アートな島めぐり　豊島（瀬戸内国際芸術祭2016）

2016/03/28 - 2016/03/28

瀬戸内国際芸術祭2016が始まりました。前回の2013年に初めてこの瀬戸内国際芸術祭に訪れて以来、すっかり現在美術、特に瀬戸の島々、それぞれの景色や自然、そして元から島にあった古民家などが一体となった作品、サイトスペシフィクアート、これらの魅力に完全はまってしまいました。
きっと美術館に飾られた絵画を見るだけてはたいした興味も沸かなかった、でも島のなかを歩きながら所々でその場所の雰囲気とともに鑑賞するアート、眺めるだけでなく、時には体験しながらアートを感じる、このようにさまざまな行動を伴いながら五感で感じることができる。これが現在アートの魅力のひとつなのかな、などとおもいつつ、やはり多くの作品に対し、鑑賞したあとついつぶやいてしまうのが、「わからんなぁ〜！？」のひとことです。このようにアートの奥深さを感じつつ？？？何よりも日常とは少しちがう島の心地よい雰囲気を楽しみながらひとつひとつアートをたのしむ、この形態こそがある種の魅力なのでしょうか。
今回の芸術祭、春の会期が開催され、さっそく瀬戸内の島々を訪れてみました。
初日の沙弥島、直島に次いて訪れたのが豊かな島、豊島です。この島は中央に壇山という大きな山があります。これは山というよりこの山がそのまま島のようになっている、というのがこの島です。港のある家浦、唐櫃浜、甲生といった僅かな部分しか平地がない島です。ただ、平地がない分、起伏に富んだ地形と島全体を覆う深い緑、そして島の周囲を覆う海と青空、この空と海に対する島の自然とのコントラストが実に素晴らしい。この島の魅力はこういった自然のみでなく島のアート、島の縁の中に溶け込んだ真っ白なドーム豊島美術館、食をアートとしてしまった島キッチンなど素晴らしいたくさんのアートもこの島にはあります。なんとなく落ち着いた自然に生まれた豊島、この島をゆっくりとアートを楽しみながら巡ってみました。

エリア 直島・豊島・小豊島(香川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

直島から高速艇で豊島の玄関口、家浦へ、ここからバスで先ず唐櫃浜へ向かいます。

今回のったバスは西回線、甲生から壇山の北側を回り込んで唐櫃へ入るルートです。

唐櫃浜に到着、小さな港町です。

この島最初のアート、マルチバスケットボール／イオペット＆ポンズ

唐櫃美術館、ここは今回は初めて入ります。

心臓音のアーカイブ／クリスチャン・ポルタンスキー

心臓音のアーカイブ前の砂浜、とてもきれいな海岸線ですね。

豊島で一番のお気に入りの場所に到着、

豊島美術館への下り坂、ここから望む瀬戸内海は最高です。

この日は春の芸術祭会期中の月曜日、直島など他の島がお休みためか、豊島に人が集中したのでしょうか、豊島美術館入場まで１時間待ちでした。

豊島美術館の外周部の回廊から望む瀬戸内海

唐櫃岡

空の粒子／青木野枝

清水の霊泉

家浦に戻ってきました。

横尾豊島館

町内の雑貨屋さん、懐かしい感じですね。

家浦港

ちょっと遅いお昼ご飯、豊島海鮮、

天丼定食！

最後にお買い物

宇野までフェリーで帰ります。