ほどかかっていましたので、下市の高校に通っていたGFとの楽しい時間でもあり、もう40年以上の昔ですが、懐かしい場所です。
  
  高校の遠足は吉野山への登山・・・。本当に先生道知ってるのかと思う道を歩いていました。
  春の桜シーズンは、吉野山にある同級生の家でのﾊﾞｲﾄ、ぽんちゃんさんが今回行かれたお店も、先輩の家でした。
  
  長々と、とりとめのないことを書きましたが、まだまだ当時の思いが蘇り、懐かしくなっております。
  
  是非、毎年桜を見にお出かけくださいませ。
  桜以外にも吉野神宮等、色々見所があります。
  私のお勧めは、近鉄の上市吉野神宮駅間に架かる、鉄橋越しに吉野川に写る、秋の夕焼けです。
  
  良い旅を！
  
  matujyunn

  ぽんちゃんさん からの返信 2016/08/10 15:55:52

  RE: 吉野は如何でしたか

  まつじゅんさん、こんにちは。
  
  吉野、積丹の旅行記にご訪問・ご投票、そしてコメント、ありがとうございます。
  まつじゅんさんにとって、吉野は思い出の多い懐かしい場所のようですね。吉野の観光はいつも日帰りですが、吉野に泊まって観光客の少ない早朝や夕刻にゆっくり散策したい場所ですね。鉄橋越しに吉野川に映る秋の夕焼けシーンも是非見たいと思います。貴重な吉野の旅情報を教えていただき、吉野を訪ねる楽しみが増えました。
  
  これからもよろしくおねがいします。
  
  　　　　　　　ぽんちゃん

• わんぱく大将さん 2016/06/21 22:09:44

  やはり赤オ二

  ぽんちゃんさん
  
  オ二の餅まき？　初めて見ましたよ。しかし流石に赤鬼でしたね。
  青鬼はやはリ悪いイメージ？
  
  　大将

  ぽんちゃんさん からの返信 2016/07/06 22:56:09

  RE: やはり赤オ二

  大将さん、お久しぶりです。
  
  旅行記にご訪問・ご投票、それにメッセージ、ありがとうございます。
  
  いつものことながら、大将さんの旅行記を興味深く拝見しています。
  
  次回も楽しみですね！
  
  赤鬼と青鬼の違い？　イヤー、そこまでは気が付きませんでしたよ（笑）
  
  　　　　ぽんちゃん
  
  
  

• 風　魔さん 2016/04/18 07:37:15

  枝垂れ桜満開の高野山には、一度訪れてみたいです！

  ぽんちゃんさん
  おはようございます
  いつもご訪問＆投票ありがとうございます。
  
  古都の京都は、いつ訪れてもイイところですね！
  美味な京料理を堪能されたご様子を拝見して、たまには食べてみたく
  なります。
  じつは、東海道新幹線が開通した1964年秋に京都旅行に行き帰路の
  新幹線の指定席がダブルブッキングにより、グリーン車に案内されゆ
  ったり乗車した懐かしい思い出があります。
  
  でも最近では、中国などからの観光客が多いようですが、京都の静か
  な環境資源はいつまでも保全してほしいものですね！
  
  ところで、旅行記で見た高野山のヤマザクラは見事山全体に広がり、
  この時期一度は訪れてみたいと思います。
  じつは当家には、大正年間に高野山・金剛峯寺の高僧が描いた鱗の
  模様がよく表された「蛇の一筆書き」の掛け軸がありますが、床の間に
  飾るとなにか不気味な感じで、納戸にしまったままですが、たまには
  虫干ししてご開帳してみようと思います。
  
  またの訪問と情報交換を！
  
  風 魔

  ぽんちゃんさん からの返信 2016/04/18 11:14:54

  RE: 枝垂れ桜満開の高野山には、一度訪れてみたいです！

  
  風魔さん、こんにちは。
  
  吉野旅行記にご訪問・ご投票、それにコメント、ありがとうございます。
  
  桜の時期になると近所でも美しい桜を見ることができますが、有名な桜の名所を訪ねたくなりますね。谷間や尾根に広がって咲く吉野の桜は独特な光景で、写真で見るよりも現地で見るほうが遥かに感動の程度が高いと思います。旅行記でもコメントをしましたが、中千本が満開の頃がベストだとおもいますが、宿泊して見に行く場合は早い段階で予測するのが難しいですね。
  でも吉野の桜、本当に素晴らしい！！
  
  いつも旅行記、楽しませていただいています。
  
  　　　　　　　ぽんちゃん