2015/12/24 - 2015/12/25
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norijiroさん
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今度の年末年始どうしようか…などと考えていた2015年夏。真冬に旅するなら暖かい国がいいが、幼児連れで行く以上、治安と衛生に不安のある地域は避けたいところだ。加えて雨季や乾季の兼ね合いもある。これらの条件を満たす候補地は自ずと絞られくるが、どこも新奇性に乏しい。決めかねていると、一通のメールマガジンが飛び込んできた。
羽田-シドニー線 新規就航 16年ぶりにオーストラリアへ!
ANAが2015年12月からシドニー線を開始するという内容である。オーストラリアは想定外だったが、上記の条件をすべて満たしているではないか。就航記念で、運賃も通常よりかなり安くなっているらしい。これは行くしかあるまい。
しかし、実際に予約を進めてみたところ、年末年始の本場・12/26~1/4くらいまでの期間にかぶってしまうとそれなりのお値段となる。そこで旅行期間を前後に大胆に延長し、結果的に12/24発~1/6帰国という堂々2週間の長旅となった。ずーっとシドニーではさすがに飽きるので、メルボルン方面へも展開することとし、一家初の南半球へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前年の失敗(インフルエンザで旅行断念)があったので、各々の体調管理は厳格に行われた。幸いなことに年内に周囲でインフルの流行はなかったが、一方でノロウイルス等による胃腸炎が大流行しており、子どもの幼稚園・保育園でも感染が広がっていた。
すると、旅行5日前という絶妙のタイミングで長男が胃腸炎を発症。幸い当日までに完治したが、家族の誰かに二次感染している可能性は低くない。もちろん、それ以外に市中で拾ってくることだってある。ノロウイルス胃腸炎の潜伏期間は24?48時間といわれているようで、旅行出発時点で無症状だからといって安心はできない。体内で着々とウイルスが増殖しているかもしれないのだ。さながら時限爆弾を抱えながらの出発日となったが、どうか不発弾で終わりますように…。
そんな心配をよそに、羽田空港の国際線ターミナルは冬の装い。 -
いつの間にか、「はねだ日本橋」なるものまで登場。
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この日はクリスマス・イブ。搭乗券にもクリスマスのシールが貼付される。
ところで、オーストラリアはビザ必須の国。ビザがないと日本で飛行機に乗れないらしい。現地の空港で追い返されるのも悲しいが、そもそも出国できないというのもまた滑稽である。もちろん事前に電子申請はしておいたが、もし何らかの入力ミスがあったら…。正しく申請されているかどうか、搭乗券をもらうまで緊張した。
ビザがなければどうなるのかと思い、係員に尋ねると、「出発ロビーのパソコンで緊急に申請し、搭乗時刻前までに申請が受理されればOK、遅れたらアウト」とのこと。セーフティネットはあるようだが、これを試すような局面には遭いたくない。 -
飛行機は定刻通りに無事離陸。今回も特別機内食「ベジタリアンヒンズーミール」をオーダーしておいた。夜便のため最初の食事は簡単な夜食で、きちんとした食事は翌朝が最初となる。その結果、朝からカレー。毎回けっこう本格的(特に豆のカレーが味わい深い)なので王道のチキンカレーとかも食べてみたいが、これはあくまでも通常の機内食が不可の「ベジタリアン」用なのだ。単にカレーを食べたい肉食インド人はどうすればよいのだろうか。
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約9時間のフライトを経てシドニーに到着。機内のビデオプログラムでは、このころ話題だった映画スター・ウォーズの過去上映作品ががすべて取りそろえられていた。このシリーズをいままで一度も見たことがなかったので気にはなったが、翌日からの活動に障るため我慢。
シドニー国際空港はコンパクトサイズで、バンコクやフランクフルトのような長距離の移動はなかったが、入国審査は長蛇の列でかなり時間がかかった。シドニー国際空港 (SYD) 空港
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シドニーのホテルはチャイナタウン隣接の「ホリデイイン・ダーリングハーバー」。中心部に比較的近く、移動には便利だった。が、ホテルの名前になっている「ダーリングハーバー」(近くの観光スポットの一つで、人気のウォーターフロントエリア)からは少し離れており、「ホリデイイン・チャイナタウン」と改名したほうが実態に近かろう。イメージの問題か。三鷹にあるのにアパート吉祥寺、とかそんな感じかもしれない。
ホリデイ イン ダーリング ハーバー ホテル
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ホテル裏の街角アート。地面・壁・空中の三次元。
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時刻はちょうどお昼時となっていた。初めての街でレストランを探すのもたいへんなので、素直にチャイナタウンへ。
シドニー チャイナタウン 市場
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目に付いた「東海酒家」はかなりの混雑、そして客の99%はアジア系、店員も純度100%の中国系だ。はるばる南半球まで来たというのに、異国情緒はゼロである。子どもが炒飯を食べたがったので、店員に「fried rice」とお願いするも、まったく通じず。この店内は英語圏ではないのかもしれない。「ヤンヂョウチャオファン」と言ったらあっさり通じた。中国か。
イースト オーシャン レストラン (東海酒家) 中華
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お昼は点心がメインのようで、蒸したての籠をのせたワゴンがテーブルまで次々とやってくる。どれを食べても非常に本格的な味だ。
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食後は中心街をぶらぶらと散歩。
