高松旅行記(ブログ) 一覧に戻る
高松市一の絶景地とは、屋島からの眺望を上回る瀬戸内海の景色が広がる石清尾山(いわせおやま・232.4m)で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した庭園「栗林公園」の借景・紫雲山(170m)を擁す石清尾山塊の主峰。<br /><br />石清尾山塊の尾根や斜面には、4〜7世紀に築造された225基にも及ぶ古墳が点在する。中には墳丘に石棺が露わになった前方後円墳や双方中円墳等、変わった古墳もある。<br />石清尾山の中腹から山頂周辺は、アスレチックやキャンプ場のある「峰山公園」となっているが、園内には約800本の桜が咲く。ここの桜の開花時期は長く、花散らしの雨さえ降らなければ、4月半ば過ぎまで咲いている。これは高松城跡に咲く約150本のソメイヨシノも同様。但し、今年(2016年)は先週、花散らしの雨が降ったので、ソメイヨシノは既に散っている。が、峰山公園の桜園北側通路の御衣黄桜はまだ楽しめるという。<br /><br />高松城跡の天守台は2013年まで修復工事を行っていたため、立ち入ることはできなかったが、近年、天守閣の再建も考えられているらしい。できれば大洲城のように昔の工法で再建して貰いたい。<br />天守閣がないとは言え、二基の櫓は戦災を逃れて残っているので、城マニアもある程度楽しめるものと思う。<br />その内の一基が移築される前にあった旧櫓跡から延びる巨大な石垣は、「アルファあなぶきホール」の建物下を貫いており、隠れた見所と言える。<br /><br />栗林公園は日本三名園に勝るとも劣らない名勝で、23万坪に約350本の桜(開花期は4月上旬まで)、約200本の梅、約2,300本のツツジ、約3,000株の花菖蒲等が咲くが、景観的特徴は、池や湖の占める面積が比較的広く、それらに浮く数々の小島や架けられた木橋が添景となっている。<br /><br />以上、三ヶ所の行楽地の内、入園料は峰山公園以外有料だが、高松城跡(玉藻公園)は正月三が日と子供の日、栗林公園は元旦と開園記念日の3月16日は無料となる。但し、栗林公園の駐車場は有料。<br />高松城跡の駐車場(無料)は狭いため、休日は午前中の早い時間帯に行かないと駐車できない。<br />峰山公園へのバスの便はないが、ハイカーならJR栗林公園北口駅や昭和町駅から歩いても造作ない。但し、麓から上がる登山道の整備状態は未確認。<br />峰山公園の古墳巡りをする場合、高松市教育委員会や市の観光部署に連絡すると、等高線入りの詳細な探訪コースマップを郵送してくれる。<br /><br />[各問合せ先]<br />峰山公園TEL:087-834-7297・利用時間が9~17時の駐車場があるので要注意。<br />玉藻公園管理事務所TEL:087-851-1521<br />栗林公園観光事務所TEL:087-833-7411<br /><br />[1日目]<br />まずは高松城跡へ向かったが、駐車場に車の行列ができていたので、仕方なく、福岡町三丁目のイオンの駐車場に駐車して歩いた。勿論、戻ってから買い物をすることを前提に。<br />高松城跡の城内を一通り見て回った後、鹿櫓跡から旧艮(うしとら)櫓跡へと続く石垣があなぶきホールを貫いているのが確認できたので、一旦水城通りを挟んだ北にある報時塔を見学してから、外の車道を回って艮櫓跡へと行き、石垣を見学し、イオンへ戻り、宿(HISサイトで予約するとシングル3,000円程度だった和室のビジネスホテル「ホテル・パークイン」)で飲食する食品を購入した。<br /><br />[2日目]<br />パークインから栗林公園はすぐだが、ホテル側の厚意で、チェックアウト後も公園を探訪時は午前中、駐車OKということだったので、徒歩で向った。<br />高松城跡と距離と標高もさほど変わらないのに、栗林公園の桜は殆どが葉桜になっていた。<br />園内は時計回りに巡った。<br /><br />パークインに戻ってからは峰山公園に移動し、第二駐車場に駐車。桜並木を通って紫雲山から稲荷山(166m)と室山(199.8m)を往復した後、再び峰山公園東の尾根に戻り、石船塚古墳墳丘の露になった石棺を見学、双方中円墳の鏡塚古墳、前方後円墳の北大塚古墳へと登った後、斜面を下りて薬師堂、四国庵へと進み、アスレチック沿いの道を石清尾山山頂へと。<br /><br />帰路は尾根を南に下り、水源池跡、盗掘で竪穴式石室が崩れている双方中円墳・猫塚古墳、前方後円墳の姫塚古墳、小塚古墳と終始尾根道を辿り、駐車場へと戻った。<br />尾根上の古墳はどれも玄室が開口していないため、この回遊コースは遺跡ファンよりもハイキング愛好家向けだろう。<br />詳しいコースガイドやコース図は<br />http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=24815

高松市一の絶景・古墳群山の桜と高松城跡の桜とミシュラン三ツ星庭園

17いいね!

