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 午後羽田を出て、長崎空港でレンタカーを借り、この日は、嬉野温泉に泊まります。宿泊は温泉街の大村屋、旅館のすぐ脇をから嬉野川が流れ、その向こうに温泉街が見える古い温泉宿、建物はきれいになっていますが、まるで「寅さん」が泊まっているような雰囲気です。湯量は豊富、かけ流しの貸し切り檜風呂や川を見下ろす大浴場をしっかり楽しみ、料理も季節の野菜をつかった椀物や蓋物(蒸し物)にかつおや鯛のおつくり、佐賀牛のすき焼きなどを風呂上がりのビールで堪能しました。 翌日、まず波佐見に向かいます。波佐見は、磁器を焼く町として知られますが、やはりそのルーツは、秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮からの陶工、李祐慶が、天草の陶石(カオリン)でやいたもの、とされます。磁器と言えば、当初は大変な高級品ですが、江戸中期を過ぎると庶民にも使われるようになり、波佐見では「くらわんか茶碗」などが知られます。<br /> 窯場は、古くからの窯は中岡山周辺に集まり、さらに新しい窯が周辺に広がっています。とりあえず、中岡川に沿って窯場を過ぎ、交流館へ。ここにはそれぞれの窯の品物が並べられ買うこともできます。もちろんほとんどが磁器、中でも「くらわん茶碗」は、厚でで高台が高め「丈夫で量は少なく」だったのでしょうか。その後、赤井倉という古くからの窯元も訪ねました。白磁に呉須の模様はやはりいい。そんな「くらわんか」風の茶碗を買いました。<br /> そこから有田はすぐです。(ちなみに波佐見は長崎県、有田は佐賀県です)ここも街道に沿って、古い街並みに有田2の窯元さんや陶器屋さんが並びます。有田と言えば、高級磁器、呉須だけでなく、柿右衛門の赤絵、さらに豪華な「金襴手」まで、さまざまな染付があります。波佐見とすぐ近くなのに、「波佐見とは違う」と対抗意識?があるのもよくあることです。かつて来た時からつれあいのお気に入りの店、貴好人(ここは陶器店)で、皿やそばちょこなども買いました。<br /> その後、トンバイ塀の道、泉山陶石場跡(ここで、朝鮮陶工の李参平が1616年にここで陶石を見つけ、磁器を焼いたことが日本の磁器の始まりと言われる)、そこから李参平を陶祖として祀る陶山神社へ。さすが磁器の里だけあって、磁器製の鳥居や狛犬、灯篭が並び、欄干も一部陶製でした。やはり、白磁は焼き物の中でも格別の味があります。<br /> これで、焼き物めぐりはおしまい。昼食は、佐世保バーガーを食べるべく、佐世保に向かいました。<br />

温泉と焼き物の旅

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2016/03/26 - 2016/03/27

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Keiichi  Fukuda

Keiichi Fukudaさん

 午後羽田を出て、長崎空港でレンタカーを借り、この日は、嬉野温泉に泊まります。宿泊は温泉街の大村屋、旅館のすぐ脇をから嬉野川が流れ、その向こうに温泉街が見える古い温泉宿、建物はきれいになっていますが、まるで「寅さん」が泊まっているような雰囲気です。湯量は豊富、かけ流しの貸し切り檜風呂や川を見下ろす大浴場をしっかり楽しみ、料理も季節の野菜をつかった椀物や蓋物(蒸し物)にかつおや鯛のおつくり、佐賀牛のすき焼きなどを風呂上がりのビールで堪能しました。 翌日、まず波佐見に向かいます。波佐見は、磁器を焼く町として知られますが、やはりそのルーツは、秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮からの陶工、李祐慶が、天草の陶石(カオリン)でやいたもの、とされます。磁器と言えば、当初は大変な高級品ですが、江戸中期を過ぎると庶民にも使われるようになり、波佐見では「くらわんか茶碗」などが知られます。
 窯場は、古くからの窯は中岡山周辺に集まり、さらに新しい窯が周辺に広がっています。とりあえず、中岡川に沿って窯場を過ぎ、交流館へ。ここにはそれぞれの窯の品物が並べられ買うこともできます。もちろんほとんどが磁器、中でも「くらわん茶碗」は、厚でで高台が高め「丈夫で量は少なく」だったのでしょうか。その後、赤井倉という古くからの窯元も訪ねました。白磁に呉須の模様はやはりいい。そんな「くらわんか」風の茶碗を買いました。
 そこから有田はすぐです。(ちなみに波佐見は長崎県、有田は佐賀県です)ここも街道に沿って、古い街並みに有田2の窯元さんや陶器屋さんが並びます。有田と言えば、高級磁器、呉須だけでなく、柿右衛門の赤絵、さらに豪華な「金襴手」まで、さまざまな染付があります。波佐見とすぐ近くなのに、「波佐見とは違う」と対抗意識?があるのもよくあることです。かつて来た時からつれあいのお気に入りの店、貴好人(ここは陶器店)で、皿やそばちょこなども買いました。
 その後、トンバイ塀の道、泉山陶石場跡(ここで、朝鮮陶工の李参平が1616年にここで陶石を見つけ、磁器を焼いたことが日本の磁器の始まりと言われる)、そこから李参平を陶祖として祀る陶山神社へ。さすが磁器の里だけあって、磁器製の鳥居や狛犬、灯篭が並び、欄干も一部陶製でした。やはり、白磁は焼き物の中でも格別の味があります。
 これで、焼き物めぐりはおしまい。昼食は、佐世保バーガーを食べるべく、佐世保に向かいました。

同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー JALグループ
旅行の手配内容
個別手配

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