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タウンホール。中に入ってみたかったが、入り口が閉まっていた。
タウン ホール 現代・近代建築
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1898年建造のクイーン・ビクトリア・ビルディング(QVB)。クラシカルな外観だが、周囲の近代的な高層ビルともなかなかマッチしている。内部に多数のテナントが集まったショッピングアーケードなのだが、どういうわけか当日は閉鎖されていた。ガイドブックには「年中無休」とあるのだが…。
と、気がつけばきょうは12/25、クリスマス。いっていみれば日本の元旦のようなものである。日本だって、年中無休をうたいながら、お正月は堂々と閉める店も多い。きょうはこの先、大丈夫だろうか。クイーン ビクトリア ビルディング 建造物
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仕方なくQVBの横を素通りし、子どもたちが行きたがったシドニー・タワーへ。が、なんとここも無念の休業。地上からむなしく見上げるのみ。
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結論からいうと、クリスマス当日に中心街近辺のほとんどの商業施設は閉まっている。休みの日の割にはかなり閑散としているし,元旦の銀座をうろうろしているようなものだ。本格的に行き場所がなくなり、まさに迂闊、軽率の極み。
そこで、隣接するハイドパークに立ち寄り、本日の作戦を練り直す。ハイドパーク 広場・公園
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ハイドパークは1810年につくられたという歴史ある公園で、シドニー市民やこの近辺で勤務するビジネスマンたちの憩いの場。奥にはセントメリーズ大聖堂がある。
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ソフトクリームで疲れを癒やす長男。公園内の移動販売車で買ったのだが、日本のソフトクリームとは少々概念が違うようで、甘みよりも脂質が前面で主張し、生クリームのような濃厚な風味となっていた。
それにしても晴れた日の日射しはすさまじい。紫外線指数は12で、日本の夏の6〜8倍になるという。日焼け止めとサングラスは欠かせず、親が子どもに日焼け止めを塗るよう法律で定められているとか。色白の長男は日射しに弱いので、最大パワーの日焼け止めを念入りに塗布する。 -
大好きな鳥に囲まれてご満悦の次男。誰に似たのか、こちらは日射しをいくら浴びても赤くならない夏男。年間を通じて小麦色の肌を誇っており、日焼け止めいらないんじゃないか…と思う。
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店も営業していないし、観光スポットも開いていないということで、地下鉄でサーキュラー・キーへ行くことにした。地下鉄駅の雰囲気はロンドンっぽい(行ったことはないけど)。
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地下鉄が2階建て!
だがよくよく調べると独立した地下鉄ではないらしく、「普通の鉄道が都市部だけ地下を通っている」というもの。横須賀線が東京駅のあたりで地下を走っているようなものか、と思うとありがたみが薄れる。あれだってグリーン車部分は2階建てだし。 -
サーキュラー・キーに到着。シドニー中心部の埠頭で、各地に向かうフェリーの拠点にもなっている。
駅を降りるとすぐにフェリー乗り場となっており、その向こうにはシドニーのシンボルの一つ、ハーバーブリッジが架かる。
ハーバーブリッジは1932年建造で、全長は1149メートル。歩いて渡ることも可能で、アーチの部分に登るアトラクションもある。シドニーハーバーブリッジ 建造物
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港に沿ってさらに歩いて行くと、かの有名な世界遺産・オペラハウスが鎮座する。1973年竣工で、ヨットの帆や貝殻をモチーフにした独特の形状のため、完成まで14年もかかった。
膨張する建築費に、設計者のヨーン・ウツソンは完成を待たずクビになったというが、今ではこうしてシドニーどころかオーストラリアのシンボルになっている。「よかったじゃないか」と、ウツソンの肩をたたいてあげたい気分だ。私には帆にも貝殻にも見えず、ロブスターに見える、とは言わないでおく。シドニーオペラハウス 現代・近代建築
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海の男風にポーズを決める長男。
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シドニーの二大シンボルが間近に見えるこの近辺は超メジャー観光スポットだが、クリスマスのためか人出は少なめなのかもしれない。
路上パフォーマンスの銅像もあまり仕事にならない? -
夕食はまたしてもチャイナタウンへ。アイスクリームの店で、なぜか台湾名物・牡蠣オムレツも取り扱い。
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ひときわ目をひくこの行列。なんだか分からぬが、とりあえず並んでみた。
エンペラーズ ガーデン ケーキ アンド ベーカリー 中華
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皆のお目当てはこの「帝皇餅」。ものものしいネーミングだが、20個5ドルと激安。価格破壊の庶民的な皇帝様だ。
もっちりとした人形焼き風の生地のなかに、カスタードクリームが入っている。甘すぎず、食後のおやつにぴったり。
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この旅行で行ったホテル
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ホリデイ イン ダーリング ハーバー
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