2012/04/14 - 2012/04/15

609位(同エリア1792件中)

0

66

マローズ

マローズさん

高松市一の絶景地とは、屋島からの眺望を上回る瀬戸内海の景色が広がる石清尾山(いわせおやま・232.4m)で、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得した庭園「栗林公園」の借景・紫雲山(170m)を擁す石清尾山塊の主峰。

石清尾山塊の尾根や斜面には、4〜7世紀に築造された225基にも及ぶ古墳が点在する。中には墳丘に石棺が露わになった前方後円墳や双方中円墳等、変わった古墳もある。
石清尾山の中腹から山頂周辺は、アスレチックやキャンプ場のある「峰山公園」となっているが、園内には約800本の桜が咲く。ここの桜の開花時期は長く、花散らしの雨さえ降らなければ、4月半ば過ぎまで咲いている。これは高松城跡に咲く約150本のソメイヨシノも同様。但し、今年(2016年)は先週、花散らしの雨が降ったので、ソメイヨシノは既に散っている。が、峰山公園の桜園北側通路の御衣黄桜はまだ楽しめるという。

高松城跡の天守台は2013年まで修復工事を行っていたため、立ち入ることはできなかったが、近年、天守閣の再建も考えられているらしい。できれば大洲城のように昔の工法で再建して貰いたい。
天守閣がないとは言え、二基の櫓は戦災を逃れて残っているので、城マニアもある程度楽しめるものと思う。
その内の一基が移築される前にあった旧櫓跡から延びる巨大な石垣は、「アルファあなぶきホール」の建物下を貫いており、隠れた見所と言える。

栗林公園は日本三名園に勝るとも劣らない名勝で、23万坪に約350本の桜(開花期は4月上旬まで)、約200本の梅、約2,300本のツツジ、約3,000株の花菖蒲等が咲くが、景観的特徴は、池や湖の占める面積が比較的広く、それらに浮く数々の小島や架けられた木橋が添景となっている。

以上、三ヶ所の行楽地の内、入園料は峰山公園以外有料だが、高松城跡(玉藻公園)は正月三が日と子供の日、栗林公園は元旦と開園記念日の3月16日は無料となる。但し、栗林公園の駐車場は有料。
高松城跡の駐車場(無料)は狭いため、休日は午前中の早い時間帯に行かないと駐車できない。
峰山公園へのバスの便はないが、ハイカーならJR栗林公園北口駅や昭和町駅から歩いても造作ない。但し、麓から上がる登山道の整備状態は未確認。
峰山公園の古墳巡りをする場合、高松市教育委員会や市の観光部署に連絡すると、等高線入りの詳細な探訪コースマップを郵送してくれる。

[各問合せ先]
峰山公園TEL:087-834-7297・利用時間が9~17時の駐車場があるので要注意。
玉藻公園管理事務所TEL:087-851-1521
栗林公園観光事務所TEL:087-833-7411

[1日目]
まずは高松城跡へ向かったが、駐車場に車の行列ができていたので、仕方なく、福岡町三丁目のイオンの駐車場に駐車して歩いた。勿論、戻ってから買い物をすることを前提に。
高松城跡の城内を一通り見て回った後、鹿櫓跡から旧艮(うしとら)櫓跡へと続く石垣があなぶきホールを貫いているのが確認できたので、一旦水城通りを挟んだ北にある報時塔を見学してから、外の車道を回って艮櫓跡へと行き、石垣を見学し、イオンへ戻り、宿(HISサイトで予約するとシングル3,000円程度だった和室のビジネスホテル「ホテル・パークイン」)で飲食する食品を購入した。

[2日目]
パークインから栗林公園はすぐだが、ホテル側の厚意で、チェックアウト後も公園を探訪時は午前中、駐車OKということだったので、徒歩で向った。
高松城跡と距離と標高もさほど変わらないのに、栗林公園の桜は殆どが葉桜になっていた。
園内は時計回りに巡った。

パークインに戻ってからは峰山公園に移動し、第二駐車場に駐車。桜並木を通って紫雲山から稲荷山(166m)と室山(199.8m)を往復した後、再び峰山公園東の尾根に戻り、石船塚古墳墳丘の露になった石棺を見学、双方中円墳の鏡塚古墳、前方後円墳の北大塚古墳へと登った後、斜面を下りて薬師堂、四国庵へと進み、アスレチック沿いの道を石清尾山山頂へと。

帰路は尾根を南に下り、水源池跡、盗掘で竪穴式石室が崩れている双方中円墳・猫塚古墳、前方後円墳の姫塚古墳、小塚古墳と終始尾根道を辿り、駐車場へと戻った。
尾根上の古墳はどれも玄室が開口していないため、この回遊コースは遺跡ファンよりもハイキング愛好家向けだろう。
詳しいコースガイドやコース図は
http://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=24815

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
3.5
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

PR

この旅行記のタグ

17いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったホテル

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP